シャトー・ラフィット・ロートシルト1988年の買取相場まとめ

お酒をあまり飲まない人は、高価なワインをギフトでもらっても持てあましてしまうことがあるかもしれない。ワインの取り扱いに困ったときは、ボトルのラベルを見て銘柄を確かめてみよう。銘柄によっては、高い金額で買取をしてもらえるケースもある。

シャトー・ラフィット・ロートシルトなどは、高価買取が期待できるワインの1つだ。シャトー・ラフィット・ロートシルト1988の買取相場を、ここでは検証していく。

Trinitas Wines / edanley

シャトー・ラフィット・ロートシルトの相場

シャトー・ラフィット・ロートシルト（Chateau Lafite Rothschild）のワインは、どの銘柄も高く評価されるケースが多い。売りたい銘柄やシャトー・ラフィット・ロートシルトのワインがどのくらいの価格で売買されているかは、売却の前に知っておきたい情報と言える。

シャトー・ラフィット・ロートシルト1988

シャトー・ラフィット・ロートシルト1988は、40,000円～50,000円前後が買取の相場になっている。お酒を買取している大黒屋では、シャトー・ラフィット・ロートシルト1988の最高買取価格を、2019年7月10日の時点で48,000円にしている。

大黒屋の場合、1980年代のシャトー・ラフィット・ロートシルトのワインには、一部の銘柄を除いて50,000円前後の金額をつけているようだ。同じシャトーのワインでも、その年の気候条件などによってテイストが変わるため、市場価値はすべて同じではない。

平均買取価格

お酒買取専門店のファイブニーズ（Five Needs）が公開しているデータによると、同店のシャトー・ラフィット・ロートシルトの平均買取価格は、2019年7月10日の時点で57,500円となっている。ちなみに、こちらのお店では、シャトー・ラフィット・ロートシルト2005を70,000円前後の価格で買取している。

2005年のシャトー・ラフィット・ロートシルトのワインは、とくにでき栄えに優れていたことで有名だ。シャトー・ラフィット・ロートシルト1988の場合、こういった銘柄よりも少し買取価格が下がる可能性はある。

ファイブニーズは、これまでにシャトー・ラフィット・ロートシルトのワインを60本以上買取した実績をもつ。高価なワインを売るときには、買取実績が豊富なお店を選んだほうが安心して取引ができるかもしれない。

200,000円以上の価格がつくワインもある

ファイブニーズは、公式サイトでシャトー・ラフィット・ロートシルトの最高買取価格を215,000円（2019年7月10日現在）と紹介している。ファイブニーズでシャトー・ラフィット・ロートシルトのワインを売る場合、とくに高く評価される銘柄についてはこのレベルの金額がつくこともあり得るだろう。

シャトー・ラフィット・ロートシルト1982などは、大黒屋やお酒買取を専門にしているミスターフロンティアでも買取価格を大幅に上げている。このような銘柄のワインは、どこのお店で売っても高い金額がつく可能性があるだろう。

5大シャトーの中でも買取価格が高い

シャトー・ラフィット・ロートシルトは、フランスのボルドー地方で生産されているワインだ。ボルドーワインの銘品を販売していることで知られるボルドー5大シャトーには、シャトー・ラフィット・ロートシルトも含まれている。

買取店が2019年7月10日現在に公開している価格では、こちらのシャトーの買取価格がほかのシャトーよりも高くなる傾向がある。この時期の買取状況を、少し紹介してみよう。

シャトー・ムートン・ロートシルト

シャトー・ムートン・ロートシルトは、1970年代にボルドー5大シャトーの1つに数えられるようになった。ファイブニーズでは、このシャトーのワインを35,000円前後で買取している。大黒屋でも、シャトー・ムートン・ロートシルトのワインには、だいたい30,000円台から40,000円台の金額をつけている。

この銘柄のワインについては、シャトー・ラフィット・ロートシルトよりやや買取価格を下げているお店が多いが、一部例外もある。例えば、シャトー・ムートン・ロートシルト2000などは、同年のシャトー・ラフィット・ロートシルトよりも高い金額で買取をしているお店もあるようだ。

シャトー・マルゴー

マルゴー村で生産されているシャトー・マルゴーは、30,000円台から40,000円台で買取されることが多い。ファイブニーズが提示しているシャトー・マルゴーの平均買取価格は、39,000円。同店ではシャトー・マルゴーの最高買取価格を130,000円にしている。

ファイブニーズの場合、シャトー・マルゴーの最高買取価格がシャトー・ラフィット・ロートシルトよりも数万円ほど安くなっているようだ。大黒屋では、シャトー・マルゴーの一部の銘柄をシャトー・ラフィット・ロートシルトよりも高く評価している。

シャトー・オー・ブリアン

シャトー・オー・ブリアンは、シャトー・マルゴーと同様に19世紀に第1級の格付けを与えられた老舗のシャトー。こちらのシャトーのワインは、ファイブニーズでの平均買取価格が37,000円となっている。大黒屋では、シャトー・オー・ブリアンの最高買取価格をだいたい20,000円台から60,000円台に設定している。

このワインも、全体的にシャトー・ラフィット・ロートシルトよりも買取価格がやや安くなっているようだ。ただ、シャトー・オー・ブリアン1989などの一部の銘柄は、シャトー・ラフィット・ロートシルトのワインよりも買取価格が高くなるケースがある。

シャトー・ラトゥール

シャトー・ラトゥールも第1級の格付けを得ており、創業以来ワインの銘品を数多くリリースしている。ファイブニーズでは、シャトー・ラトゥールのワインの平均買取価格を41,000円にしている。このシャトーのワインは、5大シャトーでも比較的買取価格が高い。

ただ、一部の銘柄を除き、シャトー・ラトゥールのワインは、シャトー・ラフィット・ロートシルトよりもやや買取価格が安くなっているようだ。大黒屋では、だいたい30,000円台の価格からシャトー・ラトゥールの最高買取価格を設定している。こちらのお店の場合、シャトー・ラトゥール2010の最高買取価格は70,000円台だ。この銘柄については、同年のシャトー・ラフィット・ロートシルトよりも買取価格が高くなっている。

ワインの買取相場を調べるときのポイント

シャトー・ラフィット・ロートシルトなどの高価なワインの買取価格を調べるときには、意識しておきたいポイントがいくつかある。

ワインの買取価格は年によって変わる

年によって買取価格が変わるのが、ワインの特徴だ。同じシャトーのワインでも、買取価格が高い年もあれば安い年もある。シャトー・ラフィット・ロートシルトのように平均買取価格が高いワインの場合も、年によってはほかのシャトーよりも買取価格が安くなることもあるわけだ。

このような特徴を持つワインの買取相場を調べるときは、売りたいワインの年をしっかりと見ておく必要がある。買取店のサイトで買取価格表などを見る際にも、該当する年の金額をチェックすることが大切だ。正確な買取価格を知りたい場合は、買取店の無料査定を利用してみよう。

お店の査定額がそれぞれ異なるケースもある

ワインの査定価格は、買取店によっても変わることが多い。このような査定価格の違いを把握するには、複数の買取店で査定を受けてみるのがよい方法になる。シャトー・ラフィット・ロートシルトなどのワインは、買取店によって数万円ほど査定価格が変わるケースもある。

査定価格が安いお店で売ってしまうと、本来の相場で売買ができなくなってしまうかもしれない。複数の買取店で査定を受ければ、だいたいの相場がわかってくる。査定価格は、客観的に判断することが必要だ。

最高買取価格は状態がよい場合の金額

買取店のサイトなどで紹介されている最高買取価格は、減額がおこなわれなかったときの金額になっているケースが多い。ボトルやラベル、キャップなどに問題があるときには、最高買取価格はつかない可能性が高い。実際、買取査定では、新品と同様のワイン以外は何らかの形で減額されてしまうのが一般的だ。

最高買取価格が高いワインは概して高価買取が期待できるが、具体的な金額は品物によって決まる。査定を受けてお店から金額を教えてもらうまでは、過剰に期待しないようにしよう。

ヤフオクの落札価格も参考になる

ワインの買取相場は、オークションの落札価格からも見当がつくことがある。一般の人が自由に出品できるヤフオクなどは、シャトー・ラフィット・ロートシルトの相場を知るときにも役立つ可能性があるだろう。ヤフオクには、次のようなワインが出品されている。

• ・シャトー・ラフィット・ロートシルト1988
• ・シャトー・ラフィット・ロートシルト1982

シャトー・ラフィット・ロートシルト1988は、ヤフオクでは70,000円前後で落札されている。出品価格は品物によって違っているが、2019年7月10日の時点では、最終的な落札価格が60,000円台から70,000円台の金額になっている状況だ。出品されているワインの落札価格がだいたい同じ場合は、落札価格の金額がおおよその相場と判断できる。

シャトー・ラフィット・ロートシルト1988の落札価格は、買取価格の相場よりもいくぶん高くなっているようだ。シャトー・ラフィット・ロートシルト1982は、いずれも落札価格が高額になっている。

この1982年の銘柄は、おおむね300,000円前後の金額で落札されており、シャトー・ラフィット・ロートシルトのワインでもとくに取引価格が高い。ちなみに、こちらのシャトー・ラフィット・ロートシルト1982は買取の相場も高い。こういったワインは、市場価値自体が高いのが一般的だ。

ヤフオクの落札価格を見ると、銘柄ごとの市場価値の違いもある程度わかってくるケースが多い。ヤフオクのオークションには、買取店が参加していることもある。買取相場を正確につかみたいときは、オークションの情報も一覧しておくとよいかもしれない。

まとめ

ここで紹介したワインの買取相場は、買取店と交渉をするときにも役立つことがある。相場を知っていれば、買取店が安い金額を提示してきたときに交渉がしやすい。事前に調べた相場よりも安い場合は金額の根拠を聞きながら、もっと価格を上げてくれるように伝えれば、買取価格が上がるかもしれない。価格交渉をしてみると、ワインの場合も高価買取が実現しやすくなるだろう。