台所用品の整理整頓に欠かせない食器棚には、一般の家具と比べて少し複雑な査定基準が存在する。また中には、店舗側の人員的な問題で食器棚買取を行わないショップも見受けられるため、効率良く業者選定を行うためにもこの市場のニーズや動向についてもしっかり把握しておくべきだと言えるだろう。今回は、食器棚やキッチンボードのトレンドに沿った高価買取情報を皆さんに紹介してきたい。
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高く売れる食器棚の条件とは?
インテリア用品専門店や家具買取専門店で歓迎される食器棚は、下記4つの条件に当てはまるものが中心となる。こういった基準を把握しておくと買取業者利用時の失敗が起こりにくくなるため、将来的に僅かでも食器棚を手放す可能性がある人は、「どういった商品が歓迎されるか?」を頭に入れた上で買い物や日々のメンテナンスなどを行うようにして欲しい。
業者や工場によって組み立てられた食器棚
良質な商品の買取を行う家具専門店では、素人によって組み立てられた食器棚を歓迎しない傾向がある。特にユーザの組み立てミスによって僅かな歪みが生じた食器棚は、どんなに新しく市場価格が高いものであっても歓迎されることはないと考えた方が良いだろう。こういった中古家具市場の動向を考えると、メーカーやショップで組み立てられた食器棚を買うことが高額査定の基本と言えそうだ。
製造から3年以内の食器棚
買取可能な食器棚の条件は、各ショップによって大きく異なる。しかし製造年の部分で高額査定基準を調べてみると、「3年以内が望ましい」とする業者が大変多い傾向があるのだ。これに対して購入から5年以上経った食器棚やキッチンボードには、台所特有の臭いや油分が染み込んでいることが多いため、骨董品的価値のあるアンティーク品でもなければ買取はかなり難しくなると捉えた方が良いだろう。
コンディションが良い食器棚
食器棚のコンディションを保つためには、化学モップや乾拭きを使って行う「普段の掃除」と、いつも食器が並べられている棚や引き出し、裏側を丁寧にきれいにする「年2~3回ほどの大掃除」が必要不可欠となる。特に食器棚の裏側にはカビが生えやすい傾向があるため、本格的な掃除をする余裕がない場合でも細部をチェックする習慣だけは付けるようにして欲しい。
人気メーカー・人気デザインの食器棚
市場の動向やトレンドにより、高く売れる食器棚のデザインやブランドにも変化が生じることがある。2016年現在で人気の高い食器棚は、白を基調とする明るい色合いや、カントリー調、ウォールナット材、タモ材を使ったものとなる。またカリモク、ウニコ、パモウナなどのメーカーも高価買取における大事な要素とされるため、購入時のこだわりが査定額に大きく影響すると捉えて良いだろう。
食器棚を高額査定に繋げるために実践すべきこと
高く売れる食器棚の条件を把握したところで、ここからは「高額査定のために何をすべきか?」を考えていこう。
材質に合った方法で掃除を行う
ダスキンなどの掃除用品メーカーのサイトでは、食器棚掃除の方法が丁寧に紹介されている。しかしここで使用する薬剤や用具は、スタンダードな合板を想定していることが多いため、デリケートな木材で作られた食器棚の場合は購入ショップの店員にメンテナンス方法を確認する必要があるのだ。
1日でも早く査定に出す
高く売るなら3年、現金化には5年という査定基準のある食器棚も、他の商品と同じように「1日でも早く査定をしてもらうこと」が必要となる。特に買い替えや引越しをする場合は、新しい食器棚の品定めを優先する人が多いため、「買う準備」よりも「売る準備」を最初にすべきと言えるだろう。
型番や製造年を業者に伝える
新品未使用の食器棚の場合、背面や上棚の裏側などに型番や製造年月の書かれたシールが貼ってあることがほとんどだ。またコンセント付きのレンジボードやキッチンボードについては、電源コードに製造年が記載されているため、しっかり製品情報を確認をしてからショップへの問い合わせを行うことが正確な参考買取相場の調査に繋がると考えて良いだろう。
出張査定前に食器を全て出しておく
業者に出張査定の依頼する際には、必ず棚に並んだ食器を全て出す必要がある。この作業を行わずに査定士を自宅に呼んでしまうと、「食器を外に出すのに手間と時間がかかる」といった理由で当日の買取が難しくなることもあるようだ。また買取業者は2~3人前後の少人数で来ることが多いため、搬出が難しい環境的要素がある場合は、問い合わせの際に伝えておくのが良心的な対応になると言えるだろう。
高く売れる食器棚と参考買取相場 まとめ
最後に、多くの家具買取店で歓迎される人気メーカーの食器棚と参考買取相場をご紹介しておこう。
カリモク
国産家具業界最大手のカリモクは、どのショップでも確実に高く売れる人気メーカーだ。幅1153mmの比較的コンパクトなダイニングボードでも、食品ストックも収納できる大容量によって120,000円~135,000円前後の高額査定が期待できる。これに対してウォールナット材を使った食器棚は、700mm~900mm前後でも75,000円もの買取上限額となるため、カリモクの食器棚を選べばサイズ問わず高く売れると考えて良いだろう。
ウニコ
オリジナル家具の製造で知られるウニコも、大半の業者で高く買い取ってくれる。炊飯器や電子レンジも置けるカップボードには、自然なブラウン系で20,000円の高額査定が付いた実績がある。そんなウニコの食器棚は多少の使用感があっても5,000円~8,000円ほどの査定がつくため、確実に売れるメーカーを求める人にもおすすめ度の高い存在と位置付けて良いだろう。
飛騨産業
北海道民芸家具メーカー・飛騨産業の食器棚も、カリモクと同じぐらいのリセールバリューとなる。広々としたダイニングルームにぴったりのHM165Kは、250,000円を超える買取上限額となる。また引戸食器棚HM161Kも200,000円前後の査定が付くため、一般の家具メーカーのように多少のサイズ違いは金額に大きな影響を及ばさないブランドと位置付けて良さそうだ。
まとめ
自宅の台所収納としてだけでなくダイニングルームを彩るインテリアといった価値のある食器棚は、家具買取専門店だけでなく骨董品買取店などでも査定ができることもある。また近頃では、家具メーカーに詳しい査定士のいるリサイクルショップも増えているため、売却先の選択肢は増えていると考えて良いだろう。そんな食器棚の業者選定で悩んだ時には、全国各地の家具買取店が集う当サイト・ヒカカク!も参考にしてみて欲しい。