管理機は土を耕した後に畝(うね)を立てたり溝を掘ったりするために使用する農機具だ。似たような役割をもつ農機具に耕運機があるが、従来の耕運機は基本的に土を耕すためだけに使用されていた。
しかし、現在の耕運機は管理機の役割も担えるタイプが登場しているため、人によっては1つで済む耕運機だけを所有するのは珍しくない。では、不要になった管理機にいくらの値段がつくのか、いくつかの買取価格を例に買取相場を徹底調査していく。
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管理機について
管理機は土を管理・維持することを目的とした農機具で、畝を立てたり溝を掘ったりするのに使用する。管理機は機械のサイズが小型のものが多いので小回りが利き、他の農機具と比べれば価格は安い。また、アタッチメントを取り換えることでさまざまな作業をできる優れものだ。
管理機は農機具ということもあって農家が所有しているイメージをもつ方は多いだろう。しかし、最近では家庭菜園がブームになっているため、農家の方以外でも管理機を所有していることは珍しくない。では次に、管理機のタイプと耕運機との違いをそれぞれ解説していく。
3種類のタイプ
管理機には主に3種類のタイプがあり、ロータリーの位置によってタイプが異なる。まず、フロントロータリーはロータリーが前方にあるタイプだ。足を巻き込む危険が少なく初心者でも安全に利用できる一方で、他のタイプと比べて価格が高いのが特徴。
次に、車軸ロータリーはロータリーがエンジンの真下にあるタイプだ。他のタイプよりも小型で持ち運びが便利である一方で、安定性に欠けるのが特徴。
最後に、リアロータリーはロータリーが後方にあるタイプだ。安定感があって他のタイプよりも深く耕うんできる一方で、足の巻き込みには注意が必要である。
耕運機との違い
管理機と耕運機は役割が似ていることから、両機はしばしば混同されがちな農機具である。本来、それぞれの機械には使用する目的があり、管理機であれば土を管理・維持すること。耕運機であれば土を耕すことが目的であるため、両機の目的は異なるものであった。
しかし、近年登場した管理機と耕運機は1つの機械で土を耕すこともできれば、畝を立てたり溝を掘ったりもできる。つまり、作業する上ではどちらを利用しても問題ないということだ。
メーカーによっては名称を使い分けているところもあるが、現在は基本的に管理機と耕運機の違いは名前だけと捉えても差し支えないだろう。
管理機の買取相場
管理機の買取価格はメーカーや商品の状態、売る業者などによって変動するので、買取相場には幅が出る。そこで、買取相場の参考にいくつかの買取例を紹介するので、売却するときの参考にしてもらいたい。
マキタ(MKR0362H) 50,000円
マキタ(MKR0362H)の管理機が50,000円で買取された例がある。種類はリアロータリータイプで、商品の状態は良く動作の問題も特にない。まだまだ使用できる機械であることから、50,000円という金額の高さがつけられている。
ホンダ(FG201H) 25,000円
ホンダ(FG201H)の管理機が25,000円で買取された例がある。種類は車軸ロータリータイプで、商品の状態は比較的良い方だ。動作に問題がないことから、25,000円という金額で買取されている。
ヤンマー(MRT5) 35,000円
ヤンマー(MRT5)の管理機が35,000円で買取された例がある。種類はリアロータリータイプで、商品の状態は少しの汚れがあるだけだ。動作に問題なく有名なメーカーであることもあって、35,000円という金額で買取されている。
クボタ(TMA300) 20,000円
クボタ(TMA300)の管理機が20,000円で買取された例がある。種類は車軸ロータリータイプで、商品の状態はわずかな汚れが目立つ程度だ。動作に問題なくクボタという人気メーカーであることから、20,000円という金額がつけられている。
マメトラ(SRV35D)80,000円
マメトラ(SRV35D)の管理機が80,000円で買取された例がある。種類はフロントロータリータイプで、商品の状態は汚れやサビがある状態だ。動作に問題なく、もともとの値段が高いことから80,000円という金額がつけられている。
管理機を買取している業者
農機具を買取している業者の中には管理機と耕運機を同じ括りとして買取している業者もあるが、ここで紹介する5社は管理機という名で買取している業者だ。もし、管理機の売却先を探している方がいれば、参考にしてみると良いだろう。
タカーク買取センター
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
管理機を買取している業者の1つ目は不用品の買取をおこなっているタカーク買取センターだ。タカーク買取センターは兵庫県でお店を営業しており、農機具の他にも家電や楽器、美容機器なども取り扱っている。
これまでに買い取った商品は数多くあり、実際に管理機を買取したこともあるので、実績は十分だろう。タカーク買取センターでは店頭・出張・宅配の3つの買取方法が利用でき、出張買取の対象エリアは兵庫県を拠点に大阪府といった近畿地方が中心。
宅配買取は送料こそかかるが、出張買取は出張料や査定料などの費用はかからないので、店頭買取が難しい近畿地方の方は出張買取を利用してみるのも1つの手段だろう。
タカーク買取センターの特徴は買取方法が充実しており、農機具の他にもあらゆるジャンルの商品を取り扱っているところだ。
農機具高く売れるドットコム
買取価格
スピード
手数料
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ポリシー
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対策
管理機を買取している業者の2つ目は農機具買取サービスを提供している農機具高く売れるドットコムだ。農機具高く売れるドットコムは全国で10店舗のリユースセンターを営業しており、基本的な農機具の他に重機や運搬車なども取り扱っている。
これまでに何台もの農機具を買取しており、管理機の買取経験も多数。何より、上場企業が運営しているサービスなので、安心して利用できる業者だ。
農機具高く売れるドットコムでは出張買取だけが利用でき、出張エリアは北海道の一部地域や沖縄県を除けば全国が対象である。出張費用や手数料はかからないので、気軽に利用できるだろう。
農機具高く売れるドットコムの特徴は手数料が一切かからず、基本的に全国どこからでも利用できるところだ。
リサオク
買取価格
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対策
管理機を買取している業者の3つ目は不用品を買取しているリサオクだ。リサオクは東京都に買取センターがあり、農機具の他にも家電製品やスポーツ用品など、あらゆるジャンルの商品を取り扱っている。
これまでに買い取った商品は数多くあり、実際に管理機を買取した実績もあるので、実績という点では安心できるだろう。
リサオクでは店頭・出張・宅配の3つの買取方法が利用でき、出張エリアは東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県といった都心が対象。出張料や送料などの手数料は無料なので、気軽に利用できるだろう。リサオクの特徴は買取方法が充実しており、あらゆるジャンルの商品に対応しているところだ。
吉元商店
買取価格
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ポリシー
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対策
管理機を買取している業者の4つ目は農機具と重機の買取専門店である吉元商店だ。吉元商店は滋賀県でお店を営業しており、農機具の他にフォークリフトやパワーショベルといった重機なども取り扱っている。
これまでに何台もの農機具を買取しており、実績は十分。実際に管理機を買取したこともあるので、問題ないだろう。吉元商店では店頭買取と出張買取が利用でき、出張エリアは滋賀県を中心に和歌山県や兵庫県といった近畿地方だけでなく、中部地方の岐阜県や愛知県も対象。
出張や引き取りで費用が発生することはないので、近畿地方や中部地方の方は気軽に利用できるだろう。吉元商店の特徴は東南アジアにある国と貿易できるので古い農機具でも高価買取でき、値段のつかない農機具でも無料で処分してくれるところだ。
エコランド
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ポリシー
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対策
管理機を買取している業者の5つ目は高価買取専門店であるエコランドだ。エコランドは鹿児島県で営業しており、農機具の他に家電機器や電動工具など、幅広いジャンルの商品を取り扱っている。
これまでに何点もの商品を買取しており、実際に管理機を買取した経験もあるので、実績は十分だろう。エコランドでは店頭・出張・宅配の3つの買取方法が利用でき、出張買取の対象エリアは基本的に鹿児島県内だけだが、場合によっては近隣の県でも対応が可能。
出張料や送料はかからないが、出張買取や宅配買取を利用する場合はまず、無料査定を受けておく必要がある。エコランドの特徴は買取している商品のジャンルが幅広いので、管理機の他にもあらゆる商品をまとめて買取してもらえるだろう。
買取業者の選び方
上記で管理機を買取している業者を5社紹介したが、その他にも取り扱っている業者は数多く存在する。業者ごとに特徴は異なるので、どの業者を選んだら良いのか悩む方もいるだろう。そこで、管理機を買取してもらう際にどのような業者を選べば良いのか、3つに分けて紹介していく。
出張買取が利用できる
まず、管理機を買取してもらう際には出張買取が利用できる業者を選ぶと良いだろう。なぜなら、小型の管理機であれば持ち運びはできるが、中型のものであれば持ち運びが大変だからだ。
業者の買取方法には主に店頭・宅配・出張の3種類がある。業者によって対応している買取方法は異なり、すべての方法に対応している業者もあれば、どれか1つの方法にしか対応していない業者もあるだろう。管理機のような機械を買取してもらう際は出張買取に対応している業者を選ぶのがおすすめだ。
店頭だと大型のものは持ち運びが大変であり、宅配は重量の面で難しい。ただ、出張であれば管理機を運ぶ必要はないので、売り手にとっては楽に買取してもらえる。したがって、管理機を買取してもらう際は出張買取が利用できる業者を優先的に探すと良いだろう。
基本的な手数料が無料
次に、管理機を買取してもらう際には基本的な手数料が無料の業者を選ぶと良いだろう。なぜなら、手数料がかかると手元に残る金額が最終的に少なくなるからだ。
宅配買取や出張買取を利用すると業者によっては手数料がかかる場合があり、具体的には商品の発送・返送にかかる送料や振込手数料、出張料や査定料などがある。これらの手数料は業者によってかかる場合とそうでない場合があるので、管理機を買取してもらう際は手数料が無料の業者を選ぶのがおすすめだ。
例えば、管理機の買取金額が5,000円でそこに先ほど紹介した手数料がいくらかかかるとしよう。その場合、手元に残る金額は最終的に5,000円よりも少なくなる。
もし、手数料が買取金額を上回れば、買取してもらう行為が赤字につながるのだ。したがって、管理機を買取してもらう際は基本的な手数料が無料の業者を優先的に探すと良いだろう。
過去に買取した実績がある
最後に、管理機を買取してもらう際には過去に買取した実績がある業者を選ぶと良いだろう。なぜなら、過去に買取した実績があれば少なくとも、その商品を買取した経験はもっているからだ。
業者は過去に買取した商品を実績としてウェブ上に載せていることがある。農機具を買取している業者の中にはトラクターの実績は豊富でも、管理機の買実績はまったくない業者もあるだろう。そのため、管理機を買取してもらう際は過去に買取した実績がある業者を選ぶのがおすすめだ。
管理機のような機械は中古だと状態によって金額に幅が出るため、査定をする際はある程度の知識や経験が必要になる。したがって、管理機を買取してもらう際は過去に管理機を買取したことがある業者を優先的に探すと良いだろう。
まとめ
管理機の買取相場がいくらなのかを徹底調査したところ、買取価格が10,000円~50,000円前後のものが多かった。管理機は大型の農機具と比べて販売価格が安い分、買取価格も高値がつきにくい商品だ。もちろん、管理機の状態が良く年式が新しければ、上記の金額よりも高値がつくこともある。
さて、管理機を売る際は買取業者の選択が重要になってくるだろう。上記で業者の選び方を3つ紹介したが、その中でも特に重要なのは過去に買取した実績があるかだ。今後、管理機を売却する機会があれば、上記で紹介した買取相場や業者の選び方を思い出してもらいたい。