ヤフオクでオーディオ機器を売買する時の落札相場情報まとめ

ヤフオクでオーディオ機器をできるだけ損なく売買するためには、ある程度の情報が不可欠だ。その情報というのはオーディオ機器自体に関する知識や、ヤフオクで取引される際の落札相場などだ。

こういった知識を有していないままヤフオクでの取引に手を出すと、思ったような価格で売買できないことが多い。リスクを避けるため、取引価格に関わってきやすいオーディオ機器の情報や、いろいろなオーディオ機器ごとのヤフオクでの平均落札価格について今回紹介する。

そもそもオーディオ機器とは

オーディオ機器というのは簡単にいうと、音を再生したり録音したりするための機材全般のことである。日本ではレコードを聴くための蓄音機や、ラジオなどがオーディオ機器の元祖にあたる機械だ。

基本的にオーディオ機器は音質をよくして、音をより楽しむための機材と一般的には認識されている。しかしながらCD（コンパクトディスク）などの普及によりデジタル信号処理技術が発展するにつれ、映像と音の再生が一体になった機器も多く増えた。

そのため映像を再生するものも、今ではオーディオ機器と呼ばれることがある。とはいえヤフオクで扱われているオーディオ機器は、基本的にスピーカーやアンプ、各種プレーヤーなどが多い。他にはボイスレコーダーやヘッドホンなどもオーディオ機器としてヤフオクで出品されていることがある。

ヤフオクでオーディオ機器を売買する上で重要なポイント

ヤフオクでオーディオ機器を売買する際には、気を付けておいた方がいいポイントというのが存在する。したがってここではそのいくつかのポイントを紹介する。

スピーカーに使われている部品

オーディオ機器の中でも比較的人気が高いのがスピーカーである。しかしながら一部のスピーカーには、エッジにウレタンやゴムといった高分子樹脂の繊細な部品が使われていることがあり、環境次第ではそういった部品が劣化して1年もたたずに故障することがある。

したがってエッジにウレタンやゴムを使用しているスピーカーを、ヤフオクで落札する時には発送前にエッジを交換してもらえるのかなどについて、しっかりと確認をしておいたほうがいいだろう。

もし故障が購入から半年後などに起こったとしても、量販店などでの購入とは違いヤフオクは個人間取引であることがほとんどのため、故障に関する長期の保障はないことが多い。

アンティークオーディオの落札

オーディオ機器の中には音質の向上というよりも、半分インテリアのような役割を持ったアンティークオーディオと呼ばれる機器が存在する。例えば昭和に作られた古いラジオなどが、アンティークオーディオにあたる。

しかしながらオーディオ機器は基本的に、耐久性にこだわった機器であっても20年～30年で音質が劣化してしまう。そのため音質にこだわりたいという人には不向きといえるため、値段が安いからといって安易に落札しないように気を付けた方がいいだろう。

またアンティークオーディオには外観を似せて精巧に作られた、贋作なども存在するため、インテリアとしての購入を考えている人もそういった商品を落札しないように注意が必要といえる。

落札するオーディオ機器に迷ったら

オーディオ機器に限らず、電子機器全般の技術発展は他の業界よりも早いといえる。そのため単純に考えれば後年に発売されたものの方が、昔のものよりも高性能なことが多い。

したがってあまりオーディオ機器に詳しくはないができるだけ高性能なものが欲しいという人は、落札するオーディオ機器に迷った場合、製造年を参考にするのも一つの方法だといえる。

しかしながらこの方法はあくまでも最終手段としての側面が強く、やはりある程度オーディオ機器の知識を深めて、自分のニーズにあったものを購入した方がいいものを落札できる可能性は高いだろう。

オーディオ機器をヤフオクで出品する際の写真

オーディオ機器をヤフオクで出品する際には、未開封のものならば問題はないがある程度使用したものの場合は、写真の撮り方には気を付ける必要がある。

撮り方の中でも特に大事なのが背景だ。何故ならばオーディオ機器をリビングなどに適当に並べて写真を撮ると、背景の壁にカレンダーが貼っていたり、ちょっとしたへこみなどがあった場合、写真を見た人に生活感を感じさせてしまう可能性があるからだ。

生活感が商品写真の背景から滲みでてしまうと、その生活感が商品自体の中古であるという印象を強めてしまうことに繋がりやすい。特にオーディオ機器は使うことで音質が劣化していきやすいものだ。

中古感を写真の閲覧者に抱かせてしまうことは取引の上ではマイナスになりやすいといえる。したがってオーディオ機器をヤフオクで売りたいという人は、商品の写真を撮る時には背景はできるだけ白など、単色かつ清潔感のあるイメージの色を使用するのがいいだろう。

出品の際に気を付けること

イヤホンやヘッドホンはオーディオ機器の中でも需要が高いものだ。しかしながらヤフオクなどで中古として出品する際には、ある点に気を付けておかないと中々落札されない可能性もある。

ある点というのは簡単にいうと清潔感である。何故ならばイヤホンやヘッドホンは直接人の耳の中や外に触れさせて使用するもののため、中古で出品する際には衛生面に気を配る必要があるからだ。

したがってイヤホンやヘッドホンなどの、体に直接つけて使用するタイプのオーディオ機器を出品する際には、説明文に掃除済みであることをアピールした方がいいだろう。

また掃除済みの文章の表現は掃除というよりは、除菌や滅菌といったより衛生的な印象を抱かせやすいものにすると効果が高くなるのでオススメだ。

オーディオ機器は適度に鳴らすことで音質が良くなる

実は新しいオーディオ機器がその性能をしっかりと発揮するためには、数十時間のエイジングと呼ばれる鳴らし込みが必要だといわれている。そのため購入したがあまり使わなかったオーディオ機器などを出品する場合には、しばらく鳴らしたということが逆にメリットとなるケースがある。

したがってあまり使わなかったオーディオ機器を出品する際には、説明文にある程度の鳴らし込みが終わっているとして、中古品であることをメリットとして記載してみるのも一つの方法だ。

また「エイジング」のような専門性の高い知識を説明文に載せることで、落札を考えているヤフオクユーザーが出品者に信頼感を抱きやすいという効果も期待できる。

オーディオ機器種類別ヤフオクの平均落札価格

オーディオ機器の種類は多岐にわたる。ここではその中でも代表的なオーディオ機器に絞ったものの、ヤフオクでの平均落札価格について紹介する。

スピーカー

オーディオ機器の中でも比較的需要の高いスピーカーは、ヤフオクでも取引されている数は多い。そしてスピーカーは用途によって性能や大きさなどが違うため、相場にもバラつきが出やすいオーディオ機器の一つでもある。

したがって平均落札価格自体は約13,000円だが、最高落札額に至っては数百万円するものもあるため、一概に相場通りに売買できるとは限らないことには留意しておこう。

アンプ

アンプというのは増幅するという意味をもった、アンプリファイア（amplifier）という言葉が元になっている。つまりオーディオ機器では音を増幅させるという役割を担っているものである。

普通は各種プレーヤーから出力した音はそのままでは小さいことが多いため、十分な音量を出すことが難しいといえる。しかしながらこのアンプを使えばスピーカーにプレーヤーから増幅した音を送り込むことで、大きな音量を出すことが可能だ。

したがってアンプはプレーヤーやスピーカーとセットで考えられることも多いオーディオ機器である。平均落札価格は21,000円程度だ。

イコライザー

イコライザーというのは音声信号の周波数を変更するオーディオ機器のことで、音質の平均化や音の加工の際に使用されるものである。そのため音楽を仕事や趣味としている人が落札することが多い機器であるといえる。平均落札価格は約16,000円だ。

ヘッドホン

ヤフオクで出品されているヘッドホンは基本的に数百円から数千円のものが多いが、高級なものでは数万円するものも存在する。またワイヤレスか有線かによっても若干の値段の変動がみられる。平均落札価格は7,700円程度である。

イヤホン

イヤホンはワイヤレスのものは基本的に高い傾向がある。しかしながら大抵は安価なものが多く数千円以内にとどまるものがほとんどだといえる。平均落札価格は約4,000円だ。

カーオーディオ

カーオーディオとは車に設置して音楽などを聞くための機械類のことで、スマートフォンから直接操作できるタイプのものなども存在する。平均落札価格は約3,200円だ。

ケーブル

オーディオ機器の接続に必要なケーブルなどもヤフオクでは頻繁に取引されている。またケーブルといえでもメーカーや長さ、端子の種類などによってさまざまな違いがあるため、購入を考える際には適当に選ばないように注意が必要だ。平均落札価格は約4,300円である。

ウーファー

ウーファー（Woofer）とはスピーカーユニットの中でも低音域に特化したものを指す。オオカミやライオンなどの大型の猛獣の唸り声と出力されている音が似ていることから、ウーファーと名付けられた。

低いひずみや大きな音圧を確保して迫力のある音を再生できるという特徴がある。平均落札価格は約11,500円だ。

ボイスレコーダー

ボイスレコーダーは主に声を録音することに長けた機械で、メモ代わりに使う人や講義や会議などの内容を録音する際に使う人が多い。中にはボールペン型のボイスレコーダーなども存在するため、パワハラ対策のために購入する人もいる。平均落札価格は2,500円程度だ。

まとめ

今回はヤフオクでオーディオ機器を売買する上での重要なポイントや、種類別の平均落札価格をご紹介した。オーディオ機器を売買するには、機器自体に関する知識や落札相場など、ある程度の情報が不可欠となる。

イヤホンやヘッドホンはオーディオ機器の中でも需要が高いが、清潔感に気を付けておかないとなかなか落札されない可能性もある。説明文で除菌や滅菌といったより衛生的な印象を抱かせやすいものにするのがオススメだ。

他のオーディオ機器も今回ご案内したポイントを踏まえて、上手にヤフオクを活用し売買してほしい。