MVNOと呼ばれる格安SIMや中古スマホ専門店の増えた今の時代は、さまざまな視点から調査や分析をおこなったiPhone最安運用の方法を紹介するブログやSNSの記事がネット上に多く投稿されている。
こうしたコンテンツに目を通すと以前は高いスマートフォンのイメージが強かったiPhoneも工夫次第でさまざまな運用ができる実態に気付かされる。また賢くお得なスマートフォン生活をするためにも、こうした情報に目を向けておくのが理想となるだろう。
今回は、近年多くのユーザが公開しているiPhone最安運用の方法と、初心者でも簡単にチェックできる注意点などを詳しくご紹介してみたい。
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話題のiPhone最安運用の方法とは?
最近インターネット上で多く見受けられるiPhone最安運用法とは、その名のとおり人気スマホのiPhoneを安くお得に使うための情報をまとめたコンテンツの総称だ。こうした記事の中には、iPhone買い替えや新規購入の実体験を通してユーザ自身が気づいた注意点などもわかりやすくまとめられている。
またスマホ端末の購入先やSIMカードの選択肢の増えた今の時代は、ユーザの実体験から生まれたiPhone最安運用法に目を向けることで自分に合った手段でショッピングやSIM契約ができることだろう。
2019年6月1日に更新されたサバイブというブログの記事によるとドコモ・SoftBank・auと人気MVNOのLINEモバイルという4社で比較した場合、24回払いのiPhone購入費用と24ヶ月分の基本使用料の合計で最大14万円以上の開きが出るようだ。そのため、端末購入先と契約先の組み合わせ次第で、月額10,000円もの節約ができる実態が見えてくる。
しかしながらここで紹介されている金額は、各社の開催するキャンペーンや購入機種、選択プランによっても大きく変わってくる実態がある。したがって、この会社・この組み合わせが絶対に安いといった固定概念を持つのではなく、これからご紹介するiPhone最安運用の基本的な方法を頭に入れておくのが理想となるだろう。
最安運用につながる2種類の購入方法
まずiPhoneを安くお得に運用するためには、月額基本料が安いとは言えないドコモやSoftBank、auといった大手キャリアではなく、MVNOと呼ばれる格安SIMの入る端末を下記いずれかの方法で購入するのがおすすめとされている。
- ・Appleや家電量販店からSIMフリーのiPhoneを買う
- ・中古のSIMフリーiPhoneを買う
新品SIMフリーiPhone購入時の注意
故障や画面割れなどのトラブルが生じるリスクを備えて、保証重視で新品iPhoneを求める方々には、Apple Storeや正規サービスプロバイダ、家電量販店などで買い物をする方法がおすすめだ。こうした店で販売されている新品には、中古と比べて若干価格が高い難点がある。
しかしながらAppleCareProtection PlanやAppleCare+の加入により一定期間の無償サポートが得られる安心感を購入したと捉えれば、Apple正規店や量販店のiPhone端末は意外とコストパフォーマンスが良いと言えるかもしれない。
ちなみにAppleでは2019年6月9日現在、今まで使っていた古いiPhoneを下取りに出すことで、新しいiPhoneが最大31,220円割引になるキャンペーンを開催している。このサービスを使うと、最新モデルのiPhoneXRを実質59,800円で購入できる形となる。
また中古スマホの買取市場に多くの業者が参入する近頃では、古いiPhoneなどの端末を下取りではなく売却で高額査定を狙うスタイルも人気となっている。そのため将来的なiPhone最安運用に向けて新しいデバイスの購入をする予定のある人は、下取りや買取対象となる古い端末を大事に扱うことも忘れないようにしてほしい。
中古SIMフリーiPhone購入ポイント
とにかく次のiPhoneの購入費用を安く抑えたい。機能面で問題がなければ、多少の古さや使用感は気にならないといった人には、中古スマホ専門店やヤフオク、メルカリといったところで自分の希望条件に合った端末を買う選択肢もおすすめとなる。
近年の中古市場には、新品や未使用品、アウトレット品、中古美品といった非常に状態の良いスマートフォンが多く流通している。また専門店側でも自社センターでメンテナンスなどをおこなうところが増えているため、実際にショップに足を運んでみたときに意外にコンディションの良い端末が多いと気づくお客様も少なくない実情があるようだ。
初心者に適したの購入方法とは?
iPhoneやスマートフォンの知識が全くない初心者の皆さんの場合、スタッフがさまざまなアドバイスをしてくれる中古スマホ専門店の店頭で端末選びをするのがおすすめだ。こうしたショップでほしいモデルや予算、容量などを伝えるとお客様の希望条件に近い商品を提示してもらえる。
また初めてiPhone購入をする場合、SIMフリーやSIMロック解除、キャリア版といった大事なポイントで混乱してしまうお客様も多い実態がある。そのため、店頭で自分の理想とするiPhone最安運用を含めた話をしっかり伝えた上で、理想的な商品を買える専門店の店頭はショッピングの失敗といったリスクの生じにくい購入方法となるだろう。
中・上級者に適した購入方法とは?
ほしいモデルや契約予定の格安SIMもある程度の絞り込みができている中・上級者の場合、スママやムスビー、ヤフオク、メルカリといった便利なWEBサービスを使い、専門店よりもさらに安くコスパの良い端末を探すという選択肢もおすすめとなる。
しかしながら個人間で取引をするメルカリやヤフオクの場合、売り手側の商品知識が乏しいことにより、想定外のトラブルが生じることもある。そのため、こうしたフリマアプリで中古iPhoneを買うときに少しでも疑問や不安要素が生じたときには、その点をきちんとクリアした上で入札手続きに進むのが理想となるだろう。
中古SIMフリーiPhone購入のデメリットと注意点
中古専門店などで購入するiPhoneには、Apple Storeや家電量販店で買う新品と比べて保証期間が短いなどの問題がある。販売店側でも保証サービスを充実させる近頃では、中古美品以上であれば3ヶ月〜6ヶ月ほどの保証をつけることもある。
しかしながら前ユーザが数ヶ月に渡って使っていた中古iPhoneは、1度も通電していない新品と比べてバッテリーなども消耗していると捉えた方が良いかもしれない。そのため、今回購入する端末を長く使い続けたい場合は、中古よりも新品未使用を選ぶのが理想となるだろう。
欠かせない動作確認済み端末のチェック
スマートフォンを安く使うために前述の手段でiPhoneを買うときには、必ずMVNO各社の公開している動作確認済み端末に自分のほしいモデルがあるかどうかの確認をする必要がある。
動作検証済み端末とは?
動作検証済み端末として一覧表示されたスマホは、その会社の格安SIMを使って通信通話ができることを確認されたモデルとなる。そのため、このリストに並ぶiPhoneで通信が上手くいかないなどの問題があるときには、電話やメール、チャットなどと使った相談がしやすくなる。
しかしながら日本に限らず世界各国でiPhoneやスマートフォンの発売される近年では、MVNO各社の動作検証が追いつかない実情もある。そのため、海外版SIMフリーiPhoneの中には当然、このリストに掲載されていないモデルもあるようだ。
一覧にない端末ではiPhone最安運用は難しい?
MVNO各社の提供するSIMカードの回線とiPhoneの相性に問題がなければ、動作検証されていないモデルであっても普通に通信通話をおこなえる。しかしながら検証されていないiPhoneにSIMカードを入れてもデータ通信のできない問題が起きた場合、サポート窓口に問い合わせをしても、当社でも動作検証されていませんといった返答が来てしまう。
そのため、スマートフォンや格安SIMの相性や組み合わせに関する知識の全くない人がiPhone最安運用に挑戦する場合、MVNOの窓口にさまざまな相談のできる動作検証済み端末を購入するのが理想となる。これに対して格安SIMやSIMフリーiPhoneの選び方に慣れている人の場合は、動作確認されていないシリーズに挑戦しても自己責任のリスクは低いと言えるかもしれない。
iPhone最安運用法に適した格安SIM選び方
前述の流れでほしいiPhone端末や購入先が決まったら、次は非常に多いMVNOの中から自分に適した会社やプランを選ぶ形となる。ここで非常に重要となるのは、iPhone最安運用法をネット上で公開している他ユーザの真似をするのではなく、今のスマホ生活における問題解消につながる自分に合ったMVNOを見つけるという考え方だ。
こうしたコツを把握する人は、明らかに使わない余計なデータ容量や使用頻度の低いオプションなどの契約をせず、自分のスマホ生活にジャストフィットするプランの契約により本当の意味でのiPhone最安運用につなげやすくなる。そこでここでは、格安SIMの比較検討をする際に多くの人が重視する、下記6つのポイントを解説していこう。
格安SIMにおける一般的なプランの特徴
さまざまな会社で用意されているプランには、大きく分けて下記2つの種類がある。
- ・定額で使えるギガ(データ容量)が決められているタイプ
- ・毎月の使ったギガ(データ容量)で料金が決まるタイプ
前者には、毎月の請求料金を計算しやすいメリットがある。また契約容量を超えると低速制限などがかかる形となるため、ゲームや動画視聴などによるスマホの使いすぎにブレーキをかけたい方々にも定額プランのおすすめ度は非常に高いと言えそうだ。こちらのプランを取り扱うMVNOの多くは、データ容量の追加購入も可能としている。
これに対して普段はほとんどスマホでデータ通信をおこなわず、旅行や出張のあった月だけ使用量が一気に増大するといった場合は、毎月の使った分で料金が決まるプランでも比較的安全にiPhone最安運用ができることだろう。
かけ放題・通話定額対応
続いてiPhoneを使って電話をする機会の多い人は、通話定額やかけ放題アプリの有無なども確認しておく必要がある。例えば、人気MVNOのmineoのau回線を使ったAプランで090の音声通話付きの3GBのデュアルタイプ契約をした場合、どのぐらいの通話をしたかによって下記のように料金が大きく変わってくる実態がある。(2019年6月9日現在)
- ・月の合計で30分の通話を追加 → 2,537円/月
- ・10分間のかけ放題を追加 → 2,548円/月
- ・月の合計で60分の通話を追加 → 3,444円/月
こうした形でどの通話オプションを選択するかで月額料金が大きく変わる格安SIMの場合、前述のデータ通信だけでなく、どこに1日何分ぐらいの電話をする機会が多いかといった分析もしておく必要があるだろう。また自宅のWi-FiにiPhoneをつなぐ機会の多い人は、無料通話アプリ・LINEなどを活用して月額料金を抑えてみても良いかもしれない。
Wi-Fiスポット
駅や空港、ファーストフード店などに立ち寄る機会の多い人には、全国の施設で無料開放されているWi-Fiスポットの利用ができるMVNOとの契約もおすすめだ。公衆無線LANのWi-Fiスポットが増える今の時代は、下記のような会社でこのサービスが提供されている。
- ・楽天モバイル
- ・LINEモバイル
- ・UQmobile
- ・BIGLOBEモバイル
- ・OCN モバイル ONE
基本的に使い放題であるこうしたサービスを使えば、高速データ通信容量を消費することなく、ネット生活を充実させられる。またノートPCを持ってカフェなどで仕事をおこなうノマドワーカーの方々などにも、Wi-Fiスポットが無料で使えるMVNOのおすすめ度は非常に高いと言えそうだ。
最低利用期間と違約金、解約金
定期的に自分の現状に合ったキャリアへの乗り換えを検討する場合、各社の設定する最低利用期間と解約金、契約解除料についてもチェックしておく必要がある。例えば、mineoで1年以内にMNP転出する場合、10,260円の契約解除料と2,160円の手数料がかかる形となる。
またDMMモバイルやUQmobile、LINEモバイルといった人気MVNOにおいても、各社の設定する最低利用期間に達しないうちに退会やMNP転出するときには、9,000円以上の解約金がかかってしまうようだ。そのため、契約より1〜2年以内に他社のMVNOに移る可能性のある人は、各社の定める解約規定にも目を通しておく必要があるだろう。
まとめ
iPhoneの購入先や回線の契約先が多様化する近年では、Apple Storeや中古スマホ専門店で購入したSIMフリーiPhoneに格安SIMを入れることで、iPhone最安運用のしやすい時代となっている。しかしながら楽天モバイルやmineoといった非常に多くのブランドが誕生するMVNO市場では、契約者が自分のニーズに合った商品を選ぶのが必要不可欠となる。
そのため、今まで大手キャリア会社との契約で多くの携帯代や通信費に悩まされていた人は、まず現状の問題と新しいiPhone生活の中で解消したいポイントを整理しておくのが理想となるだろう。