焼酎の本場といえば九州だが、その中でも人気の高い焼酎の1つに岩倉酒造場の月の中(つきんなか)がある。昔は臭くて、安っぽい酒、などといわれた焼酎だが、近年はプレミアム焼酎と呼ばれるものまで誕生し、定価の10倍以上の値で取引されるものもある。
焼酎の風味や味が見直されたことや、製造方法の進歩で飲みやすい焼酎が造られるようになったのが、焼酎ブームの要因。そのうえ、焼酎を造る酒造メーカーは小規模なところが多く、生産量も少ないことから希少価値もつき、それが取引額の高騰に拍車をかけた。
一時期ほどの過熱ぶりはおさまったが、それでも定価の何倍もの額で取引される焼酎は今も存在する。取引されるのはネットオークションや中古市場などで、焼酎の買取に力を入れる買取業者も増えている。業者に持ち込んだら想定以上の高値がついたという話も良く聞かれるようになった。では月の中はどれくらいの額で取引されるのか、最新事情を探ってみる。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
焼酎 月の中とは
月の中は、宮崎県西都市にある小規模な蔵元、岩倉酒造場の代表的な芋焼酎。このほかに、月の中の原酒、妻や、瓶に入れた月の中を3年以上寝かせた古酒、亀などの商品がある。蒸した芋の香りと優しい旨味が特徴で、お湯割りにするとおいしく飲める。
すべてが手作業のこだわりの焼酎
岩倉酒造場は家族4人で焼酎造りをしている蔵元で、原料となる芋の選別から仕込み、瓶詰めまで、すべて手作業でおこなっている。芋焼酎の仕込みが始まるのは毎年8月後半頃。収穫されたばかりのサツマイモがその日のうちに運ばれ、すぐに洗浄の作業が始まる。1回の仕込みで使われるイモは約1.5tで、洗浄や選別、皮むきはすべて手作業でおこなう。
それは、悪い芋や傷んだ部分を取りのぞくためで、1個でも悪いものが入ると焼酎全体がだめになってしまうという。そうした姿勢が、焼酎の愛好者から高い評価を得ている。
仕込みの時期は8月から10月で、その間は家族4人が協力して、24時間温度を管理する。そして、ようやく出荷が始まるのは12月から。わずか4人の家族が手作業で生産しているため、どうしても出荷量は限られ、欲しくてもなかなか手に入らない焼酎になってしまう。
舌に広がる優しく柔らかな風味
月の中の特徴は、蒸し芋のほんのりとした甘さと、なんともいえない優しく、柔らかな風味。旨味が舌に広がると、心まで温かくなる。定番の月の中は、アルコール度数25度。ほかに、39度の原酒、妻がある。月の中を壺に入れたまま3年以上熟成した亀は、芳醇な香りとコクのある旨味が楽しめるが、年1回のみの限定出荷となっていて、入手はかなり難しい。
量より質のこだわりの焼酎造り
宮崎県西都市の郊外、月中(けつちゅう)地区にある岩倉酒造場は創業約160年。夫婦2人で焼酎造りをしていた時期もあるが、今は息子、娘を入れた家族4人で、一升瓶にして年間約2万6,000本の焼酎を製造している。
月中地区は小高い台地にあって、中世の頃、藩主が月見をおこなうなど月見の名所だったことから、この地名がついたという。月の中という銘も地名にちなんでいる。
今でこそ、入手困難といわれるほどの人気だが、かつてはほとんど売れず、売り込みのために酒屋を回っていた時期もあった。当時、経営を支えてくれた酒屋とは、今もつき合いが続いているという。そうした経緯もあって、出荷される焼酎はすべて問屋を通さず、販売店に直接おろされている。
年間2万6,000本しか出荷しないのは、収穫したばかりの芋しか使わないため、製造時期が秋から冬に限られるから。さらに、芋が不作で思うような焼酎が造れない年は、あえて一部の製品を製造しないこともある。まさに、こだわりの焼酎造りにはげんでいるのだ。
月の中の買取相場とは
岩倉酒造場の月の中は出荷本数が限られ、入手が難しいこともあって、インターネットのオークションでもかなり取引されている。取引額は3,000円弱から4,000円台が多く、月の中1.8Lが2,800円(税抜)なので、定価にほぼ近い額かやや高めで取引されることが多いようだ。
また、酒買取店でも積極的に月の中を買い取っている。買取店のホームページを見ると、買取実績が掲載されていることがあるが、月の中は500円から1,000円程度で買い取られているようだ。
月の中を高く売るには
さて、自宅にあった月の中を高く買い取ってもらうにはどうするか。肝心なのは相手を知り、相手に合わせて対策を練ることだ。孫子だっていっている。彼を知り己を知れば百戦あやうからず。
まずは、買取業者について知り、どうすれば高く売れるかを考えることが大切だ。
買取業者にも違いがある。
買取業者はどこも同じではない。まずはこのことを覚えておくことが大切だ。大きく分けると、幅広くリサイクル商品を扱う業者と、ある分野の製品の専門的に扱う業者がある。
幅広くリサイクル商品を扱う業者は全国展開しているところが多く、店舗数も多い。近所でも店を見つけやすい。一方の専門業者は、店舗数は少ないが、専門知識を有しているので、市場価格に合わせて的確に査定してくれる。地域に密着した独自の転売ルートを開拓しているところもあり、そうした業者は独自情報から市場価格よりも高く買い取ってくれることもある。中には海外への転売ルートを確保している業者もある。
そうした違いを踏まえ、自分に合った業者をまずは3カ所か4カ所くらいピックアップする。大きな全国展開のリサイクルショップと小規模な専門業者などと耐尾を変えると比較しやすい。
そして、業者をピックアップしたら、さっそく査定。たいていの業者は、店頭や訪問だけでなくFAXやメール、LINEのほか宅配便による査定を受け付けているから、自宅から遠く離れた場所の店舗でも十分問い合わせが可能だ。もしメールや宅配便は不安だという人がいれば、近くの店に出かけるか訪問査定を依頼するしかないが、そのときも、酒買取専門の担当者がいるかどうかだけは確認しておく。査定は専門の担当者に依頼するのが得策だ。
ここで、査定が出たからといって、喜んで一番高い業者に売ってしまってはもったいない。あと一押し、上積み交渉をしてみる。交渉しだいでは、さらなる上積みをゲットできるかも。
商品の確認を今一度
敵を知ったうえでの攻略法は以上だが、己を知る必要もある。己とはなにか。それは売却する商品だ。売る前には、今一度商品を再チェックする。酒瓶の口についてるシールや封印紙がはずれたり、やぶれたりしていないか。
これらの封印がはがれていると、開封済みの商品だと判断されて買取を断られてしまうので、注意が必要だ。あと、ラベルの汚れや破損がないかをチェック。ラベルの収集家もいるから、これだってバカにできない。そして、ついでに瓶も磨く。ホコリをかぶったままの商品では、相手の印象も悪い。
月の中ブランドの焼酎には、化粧箱におさめられているものもある。箱つきのものは、箱に入っていたほうが査定額がアップする。もちろん、箱に汚れや破損した部分がないか、良く確認することが大切。壺に入った亀は焼酎をすくう柄杓(ひしゃく)がついている。そうした付属品もなくさないように。
正しい保管方法で劣化を防ぐ
いざ売却、というときには既に遅いかもしれないが、焼酎は保管方法も大切。正しく保管して劣化を防ぐ必要がある。
とはいっても、そんなに難しいことではない。直射日光を避けて、涼しい場所に置く。やはり、日光と高温は焼酎にとって大敵。蒸留酒でアルコール度数の高い焼酎は痛みにくいといわれるが、酸化して味や風味が変わってしまうことがある。
焼酎 月の中の買取業者一覧
焼酎 月の中を高く売るためには、どこへ依頼するかも肝となる。特に買取業者の場合、業者によって買い取るシステムやサービス性は大きく異なるものだ。高値な買取を確実なものにしたいのなら、業者選びに力を入れてほしい。
アプレリカー
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
いかなる業者も、メディアの効果というものは絶大だ。一度にして全国に名が広がり、反響もすさまじい。メディア露出後は、依頼数が急上昇するのも納得だ。
ここ近年、メディアへの出演が増加しているアプレリカー。大手出版社が手掛ける雑誌やテレビ番組など、多岐に渡り出演している。NHKに取り上げられるなど、認知度が高いメディアばかりだ。
メディアから依頼があるということは、信用性が高い企業といえる。不透明な企業へは、決して声は掛からないものだ。アプレリカーの企業努力が認められ、世間に認知された瞬間でもある。
アプレリカー最大の強みは、買取システムにある。通常、ユーザーから買い取った品物は、国内ルートを駆使し流通市場へと流す。しかしアプレリカーは、国内のみではなく、国外への経路も有しているのだ。国外マーケットは国内の何十倍もの広さがあり、可能性が無限大である。それゆえ、国内のみの企業よりも、高値をつけられるのだ。
経路の豊富さは、その業者の力量を表しているともいえる。無数にネットワークを伸ばしているアプレリカーは、確かな企業力と経験を持っているのだ。
- 会社名
- 株式会社 蔵王 Theou inc.
- 本社住所
- 〒540-0027 大阪府大阪市中央区鎗屋町1-1-1 愛知ビル3F
- 営業時間
- 9:30~17:30
- 定休日
- 日・祝・第2、第3土曜日
- 店舗からのコメント
- お酒の買取のことなら、アプレリカーにお任せください!
- 査定・買取方法
- 電話査定/LINE査定/メール査定/オンライン査定/店頭査定・店頭買取/宅配査定・宅配買取/出張査定・出張買取
- 買取価格
- 要査定
パスワーク
買取価格
スピード
手数料
許可番号
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ウイルス
対策
全国どこからでも査定を依頼できる宅配買取は、便利な側面がある。しかしその一方で、そのまま連絡が途絶えるのではと不安になる人も多い。無事に商品が届いたのか、本当に入金はされるのかなど、心配事はきりが無いのだ。
ユーザーの不安を吹き飛ばしてくれるのが、パスワーク。多彩な査定方法には、もちろん宅配による査定もそろえている。パスワークが他社よりも安心なのは、商品が届いた後3日以内に、必ず査定金額のお知らせをすると公言している点だ。
連絡がくるのは当たり前だが、何日以内と明示されているだけで安心感が増す。ユーザーの気持ちに配慮された、快い対応が人気の秘密でもある。
また査定額に合意が得られれば、即日入金も可能。査定に要する期間も重要だが、入金までのスピードは信用性にも関わる。ユーザーの安全・信用を第一にサービスを展開するパスワークは、すべてにおいてスピーディーさを欠かさない優良な企業だ。
- 会社名
- 株式会社 PAZ(パス)
- 本社住所
- 〒550-0027 大阪府大阪市西区九条1-19-3 丸仁ビル2F-A
- 営業時間
- 10:00~19:00
- 定休日
- 土日祝定休
- 店舗からのコメント
- 飲まないお酒ありませんか?
知識豊富な買取専任スタッフが丁寧に査定いたします。
ご自宅や倉庫にあるお酒などお気軽にお問い合わせください。 - 査定・買取方法
- オンライン査定(ホームぺージの問い合わせフォームから申込)
LINE査定/FAX査定/電話査定/画像査定/宅配買取/出張買取/店頭買取 - 買取価格
- 要査定
リコマース
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許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
世界的企業であるAmazonと業務を連携しているリコマースは、独自のシステムを導入している企業だ。AmazonIDを所持していれば、リコマースでもそのまま使用することが可能。いちいち名前や住所などの、必須情報を入力する手間が必要ないのだ。
また、支払い形態にもAmazonとの連携が見て取れる。一般的には、現金での入金が主流だが、リコマースではAmazonギフト券のみとなっているのだ。買取が成立すると、ギフト券としてAmazonIDへ金額が加算されるシステム。
Amazonをひんぱんに利用する人であれば、有用性は高い。IDを所持していないのであれば、買取の機会に作成するというのも手段である。どちらにせよ、自分にとって最も適しているか判断し、リコーマスを検討してほしい。
- 会社名
- 株式会社 リコマース
- 住所
- 〒470-1132 愛知県豊明市間米町敷田1225-12
- 営業時間
- 10:00~18:00(オンラインは24時間)
- 定休日
- 土・日曜日(オンラインは年中無休)
- 店舗からのコメント
- Amazonアカウントを利用して、最短3クリックで申込み完了!
- 査定・買取方法
- 宅配査定・宅配買取
- 買取価格
- 要査定
まとめ
月の中は、一時期価格が高騰した一部の焼酎ほどの知名度はない。しかし、プレミアム焼酎として必ず名前があがる人気の焼酎で、ファンも多い。業者に持ち込めば、それほどの高値はのぞめなくても、状態がよほど悪くないかぎり、買取を断られることはないはずだ。
もし手元に、飲まずに置いてある月の中があるのなら、保存状態の良いうちにできるだけ早く、可能ならば10本ほどまとめて査定を依頼したほうが良い。