サンローラン Yラインの買取相場・査定情報まとめ

サンローランは、フランスを代表するラグジュアリーブランドだ。1961年にデザイナーのムッシュ・イヴ・サンローランとアメリカの実業家の2人によってアパレルメーカーとして誕生。以降、愛され続けているブランドである。

今回はサンローランのYラインに焦点を当て、Yラインの買取相場や査定情報をまとめた。買取を検討している方や、手持ちのYラインの価値を知りたい方はぜひ、参考にしてほしい。

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サンローランとは

1961年に創業したサンローランはもともとは、イヴ・サンローランという名で認知度が高く世界中に知れ渡っていたが、デザイナー本人が没後、2012年にはエディ・スリマンによってファッション部門のブランド名はサンローランと改名されている。

基本的にイヴ・サンローランは香水やコスメで、サンローランはアパレルラインという区別がされているようだ。正式には、Saint Laurent Paris（サンローラン パリ）という。

買取査定に関しては、イヴ・サンローラン時代とサンローランに変更してからの品では金額も大きく異なるため、注意が必要だ。

サンローランの定番ライン　Yライン

Yラインはサンローランのブランドラインの中でも定番中の定番のラインである。ブランドの創業者で天才デザイナーだった故イヴ・サンローランの頭文字Yをアイコンとしてメタルクロージャ―をバッグや財布にあしらっているデザインである。

サンローランを代表するイメージマークであるYはメタルクロージャーで、カサンドラロゴのクラシックモノグラムラインと同様である。上質な革とYの存在感はサンローランのアイテムであることを印象付けるものである。

Yラインは2012年の就任したエディ・スリマンのデザインではなく、前任であるステファノ・ビラーティ時代にデザインされたもので、廃盤となってしまった現在もサンローランのアイコンとして、多くのファンから愛され続けている。

Yラインを代表するカバス　シック

カバス　シックはYラインの代表的なアイテムで、大きなYのメタルクロージャー、そしてステッチによるYデザインが融合したことでゴージャスかつおしゃれなバッグである。年齢を問わず持つことができるシンプルかつシックで重厚なデザインは若い頃に買っても長い間使い続けることができるほど、長生きするバッグである。

ビジネスバッグとしても大人気で、男女兼用で持つことができるのも人気の秘密だろう。ブラック系やブラウン系もあるため男性も持ちやすく、材質は表地がカーフレザー、裏地はスエードなどが使われている。

大容量のサイズだが、小さいサイズのカバスシックミニもある。ミニは肩掛けで使え、ショルダーストラップも付属。いずれにせよ、メタルクロージャーのYが生きるデザインである。

Yラインの財布

Yラインはバッグが有名だが、財布も人気が高く、財布中央を横断するラインの先端にYのメタルクロージャーが取り付けられ、ファッショナブルなデザインとなっている。金具部分はアンティーク調で、ゴージャス感と重厚感を引き出している。シンプルなデザインなのに、ゴージャス感があるのも細かいこだわりが感じられるからだろう。

Yラインの財布の定番カラーは黒だが、ピンクやブルーなど鮮やかなカラーデザインも豊富にあり、色によって個性が出せるのも魅力である。上質なレザーが柔らかく使いやすい。

ファスナーはL字タイプで長財布にもかかわらず、すっきりとコンパクトである。お札入れが二つ、カードポケットが六つ、ポケットが一つと収納部分がたくさんあり、見た目も機能性も兼ね備えたブランド財布である。

サンローランの買取率

サンローランのYラインを含め、買取率についてみていこう。サンローランは基本的に高く売れるのはバッグである。流通量が少ないため、高額買取になる可能性が高いのだ。が、サンローランの特徴はアパレルも高く売れる、ということで、他のブランドにはない特徴でもある。

Yラインを含め、様々なサンローランの買取に関する情報を掲載するので、買取を検討している方は一読していただきたい。

サンローランの平均的な買取率

サンローランの全体を通した平均的な買取率は20％前後である。他のブランドの買取率と比べても平均的な買取率である。

• ・バッグ類：25%前後
• ・財布類：15%前後
• ・アパレル類：25%前後
• ・靴：10%前後

この買取率は、状態が比較的良いものを基準としたため、実際に買取を行う際、必ずしもこの買取率ではない、あくまでも参考としてほしい。

バッグは特に高く、財布は比較すると少し買取率が下がる。普段使いに財布を使用しているユーザーが多いため、どうしても中古の場合、擦れや傷などがつきやすくなるため、買取率も応じて低くなる。金額的には財布は1万～2万円程度の査定となる。

カラーによっても買取率が異なる

サンローラン全体を通し、カラーは黒、白などのモノトーン系やブラウン系が人気であり、高値がつきやすい。一方で、赤や青などの派手なカラーのバッグや財布は、状態や年代にもよるものの、モノトーン系のものよりも10％程度査定が下がるといわれている。

イヴ・サンローラン時代のバッグや財布類はかなり安い

現在、イヴ・サンローランというブランド名で展開しているバッグや財布は一切ない。唯一名前が残っているのはコスメ類のみだ。

Yラインはイヴ・サンローラン時代のものであり、バッグや財布は数多く展開していた。が、イヴ・サンローラン時代のものを買取査定に出すと、残念ながら、かなり安価の査定がつくようである。

同じカバス　シックでも現行のサンローランとものとイヴ・サンローラン時代のものとでは買取額がかなり異なる。Yラインはイヴ・サンローラン時代のものでYのロゴ、サンローラン・パリはYSLのロゴがついているため簡単に見分けもつく。

参考例

• ・YSLのロゴのカバス：買取相場9万円前後
• ・Yのロゴのカバス：買取相場1万円前後

高値がつきにくいYラインだが、買取業者によっては高値での買取も行っているため、Yラインを買取に出す際には必ず複数の業者に査定依頼をしてから行うようにしよう。

メルカリなど個人売買ではまだまだ値が高い

買取業者での査定が低いとされるサンローラン　Yラインだが、メルカリなどの個人売買ではまだまだ高値で取引されている。

例えば、メルカリではカバス　シックは104,000円で取引されており、Yライン　クラッチバッグも82,000円で取引されている。(2019年4月17日時点)そのため、買取業者では思ったような値がつかなかった場合には個人売買を検討してみてもよいだろう。ただし、個人売買の場合にはすべて自分で取引を行わなければならず、トラブルも個人で対応することになることだけは覚えておこう。

サンローラン　Yラインを少しでも高く売るコツ

このようにYラインは、イヴ・サンローラン時代のものとなり、現行デザインと異なることから、買取に出すと比較的安価な査定になることが多いようだ。それでも、少しでも高く売るコツを覚えておけば、損をすることはない。

査定に影響する付属品の有無やバッグや財布を少しでも査定アップするためのポイントなどを解説していくので、売る前にチェックしてもらいたい。

付属品の有無はほぼ影響はない

サンローランのバッグには主な付属品として、箱、布袋（保存袋）、ショップカードがあるが、付属品の有無はサンローランの場合、査定額にほとんど影響はない。まれに、布袋がないから5,000円ダウン査定という業者もいるようだが、その場合、決して優良店とはいえない。

また、サンローランはギャランティカードの発行を行っていないため、保証書類はない。ショップカードはあくまでも、どこのショップで購入したのかを示すカードであり保証書類にはならないのだ。査定時にはあってもなくても査定額に影響はない。つまり、付属品の有無は査定額に影響は与えないと思って間違いないだろう。

バッグや財布はきれいな状態で査定に出す

サンローランのYラインはメタルクロージャーが用いられ、金具も使われているものが多い。バッグや財布のデザインの一部であるものの金具部分は普段、使っていると非常に汚れが目立ちやすい。そのまま査定に出すよりも、きれいに拭き取り掃除をするだけで印象も変わってくる。

綿棒などで、ホコリを拭き取るだけで簡単にキレイになるので、少しでも高い価格で査定を出してもらいたい時には必ず実践してほしい。

また、大型のバッグは型崩れしやすいがこれも査定額が落ちる原因の1つだ。査定前には詰め物などをし、置いておくようにしよう。

サンローラン　Yラインの買取におすすめの買取業者

サンローランのYラインを高値で売るためには、複数の買取業者に見積もり査定を出すことが損をしない方法だ。1社のみの査定では、比較することができず、損をしてしまう可能性もある。ここでは、サンローランに強い買取業者を紹介しよう。

コメ兵

コメ兵は数多くあるブランド品の買取業者の中でも最大手と言われるほどの規模がある。全国各地に店舗を置き、販売力が強いため、いつでもブランド品の在庫を確保していきたいため買取価格も高値なことが多い。

社内の買取データベースを用い、店頭買取でも宅配買取でも、相場に応じ、適正な高額買取をしてもらえる。

イヴ・サンローラン時代の古い品から新しいものまでサンローランならどんなものでも買取が可能。全国どこからでも宅配買取を利用できる。また、査定にかかる手数料など一切無料で行っているため、都合の良い時に査定に出せるのも便利だ。

買取プレミアム

買取プレミアムは即日高値でサンローランの買取強化中である。主にバッグや財布に強く、出張専門のため、査定金額も他社と比較して高い。インターネットから申し込むことができ、全国どこでも専門の査定員が自宅まで出張し目の前で査定を行う。その際かかる費用はすべて無料で、査定だけの利用もできる。

地域によって差が若干あるものの、首都圏であれば申込みから約二時間程度での即日対応が可能となっている。

ブランドピース

ブランドピースは関西地区中心に全国に8店舗を展開。関東にはまだ1店舗のみだが、ブランド買取店として、注目を集めている。バッグや財布などブランド品を中心に買取をしており、サンローランの中古品のバッグや財布の査定では、高値が付くものも多い。

出張買取や宅配買取を行っているので、店舗が近くになくても買取を依頼することができる。関西のセレブ層には非常に人気が高く、販売力も強いため、高額買取も可能となる。店舗での小売りを中心としているため、在庫を常に欲しい状況なため、買取価格も高値がつくことが多い。サンローランのバッグや財布なども他店と比較すると、高く売れる確率が高い買取業者である。

retro

株式会社RETROが運営するretroは買取のみならず、委託販売も行っている。高級ブランド品に強く、サンローランにも強い。買取サービスと同時に、委託販売の利用も選べるため、急いではいないが、少しでも高値で売りたい方にはおすすめだ。

ただし、委託販売金額が2万円未満となる品は委託販売は不可となり買取のみとなる。 宅配買取は全国に対応、出張買取は東京都内のみとなる。店頭買取は事前予約が必要となるため、手軽に買取査定をしたいなら宅配買取を行ったほうがよいだろう。

ブランディア

CMや雑誌などで話題になったブランディアはイヴ・サンローランの査定実績が20,080件ある。

実店舗を持たないため、宅配買取のみとなるが、実店舗を持たない分、予算は買取価格に向けられているため、他店よりも高値での買取が期待できる。幅広いブランド品を扱うため、まとめて査定してもらうのもよいだろう。

ブランディア独自の市場相場マーケティングを持ち、膨大な買取データから常に最高額を示し、ユーザーからの人気も高い。

宅配買取、査定の際には宅配キット、送料、振込手数料、買取キャンセル料など一切かからず、すべて無料で行える。査定日から2か月以内に買取を申し込めば、同額で買取を行ってくれるのも重要なポイントだ。

まとめ

サンローラン　Yラインの買取相場や査定情報を徹底解説した。Yラインはイブ・サンローランからサンローランに変わったことで廃盤となってしまったが、今でも愛され続けているシリーズでもある。

買取査定額は10万円以上となると難しいが、良い状態を維持している品であれば、高く買い取られる可能性もある。手元にあるYラインを買取に出すか悩んでいるなら、まずは保存状態をきれいにしてから、査定に出すようにしたい。

また買取店によって、査定額が異なるため、複数の買取業者に査定依頼を出すのは、サンローランの場合マストだろう。LINE査定を行っている業者であれば、同じ情報を使い簡単に複数社に買取査定の依頼ができる。何度も住所などのフォームに入力をするのが面倒な場合には、当サイトの一括査定を利用すれば、複数社の査定が比較できる。