ランキングでも毎年上位に入るXperiaのスマホをau・docomo・ソフトバンクといった大手キャリア会社で購入する場合、機種変更時にかかるコストや月額料金の「安さ」で会社選びをおこなうユーザは非常に多い実態がある。
確かに同一キャリアで何度かスマホの買い替えをする場合、機種変更時の費用は誰もが気になるポイントとなるだろう。また次から次へと新モデルの登場するXperiaの場合、人気商品がどのぐらいの価格で買えるかというのも、多くの皆さんが関心を持つポイントとなるようだ。
今回は、人気シリーズXperiaの機種変更をする際に、au・docomo・ソフトバンクの中で一番安いところはどこなのか、2018年9月22日時点の情報で徹底比較をしていきたい。
CONTENTS
このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
今、大手キャリア各社で購入できるXperiaの種類とは?
2018年9月22日現在、国内大手3社では、下記のようにXperia XZ2シリーズを取り扱っている。
- 【docomo】
- ・Xperia XZ2 Premium SO-04K
- ・Xperia XZ2 SO-03K
- ・Xperia XZ2 Compact SO-05K
- 【au】
- ・Xperia XZ2 Premium SOV38
- ・Xperia XZ2 SOV37
- 【ソフトバンク】
- ・Xperia XZ2
ちなみにXperia情報をまとめたサイトによると、ドコモXperiaの最上位モデルのPremium SO-04KとauのPremium SOV38、ソフトバンクのXperia XZ2は同じ機種を使って作られた商品である実情が見えてくる。そのため当ページでも、各社の価格比較を同じ基準でおこなうためにXperiaの最新・最上位モデルで細かな費用などの確認をしていきたい。
Xperia機種変更における費用や料金比較をする場合の大きな注意点
大手キャリア会社に限らず、MVNOを含めた国内の携帯電話会社は、その大半が独自の料金システムでXperiaなどの販売をおこなう実態がある。そのため、一般の皆さんにとって類似サービスであるという印象の強い大手3社であっても、厳密な価格比較は難しいと捉えた方が良いかもしれない。
どのように料金・費用比較をするのがおすすめ?
こうした形で価格表などを使ったシンプルな比較のできないXperiaスマホの場合、各社のサイトで公開されている購入費用や料金のシミュレーションツールを使って各種計算をしていくのがおすすめとなる。また本日現在の相場情報もきちんと反映できるツールを使えば、古い情報による比較ミスなども生じにくくなるといえるだろう。
キャンペーンやクーポン情報も必ずチェック
Xperiaの販売価格は、クーポンやキャンペーン利用によっても大きく変わってくる実態がある。そのため、話題のキャンペーンの実施期間中にタイミングを逃さず機種変更手続きを終わらせることも、安くお得にスマホの買い替えをするには欠かせない心掛けとなるようだ。
また中にはシミュレーションツールでの計算項目に反映されない特殊なイベントも開催されていることから、機種変更をおこなう本人自身が各社のキャンペーンページを確認する必要もあると言えるだろう。
docomoでXperiaの機種変更をする際にかかる費用と安く買うポイント
2018年7月27日発売の夏モデル・Xperia XZ2 Premium SO-04Kは、機能性だけでなくさまざまなキャンペーンなどの利用ができるおすすめ度の高いスマートフォンだ。
まずはXperiaの新機種購入における実質負担額をチェック
キャンペーンやクーポンなどの特典のない状況での販売価格は、2018年9月22日時点で67,392円となっている。このスマホを24回の分割払いで購入した場合は、月々2,808円となる。
機種変更ならぜひ利用したい下取りプログラム
ドコモのシミュレーションで最初に選択できるのが、機種変更により不要となった古い端末を持ち込むことで利用できる下取りプログラムとなる。2014年より長く続くこのキャンペーンでは、全ての端末購入で利用可能としている。例えば、人気モデルのiPhone7(32GB)を下取りに出した場合は、Xperiaの機種代金から26,000円が割り引かれる。これに対してかなり古いモデルとなってしまったGalaxy S Ⅲ SC-06Dなどの場合は、割引も1,000円となるようだ。
基本プランによって変わるdocomoの月額料金
機種購入実質負担額を表示した上で、基本プラン選びに移るドコモの場合、2018年9月時点で下記3プラン、6つの選択肢を用意している。
- 【カケホーダイプラン (スマホ/タブ)】
- ・2年間の定期契約あり → 2,700円
- ・2年間の定期契約なし → 4,200円
- 【カケホーダイライトプラン(スマホ/タブ)】
- ・2年間の定期契約あり → 1,700円
- ・2年間の定期契約なし → 3,200円
- 【シンプルプラン(スマホ)】
- ・2年間の定期契約あり → 980円
- ・2年間の定期契約なし → 2,480円
月額料金の支払いを最小限に抑えるためには、友人や家族などとの通話にLINEなどのアプリを使い、カケホーダイではなくシンプルプランでの契約がおすすめとなるだろう。またいわゆる2年縛りと呼ばれる定期契約ありを選択した方が、毎月の負担もかなり抑えられる。
自分に適したパケットパックの見直しも忘れずに
ベーシックパックとウルトラデータパックの2種類が用意されたドコモで機種変更をおこなう場合、直近数ヶ月の利用明細書をきちんと確認した上で、今の自分に適したパケットパックを選択する必要がある。シミュレーションツールの中で毎月の利用GB数を入力すると、それに応じたプランが紹介される形となる。
機種変更応援プログラム
今現在使っているスマホの24ヶ月分割支払終了を待たずに機種変更をしたいと考える人には、月額300円の利用料金を支払うことで気軽にスマホの買い替えができる機種変更応援プログラムの利用がおすすめとなる。
当初18ヶ月プログラムに加入していたユーザが19ヶ月目に新たなスマホへの機種変更をした場合、最大で27,000円分ものポイント還元がおこなわれる形となっている。
Xperiaでも端末購入サポートは利用できる?
話題の最新モデルXperia XZ2 Premium SO-04Kは、購入端末の継続利用や継続契約を要件に購入代金の一部をdocomoで負担してもらえる端末購入サポートの対象機種ではない。
SO-01KやSO-02Kといった少し古いXperiaは対象機種に並んでいるようだが、それでも利用可能な手続きはMNPによる他社からの乗り替えや契約変更のみとなる。
docomoでXperiaへの機種変更する場合の事務手数料
このキャリアの店頭で機種変更する場合は、Xi→Xiの際にも2,000円の登録手数料がかかってくる。またこれまでガラケーのFOMAを使っていた場合は、Xiに対応をするXperiaへの機種変更で3,000円の契約事務手数料がかかる仕組みだ。これに対してドコモのオンラインショップで機種変更の申し込みをすると、手数料無料で手続きがおこなえる。
auでXperiaの機種変更をする際にかかる費用と安く買うポイント
続いてご紹介するauでは、2018年8月10日発売のXperia XZ2 Premium SOV38が最新モデルとなっている。
まずはサポートプログラムの選択
auのシミュレーションツールは、最初に買い替えサポートプログラムの選択判断からおこなう仕様となっている。Xperiaを含めた対象スマホの購入時にアップグレードプログラムEXへの加入と、端末代金の48回割賦契約をおこなうと、24ヶ月間そのスマホを使った後の機種変更をしたときに、残った最大24ヶ月分の端末代金の支払いが不要となる。このサービスを利用するときには、毎月プログラム料として390円を払わなければならない。
アップグレードプログラムEXによってXperiaの代金はどのぐらい変わるもの?
まず買い替えサポートプログラムを使わずXperia XZ2 Premium SOV38を購入した場合は、4,500円の24回払いにより108,000円の総分割支払金となる。これに対してこのプログラムを利用した場合は、2,250円の48回払いにより54,000円の総分割支払金となるようだ。
こうした形で算出された2つの金額を比べてみると、長期的な支払い総額だけでなく月々の負担も減らしたいと考える皆さんにとって、サポートプログラムおすすめ度は非常に高いと言えそうだ。
ポイントの充当や下取りも可能
auでも機種変更時の下取りプログラムや、WALLETポイントやauポイントの充当などにより、端末代金を更に割り引ける。ちなみにdocomoのところで紹介したiPhone7の下取り金額を調べてみると、2018年9月22日時点においては23,760円の割引になることがわかる。
しかし下記3方法での下取り時には後日WALLETポイントへの還元となるため、購入機種代金への直接充当はできないと捉えて欲しい。
- 【機種代金への充当ができない下取りケース】
- ・au Online Shop
- ・Apple Store
- ・郵送により下取り
auの料金プランは大きく分けて3種類
auの月額料金は、下記3つのプランから選ぶ形となっている。
光回線やWi-Fi契約で更なる割引
auスマホと一緒に光回線などの固定通信サービスを利用する場合は、auスマートバリューにチェックを入れることで最大1,000円/月、永年500円/月の割引特典が受けられる。
またスマホとWi-Fiルータの契約をする場合は、auスマートバリューmineによる割引特典も受けられるようだ。ちなみにこの2サービスはいずれか片方しか契約できない仕組みとなっているため、申込み時には注意をして欲しい。
スマホ応援割
スマホ応援割は、機種変更時に「auフラットプラン」もしくは「auピタットプラン(スーパーカケホ/カケホ)」のいずれかに加入した場合に、申込み翌月から1年間の利用料金が毎月1,000円割り引かれるキャンペーンだ。このイベントは、対象プランに既に加入している人が2018年6月1日以降に機種変更をおこなった場合も、年間トータル12,000円の割引特典が受けられる仕組みとなっている。
オプションサービスの選択も可能
auのシミュレーションツールを使うと、下記のようなオプションを含めた月々の総額も簡単に把握できる。
- ・auスマートパスプレミアム → 499円/月
- ・auスマートパス → 372円/月
- ・デザリングオプション → 500円/月
- ・電話きほんパック → 300円/月
- ・故障紛失サポート → 380円/月
auでXperiaへの機種変更する場合の事務手数料
auの場合は、利用中の携帯電話と変更後の端末の組み合わせによって、機種変更の手数料が異なる形となっている。しかしauのサイトで掲載されている一覧表に目を通すと、基本的には2,000円~3,000円の手数料で機種変更ができる実態が見えてくる。
ソフトバンクでXperiaの機種変更をする際にかかる費用と安く買うポイント
最後にご紹介するSoftBankでは、料金シミュレーションの他に、商品紹介ページに設置された「機種代金をみる」というボタンからも分割払いの見積もりのような情報が確認できる仕組みとなっている。
まずは機種代金を確認
ソフトバンクでは2018年9月22日現在、24回払いと48回払いそれぞれの機種代金を下記のように設定している。
- ・Xperiaを24回払いで購入する場合の支払い総額 → 102,720円(4,280円×24ヶ月)
- ・Xperiaを48回払いで購入する場合の支払い総額 → 102,720円(2,140円×48ヶ月)
ちなみに48回払いで契約をしたXperia XZ2を25ヶ月目に機種変更する場合は、2,140円×24ヶ月の51,360円で購入できる形となるようだ。
ソフトバンクにおけるXperiaの料金プラン
このキャリアの料金プランは、非常にシンプルな下記3種類となっている。一般的な契約では、ここに300円/月のウェブ使用料がプラスされる形だ。
- ・通話プラン(定額、24時間全ての国内通話がし放題)→ 2,700円/月
- ・通話プラン(準定額、1回5分以内の国内通話がし放題)→ 1,700円/月
- ・通話プラン(国内通話20円/30秒)→ 1,200円/月
データプランも2種類
ソフトバンクは、データプランも非常にシンプルな2種類だけとなっている。まず対象サービスをどれだけ利用してもSNSや動画が使い放題となるデータ定額50GBプラスは、月5,980円となっている。これに対して使った分だけ支払える安心プランのデータ定額ミニモンスターは、月2,480円で利用可能なサービスだ。
キャンペーンが意外と豊富なソフトバンク
2018年9月22日現在、ソフトバンクのシミュレーションを使うと下記のキャンペーンが表示される。
- ・1年おトク割
- ・ギガ使い放題キャンペーン
- ・おうち割 光セット
- ・みんな家族割+
SoftBankのXperiaでデータ通信する上で欠かせない「データ定額50GBプラス」もしくは「データ定額ミニモンスター」に加入すると、1年おトク割として毎月1,000円が12ヶ月間割り引かれる形となる。
またみんな家族割+というキャンペーンをおこなうソフトバンクは、携帯電話料金の節約目的で機種変更やMNPを検討中のファミリーにとっても、より良い選択肢になると捉えて良いだろう。
ちなみに4人以上でみんな家族割+を使った場合は、月2,000円が定額料から割り引かれる形となる。
ソフトバンクでXperiaへの機種変更する場合の事務手数料
ソフトバンクで機種変更をする場合、一律3,000円の手数料がかかってくる。ただし機種変更時の事務手数料は、携帯電話料金と合わせての請求となるようだ。そのため、財布の中に現金のない状況下でも、ソフトバンク店頭での機種変更は十分に可能と捉えて良いだろう。
【まとめ】Xperiaの機種変更はau・docomo・ソフトバンクどこが一番安い?
2018年9月22日時点でシミュレーションツールを使って調べられる情報をまとめると、au・docomo・ソフトバンクの中で最も安いサービスをおこなう業者が明確になってくる。
実質負担額で安いのはドコモ
各種キャンペーン特典や下取り割引などを含めない状態で実質負担額の比較をすると、月2,808円の総額67,392円で機種変更のできるドコモが一番安い業者であることが見えてくる。しかし機種代金の最大半額が支払い不要となるアップグレードプログラムEXを選択した場合、月額1,980円の24回払いでXperiaを入手できるauが最もお得なキャリアとなってくる。
月額料金で一番安いのは?
機種変更時の多くの方々が見直しをかける基本プランやパケットプランは、「どういうスタンスでスマホを使うか?」によって理想的なキャリアが異なる実態がある。例えば、国内通話をたくさんする割には、ネット通信はそんなにおこなわないといった場合は、パケット代込みで4,480円~の契約ができるauピタットプラン(カケホ)が最もお得となる。
これに対して通話よりもデータ通信重視の契約をする場合は、1,200円の通話プランとデータ定額50GBプラスが組み合わせられるソフトバンクのおすすめ度が高まると言えそうだ。
どのぐらいの周期で機種変更や買い替えをおこなうか?
月々の支払いにも大きな影響をもたらす料金プランを選ぶときには、社会問題化として取り上げられる部分も見受けられる二年縛りについて考えておく必要もある。例えば、最新モデルを買った後、数年間は確実に買い替えや機種変更をしないと言い切れる場合は、2年間の定期契約を選択した方が月々の負担を軽くできることだろう。
これに対して将来的にMNPや買い替えの予定が立たない場合は、比較的自由に解約などのできる定期契約なしのプランで比較検討するのが理想となるだろう。
機種変更の準備は余裕を持っておこなうのが理想
分割払いや基本プラン、利用キャンペーンといった選択肢が非常に多い機種変更をする場合は、今までの請求明細をしっかり確認しながら余裕を持って手続きの準備を進めるのが理想となる。
また2年縛りといった一般の皆さんにわかりにくいシステムの多い大手キャリア会社の場合、ひとつでも不明点が出てきたときにはその内容をしっかりクリアした上で契約へと進む慎重さも必要といえるかもしれない。