【2023年最新】東京で初心者におすすめの古物市場リスト

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更新日:2023/05/02
公開日:2022/08/08
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古物を安く仕入れたいと思ったときに便利なのが、古物市場である。一般的には仕入れることができないものを仕入れたり、販路として古物市場を活用する人も少なくない。こうした古物市場は日本全国にあり、ほぼ毎週どこかで古物市場での取引がおこなわれている。

そこで当コラムでは、東京で初心者におすすめの古物市場リストをまとめていく。古物市場はたくさん存在するため、参加するときはしっかり調べておくことが大事だ。東京の古物市場が知りたい人は、ぜひ最後まで読んでいただきたい。

東京で初心者におすすめの古物市場リスト

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古物市場とはどんな場所か

古物市場とは、古物商の間で古物の売買をおこなう場所である。一般的にはあまり知られていないが、業者が商品を仕入れるときには、そのほとんどは古物市場からの仕入れである。

古物市場にはブランド品や宝石類、骨董品や美術品などジャンルが分けられており、参加するときは自分に合った市場を選ぶのが大切だ。また、古物市場にはほかにも以下のようなメリットがある。

安い価格で仕入れができる

古物市場での売買は、リサイクルショップやオークションなどで仕入れるよりもかなり安い価格での仕入れが可能だ。参加している人はすべて同業者なので、一般的に出回っている価格よりも安く取引がおこなわれているのである。

また、大量に仕入れる場合は出品者との価格交渉なども可能であり、こうした点も古物市場で仕入れるメリットだと言える。同業者との交流を深めれば、さらに安い価格で取引できることもある。

在庫処分の場として活用できる

古物市場の最大のメリットは安く仕入れられる点だが、そのほかにも在庫処分の場としても活用できる。たとえば、リサイクルショップなどを運営している場合、売れ残った在庫は価格を安くするしか方法はないが、古物市場ではまとめて処分できるので手間がかからない。

自分の店舗では売れないようなものでも、ほかの店舗であれば売れることもある。そのため、滞留在庫でも古物市場では需要があるのだ。古物市場は売り手にも買い手にも最適な場であり、古物業を営んでいるのであれば必ず利用しておくべきである。

古物市場は誰でも参加できる?

古物市場は全国で開催されているが、誰でも参加できるわけではない。古物という名前がついているとおり、取引相手はみんな古物業を営んでいる人たちであり、一般人が気軽に参加できる場ではないのだ。

以下では、古物商の参加に必要な条件を2つほど解説していく。

古物商許可証が必須

まず第一に、古物市場に参加するためには古物商許可証が必須である。古物商許可証は古物の売買をおこなうためには必須であり、取得せずに売買をおこなうと法律違反となり3年以下の懲役、または100万円以下の罰金となることがあるので注意が必要だ。

ただし、いらないものを処分するだけであれば古物商許可証は必要なく、あくまでビジネスとして古物の売買をおこなう場合に必要となる。古物市場に参加するのはビジネスでの売買と判断されるため、参加には古物商許可証が必要なのだ。

主催者からの許可が必要なケースも

古物市場は古物業を営んでいる人たちにとっては馴染みの場所であっても、一般人はあまり知られていない。というのも、古物市場の参加にはオークションの主催者からの許可が必要なケースもあるのだ。古物市場は古物商許可証だけあれば、どこでも参加できるわけではない。

許可される条件としても主催者によって異なり、許可証を取得してから期間が短かったりする場合は、参加できないケースもある。ほかにも、知り合いからの紹介や推薦でなければ参加できないオークションもあるなど、一部古物市場は閉鎖的なコミュニティとなっている。

主催者への許可申請はメールや電話で簡単に依頼できるので、まずはどこでも依頼してみるのがいい。少しずつ古物市場での信頼を蓄積していけば、ほとんどの市場へ参加できるようにもなるだろう。

古物市場を利用する際の注意点

先述のとおり、古物市場は仕入れや在庫処分の場として便利だ。しかし、利用するときはいくつか注意点があり、何も知らずに参加すると痛い目を見ることもあるので注意が必要だ。

以下では、古物市場を利用する際の注意点を紹介しておく。これから参加しようと思っている人は、以下の3点に気をつけておこう。

相場観がないと難しい

古物市場は古物業を営んでいる人の集まりの場であり、参加者の多くはその道のプロばかりだ。すでに何十年も古物市場で取引している経営者や事業者も参加しており、初心者が参加していきなり馴染める場ではないのも事実である。

特に経験年数が短いと相場観が身についていないため、はじめのうちは損をするケースが多い。実際、古物市場に参加する初心者の多くは「安く仕入れができる」という古物市場のメリットばかりに目を奪われ、何でも安く仕入れられると勘違いしている人が多い。

だが、いざ仕入れて販売する段階になると、相場を知らなかったために高値で仕入れていたと気づくことも少なくない。古物市場という場に参加していると自分もプロの事業者になったような気がするが、そうした高揚感は失敗のもとでもある。

そのため「何となく安そう」「売れそう」というイメージで仕入れるのはやめておき、大量の仕入れはある程度の相場観が身についてからおこなうようにしよう。

マナーを守って参加する

古物市場にはいくつかマナーが存在し、ルールを破った参加者は退場させられることもあるので注意しておこう。たとえば、ほとんどの古物市場において写真撮影は禁止となっている。当然、スマホのカメラで撮るのも禁止なので、珍しい商品だからといって写真を撮るのはやめておこう。

また、会場で参加する場合はほかの参加者の迷惑になる行為はNGだ。商品についての質問があったとしても、進行をさまたげず、適切なタイミングで質問するようにしよう。間違って入札した場合なども、焦らず対応すれば問題ないので、周りの空気に飲まれず冷静に参加すること。

ほかにも、オークションごとにマナーやルールがあるかもしれないので、参加する場合は事前にルールを確認しておくことが大事だ。

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初心者におすすめの競りの方式は?

古物市場での競りは、手競り型・オンライン型・入札型といった3つに分かれている。それぞれの方式で入札や下見、競りのやり方が異なり、はじめての人はどれがいいのかで迷うだろう。

そこで以下では、それぞれの方式の特徴についてまとめて、初心者におすすめを解説していく。

手競り方式

手競りは、オークションが開催されている古物市場で、購入したい商品の値段を声に出しておこなう方式だ。おそらく会場でのオークションを想像するとき、真っ先に思い浮かぶのが手競りだろう。また、声以外にも指の形で金額をあらわしたりなど、オークションによってルールが微妙に異なるのも特徴だ。

この方式は会場に同業者が集まるため、情報交換の場としても活用されている。だが、近年はコロナウイルスによって会場での開催が減っているので、現在ではあまり一般的ではないと言える。

オンライン方式

オンラインは、パソコンやスマホからオークションに参加し、欲しいものに入札をおこなう方式だ。オンライン型はコロナの影響もあり、今ではほとんどの古物市場がオンラインでの開催となっている。

ただし、オンライン型は商品の現物を確認できるわけではなく、写真から判断しなければならないので、初心者にはハードルが高いともいえる。だが、参加者には海外のバイヤーも多く、一定期間の間に入札すればいいので、参加のしやすさが最大のメリットとなっている。

入札方式

入札は、オークション会場で商品の下見をおこない、入札自体はネットでおこなわれる方式だ。オンライン型ではすべてネット完結なので初心者はハードルが高いが、入札方式であれば現物を確認できるので、初心者でも失敗のリスクが少ない。

また、下見期間中であればいつでも入札がおこなえるため、スケジュールが合わせやすいのもメリットだ。基本的には、入札額が指値を上回っていれば落札となるため、誰でも気軽に参加することができる。

初心者は、まずは入札方式のオークションに参加してみるのがいいだろう。

東京で初心者におすすめの古物市場まとめ

古物市場は全国で開催されいるが、ここからは、東京で初心者におすすめの古物市場をザっと紹介していく。

ただし、記載している情報は2022年8月現在のものであり、情報が変更されることもあるので、参加する前には自分の目で一度確かめておくようにしよう。

RBAオークション

中古ブランドオークションとして人気がある、RBAオークション。はじめての人でも安心して利用でき、良いものを安く仕入れるためにも最適なオークションである。

入会金
無料
参加費
3,000円
開催日
毎月4日、19日
ジャンル
ブランド品、バッグ、アパレルなど
住所
東京都港区赤坂6-14-3 近文ビル3階
電話番号
03-5545-3540

ジャパンオークションセンター

ジャパンオークションセンターは毎週水曜日に開催されている、都内でも最大級のオークション会場だ。ブランド品から家電まで取り扱いが充実しているのが特徴。

入会金
30,000円
参加費
2,000円
開催日
毎週水曜日
ジャンル
ブランド品、家電、オフィス家具など
住所
東京都足立区中央本町4-15-1
電話番号
03-3880-4118

TOP J 新宿オークション

TOP J 新宿オークションは、独自のネットワークで質の良い商品を仕入れができるオークションだ。プロフェッショナルな市場として人気で、ブランド品や宝石類の仕入れに使える。

入会金
30,000円
参加費
3,000円
開催日
時計・宝石/毎月4日、バッグや衣類/毎月20日
ジャンル
ブランド品や宝飾品など
住所
東京都新宿区歌舞伎町2-46-5 KM新宿ビル3F
電話番号
03-5273-1901

ハッピー東京オークション

ハッピー東京オークションは、ブランド品に特化した市場だ。割と初心者も多い市場で、ブランド品の仕入れをおこなうならチェックしておきたい。

入会金
10,000円
参加費
3,000円
開催日
毎週金曜日
ジャンル
ブランド品、時計、ジュエリー、バッグなど
住所
東京都港区浜松町2-6-2 262ビル2階
電話番号
03-6809-1690

JBA東京銀座オークション

JBA東京銀座オークションは対面型のオークションとなっている。駅からも近いので下見もしやすく、キャンペーン期間中なら入会金が無料になるのも魅力だ。

入会金
11,000円(キャンペーン中は無料)
参加費
年会費/12,000円、月会費/1,100円のいずれかを選択
開催日
毎月末日
ジャンル
時計、宝石、ブランドバッグ
住所
東京都千代田区鍛冶町1丁目9-16 丸石第2ビル 1F
電話番号
03-6206-4820

JRBジャパンリサイクルブランド協会

JRBジャパンリサイクルブランド協会は、新品からリサイクル品まで初心者でも安心して参加できる市場だ。ブランドオークションとして人気で、初心者も多い。

入会金
10,000円
参加費
3,000円
開催日
第2・第4木曜日
ジャンル
ブランド品など
住所
東京都中央区日本橋小舟町4-1伊場仙ビル7F
電話番号
0284-22-3050

日本流通勉強会(LUCE)

日本流通勉強会は、ブランド品や時計、ジュエリーなどの売買がおこなわれているオークションだ。真贋鑑定の勉強会なども実施されており、初心者にも優しい市場である。

入会金
30,000円
参加費
10,000円
開催日
要確認
ジャンル
ブランド品、バッグ、時計、ジュエリー、骨董品など
住所
東京都新宿区西新宿4-5-6西新宿IKビル6F
電話番号
03-6300-0895

浜友会

浜友会は、刀剣や骨董品の取引がおこなわれているオークションだ。アンティークな品物が数多く出品されており、ほかにも家具や家電、ブランド品などの取り扱いもある。入会金が無料なのが魅力。

入会金
無料
参加費
2,000円
開催日
毎月11日
ジャンル
骨董品、美術品、アンティーク、ブランド品、家電など
住所
東京都江戸川区南葛西4-18-3
電話番号
090-2985-3175

TRTCオークション

TRTCオークションは、下見入札型のオークションだ。ブランド品やバッグ、小物を中心に扱っており、国内ベストオークションを目指している市場である。

年会費
10,000円
参加費
2,000円
開催日
第3週の月曜日~金曜日にかけて月1回の定期開催。要確認。
ジャンル
ブランド品、バッグ、小物など
住所
東京都台東区上野5丁目23番14号 グリーンオーク御徒 町 Tama ビル4階
電話番号
03-5817-8140

JDS Auction

JDS Auctionは、時計やブランド品、ダイアなどの宝石を扱う古物市場だ。誰でも簡単に参加できるオークションであり、転売などにも最適な市場として初心者からも人気となっている。

入会金
30,000円
参加費
3,000円
開催日
第2・第4月曜日
ジャンル
ブランド品、時計、宝石など
住所
東京都新宿区西新宿4-5-6西新宿IKビル6階
電話番号
03-6300-0895

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まとめ

当コラムでは、東京で初心者におすすめの古物市場リストをまとめてきた。東京にはたくさんの古物市場があり、初心者はどこの市場がいいか迷ってしまうだろう。それぞれの市場で入会金や参加費は異なっているので、事前にしっかりとチェックしておくことが大事だ。

今回紹介した古物市場以外にも、東京には魅力的な市場があるかもしれないので、ぜひ自分でも調べてみてほしい。また、以下のコラムも参考になる点が多いので、初心者はぜひ読んでみよう。

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運営会社

会社名
株式会社ジラフ/ Jiraffe Inc.
設立
2014年10月29日
資本金
11.6億円(資本金・資本準備金含む)
株主
East Ventures、TLM、アドウェイズ、ドリームインキュベータ、アナグラム、ポケラボ創業者 佐々木俊介、アイ・マーキュリーキャピタル、GREE、アドベンチャー、メルカリ、hey代表取締役 佐藤裕介、Amazon Japan創業者 西野伸一郎、DGベンチャーズなど
E-mail
info@jiraffe.co.jp
代表者
代表取締役社長 麻生輝明
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ218号
企業理念
2030年のスタンダードをつくる
事業内容
インターネットサービスの企画、開発、運営
従業員数
40名
古物商許可番号
東京都公安委員会 第303311606477号
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