シボレー(Chevrolet)は、アメリカのゼネラルモーターズ(GM)が所有する自動車ブランドである。コルベットやカマロなどの大型スポーティーカーや、ブレイザーやタホなどの大型SUV、ピックアップトラックが有名だ。
「シボレー」の名は創業者であるスイス生まれのレーサー兼エンジニアであるルイ・シボレーに由来している。初代シボレーは1911年11月、米国・デトロイトのダウンタウンに近いレンタル・ガレージで誕生し、2011年11月で100周年を迎えた。
Chevrolet / Abi Skipp
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日本におけるシボレーの展開
日本では、戦後アメリカ軍が使っていた車が中古車として販売されていたが、その後、ヤナセや当時の日本GM、三井物産などが輸入して広く国内に展開し、定着していった。トヨタにOEM提供をしてトヨタブランドで販売していたキャバリエや、スズキがOEM提供していた小型乗用車MWなども話題になった。
人気シリーズの買取価格相場
日本ではそれほど多くは走っていないが、ファンの定着しているシボレー車は、高級車や希少価値の高い車が、高額で買い取られているケースも多い。
中古車販売価格から算出した人気車種のおおよその買取価格を紹介しよう。
コルベット(Corvette)
アメリカ車を象徴する有名なスポーツカーである。現行のC7は、美しい流線型の外観に、全面レザーの高級感あふれる内装が特徴だ。V8 6.2リッター直噴エンジンは466ps/ 630Nm、そして7速MTと6速ATから選択可能という、アメ車好き、スポーツカー好きなドライバーに高く評価されているモデルである。
・ZR1 6.8L 880仕様 850万円
・C1 コンバーチブル Z06/LS6搭載 650万円
・Z06 520万円
・Z06 コンバーチブル 500万円
・Z51 コンバーチブル 410万円
・C2 スプリットウィンドウ 320万円
アストロ(Astro)平均買取価格:42.1万円
2005年まで製造されていたミニバンである。変則ショックが少なくて乗り心地が良く、内装が広々していてゆったりしている。大きな車だが思ったより取り回しが楽で、加速も良く運転しやすい。現在は製造終了しているが、いまでも中古車市場に出ている人気車種である。
・ベースグレード 127万円
・LS 102万円
・LTフォレシエスタ 4WD 83万円
・LS 4WD 79万円
・スタークラフトブロアム 46万円
・スタークラフトAWD 33万円
タホ(Tahoe)平均買取価格:156.5万円
ブレイザーの大型版として製造され、日本では当初ブレイザーという名前で販売されていた。V8エンジンのパワフルな車だ。初代タホが発売されたのは1992年。それからモデルチェンジを重ね、3代目で驚くほど進化し、高評価を得た。ハイブリッドモデルも販売されている。
・LTZ AWD 290万円
・LTZ AWD サンルーフ 260万円
・LT 4WD オートパワーゲート 230万円
・4WD 新並 ジオバンナ26AW 130万円
・LT 121万円
アメ車の査定が難しいと言われる理由
アメリカでは、新車だけで年間1000万台以上販売されていると言われている。メーカーや車種が多様なため、それぞれの車の細かいポイントや価値をすべて理解し、正しく査定するには高度な知識が必要なのである。
また、日本のアメ車ファンには、こだわりを持って乗っているドライバーも多い。クラシックカーの場合は特にカスタマイズしている場合もあり、それを査定するには、さらに知識が必要なのである。
アメ車の修理は専門業者へ
車の修理工場のなかには、輸入車、特にアメリカ車の修理を専門にしている業者がある。
1990年代以前の車の場合、一般の修理工場ではパーツの入手や修理が難しい場合が多々あるが、そのような車でも、パーツを豊富に揃えているアメ車修理の専門工場に依頼すると修理をしてもらえる場合がある。ディーラーが修理できなかった車でも、専門業者で対応できることもあるのだ。
シボレーを高値査定してもらえる業者
その豊富な種類やカスタム車の多さなどから査定が難しいと言われるアメ車だが、シボレーを売却したい場合に、なるべく高い金額で査定してもらうには、どのような業者に買取を依頼するのがいいのだろうか。
買取は専門業者に依頼する
中古車の買取業者は数あるが、シボレーを売却するのならアメリカ車の査定を得意とする業者や、アメリカ車専門の買取業者を選ぶのが良いだろう。
専門業者であればシボレーを正しく査定できるということに加え、修理やメンテナンスが必要な場合には、併設もしくは提携修理工場で対応できるため、一般の買取業者より高く買い取ってもらえる可能性が高いのである。
業者情報をリサーチして需要の高いところは
また、同じようなグレード、サイズの輸入車を多く売買している業者であれば、需要があり回転が早いため、高価査定してもらえる場合が多い。
業者の取り扱い履歴や、現在販売されている中古車の情報を調べてみると、ある程度の情報が得られる。インターネットの一括査定サイトや、中古車販売情報サイトなども参考にすると良いだろう。
低年式や並行輸入車が高く売れる場合も
アメ車はこだわりを持つファンが多くいることなどから、一般的な中古車とは高額査定になる車両の傾向が異なる。
人気機種であれば古くても高額買取
一般的な中古車は、新しいものほど高値がつき、正規輸入車の方が好まれる場合が多い。しかしアメ車の場合はそうとは限らず、人気のある車種は年式問わず高額で売買されている。
流通量が少ない車種は平行輸入車でも高評価
製造終了した車や並行輸入車のなかには、人気車種であるにもかかわらず、現在日本であまり流通していないものがある。このような車は入手が難しいため価値が上がり、高額買取されているのである。