電気工事現場や建築現場などで使用される電材や建材は売却できる。現場で余ってしまった建材や電材の処分に困っている事業主も少なくないだろう。なかには不要な建材や電材の廃棄を検討している方もいるだろうが、買取業者に売却する方法をおすすめしたい。
そのため、電材・建材を売る際の買取相場を紹介していく。あわせて、おすすめの買取業者の選び方や売り方のポイントについても触れていくので、廃棄を検討している方や処分に困っている方は、ぜひチェックしてほしい。
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高価買取が期待できる電材や建材
電材・建材は、電気工事現場や建築現場では必須になる材料だ。ケーブルやペアコイル、化粧カバーといった電気設備の資材、フローリング材や単管、ドリフトピンなどの建設資材と種類はさまざま。現場では欠かせない資材なので、建築・電工関係の企業にとっては大きな需要がある。
現場のなかには微妙に資材が足りなくなるケースや経費削減のために未使用の中古品を利用するケースも少なくない。さらにYouTubeを活用して、個人で床材を張り替えたり作業小屋を建てたりなどDIYを楽しむ人もいる。
その需要に注目して、電材や建材に特化している買取業者も存在しており、高価買取も可能なのだ。資材の種類にもよるが、単体の価値はさほど高くない資材はまとめ売りをおすすめする。電材・建材は予想よりも高い買取額になる可能性があるので、ぜひ売却を検討してほしい。
電材・建材の買取相場
電材・建材はどのくらいの価格で買取されているのかを紹介していこう。電材・建材は非常に種類が多いため、記載していないものもあるので了承いただきたい。
ちなみに以下の参考買取価格は2020年12月時点で確認できた新品・未使用品になる。開封品の買取価格は記載したものより、低くなるだろう。また、買取依頼の時期によっては、変動している可能性があることも留意してチェックしてほしい。
電材の買取相場
電材でも多く取引されているのは、VVFやCVなどのケーブル類だ。サイズによって多少買取価格が異なるが、1巻あたり2,000円~5,600円ほどが相場となる。パナソニックなどの有名メーカーのブレーカーは2,400円~3,000円ほどが相場になるだろう。
また、エアコン設置に欠かせないペアコイルは5,000円~8,000円ほどで、バイツテープなどの消耗品はまとめ売りすれば、高価買取が期待できる。
- ・VVF 3×2.0 (富士・菅波・愛知・矢崎):5,000円
- ・VVF 2×2.6(富士・菅波・愛知・矢崎):5,000円
- ・VVF 3×1.6 公団用(富士・菅波・愛知・矢崎):2,000円
- ・CV 3×22(古河・フジクラ・矢崎・昭和):~20,000円
- ・CV 3×5.5(古河・フジクラ・矢崎・昭和):~5,000円
- ・ぺアコイル 2分3分(ダイキン・因幡・オーケー):5,000円
- ・ペアコイル 3分5分(ダイキン・因幡・オーケー):8,000円
- ・バイツテープ95mm×10m 12巻(旭産業・因幡電工・タスコ):~11,000円
- ・漏電ブレーカー(パナソニック):~3,000円
建材の買取相場
建材のなかでも取引が多いのはフローリングなどの床材で、1ケースあたり2,000円~5,000円ほどで取引されている。サイディングボードも1枚あたり700円~になるだろう。ほかにも建築の際に使用する足場に必要な単管パイプやバリケード類も高価買取が期待できる。
ひと言で建材といっても建築に必要な資材であったり、建築の際に使用する道具も建材に分類している業者も少なくない。そのため、利用する業者が取り扱っている建材についてはチェックしておこう。
- ・コンパネ合板 3×6 100枚セット W90×D180cm×H1.5cm:40,000円
- ・サンゲツ フロアタイル 15ケース 15坪相当 :28,000円
- ・旭貿易フローリング クルミ 無塗装 100枚セット:17,000円
- ・INAX LIXIL UF-27A ダクト用天井換気扇:3,500円
- ・TOTO ウォシュレット 温水洗浄便座 TCF6622:15,000円
- ・美和ロック 電気錠 U9AL3M-1 BS64:15,000円
- ・足場材 各種まとめ売り(中古品):100,000円
- ・H鋼 10本(中古品):85,000円
電材や建材買取におすすめの業者
電材・建材は専門的な物になるため、取り扱っている買取業者が限られる。そのため、業者選びで戸惑う方もいるだろう。なかには、業者探しが面倒で廃棄やスクラップを検討している方もいるかもしれないがそのような方は少し待ってほしい。
以下で、電材・建材の買取をおこなっているおすすめの業者を紹介していく。取り扱っている電材・建材も記載しているので、自分が処分したいものを取り扱っている業者をぜひ見つけてほしい。
ワールドリサイクル
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ワールドリサイクルはさまざまなジャンルの商品を取り扱っているリサイクルショップだ。法人向けの買取もおこなっているため、大量案件でも対応してもらえる。電動工具・建築機材の買取もおこなっているため、設備工具や工事安全資材などの買取も可能だろう。
海外への流通ルートも確立しているため、古い製品でも買取可能な場合がある。買取方法は出張・店頭・宅配から選択可能で、送料や出張料、査定料などの手数料は業者が負担してくれるので無料だ。出張エリアは関西圏となっているが、対応可能なケースもあるので相談してほしい。
もったい9
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
もったい9は、現場資材の買取もおこなっているリサイクルショップだ。業者からの買取にも対応しており、スクラップと一緒に持ち込みができる。足場資材やサイディングボード、クランプ類といった建材やケーブル類などの電材や家電の買取も可能だ。
買取できないものは、同敷地内にある姉妹店で金属資源として買取してもらえるので利便性が高い。買取方法は店頭持込・宅配・出張から選べ、費用は業者が負担してくれる。店舗は兵庫県にあるため、遠方の方は1度問い合わせてほしい。
ツールオフ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ツールオフは工具買取をおこなっている業者で、電材や建材の買取もおこなっている。特にVVF・CVケーブルなどの電材を多く扱っている。基本的に新品・未使用品のみの取り扱いだが、まとめ売りをすることで買取価格を上げることが可能だ。
店頭買取や出張買取、宅配買取に対応しているので利用しやすい方法から選択できる。店舗は東京・埼玉・群馬・神奈川・千葉に展開しているため、出張エリアは関東圏のみの対応だ。送料などの費用も無料なのでエリア外の方は宅配買取をおすすめする。
KaNZaBuRo
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
KaNZaBuRoは家電・家具をはじめ、多岐にわたるジャンルを取り扱っているリサイクルショップだ。法人買取にも対応しているので、事業主も利用しやすい。フローリングや足場資材といった建材やVVFケーブルなどの電材買取も可能だ。
販路も幅広く、専門性が高い製品も専門バイヤーが査定を担当してくれるので高価買取が期待できるだろう。買取方法は店頭と出張に対応しており、出張エリアは東京・千葉・神奈川・埼玉・群馬・山梨となっている。出張費用も無料なので、まとめ売りにも便利だ。
電材・建材の買取業者を選ぶポイント
電材や建材を売却する際には、買取業者選びが重要なポイントだ。電材や建材は需要が多い反面、取り扱っている買取業者が限られており、相場を把握していない業者も少なくない。
さらに電材・建材分類の取り扱いがあったとしても、一部の製品を取り扱っていないケースなどもあり得る。以下に業者選びのポイントを紹介していくので、ぜひチェックしてほしい。
取り扱いジャンルと買取実績をチェック
業者を選ぶときには、取り扱っているジャンルと買取実績を確認することが大切だ。電材・建材ジャンルは細かく分類すると非常に幅広いため、取扱いジャンルだけをチェックしても一部のアイテムは取り扱っていない場合がある。
電材であれば、ケーブル以外に基盤や化粧カバー、絶縁テープといったようにA材・B材・C材に分類されている。建材の場合は床材や外壁以外にウォシュレットや水栓、もっと広げると足場資材なども分類されるのだ。
このように幅広いアイテムが分類されてるため、買取実績をチェックしていれば、安心して売却できる。また、買取実績がある業者は査定経験と積んでいる可能性も高いため、買取査定がスムーズに完了するケースが多い。そのため、取扱いジャンルと買取実績はチェックしておこう。
販売経路をチェック
買取業者の販売経路をチェックすることも大切なポイントだ。買取業者は買い取ったアイテムを再販することで利益を得ているため、再販価値の有無で買取価格が決まる。広い販売経路が構築されている買取業者は売却先が多く、状態が悪いアイテムや古いアイテムでも買取可能なケースが多い。
とくに発展途上国といった海外に販売経路がある業者は、古い日本製のアイテムでも高値で売却できるので高価買取が期待できるのだ。さらに業界の業者と取引がある買取業者の場合は小ロットでも取引できるケースがある。
ネット販売も活性化している現代社会では、オンラインショップを経営している業者もおすすめだ。このように販売経路が幅広いほど買い手が付きやすいため、買取を拒否される可能性も低く、高価買取される可能性も高くなる。
電材・建材の高価買取ポイント
電材や建材を買取査定に出す場合には、いくつか気をつけなければならないこともある。倉庫に眠った在庫をただ買取査定に出すだけでは、予想よりも低い買取価格になる可能性も高い。
売り手側が多少の手間をかけるだけで、多少なりとも手元に入るお金が増える可能性が高くなる。少しでも高く売却するためにできる工夫を紹介していくので、チェックしてみよう。
複数業者を比較する
利用する買取業者を決める前に、複数の業者を比較してほしい。買取業者の買取価格は、それぞれで異なる。査定ポイントや在庫状況、地域によって需要が異なるなどが理由だ。そのため、最低でも3社の査定額や手数料、買取方法など多方面から比較した方が満足度の高い取引ができる。
しかし、1社1社査定依頼して、やり取りした後に比較するのは非常に手間がかかって面倒な作業だ。そこでヒカカク!の活用をおすすめしたい。ヒカカク!の一括査定は、少しの手間で最大20社の買取業者に査定依頼でき、大まかな査定額も比較できる。
気になる業者の査定実績やクチコミ、手数料などの情報もチェックできるため、業者選びに迷っている方にもおすすめしたい便利なサービスだ。業者比較や業者選びにぜひ活用してほしい。
まとめて売却する
電材や建材は、単品ではなく複数をセットにして売るのがおすすめだ。もともとの単価が低いので、どうしても買取の際の価格も低くなってしまう傾向が強い。電材・建材は単品で高額査定を狙うのが難しいアイテムもあるのだ。
とくに開封品の場合には、さらに価格が下がってしまうので注意しなければならない。また、個別に売却すると手間や手数料が利用した業者の数だけかかってしまう。手間や出費を抑えるためにも、複数の不要なアイテムがある場合は、まとめ売りした方がお得だ。
できるだけ早く査定に出す
売却を決めたら、できる限り早い段階で買取査定に出すのがおすすめだ。電材・建材のなかには経年劣化する商品も多く、製造年によっては買取を拒否される可能性もある。空気に触れている以上、経年劣化は避けられないため、早く売却してほしい。
また、新製品が発売されたら以前の製品は型落ち品として扱われ、買取価格は下がってしまう。多くのメーカーから次々と新しい製品が発売されるため、思い立ったら早めに行動してほしい。
まとめ
今回は、電材・建材の買取相場について紹介してきた。また、業者の選び方や高価買取のポイントについても触れてきたので、今一度チェックしてほしい。電材・建材は単品では安価な製品もあるので、さほど高く売れないこともあるだろう。
しかし、ヒカカク!やまとめ売りを利用することで、高価買取の可能性は高くなる。普通に売却しても納得できない金額を提示された場合には、高価買取ポイントを意識してほしい。
電材・建材は需要の高い製品だ。売却を検討している場合には、ここで紹介した内容を参考にして高価買取を目指してほしい。