ノースポートという名称のウイスキーをご存じだろうか。ノースポートは、今はなきノースポート蒸留所にて蒸留されたウイスキーで、言わずもがな貴重である。
今回は、そんなノースポートのウイスキーを独自に熟成させていたUD社(ユナイテッド・ディスティラーズ社)が販売するUDノースポートについて紹介していこう。高額買取のポイントも紹介するので、ぜひ活用してほしい。
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UD社とは
UD社は、合併して誕生したスコットランドの企業である。合併は前身であるディスティラーズ社と黒ビールで有名なギネス社の傘下の企業によって実施された。かつては、倒産しそうな蒸留所を傘下にしたスコッチウイスキーを販売する会社で最大規模と呼ばれるまでに成長していたが、現在ではディアジオ社とその名前を変えている。
ディアジオ社とは
ディアジオ社とは、UD社の親会社であるギネス社とグランドメトロポリタン社の合併により、1997年にイギリスで誕生した企業である。ディアジオブランドには、ジョニーウォーカーを始め、ギネスなどの有名ブランドがあり、商品は世界180カ国以上で販売されている。
また、ディアジオ社はルイヴィトンでお馴染みのモエ・ヘネシー社との合弁会社MHD(モエヘネシーディアジオ)を設立しており、その企業名も著名である。
ボトラーズとは
ボトラーズとは、各蒸留所から原酒の入った樽を購入し、独自に熟成させたウイスキーに自社ラベルを貼り、販売する業者である。UD社もボトラーズと呼ばれていて、ノースポート蒸留所の原酒の入った樽を購入し、独自に熟成させたウイスキーにUDノースポートのラベルを貼り販売している。
UD社の販売するボトル
UD社の販売するボトルは、4種類で以下の通りだ。
- ・レアモルトセレクション
- ・花と動物シリーズ
- ・ディスティラリーズエディション
- ・クラシックモルトシリーズ
今回は、ノースポートが含まれるレアモルトセレクションとUD社と言えばお馴染みの花と動物シリーズを紹介しよう。
レアモルトセレクション
レアモルトセレクションは、UD社の販売するボトルの中でも高級品として位置づけられているウイスキーである。特徴としては、ウイスキーを長期熟成させている。ノースポートを始め、なかには30年以上熟成させたウイスキーも販売されている。
ノースポート20年(1979-1999年)
ノースポート20年は、UD社のレアモルトセレクションとして販売された。1979年に蒸留をし、1999年に瓶詰をしているため20年以上熟成させたウイスキーである。定価は15,000円程度だが、現在は在庫数も少ない貴重なウイスキーで中古市場での価値は高い。
花と動物シリーズ
花と動物シリーズは、UD社の中でも比較的割安なボトルが多い。特徴として、シリーズすべてのラベルに各蒸留所にあしらった草花や動物を描いている。オフィシャルボトルを持たないマイナーな蒸留所のウイスキーも多く販売されている。
ノースポート蒸留所とは
ノースポート蒸留所は、スコットランドのブレヒン町の北門に建てられたことからノースポート蒸留所と呼ばれている。ポットスチルと呼ばれる蒸留器が2器しかないため生産数量は少なく、醸造させるウイスキーは貴重な物であった。水はグランポアン山中にあるロッホリー湖の水を使用していて、近くにはグレンカダムと呼ばれる蒸留所がある。
ノースポート蒸留所の歴史
ノースポート蒸留所は、地元の実業家デイビット・ガスリーが1820年に創業し、1983年に操業停止をした。現在は、跡地にセイフウェイというスーパーが建っている。ノースポート蒸留所になるまでには、何度か蒸留所名の変更があり、創業当初はタウンヘッド蒸留所と呼ばれ、1823年にブレヒン蒸留所、1839年にノースポート蒸留所となっている。
ノースポート蒸留所のオフィシャルボトル
ノースポート蒸留所のオフィシャルボトルには、グレンディーとヘザーディーと呼ばれるモルトウイスキーがあった。現在では、UD社の他にウイリアム・ケイデンヘッド社やシグナトリー社のようなボトラーズが長い年月をかけて瓶詰しているボトラーズボトルはあるが、ノースポートのオフィシャルボトルで現存している物は少ないだろう。したがって、どちらも貴重なボトルである。
高額買取を目指すためにするべきこと
UDノースポートの高額買取を目指すためには、保存状態のチェックや掃除の方法など、確認することが山のようにある。以下では、高額買取を目指すために買取業者に査定を依頼するまでを紹介していこう。
UDノースポートの状態の把握
まずは、UDノースポートのウイスキーがどのような状態かを把握していこう。状態によっては、買取できないこともあるので手を抜かずしっかりと確認していこう。
濁っていないか
UDノースポートのボトルの中身が、濁っているかどうかの確認をしよう。濁ったウイスキーは、向かいが見えるか見えないか位に薄白くなっている。このような状態では、買取額が大きく下がるため、事前の把握をしておこう。濁ってしまう原因と対策については、目次のUDノースポートを正しい保管方法で保存しようを参考にしよう。
汚れていないか
UDノースポートのボトルが、汚れているかどうかの確認をしよう。ボトルにほこりや汚れがあるだけで買取額が大きく下落する。具体的な金額の下落については、ボトルの状態もあるので分かりかねるが、ショックを受けるような金額である事は確かだ。掃除は、簡単にできてコストパフォーマンスの高い方法になるので、買取に出す前には必ずしておこう。
コルクの栓が緩んでいないか
UDノースポートのボトルのコルク栓が緩んでいないかの確認をしよう。コルク栓がボトルの注ぎ口にかっちりはまっていないことで、中身のウイスキーが空気と触れ合うことになる。そうするとウイスキーの劣化が始まり、買取が厳しいものになる。
ただ、注意することは、このときコルク栓を抜くと開封品扱いとなり、買取してもらえなくなる。したがって、コルク栓が緩んでいるのを確認できたら、すぐにでも買取してもらうようにしよう。
付属品がそろっているか
UDノースポートの付属品がそろっているかどうかの確認をしよう。なぜなら、付属品がそろっているか否かで、買取額に大きな差が出るからである。
具体的な付属品は、UDノースポートのボトルが入っている化粧箱である。また、開封したUDノースポートの場合は、化粧箱とコルク栓の2つだ。銘柄によっては、冊子などが入っている場合もあるので、捨てずに保管してくことが大切である。
UDノースポートの掃除方法
簡単ではあるが、UDノースポートの掃除方法を紹介していくので、買取に出す前には必ず実践しよう。
ほこりやよごれを取り除こう
UDノースポートのボトルにほこりや汚れがつくことで買取額が下落する。それを防ぐための効果的な掃除が、ボトルの拭き掃除である。具体的には、キッチンペーパーなどを準備し、軽く水で湿らせてから拭くと良いだろう。拭いても取れない頑固な汚れは、キッチンペーパーに洗剤を含ませると汚れが落ちやすい。
ただ、このとき注意することは、ラベルをはがしてしまうことである。ラベルをはがすと、買取額が下落するので、ていねいに掃除をしよう。
UDノースポートを複数社に査定してもらおう
UDノースポートを複数社に査定してもらうことで、買取額の大幅アップを望むことができる。理由は、相対的に見積もりを見ることでどちらの見積もりの買取額が小さいのかを判断することができるからだ。
例えば、A社の買取額が3000円で、B社の買取額は3500円とする。この時、買取額が大きいのはB社であり、B社に買取を依頼するだろう。このように複数社で見積もりを取ることで買取額のアップを望むことができる。したがって、高額買取を目指すためには最低でも2社以上の買取業者から見積もりを取るようにしよう。
比較サイトを利用しよう
UDノースポートの買取には比較サイトを利用しよう。比較サイトは、1つのサイトで複数の買取業者から見積もりをとれるのが特徴だ。比較サイトを利用するメリットは、UDノースポートの状態を買取業者ごとに説明しなくて良い点にある。
つまり、複数の見積もりを取るのに時間がかからないところにある。対して、デメリットは、気に入った買取業者を利用できないところにある。もし、気に入った業者がある場合には、比較サイトで入手した情報をもとに、気に入った業者と交渉すると良いだろう。したがって、複数の買取業者から見積もりを取る際には、比較サイトを利用するのがおすすめである。
特にお酒専門の買取業者を利用しよう
UDノースポートの高額買取を目指すためには、お酒専門の買取業者を利用しよう。ところで買取業者には、なんでも買取をしてくれる総合買取業者とお酒の買取に特化した専門買取業者の2つがある。お酒の買取額においては、総合買取業者よりもお酒の専門買取業者の方が、高く査定してもらえる傾向がある。
なぜなら、お酒自体の価値をより理解しており、来店する客層もお酒の価値についてよく理解しているからだ。したがって、お酒の高額買取を目指しているなら、お酒の専門買取業者を利用することが近道である。
買取方法を確認しよう
買取業者に買取を依頼するには、以下の3つの買取方法の内のどれか1つを選択する。
- ・店頭買取
- ・宅配買取
- ・出張買取
それぞれの買取方法の特徴とメリット・デメリットを紹介しよう。
無料で安心な店頭買取を利用しよう
店頭買取は、買取業者の店頭にてUDノースポートの買取依頼をする方法である。メリットは、見出しにもある通り送料などの追加料金がかからないことで、デメリットは、店頭までの行かなければならない故の手間がかかることである。家の近くに買取業者がある人にはおすすめの買取方法である。
忙しい人でも使うことのできる宅配買取を利用しよう
宅配買取は、買取業者へUDノースポートを宅配し、査定買取をしてもらう方法である。メリットは買取業者の営業時間を気にしなくて作業を進めることができるという点で、デメリットは買取業者によっては宅配送料が有料なことである。買取業者の営業時間中に忙しい人にとっては、おすすめの買取方法である。
たくさんボトルがあっても安心な出張買取を利用しよう
出張買取は、買取業者に自宅まで来てもらいUDノースポートを買取してもらう方法である。メリットは、家で待っていれば自分で持ちきれないような重い荷物を持ち帰ってもらえることで、デメリットは、業者の出張買取範囲内でなければ依頼を拒否されるところである。UDノースポート以外にも買取ってもらいたい物がある場合には、おすすめの買取方法である。
売るのか飲むのかを考えよう
UDノースポートの状態を確認できたら、売るのか飲むのかを考えよう。もし、保存状態が悪くウイスキーが劣化してしまっているなら、飲んでしまっても良いだろう。そして、ウイスキーの空ボトルは値段が付くことがあるので、空ボトルを査定に出してみよう。m/p>
UDノースポートを正しい保管方法で保存しよう
UDノースポートをしばらく売らない場合は、ウイスキーが劣化しないように正しい保管方法で保存するようにしよう。保管には気をつけるべき点がたくさんあるので、厳選して紹介していこう。
太陽光に気をつけよう
UDノースポートは、太陽光にあたらないように保存をしよう。なぜなら、太陽光に含まれる紫外線にウイスキーが触れると劣化が始まるからだ。紫外線に触れたウイスキーの特徴としては、ウイスキー自体が白く濁るのが特徴だ。
太陽光に触れないためには、付属の化粧箱にUDノースポートを入れておくようにしよう。なぜなら、ウイスキーの化粧箱は紫外線が通らないように作り方が工夫されているからだ。
温度や湿度には要注意
UDノースポートは温度や湿度に注意して保存しよう。なぜなら、温度や湿度が適正値からかけ離れているとコルク栓が劣化し、ボトルの口にかっちりとはまらなくなるからだ。温度や湿度の適正値は、温度が10度~15度で、湿度が60%から70%の間である。
温度や湿度を適正な状態で保存するためには、ワインセラーのような専用設備が必要である。しかし、専用設備がない場合は代替案として冷蔵庫に入れるのも良いだろう。
ボトルは立てて保管しよう
UDノースポートは、立てて保存しよう。なぜなら、立てて保管することで中のウイスキーがコルク栓に触れずに匂い移りする心配がないからだ。ワインの保管方法で、横にして保存しているイメージがあるが、誤りであるため、なるべく立てて保管するように心掛けよう。冷蔵庫にボトルを立てて保管するのは難しいかもしれないので、冬や秋のような気温の低い環境なら、調理台の下もおすすめの保管場所である。
UDノースポートのおすすめ買取業者と買取相場
UDノースポート20年1979年の買取相場は30,000円前後(2019年4月20日現在)だ。それをふまえて、UDノースポートを買取ってくれるおすすめの買取業者はを紹介しよう。
ファイブニーズ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ファイブニーズは、お酒の専門買取業者だ。特徴としては、利用者のどのようなニーズにも対応できる査定方法の多さにある。特に、LINE査定のようなSNSを使った査定は珍しい査定方法である。さて、査定方法は以下の4つがあるので使いやすい査定を利用しよう。
- ・電話査定
- ・オンライン査定
- ・LINE・写メ・画像査定
- ・FAX査定
買取方法は店頭買取、宅配買取、出張買取の3つである。中でも宅配買取は、全国47都道府県で実施しており、利用は査定から買取まで無料であるためおすすめである。出張買取や店頭買取は、利用できる範囲が限られているのでホームページを読み込み、利用できる範囲にいるかどうかの確認をしよう。
ストックラボ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ストックラボは総合買取業者だ。特徴として総合買取業者であるにも関わらず、お酒の専門知識を持った買取スタッフが在籍しており、適正価格での買取を期待することができる。また買取に出す物の合計点数が多いと買取額の大幅アップを望むことができる。具体的な合計点数についての記載はないが、売るお酒によっては1,000円から20,000円程の差がある。
買取方法については店頭買取、宅配買取、出張買取の3つである。ファイブニーズ同様、宅配買取は47都道府県で実施しており、査定から買取、査定後の返送まで無料であるためおすすめだ。出張買取や店頭買取は利用できる範囲が限られているので把握してから利用しよう。UDノースポート以外にも買取してもらいたい対象がある場合にはストックラボを利用すると良いだろう。
まとめ
UDノースポートは、蒸留所が閉鎖している貴重なウイスキーである。UDノースポートの高額買取を目指すためには、掃除でボトルをキレイにし、複数の買取業者へ査定を依頼しよう。
買取方法は、無料と有料の物があり、無料の物を利用することで手元に残るお金を少しでも多くすることができる。また、保管方法にも気を気を配ることが高額買取の近道だ。