子供の習い事として多いと考えられるものはピアノではないだろうか?習い事として通わせるために自宅でも練習できるように、ピアノを購入した家庭も多いことだろう。そのまま大人になるまで習い、プロになるのであれば、ピアノを捨てることはほぼないかもしれない。しかし、そういったケースはレアだと考えられる。ほとんどの家庭では、子供の成長と共にピアノが不要になってくるものである。
不要になったピアノは、置いておくだけでもスペースを取る。処分しようとする人もいるだろうが、果たして適した処分方法を知っている人は多いだろうか。人生でピアノを処分することは何度もないだろう。そのため、ほとんどの人が初めてとなり、どうしても処分方法を知らない人が多い。
そこで今回は、この記事にてピアノを処分する方法を紹介していく。さらに、ピアノを処分する前に知っておかなければならない注意点も紹介していこう。また、捨てるのではなく、買い取ってもらう方法で処分するやり方もある。そちらも合わせて参考にしてもらいたい。
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ピアノを処分するうえで注意しなければならないこと
ピアノの処分経験をしている人は少ないだろう。そこで、ピアノの処分方法を把握する前に、注意事項をまずは知って欲しい。注意点を事前に知っているかどうかで、処分がスムーズに進むかどうかの分かれ道にもなる。そのため、まずは処分する前に把握しておくべき注意点を紹介していく。
ほとんどの人は意外に考えがそこまで達していないで、処分を依頼した当日にあたふたしてしまうことも多い。しっかり把握した上で、処分に取りかかろう。
ピアノは粗大ごみとしては出せない
ピアノのように大きい物を処分しようと考えた時にまず、思い浮かぶ処分方法は、“粗大ごみ”として出す方法ではないだろうか。粗大ごみに依頼して何かを処分したことがある人は多いだろう。そのため、依頼までの手順も知っていて、粗大ごみとして処分できるのであれば、この方法で処分しようとまず第一に思い浮かべるはずだ。しかし、実はピアノは粗大ごみとして出せないようになっている。
しかし、これは自治体ごとに異なる面ではある。もしかしたら受け付けているところもあるかもしれない。しかしながら、大半の自治体ではできないため、粗大ごみとして出そうとしていた人は、他の処分方法を見つけるべきだろう。
主要都市の粗大ごみの費用
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ピアノは重いので運び出しに苦労する
ピアノの処分は、粗大ごみとして出せないこと以外にも注意点がある。それは、ピアノが「大きい」「重い」という点である。なぜ、この2点が注意点になるかというと、不要になったピアノを処分する際、外に運び出さなければならないためである。自分で運び出すか、業者に運び出してもらうかといった方法を選択しなければならなく、どちらの場合でも家の中からピアノを出すための通り道を作り出さなければならない。
つまり、家具の移動なども必要ということとなる。家具の移動は重労働になるため、何人かで行わなければならないということも覚えておいてもらいたい。
このように、ピアノの処分は一筋縄ではいかない。事前の準備が非常に重要になってくる。
不要になったピアノを処分する方法
注意点が分かったところで、本題の不要になったピアノの処分方法を見て見よう。身近な処分方法である“粗大ごみ”としては出せないことがわかった。他の方法をしっかりチェックしておこう。
下記でパターンごとの処分方法を紹介していく。自分にあった方法で処分に取り掛かり、参考にしてもらえると嬉しい。
不用品回収業者に依頼する
不用品を回収する専門の業者である、不用品回収業者は重いピアノも引き取ってくれる。不用品回収業者の場合は、ピアノを家の中から外まで持ち出してくれるため、自分で運び出す必要もない。しかし、それでも家の中から運び出す際の道は作っておかなければならないため、その準備は回収日までに整えておこう。
また、不用品回収業者に依頼する場合は、どうしても費用がかかってしまう。業者ごとにその料金は全く違うため、相場も把握しづらい。妥当な値段なのか確かめるために、いくつかの業者に依頼をし、いくらくらいかかるのか調査した上でどこの業者に依頼するか決めた方が良いだろう。
引っ越しで処分するのであれば引っ越し業者に依頼
引っ越しをする際は、ピアノ以外でも不要になる物がたくさん出てくるだろう。それらと一緒に処分したいのであれば、引っ越し業者に引き取ってもらう選択肢もある。しかし、すべての引っ越し業者が引き取りサービスを行っているわけではない。事前に問い合わせておくようにしよう。
さらに、引っ越し業者に依頼する場合も不要品回収業者と同じく、運び出しを行ってくれるので、その点は安心してもらいたい。しかし、費用はかなり高めに設定されているケースが多い。いくらかかるのかもしっかり確認してから依頼するようにしよう。
不要になったピアノを買い取ってもらうことで処分することができる
ピアノは、長い間使用しているケースが多い。そのため、愛着や思い出が詰まっているという人もいるだろう。そうした場合、どうしても“捨てる”という行為に抵抗を感じてしまうことがある。そういった方向けに、その抵抗を減らし、且つ換金できる方法がある。それが、買い取ってもらう方法だ。
買い取りをしてくれるとは言っても、どのようなところが行っているのか分からない人も多いことだろう。
そこで下記では、2つの買い取り業者を紹介する。参考にしてもらいたい。
ヤマハピアノサービス
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ヤマハピアノサービスは、その名の通り「YAMAHA」のピアノの買い取りを行っている。取り扱っているピアノはアップライトピアノとグランドピアノになっている。
買い取りの流れは、ネットや電話で査定依頼をし、訪問日を決め、その後、ピアノを引き取りに来てもらい、査定となる。その査定額に納得をすれば、査定額が後日振り込まれる。
ヤマハピアノサービスの場合は、買取したピアノを世界の子供たちへ届けるサービスを行っている。ピアノを大切に扱ってもらいたいと思っている人には特にオススメの業者と言える。
伸和ピアノ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
伸和ピアノでは、幅広い種類のピアノを回収してくれる。古いものでいうと、昭和32年のものでも買い取りをしていることが分かる。ホームページでは、型番などでおおよその買い取り価格も表示されている。いくらくらいで売れそうか判断が付きやすい仕様になっている。また、もし自分のピアノが対象商品として載っていなくても、一度問い合わせをしてみるといいかもしれない。
さらに、インターネットから依頼ができ、査定料や引き取りの費用が発生しない点も特徴的だ。査定額に納得すれば、その場で取り引きと清算が行われる。
ピアノを高く買い取ってもらうコツ
ピアノを購入する際はそれなりの値段がかかる。さらに、購入後は小さい頃の思い出が詰まっているものだ。そうすると、あまりにも安い額では、売る気が無くなってしまうだろう。そうならないためにも、高額で売るコツを知って、少しでも高く売れるように工夫したいものだ。
ブランドもののピアノ
ピアノにも人気ブランドのものがある。そのため、人気ブランドのものを処分するのであれば、それなりに値段がつくと考えておいてもいいだろう。しかし、あまりにも古い物は買い取りすらしてもらえない場合もある。いつ製造されたものかもあらかじめ把握しておくようにしよう。
ピアノのメーカー・ブランド一覧
- ヤマハ
- カワイ
- アポロ
- ディアパソン
- クロイツェル
- オオハシ
- スタインウェイ・アンド・サンズ
- ベーゼンドルファー
- ベヒシュタイン
- シンメル
- ボストン
- ウェンドル&ラング
- ペトロフ
- レーニッシュ
- プレイエル
- ブリュートナー
- ザイラー
- グロトリアン
綺麗にする
ピアノを処分する頃には、ピアノはすでに長年使われていなく、家で放置されていた可能性が高い。つまり、ホコリを被ってしまっているケースが多い。見た目が汚いと、買い取り手としても少し値を下げる必要があると判断してしまうと言われている。
そのため、少しでも高値を付けたいのであれば、見た目を綺麗にするために最低限の掃除はしておく必要がある。
ピアノの塗装面のホコリや指紋をとりたいのであれば、柔らかい布などで優しく拭き、清潔感を出すようにしよう。また、ピアノ用の羽毛もある。しかし、ここで注意して欲しい点が無理にゴシゴシと拭かないようにすることだ。ピアノは簡単に傷がつきやすいため、布とピアノの間に小さいゴミがもし入っていたら傷がついてしまう。そういった事態を避けるために優しく清潔な布でふき取るようにしよう。
鍵盤の掃除をするのであれば、こちらも同じく柔らかい布で拭くようにしよう。しかし、もしこびりついた汚れがある場合は、石鹸水を布に染み込ませて拭くと良い。この際、後から乾拭きをすることも忘れないようにしよう。
付属品と一緒に売る
また、ピアノは単体で弾くことはできない。必ず付属品が必要である。例としては、例えば、ピアノの椅子やピアノカバーが挙げられる。また、忘れがちとなってしまうのがピアノの保証書や説明書である。これら付属品が不足していると場合によっては減額の対象になってしまうこともある。購入した時の、新品の状態に近づけるために、なるべく探してピアノ本体と一緒に買取に出すようにしよう。
複数の業者に査定依頼をする
高額査定を狙う上で最も大切作業と言えるのが、複数の買取業者に査定依頼をする点である。買取に出したことがない人や、日頃忙しくリサーチする暇がない人はついネットで検索をして一番上に出てきた企業や、家の近くにある買取業者に依頼をし、そのまま買取を確定してしまうこともあるだろう。
しかし、もし少しでも高く売りたいのであれば、それは絶対してはならないことの一つである。買取の金額は場合によっては業者ごとに大きく違うこともある。つまり、どの買取業者に買い取ってもらうかによってその買取金額は大きく左右される。
そのため、必ず最低3社からは見積もりを取るようにして欲しい。業者によっては査定の出張費を依頼してくることもあるかもしれない。査定依頼する際は、必ず無料で見積もりを取れるか確認してから依頼するようにしよう。キャンセル可能かどうかも確認しておくようにしよう。
また、見積もりを取るのが大変であれば、最低でも過去の査定額を比較することは行ってほしい。それであればネットでのリサーチのみですむ。買取業社の買取方法と、その査定額を比較し、一番自分にとってお得に買い取ってくれる企業を見つけて欲しいものだ。
もし、どうしても複数の業者を探し出し、リサーチする手間もかける時間もないという人は、無料一括査定サイトを利用すると良いだろう。無料一括査定サイトでは、一回フォームに入力して依頼するだけで、そのサイトに登録されている複数の企業に見積もり依頼をしてくれる。自分で企業を探す必要も、何度も問い合わせたりフォームを書く必要もない。さらに、一括査定サイトから依頼することで、他の企業と比較されることを業者も認識するため、高額で買い取ろうとする傾向もあるかもしれない。
売るタイミング
高額査定を狙うのであれば、売るタイミングも非常に重要である。ピアノは非常に繊細な楽器である。確かに、その寿命は80年とかなり長いと言われていて、なかなか使い物にならないほど壊れることはないかもしれない。しかし、長年調律していなかったりすると、もう一度弾けるようになるまでメンテナンスにも費用がかかるため、減額の対象になってしまう。弾かなくなったらなるべく早めに査定に出して売るようにしよう。
また、業者によってはキャンペーンを行う時期もある。そういった時期に合わせて売りに出すと尚お得に売ることができるだろう。
まとめ
ピアノを処分する方法として利用できるのは、不用品回収業者に依頼する方法だ。粗大ごみとして出せると思っている人も多いかもしれないが、ほとんどの自治体では受け付けていないのが現状である。そのため、不用品回収業者に依頼したりしなければならない。
ピアノを処分したいのであれば、捨てるというのではなく、再利用という観点から見てみることもオススメだ。つまり、買い取ってもらうことだ。ピアノは中古でも欲しいと言っている人は多い。さらに、ブランドものであれば高値がつく場合もあるため、まずは査定に出してもらいたい。査定に出す際は、最低3社には査定を依頼しておき、どれくらいで買い取りをしてもらえるのか把握しておくと、損をしなくて済むだろう。
また、ピアノは寄付することができる場合もある。保育園や教会、老人ホームなどが家の近くにあれば問い合わせてみるのもいいかもしれない。