本コラムでは、今後値上がり・高騰が確実と言えるプレミア性の高い切手をコレクターがまとめ、解説していこう。ヤフオク、切手屋さんなどで高額落札、高額買取を狙える特別な切手ばかりだ。切手収集をする人は知っておくとよいだろう。
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プレミアが付いた例:日本国際切手展91・前売り入場券付き小型シート
日本では切手(小型シート)に入場券機能を付加して販売したのは唯一、本例だけである。
流通の少なさから、平成時代で最高値を保持
普通の小型シートは額面100円で売価も100円であった。前売り入場券付きはシート地下部にその旨を加刷してあって、額面は100円であったが売価は1,000円もした。
しかも、郵便局では販売されず、日本国際切手展’91組織委員会に直接通販を申し込まなくては手に入らなかったのだ。そんな限られた販売方法のせいで流通数も少なく、平成時代に入ってから今のところ、最初にして最高値をつけているようだ。
安値安定とはいえ、まだまだ高額買取されている
筆者はそのことをリアルタイムに経験している。確か3セット申し込み、うち3セットを実際の入場券としても使用した。平成10年頃が最も高い相場を形成していたようで未使用一枚が1万円もした。コレクターズ・アイテムの常で、高値に吊られて売りに出る数が増え、ここ数年は3,000円ぐらいの安値安定状況である。とはいえ、約四半世紀で原価の3倍というのは堅調と言っていい。
プレミアが付く可能性のある例:500円普通切手
高額普通切手の例として500円切手を取り上げる。1974年にバサラ大将図案で発行されて以降、デザインも良かったのだが、何よりも使い勝手の良い額面であったことが幸いし、料金別納・料金後納用の切手として大量に使われた。
最初期製造品は価値がます可能性が高い
図で示したように500円切手は36年もの間親しまれてきた。それだけ長期間になると版式などに変化があり、コレクターの中では最初期印刷や色校正用にシート余白に刷られているカラーマークのバラエティなどにより、ものによっては3万円以上するものがある。
それらは専門収集家としての高度な知識がないと理解できないことだ。しかし、今後の動向を類推する参考にはなる。それは「最初期製造品は希少性が増す可能性が高い」ということである。
2015年発行分は最初期印刷時期のため、今が買い時
(4)の現行500円切手は2015年に発行されたばかりである。まさに今が最初期印刷である。1シート100面だからフルシートだと5万円。一度にそれだけの額は払えないしプロ並みの保存技術もない(自信がない)のであれば、半シートの25,000円あるいはもっと細かく刻んで10枚ブロックの5,000円でどうだろう。機会があるごとに買い足してせめて10年、理想は20年大事に寝かせてほしい。
財産保全のつもりで投資を
もし、予想通りの値上がりがなくとも使い勝手の良い額面である。数パーセント程度の額割れでチケットショップで売却すれば、まとまった額の現金にすることができる。値上がりを期待しての投資というよりは、財産保全ぐらいの意味で取り組んでもらいたい。値上がりの可能性はあくまでも可能性でしかないからだ。
過去の切手を手に入れる機会はほぼない
なお(2)や(3)は販売期間が短く、一見すると値上がりしそうに思える。その想像は間違ってはいない。しかし、その程度のことはプロの切手商やコレクターも当然見通しているので、すでに十分な在庫量を買い押さえている。郵便局での販売も終了しており、これから額面で買える機会もない。
切手を売るならおたからや
ブランド品や骨董品、金券などの買取を行っている買取専門店のおたからやでは、コレクターが好むようなプレミア切手も取り扱っている。切手のみに特化した買取専門店ではない業者なのだが、横浜本社を拠点にして知識の豊富なスタッフを育成しているため、今回のようなプレミアがつくような切手の真価を見極めてくれる。実際の買取実績には、日本のものだけでなく中国切手の大量買取を行った例もあり、その額は45万円を超えている。
買取方法は店頭買取・出張買取・宅配買取の3つを用意。いずれにおいても査定料や出張料、返送料などの買取りにかかる費用負担は一切ないため、古い切手を持っている人はおたからやで査定してもらうと良いだろう。
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