ヨーロッパ生まれのディーパム(DPAM)は、海外メーカーならではの特徴により、国内での買取が少し難しい子供服ブランドだ。2019年4月16日現在の日本において、ディーパムの査定情報などを公開するショップはきちんと存在している。
しかしながら、このブランドの海外展開や販売店などの傾向を考えると、キッズ衣料の売却時にもいくつかの注意が必要となってくる。今回は、日本国内の中古市場にも影響をもたらすディーパムの特徴や、買取店各社の査定情報に目を通しながら、この子供服ブランドの商品を高い買取相場で売却するためのポイントを皆さんと一緒に整理していきたい。
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ディーパムとはどんな子供服ブランド?
ディーパムは、デュ・パレイユ・オ・メムという正式名称を持つパリ生まれの人気子供服ブランドだ。ヨーロッパを中心に450以上の店舗展開をするディーパムには、創業30年を遥かに超えた非常に長い歴史がある。また舞台衣装デザイナーによって生み出されるこのブランドには、フランスらしいカラフルな色使いやデザインといった日本の子供服にはない大きな魅力が詰まっている。
ディーパム子供服の実店舗は日本のどこにあるの?
世界的人気ブランドであるディーパムの店舗は、2010年頃に日本から撤退してしまった。そのため国内のキッズ衣料の買取市場では、多くの専門店がかつて存在していたブランドという位置づけでディーパムの古着などを取り扱う実態がある。そのため、流行の可愛らしいデザインの詰まった状態の良い子供服を歓迎するリサイクルショップなどでは、撤退から10年近く経とうとしているディーパムに少し厳しい対応をするところがあると捉えた方が良い。
ディーパムの本店からオンライン通販で買うことはできる?
ディーパムでは、日本からの店舗撤退後の数年間、自社のオンラインストアを利用したフランス以外のお客様にも配送可能なサービスをおこなっていたようだ。しかし、店舗撤退を機に注目度の下がった日本では現在、オンラインストアからの直接購入ができない状態となってしまった。したがって、ディーパム側からのこうした厳しい対応も、日本国内の中古市場における期待度や買取相場ダウンの大きな要因になっている。
日本人はもうディーパムの子供服は購入できないの?
直営店による日本での販売が終わってしまったディーパムも、海外通販サイトのBUYMAや、バイヤー自身が外国に買い付けに行くインポートファッション専門店などでは販売がおこなわれている。また海外ファッションブランドの情報サイトによると、日本人の海外旅行先として非常に人気の高い韓国には、ディーパムの実店舗が存在しているようだ。したがって、世界に数百の店舗展開をするディーパムの子供服は、外国で購入するのは十分に可能と捉えて良いだろう。
ディーパムのブランド自体は存在するのに国内で売れにくいのはなぜ?
買取市場におけるディーパムへの厳しい対応は、日本から撤退したこのブランドの知名度や需要、人気が全体的に下がったことで生じていると考えられる。国内の買取専門店では基本的に、日本で売れる子供服を積極的に買取する実態がある。
また自社でキッズ古着のオンラインストア運営をおこなう業者の場合、ディーパムはブランド名検索では注目されにくい。そのためなかなか売れない店舗在庫を抱えるリスクを避けるために、買取不可とする傾向もあるようだ。
ディーパム子供服の売却は不可能と捉えた方が良い?
かつて日本で勢いのあったディーパムは、2019年4月16日現在の国内市場において、一部ショップで未だに取り扱われている子供服ブランドだ。したがって、各社のサイト内に並ぶブランド一覧にディーパムの名前があれば、十分に買取してもらえる可能性は高いと考えられる。
また、国内だけでなく海外にも販売ルートを持つ大手買取業者の場合、かなり昔に日本で撤退したディーパムに対しても、世界的な人気や需要により歓迎できるケースも多く存在するようだ。したがって、中古市場での扱いが少し厳しいディーパムでも、これから紹介するような理想的な売却先を見つければ現金化につながる可能性は高いと捉えて良いだろう。
リサイクルBABYーBEAR
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
その他の取り扱いブランドの中にディーパムを並べるBABY-BEARは、川崎市高津区にあるベビー用品のリサイクル専門店だ。この業者では、店頭・出張・宅配の3方法でキッズ衣料などの受け付けをおこなっている。
BABY-BEARで買取できるディーパム子供服の特徴
リユースを目的に子供服を集めるBABY-BEARでは、基本的にデザインとコンディション重視で買取査定をおこなっている。したがってこの業者では、年式や状態に問題がなければ、ディーパムのように国内に販売店舗のない子供服やノーブランドの商品も歓迎している。
こうした良心的な対応のできるBABY-BEARの利用時に注意すべきなのは、購入から5年以上経った商品は基本的に買取不可になることだ。したがって、ディーパムの直営店が日本に存在していた頃に購入したキッズ衣料は、一度も袖を通していない新品未使用品であっても買取は難しいと捉えた方が良いだろう。
買取ベストシーズン
その時期に早く売れる子供服を歓迎するBABY-BEARでは、夏物・春秋物・冬物のそれぞれにベストな買取時期を下記のとおり設定している。
- ・夏物→2月〜5月
- ・春秋物→1年を通して買取可能
- ・冬物→8月〜10月
売り手側の事情で上記の取り扱い対象以外のアイテムを持ち込んだ場合、高価買取ブランドであっても基本的に0円引き取りとなる。したがって、BABY-BEARで夏物と冬物の買取査定を希望するときには、売りどきに大きな注意を払う必要があると捉えてほしい。
キャリーオン
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
子供服のソーシャルクローゼットというコンセプトで運営するキャリーオンも、取り扱いブランド一覧にディーパムを並べる良心的な買取サービスだ。
キャリーオンにおける子供服買取の特徴
大切な子供服の譲り合いをサポートするキャリーオンでは、子供服の査定額を下記のポイントやギフトカードなどで支払う形をとっている。
- ・キャリーオンポイント
- ・Amazonギフト券
- ・クオカード
- ・ぐるなびギフトカード
- ・こども商品券
- ・全国共通図書カード
したがって急な入り用などにより現金買取を希望する人には、キャリーオンの利用は少し難しいと言えるかもしれない。しかしながら、Amazonやぐるなび、クオカードといった使えるシーンの多いギフト券を用意するこのWEBサービスは、効率的に子供服の売却処分のできる手段として幅広いママたちの間で注目度の高い存在になりつつある。
買取対象ブランドの改定が多い
早く高く売れるキッズ衣料を歓迎するキャリーオンでは、定期的に取り扱いブランドの見直しをおこなっている。直近の2018年8月〜9月におこなわれた改定では、国内で人気の高い丸高衣料やF.O.インターナショナルといったメーカーや、お手頃価格で購入できる多くのファストファッションブランドが取扱対象外となっている。
ディーパムは、こうした形でブランド一覧の整理をしっかりおこなうキャリーオンで今でも取り扱われている。国内に実店舗のない現段階においても、一部のママやショップでは需要の高いブランドであると捉えて良いだろう。
取り扱える店があっても早く売るのが理想
国内における注目度が徐々に下がりつつあるディーパムはこの先、キャリーオンの取り扱いブランド一覧の中からも外れる可能性の高い存在となっている。したがって、現段階で買取可能な位置づけであっても、その状況を楽観的とらえてはならない。自宅に不要なディーパム子供服があるときには、このブランドを歓迎してくれるショップが国内にたくさんあるうちに売却処分を終えてしまうのが理想となる。
意外に高い価格で出品されるディーパム子供服
ちなみに2019年4月16日現在、キャリーオンの販売ページには170件ものディーパムのベビー服や子供服が並んでいる。また現段階で800円以上の売値がつけられているこのブランドは、キャリーオンの中では高く評価され続けていると捉えて良いだろう。したがって、キッズ衣料品の高額査定を狙うときには各社の取り扱いブランド一覧だけでなく、オンラインストアなどの販売ページからその価格をチェックするのもおすすめだ。
セカンドストリート
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
実店舗でハイブランドからノーブランドまで、多彩なファッションアイテムを買取するセカンドストリートも、ディーパム子供服などの売却に利用のしやすい専門店だ。
地方で暮らす方々の店頭買取に最適
全国に600以上の店舗を展開するセカンドストリートは、リサイクルショップなどの少ない地方都市でキッズ衣料品などを効率よく売却したいと考える方々におすすめ度の高い存在となる。またその場で査定額の支払いまで完了する店頭買取は、急な入り用でブランド品売却をするママにとってもメリットの高いサービスとなるだろう。
多彩な品物を取り扱えるセカンドストリートの店頭買取
実店舗数が非常に多いセカンドストリートでは、3種類の買取方法の中で店頭での取り扱い商品を最も充実させている。ベビーカーやぬいぐるみなどの赤ちゃん用品も買取するこの業者は、幼稚園入園や小学校入学に向けた子ども部屋の整理などの際にも使い勝手の良い存在となる。また楽器やアウトドア用品、生活家電なども歓迎するセカンドストリートの店頭買取には、総合リサイクルショップに近い使い道もある。
セカンドストリートで子供服を売るときの注意点
セカンドストリートで衣料品の買取依頼をする際には、店頭とWEB宅配買取のそれぞれで取り扱えるブランドが異なる実態を頭に入れておかなければならない。例えば、当ページでご紹介しているディーパムは、WEB買取のブランドリストの中に掲載がない形となっている。
これに対して店頭では、トレンドに合った状態の良い商品であればユニクロなどのファストファッションやノーブランドの古着も買取する実態がある。したがって、この買取業者でディーパムのような人気の若干低い子供服の売却処分をする際には、宅配よりも店頭に持ち込むようにしてほしい。
リサイクルショップ ティファナ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
5045件ものブランドやメーカーの並ぶ取り扱い一覧にディーパムの記載のないティファナでは、ブランド古着だけでなくノーブランドの子供服も買取可能となっている。またメンズやレディースの衣料品も歓迎するこの業者は、家族みんなのクローゼット断捨離の際にも利用のしやすい存在となる。
ティファナにおける子供服の査定基準
ブランドにこだわらず衣類の買取ができるティファナでも、下記のようなコンディションやリユースしにくい問題を抱えた子供服は基本的に買取対象外となる。
- ・デザインが古いもの
- ・酷い汗ジミ、穴あき、色あせ、変色、虫食いなどのあるもの
- ・毛玉、毛羽立ち、使用感の強いもの
- ・デザインが極端に奇抜すぎるもの
- ・化学繊維やウールの和服
- ・中古の水着、下着、靴下、寝間着、マタニティウェアなど
- ・インナーなどの付属品がない服
こうした形で買取不可となるポイントを並べてみると、ティファナでは次の購入者の手に渡りやすい状態やデザインの衣料品を歓迎している実態に気付かされる。またこの業者では基本的に、購入から2〜3年以内の衣類のみを買取対象としているようだ。
オールシーズン買取可能
春夏秋冬、季節問わず洋服を歓迎するティファナは、自宅の引越しや断捨離といった売り手の事情やタイミングで査定依頼のしやすい専門店だ。時期次第で買取額の変動のないこうしたショップは、理想的な売りどきが全くわからない買取初心者にもおすすめ度の高い存在となる。
また、子供服は来季にはサイズアウトすることが多い。そのため衣替えのタイミングで手放せるティファナのような買取業者の方がベストシーズンの設定された専門店よりも、買取相場の下がらないうちに早めの査定依頼ができる。
まとめ
メーカー側の日本からの撤退という背景により国内で取り扱える買取業者の激減したディーパムも、買取市場ではまだ売却手段は十分にあると考えられる。しかし、間もなく撤退から10年近くになるこのブランドの注目度や需要は、下落傾向にあるのは間違いない。したがって、インポートファッション専門店などで買ったディーパム子供服が不要となったときには、前述のような買取店に早めの問い合わせをおこない1日でも早く手放す心掛けを持つようにしてほしい。