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NECのPCのデータ消去方法を徹底調査

読了目安:9分
更新日:2021/07/02
公開日:2018/12/17
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日本を代表する電機メーカーNECのPCは非常に人気が高い。不要になったNECのPCを持っているなら、買い取りに出すのも一つの方法だろう。とはいえ、PCの買い取りで気になるのが個人情報の流出ではないだろうか。

しかし、2004年5月以降のNECのPCには、専用のデータ消去ソフトウェアが添付されているため安心だ。ここでは、データ消去ソフトウェアの使い方や仕組みをはじめ、データ消去の必要性や注意点について詳しく解説する。


NEC LAVIE Direct NM-10.jpg / TAKA@P.P.R.S

データ消去ソフトウェアとは?

NECでリリースしているPCには法人向けと個人向けの2種類がある。このうち、個人向けPCのブランド名がLAVIEだ。テレビCMや広告を見たことがある人も多いだろう。以前に扱っていたVALUESTARも、Lavieに吸収統合されている。NECのPCは性能が高いことで知られており、中古でも欲しがる人は少なくない。

NECでは、ハードディスク(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)のデータを消去するためのソフトウェアを、2004年5月以降のVALUESTARとLavie、およびLAVIEに添付している。パソコンを廃棄や譲渡するときにはおおいに役立つだろう。

そもそもデータ消去とは

PCのデータは、Deleteしたりゴミ箱に入れたりしただけでは消すことができない。というのも、データがインデックス部分と実際のデータ部分という2つの場所に分けて管理されているからだ。書籍の目次と本文をイメージするとわかりやすいだろう。

インデックス部分では、実際のデータがディスク内のどこに格納してあるかを記録している。データをゴミ箱に移すなどすると、インデックス部分からは情報が消去されるが、実際のデータはそのままの状態で保持されるのだ。

初期化やフォーマットをした場合も同様だ。これらの操作はインデックス部分を整理する機能なので、データは残ってしまう。データ部分が再利用されて別の情報が上書きされるまでは、もとのデータが消えることはない。

データ消去ソフトウェアの仕組みとは

データ消去ソフトウェアの機能は、データ部分に強制的に別のデータを上書きすることにある。00というデータを上書きする方法が一般的ではあるものの、乱数を書き込むなどさまざまな方法が開発されている。また、1度だけでなく何度も上書きすることでデータ消去の確実性が高まるだろう。

NECのデータ消去ソフトウェアは00を上書きする方式を採用している。3つのモードがあり、かんたんモード(1回消去)としっかりモード(3回消去)、およびしっかりモードプラス(3回消去+検証)のいずれかを選べる。丁寧に消去する方法を選ぶとより安心だが、時間がかかることに注意しよう。

NEC公式によると、しっかりモードプラスを選んだ場合の必要時間は、ノートPCでは100Gバイト当たり約200分、デスクトップの場合なら100分ほどとされている。

データ消去ソフトウェアの使い方は?

そもそも、NECのデータ消去ソフトウェアは、PCを再セットアップするために使うメディアの一機能だ。そのため、データ消去をするためには、あらかじめ再セットアップメディアを作成しておく必要がある。

そもそも再セットアップメディアとはどんなものか

PCの再セットアップが必要になる状況はさまざまだ。ハードディスク等が破損していないなら、内蔵ハードディスク内の再セットアップ用データを利用すれば問題ない。しかし、ハードディスクが故障してしまったり再セットアップ用データに問題が発生したりした場合は、ハードディスク領域からの再セットアップができなくなる。

こんな場合に備えて、再セットアップメディアをUSBメモリやディスクなどといった別媒体に作成しておくと安心だ。ディスクで作成する場合なら、未使用のDVD-Rディスク等を準備して作ることになる。OSによっても違うものの、Windows10の場合は5枚のDVD-Rが必要だ。説明書や公式サイト等で手順を確認して、まずは再セットアップメディアを作成しよう。

データ消去ソフトウェアの使い方

つぎに、データ消去の手順についてみてみよう。

  1. 1.まずは、再セットアップメディアをPCにセットする。
  2.  PCが起動するタイミングで特定のキーを押して「BIOSセットアップユーティリティ」を表示させよう。
  3.  キーはOSによって異なる。
  4. 2.「BIOSセットアップユーティリティ」の画面では何もせず「Exit」を選択すると、画面が切り替わる。
  5.  ここで、「Boot Override」欄に表示された再セットアップメディアを選択しよう。
  6.  これで、再セットアップメディアが起動する仕組みだ。
  7. 3.あとは、再セットアップメディア画面に表示される指示に従って、
  8.  「トラブルシューティング」→「NECリカバリーツール」→「データ消去」
  9.  と進み、先に紹介した3つのモードから、好きな方法を選べば完了だ。

起こりうるリスクを知ろう

総務省の調べによると、日本におけるインターネットの人口普及率は2016年に83.5%に達している。ほとんどの人が何らかの方法でネットにつながる時代なのだ。

PCやスマートフォンなどといったデジタル媒体に、銀行口座やクレジットカードなど個人情報に密接にかかわる情報を記録している人も少なくないだろう。そんなデータが流出したら、思いもよらない被害を受ける可能性もある。

しかし、ITの業界団体であるJEITA(電子情報技術産業協会)は、個人情報の管理をユーザーの責任によって行うべきものとしている。ユーザーがそれぞれ自分の判断に基づいて、適切な処置をしなくてはならないのだ。

PCを廃棄する方法

そもそも、PCは「資源有効利用促進法」の対象品目に当たり、リサイクルが義務付けられている。そのため、一般の家庭ごみとして出すことはできない。PCを廃棄するにあたっては自治体のルールに従う必要がある。自治体によっては、取扱業者を指定していることがあるため、ホームページなどで確認してみると良いだろう。

このほか、PCのメーカーに連絡して回収してもらうか、認可を受けたリサイクル業者に引き取ってもらうという方法もある。しかし、認可を受けないままPCの引取業務を営んでいる業者もみられるため注意が必要だ。こうした業者のなかには、不法投棄や不正処理を行っているばかりでなく、データの抜き取りをしているところもあるということを知っておこう。

PCを廃棄するときの注意点

PCの処分には手間がかかりがちなので、認可の有無を確認しないまま業者に依頼してしまうケースも少なくない。そのため、処分に出したPCやスマートフォンから個人情報が抜き取られ、情報が犯罪に使われたり金銭的な被害にあったりするトラブルが跡を絶たない。

そもそも、PC内のデータを正しく消去する方法を知らない人も多いのが現状だ。一見消えたように見えるデータでも、専用のソフトウェアなどを使えば容易に復元されてしまうおそれがある。自分の身を守るためには、デジタルデータについて正しい知識を付けておくことが求められるだろう。

NECのPCでは、専用のデータ消去ソフトウェアがあるため安心度が高い。しかし、これが手元にない場合は、市販のデータ消去ソフトウェアを購入するか、ハードディスク等を物理的に破壊するしかない。水没させる方法では、場合によっては復元できることがあるため安全とはいえないだろう。ハンマー等でたたいたり、穴を開けたりする方法のほうがベターだ。

デジタル遺品という新しい問題

PC内の個人情報については新しい課題が表面化してきている。それがデジタル遺品だ。人が突然亡くなったり意思の疎通が図れなくなったりすると、内部が確認できないデジタル媒体が残されることがある。銀行口座やクレジットカードの情報はもとより、FXや証券取引、通販の定期購入などの情報が記録されているとやっかいだ。

パスワードやIDなどが不明だと、停止や退会をしようにも手続きに手間取ることが少なくない。FXをしている人が急死したことで取引のタイミングを逃し、遺族が多額の負債を抱えることになったケースもある。自分の意思でPCを操作できなくなる事態に備えて、IDやパスワードなどの必要な情報を紙などに記録しておくことが大切だと考えられている。

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PCを買い取ってもらうなら?

PCを買い取っているショップは少なくない。とくに、NECのPCは型番や状態次第では高値で売れる可能性も高い。ただし、買い取りしてもらうに当たっては、しっかり準備をしておく必要があるだろう。

買い取り前にするべきこととは

まずは、あとで困らないようあらかじめバックアップを取っておこう。バックアップについてはCDなどの媒体を利用する方法のほか、クラウドスペースを使う方法も便利だ。好きなときにすぐにデータを呼び出せるのに加え、大容量のスペースを無料や低価格で利用できるサービスも多い。

自分の身を守るため、データの消去は必ずやっておく必要がある。これに加え、加入しているサービスをすべて洗い出して、ログアウトしたり退会したりする必要があるかどうか確認しておくことも大切だ。セキュリティサービスなど、PCそのものにひも付いている種類のサービスもあるため、契約内容を確認しておこう。

上手な買取業者の選び方は

PCの買い取りでは、複数の業者に査定してもらうことがポイントになる。最も有利な条件で買い取ってもらえるからだ。データの流出などで後悔しないよう、業者選びは慎重に行うべきだろう。ネットなどで口コミや評判を確認して、信頼できる業者に依頼することが大切だ。

より高い査定をもらうためには、PCをできるだけきれいにクリーニングしておくと効果的だ。汚れを取るだけでなく、きちんと動くかどうか動作確認もしておこう。また、説明書や保証書、ACアダプタやバッテリーなどといった付属品が多数そろっていると高めの査定が得られやすい。

データ消去ソフトウェアを活用しよう

PCを廃棄したり買い取りに出したりする前に、あらかじめデータを消去しておく必要があるだろう。2004年5月以降のNEC製PCには、専用のデータ消去ソフトウェアが添付されているので安心だ。これが使えないときは、市販のデータ消去ソフトウェアを利用するのも一つの方法だろう。

まとめ

NECのPCのデータ消去方法をご紹介した。PCに記録されたデータは、上書きされない限りは残っていると思っていたほうが良い。悪意のある人間の手にかかれば、初期化やフォーマットをしただけでは復元されてしまう可能性も低くない。

デジタル媒体の情報は自分の責任で管理しなくてはならない。思いもかけないようなトラブルに巻き込まれてしまうリスクがあることを知っておく必要があるのだ。データ消去について正しい知識を身に付けて、大切な個人情報を守ろう。

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運営会社

会社名
株式会社ジラフ/ Jiraffe Inc.
設立
2014年10月29日
資本金
11.6億円(資本金・資本準備金含む)
株主
East Ventures、TLM、アドウェイズ、ドリームインキュベータ、アナグラム、ポケラボ創業者 佐々木俊介、アイ・マーキュリーキャピタル、GREE、アドベンチャー、メルカリ、hey代表取締役 佐藤裕介、Amazon Japan創業者 西野伸一郎、DGベンチャーズなど
E-mail
info@jiraffe.co.jp
代表者
代表取締役社長 麻生輝明
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ218号
企業理念
2030年のスタンダードをつくる
事業内容
インターネットサービスの企画、開発、運営
従業員数
40名
古物商許可番号
東京都公安委員会 第303311606477号
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