クレジットカードが必須と言われているMVNO業界の中でも、口座振替に対応可能な格安SIMの会社が僅かに存在する。口座振替を選択すれば、現金主義でクレジットカードを持たない皆さんでもMVNO利用が可能となる。また近頃では、ひとつの預金通帳で家計の管理を行う専業主婦の中にも口座振替を選択するユーザが増えているようだ。
今回は、口座振替を使った格安SIMの支払いを求める皆さんと一緒に、8つのMVNO会社を徹底比較していきたい。
HiH - SHG Meeting - 08-08-21 - 08 / mckaysavage
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OCNモバイルONE
http://www.ntt.com/personal/services/mobile/one/data/faq.html国内トップクラスの人気を誇るOCNモバイルONEでは、クレジットカードを持たないユーザ向けに口座振替での支払いに対応している。
カスタマーズフロントへの申込みが必要
OCNモバイルONEで口座振替を利用する際には、カスタマーズフロントに電話で申込みをしなければならない。電話窓口で受付が完了すると、口座振替の手続き用紙が自宅に送られてくる形となる。その用紙を返送後、OCNからくる電話によって開通手続きを進める流れになるとされている。
手続き完了までに3週間以上かかる
カスタマーズフロント側と書面のやり取りを行う口座振替の申込み完了までには、早くて3週間前後、遅ければ1〜2ヵ月かかるという話もある。
これに対して大手キャリアから乗り換えに欠かせないMNP予約番号には15日間の有効期限があるため、期限切れによってせっかく行なった転出元での手続きを無駄にしないためには、早めにカスタマーズフロントに問い合わせをして理想的な流れと方法を支持してもらった方が良いと言えるだろう。
スマホ端末とSIMカードのセット購入では口座振替はできない
OCNモバイルONEで販売されているSIMフリースマホとSIMカードをセットで契約する場合は、ユーザの信用情報を確認するといった意味でもクレジットカードのみの支払い方法になるようだ。
もし口座振替を希望する人がMVNOを入れるSIMフリースマホの購入を考えている場合は、OCNモバイルONEでセット購入ではなく中古スマホ販売店などを利用した方が良いと言えそうだ。
BIGLOBE SIM
http://join.biglobe.ne.jp/admission/pay04.html契約内容によっては口座振替の選択できるBIGLOBE SIMも、おすすめ度の高いMVNOブランドだ。
3つの申込み方法と口座振替への対応
BIGLOBE SIMのサイトには、支払い方法の登録方法と対応の可否が表形式で公開されている。この情報によると、電話で入会センターと郵送による資料請求を行なった場合は、クレジットカード・口座振替ともに対応できるようだ。
これに対してWEB申込みの場合は、クレジットカードのみが○となっており、表の欄外に「BIGLOBE LTE・3G、BIGLOBE WiMAXでは、口座振替をお選びできる場合があります」と記載されている。
手続き完了まで1週間以上かかる
自筆サインと印鑑が押された指定用紙を返送する口座振替は、比較的対応の早いBIGLOBE SIMであっても手続き完了まで1週間〜10日ほどかかるとされている。特に郵送の資料請求を行なった場合は、電話で入会センターよりも多くの日数がかかることが予想できるため、スピーディーな対応を求めるなら問い合わせや登録方法の選択にも注意をすべきだと言えるだろう。
mineo
http://support.mineo.jp/usqa/use/account/index.html急速に国内シェアを拡大するmineoでは、同社のeo光ネットの支払い方法で預金口座振替を選択しているユーザに限って、MVNOでも同じ手続きが行えるシステムだ。
マイページから手続き可能
上記条件に該当するユーザは、mineoの会員サイト・マイページを使ってMVNOの口座振替申込みを行える。他のサービスで既に口座振替を行っていることが前提条件となるmineoの場合、自筆サインと押印のされた書類のやり取りをする必要もない。
全てのSIMカードで口座振替が選択できる
最初に紹介した条件さえクリアすれば、mineoの口座振替は音声通話機能付きSIMやスマホセットの申込者でも選択可能となるようだ。こうした形で幅広いSIMカードに口座振替を可能とするmineoは、SIMフリー端末の購入を検討している皆さんにとっても利用のしやすいMVNOになることだろう。
インターリンクLTE SIM
https://www.interlink.or.jp/service/sim/インターリンクは、口座振替などの支払い方法について柔軟な対応を行うMVNO会社だ。
個人・法人どちらでも申込み可能
インターリンクのMVNO情報サイトの中には、「法人のみが口座振替の申込み可能」としている記事が大変多く見受けられる。しかしこのMVNOのホームページから預金口座振替支払いインターリンクサービス確認用申請用紙をダウンロードしてみると、法人だけでなく個人でも契約可能な仕組みに変更されているようだ。
書類到着から1週間前後でサービス開始
お客様からの口座振替申請書類がインターリンク側に届いてから1週間ほどで、MVNOのサービス開始となる。引き落としについては毎月27日と書かれているため、自分の給料日に合ったタイミングで振替になる会社を求める皆さんでもインターリンクならスケジュール調整がしやすいと言えるだろう。
初回振替における注意点
手続きに若干時間のかかる口座振替利用の場合、初回は課金開始月と翌月分の2ヵ月分が引き落とされる仕組みとなっている。この注意点を忘れて1ヶ月分だけの入金をしていると、引き落としの失敗によって別途インターリンクへの振込などの対応が必要となるため注意をして欲しい。
もしもシークス
http://www.busista.com/menu/menu11.html口座振替利用時の制限や条件の少ないもしもシークスは、クレジットカードを持たないユーザの注目度が高いMVNO会社だ。
音声通話SIMでも口座振替OK
もしもシークスの口座振替は、データ通信専用SIMだけでなく音声通話SIMでも利用可能だ。またMVNO関連情報サイトには、スマホセットでの口座振替利用も可能と書かれているため、この会社の支払い方法はかなり幅広いユーザに対応できると捉えて良いだろう。
口座振替利用時にかかる保証金
口座振替でもしもシークスの支払いをする場合、初期費用の中に保証金の6,000円が含まれることを注意しなければならない。また口座振替を選択した時には、初期費用の中に初回の月額基本料も含まれるため、クレジットカード払いと比べて8,500円〜12,000円ほど高いお金を最初に支払う必要があると言えそうだ。
代理店経由での申込みが必要
もしもシークスの口座振替を申し込む時には、代理店で手続きを行う必要がある。格安スマホ業界ナンバーワンの店舗数のあるこの会社のショップは、北は北海道、南は九州・沖縄まで幅広いエリアに存在している。こうした代理店を利用すれば、MVNOを使う上での不安要素も相談できる。
また一部店舗には実機も置かれているため、もしもシークスと相性の良いSIMフリースマホを探している皆さんにも来店もメリットは高いと言えそうだ。
Y!mobile
http://www.ymobile.jp/support/payment_method/account/Y!mobileでは、ワイモバイルショップの店頭だけでなく郵送でも口座振替の申込みができるサービスを行っている。
一般的な店舗では手続き完了までに1〜2ヵ月かかる
Y!mobileの一般的な店舗では、口座振替による支払いがスタートするまでに1ヵ月〜2ヵ月ほどの期間がかかる。これに対してPay-easy対応金融機関の受付のできる一部店舗では、キャッシュカードの名義人本人が専用端末に暗証番号を入力することにより、即日口座振替手続きを行えることもあるようだ。後者の場合は、金融機関のお届印や口座振替依頼書への面倒な記入も不要となる。
郵送での口座振替申込みも可能
自宅近くにワイモバイルショップがない場合は、カスタマーセンターから申込書を取り寄せて手続きを進めることもできる。この方法を選んだ場合においても、手続き完了までには1〜2ヵ月ほどかかってしまうようだ。
@モバイルくん。
https://www.mobile-kun.jp/faq_category/category-39.html@モバイルくん。では、データ専用SIMのみ口座振替可能としている。
スマホセットを申し込む場合の注意点
@モバイルくん。の口座振替支払いは、あくまでもデータ専用SIMカードだけに対応している。そのため、このSIMを入れるスマートフォンをセットで購入した場合は、端末料金のみ一括で振り込む必要があるとされている。こうした対応を行うMVNOは比較的少ない傾向があるため、@モバイルくん。でスマホセットの口座振替を申し込む時には注意をして欲しい。
申込みから1週間で口座振替の手続き完了
@モバイルくん。の口座振替手続きは、最短1週間で完了するスピーディーさでも定評がある。一般的なMVNOでは1ヵ月〜2ヵ月かかる口座振替の申込みも、この会社を利用すれば引き落とし開始までの期間を少し短縮できると言えそうだ。
楽天モバイル
https://mobile.rakuten.co.jp/fee/payment/今話題の楽天モバイルでも、口座振替を使った支払いサービスを充実させている。
楽天モバイルで口座振替できるもの・できないもの
このMVNOで口座振替できるのは、月額基本料などの月々の費用と事務手数料、契約解除手数料といった5項目だ。楽天モバイルでセット購入する端末代やアクセサリー費用については、一括払い・分割払いどちらであっても基本的には対応が難しくなる。
ネット口座振替受付サービスに対応
楽天モバイルでは、簡単に申込み手続きが進められるネット口座振替受付サービスに対応している。メンバーズステーションから利用可能なこの仕組みを使えば、自筆のサインや押印も不必要となる。またMVNO会社側との書類のやり取りがない分、早く口座振替の手続き完了となるため、スピーディーな対応を求める皆さんにも満足できるサービスと言えそうだ。
楽天モバイルの口座振替を利用する場合の注意点
楽天モバイルで口座振替の申込み手続きを行う際には、前述のネット口座振替受付サービスに加盟している金融機関を選択する必要がある。金融機関に浸透しつつあるこのサービスは、三菱東京UFJや三井住友といった大手銀行だけでなくネットバンクや地方銀行などでも利用できるところが増えている。
しかし東北などの地方の場合は、1つの県で対応できる金融機関が1〜3行ほどとなるため、口座振替の申込時には注意をして欲しい。
まとめ
各社のサービス充実が図られる近頃では、クレジットカードを持たない皆さんでも口座振替でMVNO利用がしやすくなっている。しかし信用情報といった部分の確認が難しくなる口座振替の場合、多くのMVNO業者でクレジットカード払いとは違った申込み条件などを定めているため、このサービスを使って格安SIMの契約を考えている人は早めにサポート窓口に電話などをして詳細を確認した方が良いと言えるだろう。
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