金の相場が上昇している理由は？網羅的に変動要因を知りたい

金の安定資産としての価値が再評価されているからだと思います。昨年あたりから続いている世界規模での不況の昨今、株式投資などと比べて金はリスクが少なく相対的に投資先としての評価が高まっているということです。 2018年は米中貿易摩擦、英国のEU離脱などによって世界の株価は大きく変動しました。年末の株価暴落では多額の資産を失った株式投資家も少なくありませんでした。私は株式投資も行っていますが、保有しているほとんどの銘柄で株価は低迷したままで、2019年になって1か月が経過したものの復活する兆しが未だありません。 また投資と言えば仮想通貨ブームが近年起きましたが、ZAIFの流出などによって環境の脆弱性が指摘され投資家たちの仮想通貨への投資熱も一旦冷え込んだといえるかと思います。 さらにIMFが2019年の経済見通しについて下方修正を行ったことも、投資家たちの金融商品への投資を渋らせている原因になっていると思います。トランプ大統領の過激発言もいつ飛び出すか分からない状況ですし、日本においては今年の10月には消費税増税も控えていますから不安定な情勢は継続していくものだと見られています。 そんな情勢だからこそ金は人気なのだと思います。なぜなら金融市場の影響を受けにくく、投資家にとって保有しているリスクが少ないからです。金の高値が続くのは、米中貿易摩擦など世界の諸問題がひとまずひと段落して、世界情勢が安定期に入るまでだと思います。ただ、今のところ、いつ安定するのか全く読めない状況であるわけですが・・。

金の価格は、2000年を境に、年々上昇傾向にあります。2000年以前の長期下降トレンドを完全に脱して、上昇トレンドに大転換しています。なぜ金が2000年以降から年々上昇傾向にあるかを詳しく解説していきたいと思います。 ①同時多発テロで「有事の金」が復活した まず、金の価格が上昇した理由の一つとしては、テロや戦争が起こるリスクで有事の金が復活した事が理由の一つとして挙げられます。過去の歴史を振り返ってみても、金の価格は戦争等の時に大インフレが起こっています。戦争の終戦後は、米国の経済を背景としてドルへの信頼感が高まったとして、金を保有していなくてもドルを保有していれば大丈夫という安心感から金の価値は一時下がっていました。しかし、大規模テロにより、ドルへの信頼感が薄くなるの連れて、有事の金が再び注目を浴びる事となり、金の価値が同時に上がった事が理由の一つとして挙げられます。 ②金ＥＴＦの登場で金投資をする機関投資家が増加 金の価格が高騰した理由の二つ目としては、金地金を証券化した金ＥＴＦの登場です。金ＥＴＦとは、投資された資金で、実際に金を購入して保管するというもので、こちらの投資方法は金価格に大きな影響を及ぼす存在になりました。また、金が機関投資家の間で金投資が容易に行われる事となた事により、金が、機関投資家のポートフォリオの一角を占める形になりました。金ＥＴＦは、2003年の発売以降に、2012年まで一貫して残高が増えているのはこの為と推測されます。 ③NY原油の高値更新で「インフレヘッジとしての金」に注目 金が価格した理由の三つ目の理由としては、2004年から2008年にかけて起こったオイルショックの影響も関係してきます。このオイルショックをはじめとして、原油価格の高騰は米国をはじめとして、中国などでも起こり、石油需要の増大や石油の生産調整等の大量の資金が流入するようになりました。原油は、物価への影響を与えやすいものです。そのため、物価が上昇して、相対的に通貨の価値が目ヘリするインフレが懸念が大頭してインフレへべっちとしての金が注目を集める事になりました。また、2005年に金価格が高騰している事が原因で、中国やインド人等の一般人が爆買いしたことも金の価格が高騰した理由の一つになります。 ④金融危機拡大により、「信用リスクゼロの金」に投資マネーがシフト 四つ目の理由としては、リーマンショックが影響しています。このリーマンショックは、世界経済に大きな影響を与えました。これにより米国発の金融危機でドルへの不信感が高まった事により、行き場の失ったマネー投資家が安全資産である金にシフトを変更した事になります。 以上です。少しでも参考になれば幸いです。

金価格は2000年から、それまでの長期下降時期を経て上昇トレンドへ大転換しました。 国内金先物価格は、1999年9月の上場来安値836円から、2013年2月の上場来高値5,081円まで、約13年半で6倍にも高騰。 恐ろしい勢いで上がっていますね。 日本では長く続く低金利時代を脱却することができず、 最近ではアベノミクスの影響で順調に回復してきた株価も手伝って 資産運用が叫ばれていますが、 その中でも世界的にも上昇している 金価格は最も安全で着実な資産運用として人気です。 金の高騰は様々な原因が予想されますが ①2001年に起こった米同時多発テロが引き金でドルへの信頼感が揺らぎ、 　「有事の金」として「金」の価値が高まった ②2004年から2008年にかけて起きた原油価格の高騰が引きがね。 　最近ではアメリカのシェールガスの産出・原油国の産油制限や 　中東情勢などで原油価格が下落ぎみで高騰にストップをかけることになるかもしれません。 ③リーマンショック以降の金融危機の拡大で 　そのものに価値のある「信用リスクゼロの金」に投資マネーがシフトした ④世界情勢の変動。ドル・ユーロ不安から「無国籍価値ののある金」が選ばれた などがあげられます。 上記の通り、金高騰の一因であった原油価格はここのところ下落気味で 昨年～今年にかけて、世界は第二次世界大戦以降比較的固定化されていた在り方から変動する傾向がみられます。 イギリスのＥＵ脱退、ロシアの弱体化、トランプ大統領の自国主義におけるアメリカの在り方など めまぐるしく動く中で、 金相場がこれからも上がり続けるという保証は少なくなってきていますね 事実、2014年には5000円を超えだったのが2018年現在も4000円台後半と足踏み状態です。 また、金需要の高まりはまだまだ続きそうですが、 採掘量は底が見え始めています。 ここ数年の状況を見て、2019年、もし金を所有しているのであれば 売却時だという見方もあります。 最も高いと思われる時期は誰にもわかりません。 いきなり金の価値ば暴落するという確率は低いでしょうから じっくりとお考えになる時間はあると思います。 まずは、世界情勢と採掘量の変化を敏感に着目していくことが得策かと思います。

すみません、当方は古物商ですので、わかりかねます。 お役に立てず申し訳ございません。