蛇腹カメラ(別名スプリングカメラ)は国内だけでなく海外でも人気の商品である。実際に動くものもあり、実用的でかつ、コレクションとしてのアンティーク価値も高い。希少性の高い商品だと1台10万円以上をこえることも珍しくない。しかし、市場に出回りにくい商品が多いため、相場を調べにくいデメリットも持ち合わせている。
今回は、蛇腹カメラの買取相場やおすすめの買取業者を紹介していく。また、蛇腹カメラを高く売るコツにも触れているので最後まで読み進めてほしい。なお、ここで紹介する内容は2022年3月時点のものである。
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このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
蛇腹カメラのアンティーク的価値は高い?
蛇腹カメラにアンティーク的価値があるのかについて紹介していく。見た目の古さから、自分では価値がないと思っている人は、とくにしっかりと知識を深めていこう。
アンティーク的価値は高い
蛇腹カメラは独特なデザイン性と機能性を持ち、国内だけでなく海外を問わずアンティーク的価値は高い。現代のデジカメやインスタントカメラに比べて、蛇腹カメラは写真を撮る操作は難しく、連射して撮ることが難しい。
しかし、1枚1枚大切に写真を撮り、きれいに撮れたときの達成感が魅力と感じる人も多い。現在では、実際に使用している人は少ないものの、蛇腹カメラはコレクションとしての価値も高いのだ。中でも、アンティークショップでは、ガラスケースに陳列されるほどである。デザイン性や希少性の高さからアンティーク的価値が高騰しているといえる。
市場価値も高い
希少性の高いものだと1台10万円以上で取引されることもある。とくに、海外製だとライカカメラ(LEICA)・コダック(KODAK)・ローライ(Rollei)など、国内だと富士フイルム(FUJIFILM)・ニコン(Nikon)・マミヤ(Mamiya)などが人気だ。人気メーカーの機種であっても、市場に出回りにくい商品のため、国内だけでなく海外での需要も高い。事前に価値を調べるのが難しい商品が多い点はあらかじめ理解しておく必要がある。
買取依頼する場合は、実際に査定を依頼し、査定額を調べてもらうのがおすすめ。ただし、見た目が古い機種が多いため、蛇腹カメラの専門知識を持った業者に依頼することが重要となる。
蛇腹カメラの買取相場
蛇腹カメラの買取価格をメーカー別に紹介していく。
メーカー名 | 商品名 | 買取価格 |
---|---|---|
フジフイルム | 中判フィルムカメラ GF670 Professional シルバー | 209520円 |
フジフイルム | 中判フィルムカメラ GF670 Professional ブラック | 189990円 |
EBONY | Ti 45S 蛇腹カメラ 大判 チタン | 60000円 |
HORSEMAN | WOODMAN 45 木製 | 45000円 |
Voigtlander | 蛇腹カメラ COLOR-HELIAR | 30000円 |
TOPCON | HORSEMAN 980 トプコン ホースマン蛇腹カメラ | 18000円 |
ZEISS | IKON Super Nettel | 12000円 |
ZEISS | IKON 530/16 COMPUR RAPID Tessar 80mm F2.8 蛇腹カメラ | 6500円 |
マミヤ | 6×6判バックフォーカシングスプリングカメラ | 2500円 |
マミヤ | マミヤ6蛇腹カメラ | 500円 |
上記の買取価格では、数十万円以上で取引されるものも確認できている。希少価値の高い商品だと買取相場は100万円をこえるものもあるが、買取実績として掲載している業者は少ない傾向にある。そのため、売りたい商品の買取価格は、実際に査定に出すことをおすすめする。
また、蛇腹カメラ以外のフィルムカメラも人気なので、詳しい情報を知りたい人は以下のコラムも参考にしてほしい。
蛇腹カメラのおすすめ買取業者
蛇腹カメラを取り扱っている買取業者を紹介していく。各業者によってサービス内容が異なるため、しっかりと確認していこう。
福岡のカメラ高く売れるドットコム
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
カメラ高く売れるドットコムは、デジタルカメラ・一眼レフ・中判カメラなどを専門に取り扱っている買取業者である。東証一部上場企業が運営している業者のため、安心して買取依頼できる点が強みだ。蛇腹カメラやフィルムカメラなど、古いカメラの買取にも積極的で、商品によっては高額査定に期待できる。
買取方法は、宅配買取・店頭買取・出張買取である。宅配買取での送料は無料で、自宅まで作業員が商品を引き取りにくるサービスを実施している。出張査定では出張料や査定料などが無料で、査定結果の承認後に即現金化が可能。
東京の買取本舗ジュエルブランド
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取本舗ジュエルブランドは、ジュエリー・宝石・貴金属などを取り扱っている買取業者である。カメラの買取もおこなっており、とくに古いカメラ・レンズの買取に力を入れている。定期的に強化買取をするほどアンティークカメラの価値を高く評価しているため、高額査定を狙いたい人におすすめ。
カメラの買取実績も豊富で、高額査定となったクチコミも多い傾向にある。買取方法は店頭買取のみで、来店の際は電車だと最寄り駅から徒歩10分。店舗の横には大型パーキングがあるので駐車場に困る心配はない。
新宿のカメラのキタムラ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
カメラのキタムラは、カメラ・カメラ周辺機器・スマホ・時計などを専門に取り扱っている買取業者である。とくに、フィルムカメラに需要が高まっていることから、強化買取をおこなうほど買取に積極的だ。買取実績も豊富で、業界最多の年間31万台をこえるほどである。
買取方法は、宅配買取・店頭買取・出張買取である。いずれの買取方法でも、査定料やキャンセル料は無料だ。宅配買取での送料や宅配キットも無料で利用できる。入金スピードは査定結果承認後、約2~3営業日。出張買取は自宅まで査定に来てもらえるので、大量のカメラがある人や、来店が難しい人におすすめだ。
横浜のカメラのリサマイ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
カメラのリサマイはデジタルカメラ・一眼レフ・フィルムカメラなど、カメラを専門に取り扱っている買取業者である。カメラ本体だけでなく、三脚やレンズなどの周辺機器も単品で買取してもらえる。古いカメラの買取では、動作不良やサビがあっても買取可能で、希少性の高いものだと高額査定に期待できる。
買取方法は、宅配買取・店頭買取・出張買取である。宅配買取では、送料や宅配キットが無料。入金スピードは査定結果承認後から3営業日だ。出張買取での査定料や出張料は無料で、自宅だけでなく法人であれば会社への訪問も可能。基本的に即日現金化となるため、早く現金に換えたい人におすすめ。
台東区にあるカメラのブリッジ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
カメラのブリッジは、フィルムカメラを専門に取り扱っている買取業者である。買取実績が豊富で、フィルムカメラはもちろん、大判・中判・オールドレンズの買取もおこなっている。販売の実店舗を持たず、インターネットで運営することで人件費や店舗費を削減し、買取価格に還元している。
買取方法は、宅配買取・店頭買取・出張買取である。宅配買取の送料や宅配キットの利用は無料。出張買取での査定料や出張料は無料だが、商品数や買取依頼をする住所によって、利用できない場合もあるので注意が必要だ。いずれの買取方法でも、キャンセル料や返送料はかからないので、納得できない場合はキャンセルをしてほしい。
宅配買取のイシイカメラ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
イシイカメラはフィルムカメラを専門に取り扱っている買取業者である。カメラの買取業者の中でも、フィルムカメラの鑑定は知識と経験が必要で難しい。フィルムカメラを専門としており、買取実績も豊富なので適正価格での買取価格に期待できる。販売店舗を持たないことで、運営コストを削減し査定額に還元しているのも特徴だ。
買取方法は宅配買取のみである。送料・査定料・キャンセル料・宅配キットなどはすべて無料。入金スピードは査定結果承認後、最短翌日~2営業日と業界トップクラスの早さが強みだ。自宅まで集荷依頼をすることも可能なので、忙しく自分で発送できない人に重宝するサービスといえる。
蛇腹カメラを高く売るコツ
蛇腹カメラを高く売るコツを紹介していく。古いカメラは、特有の特徴をもつため、しっかりと知識を深めて買取依頼をする前に実践しておこう。
専門知識を持った業者に依頼する
リサイクルショップとカメラを専門に取り扱っている買取業者とでは、買取価格に大きな差がうまれる可能性が高い。そのため、カメラを売るならカメラ専門の業者に依頼するのがおすすめだ。しかし、カメラ専門の買取業者だからといって、すべての業者が蛇腹カメラなど古いカメラへの専門知識が高いわけではない。
古いカメラを売る際は、フィルムカメラやレトロカメラの買取実績が豊富で、高額査定をしている業者に依頼する必要があるので注意しておこう。
複数業者に査定を依頼する
同じフィルムカメラや蛇腹カメラなど、古いカメラを専門にしている買取業者であっても、買取価格は大きく変わる。店舗の在庫状況や目視での鑑定力の差などが、大きな要因といわれているため、最低でも3社以上から見積をもらうことが大切だ。
しかし、自分で1社ずつ探すのは大変なので、一括査定サイトである「ヒカカク!」を活用しよう。「ヒカカク!」だと1度の入力で最大20社までのおすすめ業者を紹介することができる。高額査定を狙う上で査定比較は必須なので、簡単操作の一括査定サイトを利用してほしい。
正しい保管方法を守る
カメラは精密機械であり、湿度や気温によって故障しやすい。とくに蛇腹カメラといった古いカメラは、経年劣化が進みボロボロになってしまうので、正しい保管方法を覚えておく必要がある。
一番おすすめの保管方法は湿度を一定に保てるドライボックスである。ドライボックスを使用すると湿度を40~50%前後に保ち、空気に触れないことで経年劣化を遅らせることが可能だ。しかし、ドライボックスは自宅にないことも多いため、持っていない人はできるだけ密閉できる物に保管しよう。
過度なメンテナンスはしない
蛇腹カメラはアンティーク価値が高い商品なので、傷や汚れもある程度必要となる。もちろん、新品同様の状態だと高額査定に期待できるが、アンティーク品は古さと希少性に価値がつくため、過度なメンテナンスは必要ない。
動かない商品を無理やり分解する、新しいパーツに換えるといった過度なメンテナンスは、価値が下がってしまう可能性があるので注意が必要だ。また、知識のないまま、掃除をするとメッキがはがれる恐れもあるため、知識をもった状態で掃除をおこなってほしい。
掃除をして査定に出す
買取依頼をする前に、見た目をきれいにすることで査定アップにつながる。具体的な掃除方法は以下のとおりである。
- ・カメラ専用のクロスで汚れをふき取る
- ・隙間の汚れは綿棒を使いきれいにする
- ・レンズはブロワーを使ってきれいにする
上記のように、カメラの特性に合った掃除道具を使い、きれいにすることが大切。掃除用具さえあれば、誰でも簡単におこなえる方法なので、実践してほしい。カメラ専用のクロスがない場合は、ウエスなどの柔らかい生地の布で代用してもよい。
まとめ
蛇腹カメラの買取相場は数百~数十万円以上になることがわかった。アンティーク的価値が高い商品ではあるが、メーカーや年式などによって買取価格は大きく変わるのも特徴だ。
買取依頼をする場合は、蛇腹カメラなどの古いカメラへの専門知識を持った業者にお願いすると高額されやすいのでおすすめ。さらに、複数社から価格比較をおこなうと損をしにくいので、「ヒカカク!」などの一括査定サイトを積極的に活用してほしい。
参考サイト