コレクションしていた掛け軸、代々受け継いている掛け軸の処分に困っている人も多いだろう。また、掛け軸は人気の高い骨董品であるため、多くの業者が掛け軸の買取を行っている。たが、この掛け軸を売るときは慎重にリサーチしてから売るべきだろう。そこで、本コラムでは、狩野正信の掛け軸の買取相場・査定情報を紹介していくので、掛け軸を売るときの参考にするといいだろう。
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狩野正信の掛け軸の価値について
ここで、最初は狩野正信の掛け軸の価値について述べていく。掛け軸を売るときは、その掛け軸がどれくらい評価されてるのか、また作者はどういった人物なのかを知っておくほうがいい。価値について正しく把握しておくことは、高く売ることに繋がるので大事なポイントだ。
狩野正信は狩野派の祖として有名
狩野正信は、室町時代に活躍した絵師で、狩野派の祖である。狩野派は、室町時代から明治まで、常に日本の絵画界の中心にあった画派として有名であった。この狩野派の初代が、室町幕府に御用絵師として仕えていた狩野正信である。狩野正信は寛正4年に京で絵師として活動していたときは、幕府御用絵師の地位にあったと思われている。
没年は享禄3年。97歳で没したことになる。狩野正信の画は水墨画が多く、独自の芸術性は高く評価されている。そのほか仏画もあり、職業絵師として多様な画題、画風をこなしていたようだ。そんな狩野正信の作品はどれも人気が高いことで有名。狩野正信の作品を収集しているコレクターは多いようだ。
狩野正信の代表作一例
- 周茂叔愛蓮図
- 崖下布袋図
- 観瀑図
- 山水図
- 竹石白鶴図
- 釈迦三尊像
業者の多くは狩野正信の掛け軸を積極的に買い取っている
ここで、狩野正信の掛け軸がどこで売れるのか調べてみると、骨董屋・質屋などを中心に買い取っているようだ。とくに本コラムで取り上げている、狩野正信の掛け軸は高額査定対象作家として、積極的に買い取っている業者も多い傾向にある。それだけ狩野正信の作品は高額で売れる可能性が高いので、この点は押さえておこう。
また、人気のある作家の掛け軸を売る場合には、できるだけ入念にリサーチをして、慎重に売ったほうがいいだろう。そして、骨董品の多くはアートオークションなどでもよく出品されているが本コラムではあまりおすすめはしない。なぜなら、オークションは売れる金額の変動が激しく、利用がないユーザーには非常にハードルが高いからだ。業者買取を利用して売るほうが安心して売れるので業者買取を検討してみるといい。
掛け軸の査定情報
次は、掛け軸の査定情報について述べていく。掛け軸を売る前にどのような点が査定額に影響してくるのかを事前に知っておくことで、高く売ることにも繋がるので、売る前に掛け軸の査定ポイントを押さえておこう。
状態は厳しく査定される
掛け軸の査定において大事なポイントになってくるのが、状態の良さだろう。掛け軸のような骨董日は鑑賞用のモノため、その作品の価値を著しく損なう状態は、減額対象になるので注意しておこう。状態の良さは基本的に減額方式で悪い状態をシビアに査定される。では、どのような状態が減額対象となるのかという点だが、掛け軸は紙や布などの素材で作られてるため、湿気によるシワ、カビ、たわみなどができやすい。このようなシワ、カビ、たわみは間違いなく減額となる。
また、経年劣化による状態の悪化も注意しておきたいところだ。経年による劣化は、シミ、日焼け、穴、破れ、キズなどが挙げられる、程度にはよるが最悪の場合、酷い状態であれば買取不可となってしまうだろう。また、掛け軸を修復した箇所がある場合もその修復作業の質も厳しく査定されるので覚えておこう。このように掛け軸の査定では保管状態が非常に重要視されているので、状態には細心の注意を払っておこう。
付属品はセットで売るべき
掛け軸の買取では付属品にも価値がある。掛け軸を入れる箱や本物を証明する鑑定書などの付属品があるなら、忘れずに持参して一緒に売るほうが高く売れる。
本物を証明するもの箱や鑑定書は、掛け軸のような骨董品買取では非常に重宝されるだろう。なぜなら、骨董品買取市場では、高額で売れるモノほど偽物や模倣品が多く出回っているからだ。なので付属品には一定の価値がある。とくに、共箱という画家や作家のサインや印が入った桐箱は査定評価が高いので売るようにしよう。
まとめて売ることで査定額が上がることも
また、まとめ売りも考えるのも良い手段だ。買取では1点ずつ、バラ売りするより、数点まとめて売るほうが査定額は高くなることが多い。つまり、まとめて売るほうが通常よりも高く売れるということだ。そして業者によって、まとめ売りに力を入れている業者もいる。そのような業者ではまとめ売りキャンペーンも定期的に行い、積極的にまとめ売りを歓迎しているので、そのような業者を探し、まとめ売りするのも良い方法だ。
狩野正信の掛け軸の買取相場
では、ここで最後に狩野正信の掛け軸の買取相場について述べていく。掛け軸だけでなく何かを売るとき、どれくらいの金額で売れるのかしっかりリサーチした上で売ったほうが、損をしにくく高く売れるので、相場は売る前にしっかりと押さえておこう。
数十万〜数百万円の金額を目安にしたほうがいい
狩野正信の掛け軸の買取相場について述べていくが、買取相場を調べてみても、多くの業者で買取実績や買取金額は非公開になっており、明確な相場はわからない現状だ。狩野正信の掛け軸は上記で述べたように、評価は高く、高額査定となりやすいだろう。だが、相場はわからないので、売りに出すときは慎重に売るべきだ。買取金額を開示していないのは、狩野正信の掛け軸は高額査定になることと、市場で偽物や模造品が多いので、実際に査定をしてみないと値付けができないという理由が大半だろう。
では、この狩野正信の掛け軸はどのくらいの金額を目安に売ったほうがいいのか。掛け軸の買取では、有名な画家、作家、歴史上の人物などの掛け軸が本物の場合、数十万円〜数百万円の査定額が多い傾向にある。本コラムで取り上げている狩野正信の掛け軸は非常に価値が高く、人気がある。そのため高額で売れるのは間違いないので、数十万〜数百万円の金額を目安に売るといいだろう。この査定金額を目安に掛け軸を売れば、損をするリスクも低いので、ぜひ参考にしてほしい。
複数の業者で買取査定を
上記で、狩野正信の掛け軸は高額で売れると述べたが、注意すべき点があるのでここで述べておこう。とくに狩野正信の掛け軸のような高額査定になりやすい掛け軸を売るときは十分に注意すべきだろう。高額で売れる分、損をするリスクは高い。
では、その注意点だが、高く売れる骨董品であればあるほど、業者選びは慎重になったほうがいい。この狩野正信の掛け軸を売るときは、必ず複数の業者をリサーチした上で、いくつかの業者を選ぶようにしよう。その各業者に査定依頼を出して、どれくらいの金額で買い取ってもらえるのか見積もりも出してもらうべきだ。そして、提示された査定額を比較して、できるだけ高い金額を提示してくれた買取業者を利用すれば、損をするリスクも回避できる。
まとめ
本コラムでは、狩野正信の掛け軸の買取相場・査定情報というテーマでいくつかの情報やポイントを紹介してきた。掛け軸は骨董品のなかでも高額査定となりやすい。とくに、本コラムで紹介した狩野正信の掛け軸は価値も高く、高額になるので慎重に売ったほうがいいだろう。掛け軸を売る前にしっかりとリサーチをしてから売るようにしよう。
また、掛け軸の買取ではどの業者で売るのか大事なポイントとなるので、どの業者で売るべきか入念にリサーチしてから、複数の業者でまずは見積もりを出してもらってから売るようにしよう。
