中古農機具は農業家たちからも人気が高い。新品で農機具を購入するとなるとそれなりに高い金額となってしまうが、中古だと品質がいい製品や人気のメーカーであっても定価の半額で購入できることも少なくないのだ。そうした中古農機具の中でもっとも人気があるのがトラクターである。
当コラムでは、中古トラクターの売り時や買い替え時期、買取におすすめの業者まで詳しくまとめていく。中古トラクターを買取に出そうと考えている人は、ぜひ最後まで目を通していただきたい。
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中古のトラクターは人気がある
はじめにも述べたように、中古のトラクターは農業家たちから人気が高くなっている。特に近年は農業をはじめる人の割合も増えており、若い人たちの間でも農業に興味を持っている人が多い。農業に興味を持つ人が増えれば農機具の需要が高まるのは言うまでもなく、トラクターは農家には必須であるため中古で購入する人が多いのだ。
もちろん、トラクター以外の中古農機具も人気があり、コンバインや田植え機、耕運機やチェーンソーといった農機具も買取業者では強化買取されている。一般的には、中古農機具は全体的に状態が悪いことが多いため、買取に出してもそう高くは売れないと思われがちだ。
しかし、たとえ中古であっても業者に買取に出すことで高価買取されることも珍しくはない。中古トラクターであれば、年式やメーカー、モデルによって買取価格は大きく変わり、人気のあるトラクターであれば中古でも十分高価買取が期待できる。
中古だから高く売れないと思うのは思い込みであり、大事なのは買取のコツや買取業者について理解しておくことである。
中古トラクターの買取相場
中古のトラクターは高く売れることがあると述べたが、実際に買取を考えている人は、一体どれぐらいの価格で売れるのか気になるだろう。まず、前提として中古のトラクターは状態によって買取価格が決まるといっても過言ではなく、いくらで買取されるのかは実際に買取業者に査定に出してみなければわからないのが事実だ。
だが、およその買取相場を述べるとすれば、多くの中古トラクターは500,000円~1,000,000円前後で売れることが多い。クボタやヤンマー、イセキやミツビシといった有名メーカーであれば2,000,000円近くで売れることもある。
一般的には、中古のトラクターは10年使用して買取に出せば定価の半額程度、20年~30年使用していれば500,000円以下あたりが相場となっている。この買取相場は2020年6月現在のものであるため、今後の農業の行く末によっては相場が大きく変動する可能性もある。
中古トラクターを上記の相場価格で売りたいのであれば、今すぐ査定に出すのがベストだといえるだろう。
トラクターはいつが売り時?
農機具にはそれぞれ売り時がある。コンバインは稲や麦の刈り取りをおこなう機具であるため、9~10月にもっとも需要が増す。買取業者としてもこの時期に強化買取しているため、タイミングを合わせて買取に出すことで高価買取が期待できる。田植え機も同様に田植え時期である4月~6月にもっとも需要が増すため、その時期に売ることでより高い価格で売却できるだろう。
では、トラクターはいつが売り時なのだろうか。結論からいえば、トラクターはコンバインや田植え機とは違って一年中需要がある農機具なため、常に売り時であるといえる。強いて言うなら、夏に多くの人が農業に興味を持ったり新しい農機具に買い替えたりことが多いので、6月~8月がほかの時期に比べて少しだけ需要が高まっている。
しかし、基本的にはトラクターを売るときにタイミングを考える必要はなく、売りたいと思ったときに買取に出すのがベストだ。広い範囲で考えれば、農業に興味を持つ人が増えている、ここ数年が売り時だといえるかもしれない。中古トラクターの買取は自分のタイミングで査定へと出してみよう。
トラクターを買い替えるタイミング
上記で説明したように、トラクターは一年中需要があるため、売り時は基本的に自分のペースで問題ない。だが、買い替えるタイミングはいつなのか気になる人も多いだろう。いくらトラクターの耐久性が高く、頑強かつ壊れにくくつくられていたとしても、長い間使用していればそろそろ買い替えるべきか悩むときもあるだろう。
以下では、トラクターを買い替えるタイミングをいくつか紹介していく。明らかに買い替え時のトラクターを、もったいないからといつまでも使用していると危ない目に合うかもしれない。また、完全に壊れてから買取に出しても買取拒否されてしまうことにもなりかねない。
トラクターの買い替えはどういうタイミングですべきなのか知りたい人は、ぜひチェックしてみてほしい。
動作に不具合が生じたとき
トラクターの買い替え時期として、動作が遅くなったり不具合が生じるようになったときはすぐに買い替えるべきだ。トラクターは農家にとっては必須の農機具であり、トラクターがなければ仕事ができないという人もいるだろう。完全にトラクターが動作しなくなってしまうと、新しく購入してから届くまでの時間も仕事ができなくなってしまう。
そのような状態を回避するためにも、動作に不具合が生じたときはトラクターの寿命だと思い、なるべく早めに買取に出してしまうのがベストだ。長年使っていたトラクターは愛着があって中々手離したくないものだが、後々のことを考えると使えなくなる前に買い替えたほうがさまざまな面でお得である。トラクターの状態には常に気を配っておこう。
変な音が鳴っているとき
変な音が鳴っているときも、トラクターの動作と同じく買い替えを検討すべきタイミングだといえるだろう。変な音が鳴るというのは大体エンジン系統に不具合が生じているときである。言うまでもなく、エンジンは車体にとって心臓であるため、壊れてしまうとトラクターが作動しなくなる。
動作の不具合の場合はエンジン以外の原因も考えられるが、音に異常が発生している場合はなるべく使用するのを控え、すぐに修理業者に見てもらうのがいいだろう。もしエンジン系統に寿命がきているのであれば、こちらもやはり完全に壊れてしまう前に買取へと出し、買い替えするのがベストだといえる。
タイヤの交換時期
トラクターには車と同じくタイヤがついているが、タイヤの交換時期に合わせて買い替えを検討するのもおすすめだ。トラクターの場合は厳密にタイヤの交換時期が決まっているわけではないが、見た目で磨耗が見られたりパンクしていたりするのであれば、タイヤの交換時期だといえるだろう。
もちろん、タイヤ交換をおこなうことでそのまま使い続けることはできるが、タイヤの金額もそれなりに高く、交換するぐらいならトラクター本体ごと買い替えるを考える人も多い。車と違って数年ですぐダメになるわけでもないため、タイヤが悪くなる頃にはトラクター本体の劣化もそれなりに進んでいる。そのため、タイヤの交換時期で買い替えをおこなう人が多いのである。
アワーメーターの数値
トラクターにとってのアワーメーターは車でいう走行距離である。車の走行距離は買い替えを検討する一つのポイントであり、トラクターで考えるとアワーメーターということになる。アワーメーターが1,000時間のときは、車でいう走行距離10万kmだといわれている。これは買い替えを検討するにはいいタイミングだといえるだろう。
また、トラクターの寿命は馬力によってある程度変わり、20馬力のトラクターであれば1,000時間前後が寿命の目安である。50馬力以上のトラクターであれば2,000時間前後でも問題はない。もちろん、トラクターの乗り方や保管の方法によっても寿命は大きく変わるが、買い替えのポイントとしてアワーメーターの時間に注目するのも大切だ。
完全に壊れるまで乗るのであれば6,000時間まで大丈夫という声もあるが、壊れてしまっては当然買取価格はほとんどつかない。買取に出して少しでも現金を手にしたいのであれば、壊れる前のベストな買い替えのタイミングで買取に出すのがおすすめだ。
中古トラクターの買取におすすめの業者
トラクターを売ろうと思ったときに気になるのが買取業者だろう。基本的にトラクターほど大型の農機具を売るときには買取業者を利用するのがもっとも効果的である。というのも、業者であれば査定に納得した場合自宅まで無料で引取に来てくれるからだ。また、専門スタッフがしっかりと農機具の査定をおこない、相場に適正な価格で買取をおこなってくれる。
しかし、最近は農業に興味が持つ人が増えると同時に、農機具の買取をおこなう業者も増えてきた。そのため、いざトラクターなどを買取に出そうと思っても、どこの業者を利用すればいいのか迷ってしまう人が多い。そこでここからは、中古トラクターの買取におすすめの業者をいくつか紹介していく。
農機具の買取業者を探している人は、ぜひ参考にしていただきたい。
日本トレーディング株式会社
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
茨城県つくば市にある日本トレーディング株式会社は、トラクターなどの農機具を高価買取している。関東エリアをはじめ、出張費無料で全国で買取が可能なので住まいのエリアを気にせず利用できる。トラクターの買取実績も豊富で、月間60台以上は取引している農機具買取の人気店だ。
スタッフは親切・ていねいで、細かな問い合わせにも快く対応してくれ、また対応もスピーディーなので安心して任せられる。動作不能などの壊れている物も査定可能なので、あきらめて処分する前に無料見積もりをしてみよう。
農機具王
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
農機具王はどこよりも親切・丁寧な接客を心掛けている業者だ。もちろん、接客対応だけでなく高価買取にも力を入れており、今まで大事に使っていた農機具を価値に見合った価格で買取してくれる。買取機種も豊富で、壊れたトラクターであっても買取が可能だ。倉庫に眠っている使っていない農機具をまとめて売るのにも利用でき、査定スピードも素早くスムーズに倉庫を片づけられる。
買取方法は出張買取となっており、査定料や出張費などは無料で査定依頼が可能だ。出張対応地域は日本全国だ。全国に19店舗あるため、査定依頼が来たときスピーディーに駆けつけることができる。年間買取件数5,000件以上と信頼性も高いので、安心してトラクターを売却できるだろう。
農機具家
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
農機具家は古い農機具や故障した農機具を高価買取している業者だ。古い農機具は状態が悪いため、買取していない業者もある。しかし、農機具家では年式が古い農機具から壊れている農機具まで買取をおこなっている。トラクターに限らず、コンバインや田植え機、草刈機から耕運機まで幅広く買取対応しており、こちらも安心して買取を任せることができるだろう。
買取方法は出張買取で対応している。最近農業をやめてしまった人や倉庫の整理をしたい人などのニーズに応え、出張買取手数料も無料となっている。出張費から引取料まですべて0円で買取に出せるのは魅力的だ。店舗は千葉県にあるが、出張対象地域についてはどこまで可能なのか不明なので、まずは相談してみよう。
農星
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
農星は不要になった農機具や処分に困っている農機具を専門的に買取している業者だ。倉庫にあるトラクター以外の農機具のまとめて査定も可能であり、型落ちや故障車、メーカーや機種を問わず買取してくれる利便性が高い業者でもある。買取実績数も豊富で、はじめての人でも安心して利用できる。処分に困っている農機具でも高価買取しているため、予想よりも高い価格での買取が期待できるだろう。
買取方法はこちらも出張買取となっており、査定額に納得できた場合は自宅まで無料で引取に来てくれる。もちろん、査定料や出張費、引取料まですべて無料だ。出張買取は石川県内となってはいるが、遠方の人でも相談することで対応してくれる。
農機具買取センター
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
農機具買取センターは農機具の買取に特化した買取専門店だ。他社よりも強化買取メーカーが多いのが特徴であり、国内メーカーだけでなく海外のメーカーの農機具まで高価買取している。査定スタッフは農機具に関する知識を豊富に持ったプロが在籍しているため、誰でも安心して査定を任せられる。専門店だからこそ提示できる買取金額は、期待と相場以上の価格で売却することができるだろう。
買取方法は宅配・店頭・出張の3つで対応しており、自分の好きな方法で査定に出すことができる。基本は小型農機具は宅配買取か店頭買取、大型農機具は出張買取を使い分けるのがいいだろう。トラクターももちろん出張買取がおすすめだ。手数料や費用関連は一切かからず無料。店舗は京都にあるため、遠方の出張買取希望は相談してみよう。
まとめ
当コラムでは、中古トラクターの売り時・買い替え時・おすすめの買取業者まで紹介してきた。一見、中古のトラクターは高く売れないように感じるが、完全に壊れてしまう前に買取に出すことができれば高価買取が狙える。農機具に限らず、高く売りたいのであれば早めの買取が効果的である。
はじめて農機具を買取に出す人は、買取業者についての知識がほとんどないだろう。売却してから後悔しないためにも、ここでまとめてきた買取情報をうまく活用して賢くトラクターを売ってみよう。