漫画は大抵小説よりも本棚の幅をとる。一巻一巻がサクサク読めてしまう上に、シリーズ物がほとんどゆえに、続きが気になって買い足すうちに気づけば書棚は漫画で一杯、泣く泣く本屋に買取に出しに行くという方も多いだろう。
そんな漫画よりも更に場所を取るのが、漫画雑誌である。代表的なもので言えば、少年ジャンプや少年サンデーなどの週刊誌。
場所をとるとわかっていながらもつい連載が気になって買ってしまう。一気にいろんな漫画が読めるのも買ってしまう原因だ。現在刊行されている漫画雑誌は、週刊月刊季刊合わせると、200~300種類にのぼると言われている。
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基本的に買取してもらえない
こうした漫画雑誌は、はたして中古書店で買い取りを行ってくれるのだろうか。ネット上での体験談を見てみたが、やはり漫画雑誌は基本買い取りを行ってはくれないようである。
どうしても買取してもらいたい人へ
それでもどうしても漫画雑誌を売りたい場合、以下の2通りのチャネルでの販売・買取が検討出来る。
1. K-BOOKS、まんだらけなどの専門書店への買取依頼
2. オークション・フリマサイト
1. K-BOOKS、まんだらけなどの専門書店への買取依頼
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
K-BOOKSは、主に池袋、秋葉原などに店舗を構える漫画専門書店。ここでは、少量では在るが、漫画雑誌の中古販売も行っている。
実際に書店に行ってみると、主に付録がついていた雑誌や、人気の作品が取り上げられたゆえに即完売になってしまった作品、それから女性向け漫画雑誌や、コスプレ関連の雑誌を扱っている印象。少年ジャンプなどは、さすがに扱いがなさそうだ。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
まんだらけも、有名な中古漫画販売店だが、こちらはK-BOOKSよりも、マニア向けのヴィンテージもの、プレミアものの買取販売に力を入れている。
もしも買取してもしい漫画雑誌が、10年以上前に発行されたもので、状態が良好なら、まんだらけが買い取ってくれる可能性が高い。今発行されている漫画雑誌も、もしも10年大切に保管出来るのであれば、数年後に金のなる木になっているかも……しれない。
2. オークションサイトに出品する
バックナンバーを買いたい、というニッチな需要にアプローチするため、オークションサイトに自分で出品してしまう、というのも有効な手だ。
特に、「三巻連動企画(複数巻連続で購入すると、特典に応募出来る、など)」「雑誌の表紙を繋げると一枚の絵になる」「付録がついている」等々の企画付き雑誌は、買い逃したファンが入手場所を求めて閲覧してくれる可能性がある。
その場合には、商品タイトルに、誌名、巻数の他に、掲載されている有名作品や作者の名前を入れることを忘れずに。
よく使われているオークションサイト
雑誌は、その希少価値が高いほど、オークションで売る方が高く売れると言えるだろう。買取専門店に売る場合、その店舗に行った人しか目にとめないが、インターネットであれば全国から、検索によりその雑誌を求めている人が見にくるだろう。
また、必要と思っているからインターネットで検索するのであって、購買率は上がると言える。そんな合理的な売り方がネットオークションである。オークションの種類も増えてきているため、いくつか紹介したい。
ヤフオク!
言わずと知れたネットオークションであり、最も有名と言えるだろう。1999年にサービスを開始し、当時は楽天市場もオークションを運営していたが、会員登録が無料であったことから、ユーザーを伸ばし、今や日本でNo.1のオークションサイトとなっている。
特徴としては、過去に有料会員でないと出品・入札・落札できない時代もあったが、現在は無料のYahoo!IDを持っていさえすれば利用できる。オークションというサービスの性質から、詐欺などの被害も起きた経緯から、品物が届かなかった場合の補償制度なども用意されている。
また、ある程度の取引実績がある人とでないとやりとりをしない、など出品側が決めることができる点も安心だ。
もっともユーザー数が多く、実績も多いことから、オークションが初めての場合に出品するには向いているのではないか。支払いなどもインターネットバンキングに対応しているため、スムーズかつ簡単だ。
ユーザーが多いという点も、それだけ雑誌を求めている人も多く存在するであろうから、おすすめだ。
amazon.com
amazon(アマゾン)も今や知らない人は少ないだろう。amazonは、オークションサイトというよりは、ECサイトであるが、個人が出品者になることもできるため、オークションのように価格を決め、出品することができる。
雑誌についても、過去に読み逃してしまった、好きな有名人が表紙だからほしい、などのニーズがあるため、購入を見込めるだろう。
Amazonの特徴は、大きく2つある。「レコメンド機能」と「レビュー機能」だ。
「レコメンド機能」は、似たような商品や、他のユーザーがその商品と一緒に詳細を見た商品を“他のユーザーはこんな商品も見ています”と推奨してくれる機能である。
推奨してくれることで売り手にもメリットはある。似た他の商品を見た人の目にも止まることだ。始めから自分の雑誌に興味がなかったとしても、ついでに見られることで買われる可能性がある。
「レビュー機能」は、ユーザーが出品者に対し、5つ星で評価できる機能だ
。こちらもいい評価をもらえば、同じ雑誌を出品していても、自分の商品を買ってもらう確率が高くなる。しかし、いいレビューをもらうためには、商品購入後の配送を早くしたり、丁寧に梱包したりと、少し気を遣う必要はある。
ジモティ
こちらもオークションサイトではないが、不要なものを近所の人に売れるサービスだ。地元(近所)の人に対し売るため、基本的には、対面でのやりとりになる。お金の受け渡しも直接現金で受け取るのがスタンダードだ。
ジモティは、対面でのやりとりを勧めているが、実際は、メッセージのやりとりで、郵送することも不可能ではない。
しかし、送ったのにお金が振り込まれない、または、振り込んだのに商品が届かないなどのトラブルを避けるためには、対面でのやりとりを徹底するのが良さそうだ。家具や家電などの取引がメインだが、雑誌などの本類ももちろん出品できる。
ジモティの会員登録も無料なので、すぐに始められる点も良い。
まとめ
雑誌は買取してもらえないというのが一般的だったが、雑誌を買い取ってくれる買取専門店も増えてきた。
また、様々なサービスの出現でネットで出品することもできるようになったため、以前より簡単に買い取ってもらうことができる。買取してもらいたい雑誌がたくさんあるのであれば、店舗でまとめ買いをしてもらうのも、店舗に取りに来てもらうのもいいだろう。
希少価値が高い雑誌が、少数あるのであれば、オークションなど、高単価が見込めるサービスを使うことをお勧めする。