売れに売れている国産シングルモルトウイスキーづくりに多大な影響を与えたスコッチウイスキー。UD ベンロマックは、世界で最も優良なウイスキーを生み出すという、自然と気候に恵まれたスコッチ6大産地のスペイサイドから誕生したシングルモルトウイスキーである。
今回は、UD ベンロマックの魅力や買取相場・査定情報をまとめた。簡単にできる高く売るポイントも紹介しているので、ぜひ一緒にご覧いただきたい。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
ベンロマック(Benromach)蒸溜所の歴史
ベンロマック(Benromach)は蒸溜所名で、シングルモルトウイスキーの銘柄にもなっている。スコットランドのスペイサイドにあるベンロマック蒸溜所が設立したのは1898年のことである。創業から100年以上の間は、閉鎖と再操業を繰り返していた。スコットランドの蒸溜所を最も多く傘下に収めるUD社(ユナイテッド・ディスティラーズ)が所有していたが、その後老舗の独立瓶詰企業のGM社(ゴードンアンドマクファイル社)に買収されている。
GM社は蒸溜所を再操業できるように5年をかけて立て直し、1998年にウイスキーづくりが再度おこなわれることになる。そのときには、チャールズ皇太子が立ち会ったという。スペイサイドの中でも最小の蒸溜所でありながら、クオリティの良いさまざまな種類の個性あふれるモルトウイスキーがこの場所から誕生している。
GM社のベンロマックのモルトウイスキーは、数々の国際的なスピリッツの品評会で賞を獲得している。ベンロマック10年は”ワールド・ウイスキー・アワード 2017 部門別最優秀賞”などを受賞し、ベンロマック15年は”ワールド・ウイスキー・アワード2018 スペイサイド地区シングルモルト最優秀賞”を取るなど、輝かしい功績がある。
こういった数々のスピリッツのコンテストで賞を獲得したウイスキーや蒸溜所は、世界中から注目を浴びることは当然だが、日本の中古・買取市場の業界でも大変影響力を与える存在といえる。
UD ベンロマックの魅力
UD ベンロマックが歴史のある蒸溜所でつくられていることを理解してもらったところで、ここではどういったシングルモルトウイスキーなのかということについて述べていく。
シングルモルトウイスキーとは何だろう
”シングルモルトウイスキー”とはウイスキーの種類のことで、大麦麦芽だけを原料とし、単一蒸溜所で製造された原酒だけをボトリングしたウイスキーのことをいう。単式蒸留器で2回蒸留してつくられた新酒を長年樽で熟成し、ブレンドやテスティングを繰り返しながら、飲み頃に適した原酒を丁寧に瓶詰めしたりと、ウイスキーづくりには職人の手間が惜しみなく注がれていて、丹念に製造されている。大量生産が難しいウイスキーの製法である。
シングルモルトウイスキーの味を左右するのは、その土地の水や風土、気候であり、それぞれが合わさって独特の味わいが生まれる。そして蒸溜所の個性が反映されるのが特徴だ。
日本国内で高級ウイスキーの小売価格や買取価格が高騰しているという情報を、ニュースや情報番組でも知る機会があるだろう。価値が上がっている大半のウイスキーの種類がシングルモルトウイスキーである。特に古酒の人気があり、熟成年数が長いものや、年数表記が古いものほど高値で取引される傾向にある。
スコッチ6大産地のスペイサイドでつくられるUD ベンロマック
スコットランド生産のウイスキーのことをスコッチウイスキーという。スコッチウイスキーは、世界の5大ウイスキー(スコットランド・日本・アイルランド・アメリカ・カナダ)の中に入り、名実ともに歴史のあるウイスキーで、代表格といえる存在だ。スコットランドはウイスキー大国と呼ばれているが、特にイギリス北部に存在する”スペイサイド・ハイランド・ローランド・キャンベルタウン・アイラ・アイランズ”のスコッチ6大産地は数々の名品が生まれている。
ベンロマック蒸溜所が所在する場所は”スペイサイド”。スペイ川が流れる流域の北東部には50ほどの蒸溜所が集まっており、ロマック丘を流れる湧き水にも恵まれている。豊かな品質の良い水源と、島国ならではの穏やかな気候が合わさった、ウイスキーづくりに適した土地である。
ベンロマックをはじめ、“グレンフィディック”や“マッカラン”、“グレンリベット”などの世界的に賞賛されている有名な銘柄もここから誕生している。華やかでフルーティーな香り、バランスの取れた飲みやすいティストの銘柄が多い。スペイサイドでつくられたモルトウイスキーを愛好する人や、世界各国でつくられる蒸溜所に思いをよせて個性の違いを堪能しながら愛飲したいというウイスキー好きの人も多くいる。
そのような人たちにとってもUD ベンロマックは需要のある一品といえる。
UD ベンロマックはレアモルト
上記でも説明したが、ベンロマックはGM社の傘下の蒸溜所であり、UD社時代のベンロマックとはボトルのデザインも違いがある。GM ベンロマックは、おしゃれな雰囲気のローマ字表記のデザインのラベルで、UD ベンロマックのほうはいたってシンプルなローマ字表記になっている。GM社のものよりも、UD社のベンロマックのウイスキーのほうが滅多にお目にかかれない大変貴重な逸品となっている。
買取相場&査定情報を押さえておこう
UD ベンロマックの相場を、買取店やネットオークションやフリマアプリで調査した結果、GM ベンロマックのほうはどのツールも多数の取引履歴が確認できたが、UD ベンロマックは買取店の”大黒屋”だけに買取価格の情報が載せられていた。小売店や中古店でもなかなか出回る機会が少ないレアな商品のようだ。
買取店・大黒屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
- ・UD ベンロマック 19年 1978 レアモルトセレクション…~35,000円
2019年6月にリサーチした上限の相場価格だ。これを基準に目安とすると良いだろう。ただし、品物の需要や買取店の在庫状況などにより相場は変動するので、売るときには査定に一回出してみて、最新の相場情報を得てから買取をすると良い。
大黒屋は1981年に1号店を発進してから、今や全国200店舗以上の実店舗をもつ、信頼と実績がある買取店だ。ブランドバッグや時計などのハイブランドの取り扱いから、高級ウイスキーの買取実績も豊富。44店舗でウイスキーを含める酒類の販売や買取をおこなっている。査定も無料で気軽に依頼できるので一度相談してみてはどうだろう。
買取店が重視する査定ポイント
ウイスキーを売りに出すとき、どんな査定ポイントを重視しておけば良いのだろうか。買取店によって査定基準に相違はあるが、共通ポイントはあるので紹介する。
- ・液体の漏れ・変色・蒸発
- ・汚れやホコリ、カビの付着
- ・ラベルの剥がれ・汚れ
- ・破損やキズの具合
- ・付属品はそろっているか
これらが良くチェックされる査定ポイントだ。状態が良いウイスキーほど売れやすいため、鑑定時は査定金額も上がる傾向がある。状態が良くなくても、良い状態に近づけることは可能なので、後述する高く売る方法に目を通しておこう。
チェックしておきたいもっと高く売る方法
国内で買取相場が高い傾向にあるウイスキー。せっかくの売る機会なのだから、少しでも高く売りたいと考えるのは当然だろう。割高で売れる方法をいくつかピックアップしたので、ぜひご覧いただきたい。
販売ルートを多くもつ専門店を利用する
買取店をどこを利用しようか迷ったら、お酒に強い専門店を選んでほしい。古酒の知識が豊富で、売買実績のある専門店では販売ルートをしっかりと確立しているところは多い。国内や海外の通販やオークションなどのルートが多ければ、さまざまなところから最新の相場情報を把握して、買取金額も高い金額を提示してくれるだろう。
買取キャンペーンを狙って売る
お店によって、買取アップキャンペーンの期間を設けていたり、複数本のウイスキーをまとめて売ると査定金額を上げてくれたりと、さまざまなキャンペーンを実施しているところは多くある。こういった特典を利用して、ウイスキーを売れば買取金額がアップするだろう。キャンペーン情報はお店のホームページやSNSでお知らせしていることが多いので、売る前にチェックしてから売却すると良い。
付属品をつけて商品価値を上げる
商品を買ったときや貰ったときに、本体は箱に入っていただろう。商品説明や証明書などの冊子もあったかもしれない。そういった付属品も値段がつくため、そろえて売却するのがおすすめだ。生産されていない貴重なヴィンテージウイスキーは付属品でも高い値段がつけられるケースは多いので用意しておくべきだろう。
査定額に影響する埃や汚れを取る
買取店の鑑定スタッフは、商品の状態を重視して査定をおこなっているところも多い。埃や汚れは減点ポイントになりかねないので、落とせる汚れは除去しておくこと。キズがつかないように、やわらかい布で軽くふき取るようにお手入れするのがポイントだ。見た目をキレイにしたら、鑑定スタッフに好印象をもってもらえるはず。掃除をして買取金額アップにつなげると良い。
保管場所に気をつける
ウイスキーは半永久的に飲めるお酒で劣化はしにくいが、保管条件によっては品質に問題が出てくることも。ウイスキーの保管場所に適したところは冷暗所で、日光が入らない涼しい場所に置いておくと良い。
そして、台所やタバコを吸う部屋、香水の匂いがする部屋など、匂いがつきそうな場所の保存は避けておきたい。また、箱などの付属品を本体と別に保管する際も、へこみや汚れがつかないような場所を探し、カビなどが発生しないように湿度が高いところに置かないようにしよう。
取り扱いのある買取店のご案内
"リカスタ"は、さまざまな高級ウイスキーの買取実績のあるお店だ。買取方法は、宅配買取(宅配キットコースor自分で発送コース)・店頭買取・出張買取の売り方から選択できる。宅配キットは即発送してくれることや、出張買取は最短30分とスピーディー。店頭でも買取が成立したら即現金受け取りが可能で、スピード買取が自慢のお店である。
査定料・キャンセル料・送料・出張料などのお客さんの負担がかかる料金はすべて無料のサービスなので、気軽に一度査定依頼をしてみると良い。
まとめ
UD ベンロマックの買取相場や査定情報に関することを紹介してきたがお役に立てただろうか。ウイスキーを買取に出す際は、事前の査定依頼をしておくのは鉄則だ。3件から5件の買取店で相見積もりをしておくと良いだろう。ヒカカクなら、一度に複数店へ見積もり依頼ができる。便利なツールを使って、一番良好な条件のお店で納得のいく取引をおこなおう。