時短調理やガス代の節約といったメリットのある圧力なべは、数ある調理器具の中で大変人気の高い商品だ。特に、さまざまなメディアで圧力なべの良さが多く紹介されるようになった近頃では、リーズナブルな価格で購入できる、中古市場の商品にも注目度が高まりつつある。
また、軟水を使った和食が定番となる日本では圧力なべをさまざまなメニューに活用できるため、この商品の需要は今後も続くと考えて良いだろう。今回は、自宅に眠った不要な圧力なべの処分に悩む皆さんと一緒に、このアイテムを効率よく高く売却する方法を確認していきたい。
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圧力なべを高額査定に繋げる方法
自宅に眠った圧力なべを効率よく売却したいなら、高価買取に成功したユーザ達が実践する、下記5つのポイントを徹底するようにして欲しい。
PSCマークの付いた圧力なべを買う
ショップで買取りや引取りが可能なのは、消費生活用製品安全法に基づくPSCマークの付いた圧力なべだけである。万代書店や2ndストリート、BOOKOFFなどの大手リサイクルショップでは、「法令によりお取扱いできない品物」としてPSCマークのない商品を挙げている。
また、この記載のないショップでも、法令遵守といった意味では同じ条件での買取となるため、圧力なべの購入時にはPSCマークの有無をきちんと確認すべきと言えるだろう。
中古の圧力なべは買取が難しい
一般家庭で使われる圧力なべは、衛生的な問題により大半のショップが「新品のみの買取」としている。これに対して、厨房機器の専門店では、食器や鍋のリユースが一般的な市場となるため、数回使った圧力なべであっても査定を行うことが多いようだ。
そんな圧力なべは何度も使うことでゴムパッキンの劣化が激しくなるため、普通の鍋のように「綺麗に洗えば売れるコンディションになる」といった考えは捨てるべきと言えるだろう。
外箱付きなら高値で売れる
リユースを目的とした買取店では、外箱、取扱説明書、保証書、ゴムパッキン、ガラス蓋といった付属品が全て揃った圧力なべを、高額査定の絶対条件としている。
これに対して、外箱のない圧力なべはメーカーや型番の確認も難しくなるため、「ショップ側で相場情報を把握できない」といった意味でも高額査定には繋がりにくいと考えた方が良いだろう。
宅配買取や出張買取を活用する
台所の断捨離によって鍋や食器を一気に売却する場合は、査定士が自宅に来てくれる出張査定サービスを利用してみよう。近頃では段ボールに入れて発送するだけでOKの宅配買取を行う業者も増えているため、ユーザが自分で店頭に圧力なべを持ち込まなくても簡単に売却できる時代が到来したと考えて良さそうだ。
圧力なべを歓迎するショップの特徴
圧力なべを高く買取ることができるのは、キッチン用品専門店、厨房機器買取専門店、リサイクルショップが中心である。また、ワンダーシェフのように電気を使った圧力なべの場合は、家電買取専門店でも高額査定対象となっている。
圧力なべの需要はショップによって大きく異なるため、各店舗の買取品目をチェックすることが確実な売却に繋がると言えるだろう。
ヤマチュードットコム
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
厨房機器を専門に取り扱うヤマチュードットコム。長年、厨房機器の買取・販売・レンタルを手がけている。買取エリアは東京・神奈川を中心とした首都圏エリアだ。やはり年式が新しいアイテムほど高額となるようなので、不要になったら早めの問い合わせをおすすめする。
高く売れる圧力なべのメーカーと人気商品、参考買取相場
近年の買取実績を調べてみると、下記メーカーのリセールバリューが大変高いことがわかる。
ティファール
アウトレットモールなどにも出店しているティファールは、ポップなデザインが人気のフランスの調理器具メーカーだ。ワンタッチ開閉で話題となったクリプソ アーチは、新品未使用なら8,400円~9,000円前後の買取額となる。
そんなクリプソ アーチは、専用パッキンだけでも1,000円前後の査定がつくため、どんなパーツであっても大事に扱う心掛けが高額査定を生むと考えて良さそうだ。
アサヒ軽金属
アサヒ軽金属は、2.44気圧という高気圧を実現した話題の圧力なべメーカーだ。アサヒ軽金属の圧力なべシリーズ「活力なべ」は、単身者向けの3リットルで11,000円~13,000円の査定がつく。
これに対して、ファミリー向けの5.5リットルの場合は、14,000円~16,000円前後の買取相場となるため、コンパクトサイズの圧力なべでも十分なリセールバリューが期待できるメーカーと位置付けて良いだろう。
パール金属
新潟県三条市に本社を置くパール金属は、ホームセンターでの取り扱いの多い圧力なべメーカーだ。この市場では珍しい真っ赤なさ3層底クレアは、2.5リットルのH-9587で1,300円~1,550円の買取上限額となる。
これに対して内面フッ素加工のH-5390は、人気の高い4.2リットルのサイズも相まって2,900円~3,200円前後の査定となるようだ。
シリット シルガラン
ポップなキッチンウェアで知られるドイツメーカー・シリットも、最近多くのショップに高価買取実績が存在する。ベストセラーモデルの圧力なべ・tプラスは、コンパクトな2.5リットルサイズで15,500円~17,500円前後の査定がつく。
そんなシリット製品は、圧力なべ専用ガラス蓋だけでも1,000円~1,500円もの高額査定がつくため、ティファール同様に、付属品であっても十分に売れるメーカーと捉えて良いだろう。
フィスラー
岩谷産業から発売されているフィスラーの圧力なべには、コンフォートとプレミアムの2種類がある。4.5リットルコンフォート圧力なべ、スキレット、中カゴ、レシピ本で構成された特別セットは、新品未使用なら10,000円前後で買い取られる。
これに対してプレミアムは、圧力なべ単体でも17,000円~18,500円ほどの高額査定となるため、リセールバリュー重視で買い物をするなら断然後者がおすすめと言えるだろう。
ワンダーシェフ
ワンダーシェフは、料理研究家の浜田陽子プロデュースの圧力なべを販売するメーカーだ。浜田陽子の料理本が付いた電気圧力なべは、家電買取店などで4,300円~5,700円ほどで買い取られている。
そんなワンダーシェフで140kPaの超高圧で知られる両手圧力なべも作っており、こちらは5.5リットルで3,000円~3,400円前後の査定がつくようだ。
まとめ
時短調理に欠かせない圧力なべも、台所に立つ習慣のない人にとっては不要品になることもある。しかしそんな圧力なべを高く買取る専門店が急増傾向にある今の時代は、お金を払って不用品回収業者に依頼をしなくても現金化という処分ができると考えて良いだろう。
今回紹介したような人気メーカーの圧力なべを売るなら、最低でも3~5社に問い合わせをして相見積もりをとるようにしてほしい。