十四代 純米大吟醸 白雲去来はとくに入手が難しい1本といわれている。そもそも市場に出回る数自体が極端に少ないことにくわえ、海外での人気が高いことなども影響しているようだ。こうした希少性の高さもあって白雲去来はプレミアム価格で取引きされている。
そこで今回は人気の十四代シリーズのなかでもとくに純米大吟醸 白雲去来にスポットをあて、その買取相場・査定価格などについて解説するとともに、売却価格をアップさせるちょっとしたコツなども交えて紹介していこう。
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十四代 純米大吟醸 白雲去来とは
十四代 純米大吟醸 白雲去来の蔵元は山形県にある高木酒造株式会社だ。1615年創業の老舗酒造メーカーで、白雲去来のほかにも、龍泉、龍月、双虹など数々の銘柄を造っており、いずれも市場で高く評価されている。この十四代シリーズは斜陽産業となりつつあった日本酒業界に一大転機をもたらしたといわれている酒だ。
十四代 龍泉をこえる逸品
時間と材料を惜しまず手間暇かけて造った旨口の酒は、それまで辛口一辺倒だった日本酒のトレンドを大きく変え、若い世代が再び日本酒に興味を持つきっかけとなった。なかでも創業400周年を記念して造られた白雲去来は十四代 龍泉をこえる逸品ともいわれており、その見事な出来栄えは左党のみならず多くの酒造メーカーからも高く評価されている。
幻の酒
十四代 純米大吟醸 白雲去来は幻の酒とよばれている。その希少性の高さゆえ、市場で見かけることはほぼない。だが、幻の酒とよばれるゆえんはその希少性だけが理由ではない。
造酒にあたって掛米の兵庫県産特A地区産愛山は40%に精米。麹米として使う兵庫県特A地区吉川町産山田錦にいたっては35%にまで磨きあげる。そこからさらに1年間熟成させたのちに出荷するなど、日本酒のうまさをとことんまで追求した、究極の逸品だからこそ幻の酒とよばれているのだ。
日本酒本来の造り方にこだわり、米、米麹、水のみで醸した逸品は海外での評価も高い。度数16度。甘みと旨味のバランスが良く、上品なフルーティ香も感じられる。こうした飲みやすさもあって女性ファンが多いのも白雲去来の大きな特徴となっている。
買取専門店やネット売買での相場価格
十四代 純米大吟醸 白雲去来の定価は720mlで10,000円(税抜き)だ。しかし需要に対する供給が大きく不足しているため、買取専門店をはじめ、ヤフオクやメルカリといったネットオークション等での取引相場も、おおむね100,000円をこえている。
消費期限が迫ったものでも60,000円、新酒に近いものだと170,000円前後で取引されているのが現状だ。
龍泉や龍月といったほかの銘柄も定価の10倍をこえる取引が続いているが、なかでも白雲去来の人気は群を抜いているとみてよいだろう。この白雲去来は氷温熟成純米大吟醸酒という製法で造られるため、冷蔵庫や冷暗所での保存が必須となる酒だ。そのため取引価格は新酒に近いものほど高く、逆に年数を重ねるほど安くなる傾向がある。
米から造る日本酒は原則として長期保存には向いていない。したがって、もし十四代 純米大吟醸 白雲去来の売却を検討するのであれば、以上のような点も踏まえ、できるだけ早めに買取専門店などに相談したほうがよいだろう。
白雲去来の高価買取を実施している店舗3選
ここでは十四代 純米大吟醸 白雲去来の高価買取を実施している専門店を3つほどピックアップして紹介する。酒の買い取り専門店、幅広いアイテムの買取を実施しているリサイクルショップ、宅配買取などのサービスを実施している専門店など、さまざまな買取専門店があるので、自分にあった店舗を探して査定を受けてみるようにしよう。
総合買取り晴れ屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
東京都にある総合買取専門店が晴れ屋だ。ブランド品や貴金属商品などのほか日本酒といった酒類の高価買取にも力を入れている。この晴れ屋は独自の販売路を活かした高価買取を実施しているのが特徴だ。専属スタッフによる鑑定で市場価格を反映した確かな査定が受けられるのも大きな魅力となっている。
また、晴れ屋では宅配買取も実施している。サイトから宅配買取を申し込み、届いた宅配キットに梱包して返送するだけで査定が受けられるので、遠隔地に住んでいる人でも利用しやすいだろう。査定結果は3日程度で通知される。
買取りは査定結果に合意した場合にのみ成立し、指定の口座へと料金が振り込まれる仕組みだ。査定結果に納得がいかなかった場合でも、キャンセル料や返送料はかからないので、気軽に利用することができる。さらに晴れ屋は1点からの査定が可能でクーリングオフにも対応するなど、ユーザーライクな環境が整っているのも見逃せないポイントだろう。
レッドバッカス
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
レッドバッカスは岡山県に本社を置く酒の買取専門店だ。宅配買取や出張買取といったサービスを駆使し、徹底した買取価格の向上に取り組んでいる。とくにブランド価値が高い酒の買取に力を入れており、十四代 純米大吟醸 白雲去来といった希少な酒はプレミア価格での買取が期待できるだろう。
買い取り方法は店舗、出張買取、宅配買取から選ぶことができる。また、電話での問い合わせをはじめ、web査定、Line査定、メール査定、FAX査定なども行っており、自分に合った都合の良い方法を選ぶことができる。さらにレッドバッカスの大きな特徴はオークション代行にも対応している点だ。
このサービスを利用すれば十四代 純米大吟醸 白雲去来のように価値の高い酒はより高値で売ることが可能だ。オークションでの落札価格が気になる人はこういったサービスの利用も検討しておこう。
大黒屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
大黒屋は全国チェーンの買取専門店だ。希少性が高い酒の買取りに積極的で、ホームページ上で買取価格を表示するなど、情報発信にも余念がない。おおよその鑑定額は、電話やメールなどで気軽に問い合わせることが可能だ。
また、店頭買取や宅配買取のほか出張買取のサービスも実施しているので、まとめ売りしたいときにも便利な店舗となっている。この大黒屋では海外マーケットの動向も踏まえたうえで査定を実施している。買取価格が国内相場のみに左右されるわけではないので、安定した高価買い取りが期待できるのが大きな魅力だ。
査定時にチェックされるポイントなども詳しく紹介されているので、査定を受ける前にはチェックしておきたい専門店のひとつとなっている。
オークションサイトやフリマアプリも要チェック
十四代 純米大吟醸 白雲去来を売却する際には、オークションサイトやフリマアプリなどの取引価格もチェックしておきたい。なぜなら日本酒の取引価格はシーズンによっても大きく変わるからだ。とくに新年会や忘年会シーズンなどには、買取専門店に持ち込むより、高値で売却できることも少なくない。
買い取り専門店が提示する査定額をチェックしたい場合などにも利用してみるとよいだろう。
ヤフオク
十四代 純米大吟醸 白雲去来を少しでも高く売りたいならヤフオクに登録してみよう。オークション形式のヤフオクでは参加者の入札で落札価格が決まる。個人取引となるため多少の手間はかかるが、それだけに買取専門店に持ち込むよりも高く売れる可能性が高い。
とくに希少価値が高い白雲去来には多くの買い手が現れると予想されるので、相場価格を大幅にこえる落札も期待できる。また、取引成立後には販売手数料が発生するが、ヤフオクはこの取引手数料が安い点も大きな魅力となっている。
メルカリ
希望する取引価格が決まっている人におすすめのサービスがメルカリだ。このメルカリはフリーマーケット形式を採用しており、アプリをダウンロードすれば手軽に商品を売り出すことができる。販売価格は出品者が決められるため、狙った金額で買い手を探せるのが大きなメリットだ。
事前の登録料金がなく、手数料は取引成立後に商品価格の10%を運営者に支払うシステムとなっている。メルカリでの取引は運営会社を挟んで行う。そのため商品詐欺などにあいにくく、安心して取引できるのも大きなポイントだ。
買取価格をアップさせるコツ
次に査定額をアップさせるためのコツやポイントを紹介する。
複数の業者に依頼する
日本酒の買取価格は専門店の在庫状況などでも変わる。そのため白雲去来を手放す際には複数の業者から相見積もりを取ることが大切だ。買取価格はホームページなどで公開されている場合がある。
また、業者によってはキャンペーンを実施している場合もあるので、査定前には必ず公開情報をチェックしておこう。
きれいに掃除をしておく
査定を受ける前にはホコリなどを払っておくことも大切だ。とくに箱、瓶、ラベルの汚れは減額されやすいポイントなので注意する。ただし未開封品を開けるのは厳禁だ。
付属品も必ず持ち込む
箱から取り出すと減額されることもあるので、未開封品はそのまま持ち込むようにしよう。購入時に付属していた説明書など付属品は必ず査定時に持ち込む。1つでも足りない付属品があると大きく減額されてしまうので注意したい。
日本酒の場合は消費期限が短くなるほど買取金額がダウンするので、売却することを決めたなら早めに動くことも大切なポイントだ。
買取専門店のサービスをうまく活用しよう
買取専門店の多くはメールなどによる簡易査定サービスを実施している。こうしたサービスを活用すれば相場価格も把握しやすくなるので積極的な利用をおすすめしたい。また、宅配サービスを利用する場合は利用条件をよくチェックしよう。
買取価格との兼ね合いもあるが、サービス利用料が無料の業者を選ぶようにすれば、それだけお得に売却できる。さらに査定を受ける際にはまとめ売りで買取価格がアップするかどうかもチェックしておきたい。メールなどで相談すれば価格交渉に応じてくれる専門店も少なくないので、思い切って相談することが大切だ。
買取査定を受ける前には口コミなどもチェックしておこう。ほとんどの業者は問題ないが、なかには実際の査定時に簡易査定の時よりも大幅な減額を提示する業者も存在する。買取専門店の口コミなどをチェックしておけば、こういった業者を避けることも可能だ。
以上のようなポイントをおさえておけば、十四代 純米大吟醸 白雲去来は高く売ることができる。売却の際にはこういったテクニックも駆使して買い手を探すようにしよう。
まとめ
今回は十四代シリーズのなかでもとくに純米大吟醸 白雲去来にスポットをあて、その買取相場・査定価格を紹介した。米から造る日本酒は原則として長期保存には向いていない。もし十四代 純米大吟醸 白雲去来の売却を検討するのであればできるだけ早めに買取専門店などに相談したほうがよいだろう。その際は今回紹介した内容を参考にしてほしい。
日本酒は年齢を重ねても長く楽しめる趣味なので、歴を重ねるごとにアイテムが増えていくもの。ぜひ買取をうまく利用しながら、コレクションを楽しんでいただきたい。