本コラムでは、古銭の買取市場について述べていく。古銭売却は素人に難しいジャンルであることは間違い。だからと言って、売るときに何もリサーチしないで売るのは、リスクが高い。そこで、ここでは大正菱大判に焦点を当てて、相場や査定情報を紹介していくので、参考にするといいだろう。
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天正菱大判の買取相場
最初に、さっそくではあるが、天正菱大判の相場についてリサーチしたので紹介していこう。天正菱大判がどれくらいの金額で売られているのか、また売れるのかは、この機会にある程度でも知っておくといい。相場を把握することは、何かを売るときの基本ポイントになる基本中の基本である。
メルカリ
- 天正菱大判金 参考品…2,500円
- 天正セット(天正菱大判金・同長大判金) 模造品…999円
- 大判、小判復刻版(模造品)…800円
メルカリでの相場をみてみると、天正菱大判といっても本物ではなく、模造品や参考品というレプリカの天正菱大判が出品されていた。メルカリではこのようなレプリカが人気で売れているようだ。本物の天正菱大判となるとメルカリではなく、鑑定をしてくれる業者で売るのが基本になっているのかもしれない。
ヤフオク
- 手打ち 天正菱大判金19年銘 埋め金有 木箱入 参考複製品…11,000円
- 手打ち天正菱大判金 天正十六年銘 埋め金 木箱入参考複製品…12,000円
- 手打ち天正菱大判金 隣の人間国宝認定作品 木箱入 参考複製品…12,000円
ヤフオクでは、天正菱大判の本物の出品はほとんどなく、どれも参考品というレプリカの出品ばかりであった。だが、そのレプリカであっても作りが良いものに関しては数万円の価値があるようだ。
業者買取
- 天正菱大判…72,100,000円
- 天正菱大判金 後藤祐徳墨書…70,000,000円
- 天正菱大判金 天正 1573~1591…70,000,000円~
業者買取では、本物の天正菱大判の買取額を提示していた。この買取金額をみてもわかるように、天正菱大判が本物の場合、驚いてしまうくらいの高額な買取額となるだろう。それだけこの天正菱大判は希少で市場でもあまり出回っていないアイテムなのである。
天正菱大判の査定情報
ここでは、大正菱大判の査定情報を紹介していこう。高く売りたいのであれば、この天正菱大判を売るときに、どのようなポイントが査定額に影響してくるのか知っておくべきだろう。
重さや質量で査定
小判のような希少価値の高い素材で製造されているアイテムは素材価値が高い。つまり、使用されている素材に価値があるため、大きさや重さでも査定されるので覚えておこう。それが資産運用目的で購入される理由にもなっている。常に金や銀、プラチナの相場は世界的なマーケットにおいても価値があるものである。大きさや重さが大きいものほど高額になる傾向にある。ただし、これは使用されてる素材に価値があるものなので、単純に大きさや重さで高額になるわけではない。
製造された年代も査定される
また、大判のような古銭はその名の通り、古くから発行されているものであるため、いつの年代の大判なのかによっても希少価値がある。あまり市場に流通していない、極めて稀な大判の場合は、需要が高いので、その分高く売れるようだ。製造された年代も査定材料になっているので、押さえておくべきだろう。
天正菱大判を売るときのポイント
では、最後に天正菱大判を売るときのポイントについて述べていこう。売るときにどのようなポイントに気をつけておくべきか知っておくと、高く売れることに繋がるだろう。ちょっとしたポイントが意外にも高額査定に繋がる点にもなるので、重要なポイントだ。
鑑定書があるなら一緒に売るべき
もし、大判のような古銭を売るのであれば、鑑定書を持っているならば、必ずその鑑定書も一緒に売るべきだ。鑑定書を一緒に売るこことで査定額はUPする。古銭のような高額で売れるアイテムはレプリカや偽物の流通も多い。そのため、鑑定書のニーズは高く価値が出てくるのである。本物を裏付けるアイテムは必ず一緒に売るべきなのだ。
鑑定書だけでなく、ケースなどの付属品も忘れずに
また、鑑定書だけでなく、大判が入っている木箱などの付属品もあれば、一緒に売るべきだ。これらの付属品も鑑定書と同じような意味合いがあり、木箱など自体にも骨董品としての価値を持っている。また付属品と言っても、その付属品の状態も査定額に影響してくるので、保存状態も注意が必要だ。
まとめ
本コラムでは、天正菱大判の相場や査定情報を紹介してきた。この天正菱大判の査定は中古市場のなかでも、非常に難しいジャンルである。また、相場も非常に高く価値も驚くほど高い。そのため、メルカリやヤフオクのような個人間で売るには、額が違いすぎるため売れないことのほうが多いだろう。天正菱大判がもし本物であるならば、間違いなく業者で鑑定をしてもらうべきだ。ここでのポイントは最低限しておくべきポイントなので、この機会に押さえておこう。