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プレミアで価値の高い切手の特徴と一覧!オリンピックや天皇の切手は高い?

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更新日:2021/08/03
公開日:2017/06/13
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発行部数があらかじめ決められている記念切手はもちろんのこと、一般に流通しているものでも思わぬ値が付けられるというのが切手収集の楽しみのひとつといえる。古いものだけではなく最近まで発売されていたものでも値打ちがあったりするものもあり、高額で取り引きされているプレミア価値の高い切手を知っておけば収集の幅も広がる。また、天皇、オリンピックの記念切手や昭和、平成の切手のうち高いものはどれになるのかといったこともこの記事を読めばわかる。是非最後までチェックして欲しい。

高額で取り引きされる切手の種類

まずは、高額で取り引きされる切手の種類についての基本情報を知っておこう。

記念切手

オリンピックや万博などの記念行が開催されるときに必ず発行される記念切手。郵便局の窓口に行けば買えるものもあるが、人気の切手は予約の段階で完売してしまい、窓口で買うことができないものもある。高額で取り引きされるものは、その切手の人気もさることながら、その発行部数がポイントとなる。当然のことながら発行部数が少ないものが高価買取となりやすい。

また皇室関連の行事などはベテラン収集家に人気が高く、シリーズものなどがすべて揃っている場合は、その切手単品に付加価値が付けられ、さらなる高価買取を実現できる可能性が高まる。

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流通量が少ない切手

一般販売されている切手の中でも、1円切手以外は頻繁にデザインが変更される。中には発行期間が短く流通量が少ないものがあり、そういった切手は現存しているものも少ないため、高価買取となりやすい傾向がある。たとえば1872年にわずか数か月間のみ発行された壱銭の竜銭切手は、収集家の間でも極めて希少な切手として知られ、保存状態によっては100万円以上で取り引きされることも珍しいことではない。

エラー切手

切手は国内で販売されたものだけでも数千種類以上を誇り、中には製造段階でエラーが発生し、そのまま流通してしまった切手というものも存在する。特に1871年に発行された「竜文切手」は、当時の印刷技術も関係し周囲の唐草模様が忠実に再現されていないエラー切手として有名である。

また、印刷や切れ目がずれていたりデザイン上のミスがあるようなものもエラー切手として通常よりも高価で取り引きされるケースが多い。

海外発行の切手

国内だけでなく海外にも目を向けてみると、収集の幅は無限に広げることができる。切手収集家は世界中に存在し、たとえば1856年に南アメリカの英領ギアナで発行された1セント切手などは、1枚9億7,000万円で落札されたという前例もある。

最近の日本国内においても中国切手が愛好家の間で注目されており、1枚数十万円で取り引きされるということも珍しいことではない。たまたま海外旅行に行きお土産として買ってきた切手が、日本で思わぬ値段が付けられることもあるので、有名な切手など最低限の知識は身につけておくことをおすすめしたい。

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高価買取となりやすい切手一覧

では実際に、日本国内において高値で取り引きされている切手を簡単にご紹介しよう。

明治天皇銀婚

明治天皇、皇后の銀婚式を記念し1894年に発行されたこの切手は、日本初の記念切手として有名となっている。赤い2銭切手と青い5銭切手の2種類が発行され、当時の普通切手の2倍ほどの大きさがあり存在感もある。買取額の相場としては、5銭切手が15,000円2銭切手が8,000円程度となっており、バラではなくシートの場合はさらなる価値を見込むことができる。

桜切手

1872年に発行された桜切手は、半銭、1銭、2銭、4銭、6銭、10銭、20銭、30銭の8種類あり、収集家の間では有名な切手のひとつである。しかし現存しているものが極めて少なく、特に20銭切手は1枚数千万円の値が付けられることもある。額面のほかにもデザインが40種類以上存在し、コレクション性の高い切手でもある。

儀式の冠

1916年、昭和立太子を記念して1銭5厘、3銭、10銭の3種類が発行された記念切手である「儀式の冠」。複数の色で刷られた切手は当時の印刷技術では極めて珍しく、発行部数も少ないことから希少な切手とされている。中でも10銭切手の人気が高く、50,000円以上の値が付けられることも珍しくない。

小判切手

小判切手は1876年に発行されたものだが、このあたりから印刷技術が向上し、消印のバラエティも増えていく。このため未使用品だけでなく消印が押されている場合でも、鮮明であれば買い取り可能となる可能性がアップする。ただし、鮮明な消印はプレミアが付き高値となることがある反面、消印の状態が悪かったり鮮明でないものは買い取りに応じてもらえないこともあるので注意が必要だ。

菊切手

1899年に発行された菊切手。現在でも多くが流通し比較的入手しやすいため、初心者の愛好家から人気を集めている。安いものは500円くらいで買うことができるが、消印の種類によってはさらに高価で取り引きされているものもある。いずれにしても状態がいいものは高価となりやすいため、仕入れる際はネットオークションなどを覗いてみて、状態が良いものを選ぶことを心がけよう。

支那字入り切手・菊

1900年から1919年にかけて発行された菊切手に「支那」の文字が入った切手である。 「支那」のほか「朝鮮」や「軍事」と入ったものなどもあり、これらは在外局で使われた切手であることの証となっている。通常の切手よりも価値があるとされ、愛好家の間ではプレミア価格で取り引きされている。

田沢切手

田沢切手は1913年から1937年にかけて発行された普通切手の総称で、日本における切手のデザイン公募が行わるきっかけとなった切手である。長期間に渡り製造され、額面や紙質など多くの種類が存在するため、販売価格も多岐に渡るが、状態が良好だったり珍しい消印がおされているものは高価買取が期待できる。

富士鹿切手

1922年から1937年に発行された富士鹿切手は、日本を象徴する2つのシンボルがあしらわれた切手として、国内のみならず海外の収集家からも注目されている切手である。長い期間に渡り発行され、製造途中で用紙の変更と改色が行われている。新改色版は多く出回っているため買取価格は数千円程度であるが、旧改色版は数万円の価値が見出されるものもある。新改色版か旧改色版が判別できないときは、専門店に相談することをおすすめしたい。

風景切手

海外郵便料金の値下げにともない、1926年から1937年までに発行された風景切手。発行が長期間に渡り、かつ現存するものも多いため、未使用の切手でも買取価格はそれほど見込めるものではないが、シートの状態で残っていれば高価買取が期待できる。切手専門店でもよく見かけることができるため、初心者の収集家におすすめの切手といえるだろう。

第一次昭和切手

第一次昭和切手は、1937年から1941年までの5年間に発行された切手の総称である。いずれもプレミアが付き価値が高いものとなるが、特に藤原鎌足の図柄の5円切手梅花模様の10円切手は数千円の値段が付けられるプレミア切手となっている。その他の切手も美品であれば高価買取が期待できるので、売却を考えている場合は専門ショップに相談してみることをおすすめしたい。

第二次昭和切手

第二次昭和切手は、1942年から1946年までの期間に発行された切手である。戦時中という時代背景から、戦意を高める図案が多く採用されていることが特徴となっている。また資材や労力が不足する戦時中に製造された影響により、印刷状態が悪いものも多く、美品で残されている場合は思わぬ高値となる可能性がある。

第三次昭和切手

1945年から1946年のわずか2年間に発行された昭和第三次切手。アメリカの空襲により東京滝野川にあった印刷局の切手工場が全焼し、民間会社に委託して製造されたことで有名な切手となっている。製造期間が短かったとはいえ、戦後に製造されたため現在でも多く流通しており、3銭~10銭切手は高価買取はあまり期待できないものの、5円や10円切手は美品であれば高価買取が期待できるだろう。

新昭和切手

戦災から復興し、新しい日本郵便の象徴となるべく1946年から発行が開始された新昭和切手。第一次~第三次に分けられ、新しい図案の普通切手が次々と発行された。中でも人気が高いのが第一次新昭和で、額面によっては数千円~数万円で取り引きされているものも珍しくない。消印の種類や保存状態によってはさらなるプレミアが付けられる可能性もあるので、気になるものがあったら専門店に相談してみよう。

産業図案切手

戦後日本の復興のシンボルとして、各産業で働く人にスポットライトを当てた図柄を採用し1948年10月から発行された産業図案切手。戦前~戦後にかけて発行された切手は偽造防止のため透かしが入れられていたが、1950年後半より印刷技術の向上により透かしが廃止された。プレミアが付けられやすいのはこの透かしが入っていないもので、特に「電気炉」や「機関車製造」の切手は人気を集めている。

切手趣味週間シリーズ

1947年に発行が開始された切手趣味週間シリーズ。「月に雁」や「見返り美人」など、切手収集の経験がある人なら一度は耳にしたことがあるであろう、定番のシリーズである。1947年から現在まで毎年発行されているが、初期に発売されたものは特に人気が高く、単品でもその買取価格は数千円~数万円となる可能性がある。

国際文通週間切手

1957年の国際文通週間のキャンペーン向けに1958年に発行された切手で、国際郵便料金に対応した額面となっていることが特徴である。国際郵便を対象としているため、安藤広重の東海道五十三次や葛飾北斎の冨嶽三十六景など海外でも人気の図柄がラインナップされ、日本国内だけでなく海外の収集家にも人気のシリーズといえるだろう。

国立公園シリーズ切手

国立公園シリーズ切手は、1936年から1956年に発行された第一次と、1962年から1974年に発行された第二次に分けられる。特に第一次は戦時中の空白を挟んでおり、その空白の前後に発行されたものはプレミアが付けられやすい。この国立公園シリーズは単品のほかに小型シートでも発売されており、単品よりも買取価格がアップすることにも注目しておきたい。

近年は日本国内で発行された切手だけでなく、海外で発行されている切手にも注目が集まっている。その代表ともいえるのが中国切手である。なぜ中国切手が注目されているのかというと、文化大革命当時の中国では切手の収集は禁止されていたため、なかなか現存している美品の切手にめぐり合うことが難しいからである。ここでは、高値で取り引きされている中国切手をいくつかご紹介したい。

全国の山河は赤一色

中国切手のなかで伝説ともいえるのは、何といっても「全国の山河は赤一色」だろう。1968年に発行されたこの切手は、プリントミスが発覚しわずか半日で販売が停止されるという幻の切手である。現存しているものはおろか発売当時でも流通していたものは極端に少なく、使用済み切手でも数百万円の値段が付けられ、数ある中国切手のなかでも別格の価値を誇る切手となっている。

梅蘭芳(メイランファン)舞台芸術小型シート

当時人気があった京劇の女形俳優を図案とし1962年に小型シートで発行されたこの切手は、発行部数がわずか2万枚のため、プレミア切手のひとつとなっている。美品であれば数百万の価値が付けられることもあるが、状態によって相場は大きく変動するので注意が必要である。

毛主席の最新指示

1968年に5枚組で発行されたこの切手は、毛沢東主席の肖像と5種類の指示文書が図案とされている。日本国内での流通が少なくプレミア切手となっているが、中国の景気が落ち着いてきたこともあり、中国切手の価値も徐々に減少しつつある。中国切手の売却を検討している場合は早いうちに手を打つことをおすすめしておきたい。

赤猿

1980年に発行された赤猿。この当時の中国は文化大革命の騒乱が続き、切手の収集は政府により固く禁じられていた。このため、現存している未使用品は価値が高く、1シート未使用で揃っていれば数千万円の値が付けられることも決して夢ではない。ただし、赤猿を含め中国切手は贋作も多いため、国内切手を収集するよりも真贋を見極める目は重要となってくるだろう。

まとめ

切手は発売から長い歴史が経過しているが、古いものほど価値が上がるとは限らない。発行部数だけでなく消印の有無、また消印が押されている場合でも珍しいものであれば逆に価値が上がるなど、実際に鑑定してもらわないと本当の価値がはっきりしない。また、一人の鑑定人の鑑定結果がすべて正しいとも限らないので、売却を検討しているときは必ず複数の鑑定人に鑑定を依頼することをおすすめしたい。

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会社名
株式会社ジラフ/ Jiraffe Inc.
設立
2014年10月29日
資本金
11.6億円(資本金・資本準備金含む)
株主
East Ventures、TLM、アドウェイズ、ドリームインキュベータ、アナグラム、ポケラボ創業者 佐々木俊介、アイ・マーキュリーキャピタル、GREE、アドベンチャー、メルカリ、hey代表取締役 佐藤裕介、Amazon Japan創業者 西野伸一郎、DGベンチャーズなど
E-mail
info@jiraffe.co.jp
代表者
代表取締役社長 麻生輝明
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ218号
企業理念
2030年のスタンダードをつくる
事業内容
インターネットサービスの企画、開発、運営
従業員数
40名
古物商許可番号
東京都公安委員会 第303311606477号
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