携帯端末が一般に普及して久しいが、携帯端末は、ポケベル、PHS、フィーチャーフォン、スマートフォンと進化し、通話やメールだけでなく、SNSやナビゲーション、ゲーム、動画の撮影や配信など、様々な用途に使用することができ、生活において欠かすことのできないツールといっても過言ではないだろう。
そして、携帯端末を開発するメーカーも、昔は、技術力の高さから、大手電機メーカーやITメーカーなど一部メーカーに限られていたが、今は、先進国だけでなく新興国のメーカーも携帯端末の開発を行っており、様々な国の様々なメーカーが開発した携帯端末が、市場には携帯端末が溢れている。
そのため、各メーカーは、多くの携帯端末の中から自社の携帯端末をユーザーに購入してもらえるように、他のメーカーと差別化できるような特徴的な携帯端末を発売するようになった。
その中の1つとして、コラボ端末がある。コラボ端末とは、他の業種とコラボレーションした端末のことをさし、有名デザイナーがデザインしたものや、アニメやゲームのキャラクターをイメージしたもの、ファッションブランドがデザインを監修したものなどがある。
コラボ端末の中で一番有名なのは、アメリカの映画会社「ウォルト・ディズニー・カンパニー」とコラボした「Disney Mobile」であろう。
今回は、Disney Mobileの型番などについて記載する。
引用:http://www.disney.co.jp/mobile.html
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Disney Mobileとは
Disney Mobileは、アメリカの映画会社「ウォルト・ディズニー・カンパニー」の日本子会社である「ウォルト・ディズニー・ジャパン」が手掛ける携帯事業である。
Disney Mobileは、ソフトバンクと協業している「ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンク」と、NTTドコモと協業している「ディズニー・モバイル・オン・ドコモ」があるが、ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンクは、2017年11月30日でサービスを終了することが決まっている。
Disney Mobileの端末は、Disneyの人気キャラをあしらったデザインや内蔵コンテンツなどを搭載した、Disneyに特化したユニークな端末となっている。
Disney Mobileの端末の型番について
Disney Mobileの端末の型番についてだが、ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンクとディズニー・モバイル・オン・ドコモでは、型番の命名規則が異なっているので、それぞれ記載していく。
ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンク
ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンクの端末は、メーカーが開発した携帯端末をディズニー・モバイル・オン・ソフトバンク向けにカスタムして発売している。そのため、メーカーの型番とは異なる型番が付けられている。
ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンクの最初の端末は、シャープが開発したSoftBank 820SHという端末をカスタマイズされたものだが、型番は、SoftBank 820SHではなく、「DM001SH」となっている。
DMは、ブランド名であるDisney Mobileから来ており、Disney Mobile向けの端末であることを示している。
DMに続く3桁の数列は、ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンクから発売された端末の通し番号がつけられており、001、002と発売順に数字が増えていく仕様となっている。
なお、ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンクから発売された端末は、DM016SHまで16機種となっており、DM001SHからDM008SHまではフィーチャーフォン、DM009SHからDM014SH、DM015K、DM016SHは、スマートフォンである。
最後のアルファベットの文字列は、開発したメーカーを現わすもので、SHはシャープ製であることを現わしている。
ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンクから発売された端末は、シャープと京セラが開発を行っており、最後のアルファベットの文字列は、「SH」か「K」の2種類しか存在しない。
ディズニー・モバイル・オン・ドコモ
ディズニー・モバイル・オン・ドコモの機種は、2012年にディズニー・モバイル・オン・ドコモとして初めて発売したF-08Dから2014年までと2015年以降で型番の命名規則が変わっている。
《2012年〜2014年》
まず、2012年から2014年までの型番であるが、こちらは、通常のNTTドコモから発売された端末と同じ命名規則となる。
型番の先頭にアルファベットの文字列がくるが、これは、開発したメーカーを現わす文字列となる。前述のF-08Dは、富士通から発売されたため“F”となる。
アルファベットに「-(ハイフン)」が続き、その次に2桁の数列がくるが、これは、その年にそのメーカーから発売された端末の通し番号がくる。前述のF-08Dは、富士通として発売した端末の8機種目ということを現わす。
最後のアルファベットの数列は、発売した年度を現わしており、2008年冬モデルを「A」として、次の冬モデルとなると、アルファベットが1つ進む仕様となっている。
前述のF-08Dは、2011年冬モデルから2012年秋モデルの間に発売されたことがわかる。
ただ、この型番のみではDisney Mobile向けの端末かどうかわからないが、機種の正式名称としては、ディズニー・モバイル・オン・ドコモの機種であることを示す「Disney Mobile on docomo」が型番の前に付くので、Disney Mobile向けの端末であることがわかるようになっている。
《2015年〜》
次に、2015年以降の型番であるが、こちらは、ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンクと似たような命名規則となっている。
型番の先頭には、ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンクのようにブランド名であるDisney Mobileを現わす「DM」がくる。
DMの後に、「-(ハイフン)」が続き、その次に2桁の数列がくるが、これは、その年に発売されたディズニー・モバイル・オン・ドコモの端末の通し番号となる。
例えば、2016年は、ディズニー・モバイル・オン・ドコモとして2台の端末が発売されたが、型番は、DM-01H、DM-02Hとなっている。
数列の後には、アルファベットの文字列がくるが、これは2012年から2014年までの型番と同じで、発売した年度を現わしており、2008年冬モデルを「A」として、次の冬モデルとなると、アルファベットが1つ進む仕様となっている。
前述の2016年に発売されたDM-01H、DM-02Hは、2015年冬モデルから2016年秋モデルの間に発売されたものということが、最後のアルファベットからもわかる。
まとめ
Disney Mobileの端末の型番について記載したが、ディズニー・モバイル・オン・ソフトバンクは、型番がDisney Mobile向け仕様となっており、ディズニー・モバイル・オン・ドコモも、機種名に「Disney Mobile on docomo」が付いていたり、Disney Mobile向け仕様の型番となっていたりで、Disney Mobile向けの端末であることはすぐにわかるだろう。
もっとも、Disney Mobile向け端末は、どれもDisneyに特化したデザインとなっているので、型番はわからなくても、見ればDisney Mobile向け端末であることは、すぐにわかるかもしれない。