アメリカの宝とも称されるブランド、スチューベン。デザイナーのフレデリック・カーダーが設立したスチューベングラス社のブランドの1つ
として、今もなお多くの人に愛されている。スチューベングラス社の手掛けるガラス工芸は1つ1つ職人が手作りで製作しており、1つ1つが個性を持っていることで知られている。今回はスチューベンの買取相場・査定情報をまとめていく。スチューベンの作品を家に眠らせている方はぜひ参考にしてほしい。
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スチューベンとは
1903年にデザイナーのフレデリック・カーダーによって設立されたスチューベングラス社。そのスチューベングラス社が手がけるブランドがスチューベンだ。優れたデザイナーと熟練のガラス職人によって製作されるスチューベンというブランドは、歴代のアメリカ大統領への贈呈品として用いられることもあったほどである。
スチューベンとスチューベングラス社は間違えられることが多いが、スチューベンとはスチューベングラス社のブランドという位置づけになっている。スチューベンのデザインは動物をモチーフにしたものからインテリアに使えるような実用性の高いものまで幅広い。また、アメリカのシンボルであるイーグルがデザインされたものも製作してきた。
スチューベングラス社
スチューベングラス社を設立したのは、イギリス人ガラス工芸職人のフレデリック・カーダー。イギリスのガラス工房で培った技術をアメリカに持ち込んで企業したのだ。フレデリック・カーダーは確かな技術と実績を生かして、スチューベングラス社で色彩豊かなガラス工芸を作っていた。
スチューベングラス社が耐熱ガラスメーカーのコーニング社の傘下となってからは、無色透明のガラスを作るようになった。この無色透明のガラスが非常にクオリティが高く、スチューベングラス社を代表する作品となった。
閉鎖後も中古市場で人気
高品質なガラス作品が評価されパリ万博で金賞を受賞し、世界的に有名になったスチューベングラス社。ラグジュアリー関係のグループ会社の傘下となった後、2011年に会社を閉鎖することとなった。
スチューベングラス社が閉鎖した後も中古市場では頻繁にスチューベンのガラス作品が出回っており、スチューベンがいかに優れたガラスブランドなのか分かるだろう。スチューベンの名前は日本ではあまり高くないが、ガラス工芸好きやコレクターからは人気の高い商品となっている。スチューベンを集めているコレクターからは買取価格も高いガラス工芸と言えるだろう。
スチューベンの買取相場
スチューベンは一部の熱心なファンから人気があり、ガラスの中古市場では現在も取引されるガラス工芸となっている。今回は実際にスチューベンのガラス工芸を紹介しながら、それぞれの買取相場を解説していこうと思う。スチューベンを売る予定がある方はぜひ参考にしていただきたい。
Trout & fly
Trout & flyは1966年にジェームズ・ヒューストンによって製造されたガラス工芸だ。タイトル通り、鮭が飛び跳ねている様子がクリスタルガラスに表現されている。なお、鮭の頭上にはロイヤルコーチマンという人工の釣餌が飾られており、鮭の生き生きとした様子が伝わってくる作品となっている。
買取相場は5,000円~8,000円となっている。なお、スチューベンのようなガラス工芸は状態によって買取価格が上下するので、できるだけキレイに保管するようにしよう。
クリスタル リンゴ
ガラス工芸といえばクリスタルで造られた美しい置物を想像する方も多いのではないだろうか。そんなガラス工芸こそスチューベンのクリスタル リンゴだ。精工に作られたスチューベンのガラス製リンゴは非常に美しく、ガラス好きからの人気も高いガラス工芸となっている。
そんなクリスタル リンゴの買取相場は10,000円~15,000円となっている。スチューベンのガラス工芸の中でも買取相場は高い。
イーグル
アメリカの象徴ともいえるイーグルをモチーフにしたガラス工芸だ。このイーグルは大きさが非常に大きく、羽が美しく加工されているのでどっしりとした印象を受ける。
また、精密にガラスがカットされており複雑かつ綺麗なフォルムとなっている。光に当たると屈折してより美しく映ることで知られている。スチューベン・イーグルの買取相場は20,000円~35,000円となっている。イーグルのフォルムと大きさから買取価格が高いガラス工芸となっているのだ。
スチューベンの査定情報
スチューベンのガラス工芸はガラス好きから一定の需要があり、買取価格も10,000円を超えるモノがあることがわかった。今回はそんなスチューベンのガラス工芸を売る際に耳寄りの情報を紹介していく。スチューベンの買取を考えている方はぜひ参考にしてほしい。
ガラス工芸は状態が大事
スチューベンなどのガラス工芸品は見た目が美しく、ガラス好きも大体の人が観賞用として買うことが多い。そのため、そんなガラス工芸は状態が大事になってくる。特にガラス工芸にありがちなのがクリスタルガラスがくもってしまったり、くすんでしまうケースだ。
これらのくすみ・くもりを取り除かないと買取価格を大きく下げてしまう。グラスや食器などのガラス製品は水道水の水垢によってくすみ・くもりが生まれてしまう。
くすみ・くもりが発生する理由
ではなぜスチューベンのガラス工芸は観賞用で保管してあるのにくすみ・くもりが発生してしまうのだろうか。これは空気中の油分が原因となっている。いくら良い状態で保管していても、長い時間保管したままだと空気中の油分が付着してしまうのだ。それよって白くくすんだり、くもってしまうケースが多い。
くすみ・くもりの除去方法
これらのくすみ・くもりを取り除く際は酸素系漂白剤を使おう。まずはボウルなどに50度前後のお湯を入れ、そこに酸素系漂白剤を溶かしていく。そこにくすみ・くもりを取りたいガラス製品を入れ1時間~2時間ほど放置しておく。
スポンジで優しく曇っている部分やくすんでいる部分をこすって、水ですすいで完了だ。これらの簡単なステップでガラスのくすみ・くもりを取り除くことができる。ガラス製品を売る前にはぜひやっておこう。
複数の買取業者に査定を依頼しよう
買取業者を普段から利用しない方の場合、1つの買取業者に査定をしてもらいそのまま売却するケースが多い。しかし、これは若干損をしている。なぜなら買取業者によって買取価格が大きく上下する可能性があるからだ。そのため、買取業者4,5社ほどに査定してもらうことが望ましい。
なぜ買取業者によって買取価格や査定額が違うかというと買取業者ごとに査定基準や在庫状況が違うからだ。査定基準が違えば同じ商品でも買取価格が大きく変わる。また、在庫状況が違うため、ある業者ではガラスの買取に力を入れていなくて買取価格が安い。
別の業者ではガラスの在庫が欲しいので買取に力を入れており買取価格が高い。などのさまざまなケースが見受けられる。スチューベンのガラス工芸を売る際にも同じことが言える。売却する際には複数の買取業者に査定を依頼し、その中から一番高い買取業者に売るようにしよう。
大きさによって査定額・買取価格が変わる
5,000円~30,000円と買取価格の差が激しいスチューベンのガラス工芸。実はガラス工芸の大きさによって買取価格が変わることが分かっている。小さな小物のようなガラス工芸の場合、買取価格は5,000円以下となるが、大きなガラス工芸の場合は買取価格が10,000円~30,000円と大きく上がる。
なぜなら大きければ大きいほど材料費が高く、加工や作業工数など手間がかかっているからだ。ガラス工芸を査定に出す際にはぜひ参考にするようにしよう。
おすすめの買取業者
スチューベンは買取価格が高いので、査定ポイントを押さえて買い取ってもらえば高い価格で売れるガラス工芸だと分かった。しかし、査定に出す際にどの買取業者に査定してもらうか迷う方も多いだろう。
ガラス工芸は買取業者が非常に多く、買取業者選びを間違えると二束三文で買い取られてしまうケースもある。そのため、買取業者選びは買取において最も重要な要素と言えるのだ。今回は独自にリサーチした買取業者の中からおすすめの買取業者をピックアップして紹介していく。
おたからや
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
美術品からブランドものまで幅広く買取をおこなっている買取業者、おたからや。基本的に日本のガラス工芸に力を入れていることが多いガラス買取業者だが、おたからやは一味違う。おたからやは日本で有名な江戸切子、薩摩切子はもちろんのこと、海外のガラス作品やガラス工芸まで買取をおこなっている買取業者だ。
もちろんスチューベンのガラス工芸も買い取ってもらえることだろう。また、おたからやは買取方法が3種類あることで知られている。おたからやの買取方法は店頭買取・出張買取・宅配買取の3種類だ。自宅が店舗に近ければ店頭買取、自宅が店舗から遠ければ出張買取・宅配買取を選ぶというのがおすすめだ。
今回は店頭買取に絞って解説していこう。おたからやは全国に店舗を展開している大手の買取業者なので、だいたいどの県にも1店舗はあるだろう。店頭買取は買取をあまり利用したことがない方でも利用しやすい。
なぜなら店舗に行って顔を合わせることによって、安心して買取をおこなうことが出来るからだ。もし近所におたからやがある方は1度査定からでも利用してみてはいかがだろうか。おたからやはメール査定もおこなっているので、簡単に査定することができるだろう。
アート買取協会
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
アート買取協会はその名の通り、絵画・骨董品・西洋アンティークなど幅広く美術品の買取をおこなっている買取業者だ。年間3万点以上の買取をおこなっている。西洋の有名なガラス工芸家の買取もおこなっており、エミール・ガレ、ドームなど買取価格も数十万円と高い。
また、アート買取協会は美術品専門の買取スタッフも在籍している。買取スタッフは美術品の買取に精通しており、丁寧かつ迅速な買取を実現している。専門業者ならではの高額査定・買取を実現しており、高額買取を実現されているからこそ、年間3万点もの買取実績があるのだ。
なお、査定料や宅配買取の送料など無駄な諸経費がかからない。出張買取も普通の買取業者だとかかるが、アート買取協会は一切かからない。このように諸経費がかからないので、ガラス工芸の買取を考えている方は気軽に査定から申し込んでみよう。
またはメール査定・LINE査定に対応している。LINE査定はとても便利なので、LINEをやっている方にはぜひとも利用してほしい機能だ。まずはアート買取協会のアカウントをLINEに追加する。その後ガラス工芸の写真を撮って送るだけで買取価格が分かる。簡単かつ非常に便利な機能だ。LINEなのでもちろん査定料はかからない。気軽に査定を申し込んでみよう。
まとめ
スチューベンのガラス工芸は美しく精工に作られているため、ガラス好きからも人気が高い。アメリカのVIPに配られたという歴史もあり、高級ガラスとして知られていた。買取業者やヤフオクでも買取価格は高く、10,000円~30,000円ほどの値段がつくガラス工芸となっている。もし持っている方はぜひ早めに売却すべきだろう。
すでにスチューベンが生産完了しており、これからスチューベンの生産はおこなわれない。スチューベンの希少価値は高いので今のうちに売っておくべきだろう。また、今回はおすすめの買取業者も紹介した。買取業者選びで悩んでいる方はぜひ参考にしてほしい。紹介した査定ポイントも意識して買取をおこなってほしい。この記事がガラス工芸を売却する方の参考になれば幸いだ。