イーグル(Eagle)は、アメリカの自動車会社クライスラーの展開していたブランドである。
AMC Eagle SX/4 / MSVG
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AMCイーグルからクライスラー・イーグルへ
イーグルとは、もともとはブランド名ではなく、クライスラーに買収される前のアメリカン・モーターズ(AMC)が生産していた車種の名前だった。
乗用車をベースにした4WD、今で言うクロスオーバーSUVで、クーペ、セダン、コンバーチブル、そしてワゴンなどのバリエーションがあった。ジープと同じ販売店で売られていた車である。
イーグルブランド誕生
1987年、AMCはクライスラーに買収された。その後もイーグルはクライスラーから販売されていたが、一年後に終了。その後クライスラーの1ブランドとして新たにスタートした。
クライスラー・イーグルは、三菱やルノーをベースにした車が中心のブランドであった。エンブレムなどはクライスラーのものではなくイーグル独自のものが採用され、独立したブランドとして位置付けられていた。
人気車種の買取価格相場
イーグルには、日本でも知られている人気車種がある。
イーグル・タロン(Eagle Talon)
三菱自動車との合弁会社「ダイアモンド・スター・モーターズ(Diamond Star Motors)」が開発した乗用車である。
1990年から1994年頃まで生産されていた第一世代は、三菱エクリプスをベースにした3ドアハッチバッククーペ。伸び悩んでいたイーグルの最初のヒット車となった。マイナーチェンジ後は、新たなベースデザインが採用されている。
第2世代も、同じく三菱エクリプスベースの3ドアハッチバッククーペではあるが、少し柔らかい丸みを帯びたデザインに変わった。2.0L 直列4気筒DOHCモデルと、ターボモデルの2種類があった。
タロンは、イーグルブランドが終了する1998年の最後まで販売されていた人気車種だった。
イーグル・ビジョン(Vision)
1992年に発売されたスポーツセダンである。北米以外では、イーグルブランドではなくクライスラーやダッジブランドで販売されていた。日本でも、クライスラー・ビジョンとして、左ハンドル車で展開されている。
当時クライスラーの傘下に入っていたランボルギーニ「ポルトフィーノ」をベースにし、ベースグレードのエンジンは3.3L V型6気筒。その後、3.5Lモデルも発売された。
イーグルブランドでの生産終了後は、高級セダン「クライスラー・300M」として引き続き販売された。
買取価格相場
現在、イーグルは日本の中古車市場にはほとんど出ていない状態であるが、海外での相場から算出すると、査定額は数十万円と予想される。
アメリカ車を高く売ろう
マイナートラブルが多いイメージのあるアメリカ車。製造後10年以上たっている車は、どこか調子が悪いのではないかと思われてしまいがちである。少しでも高額査定をしてもらうためにはどうすれば良いか、事前に調べて準備しておこう。
整備点検記録を保管しよう
車の査定時に提示を求められる整備点検記録は、車をきちんとメンテナンスしてきたことの証明になり、また、トラブルがあった場合にもきちんと修理をしたという記録にもなる。
これまでに修理した箇所は専門家が見ればわかることなので、過去のトラブルをかくすよりも、きちんと対応したことを示す方が得策だ。
買取専門店だけでなく、アメ車専門店にも持って行こう
中古車を売りに出す場合は、大手ディーラーの下取りよりも買取店に出す方が条件が良い場合が多いと言われている。流通量の少ない外車の場合は、総合買取店だけでなく、アメ車や輸入中古車を自社販売している専門店もおすすめだ。
国産車やメジャーな車を見に来る層が多い総合買取店より、最初からアメ車に興味のある顧客をかかえている専門店の方が、イーグルを高く評価し、高額買取してもらえる場合もある。
一括査定サイトなどを利用して色々なタイプの店に査定をしてもらい、最高額で買い取ってもらえる店を最終的に選ぶと良いだろう。
査定額をアップさせる裏技
ここでは査定額をあげるためのいくつかのポイントを紹介するので、参考にしてほしい。
1.右ハンドル車の死角になる左前側、またドアのカギ穴付近などはキズをつくることが多いが、自分で直せる小さなキズであればワックスなどで磨いて落とそう。
2.エアロパーツは、純正品のネジ穴が流用できるものは平気だが、新たに穴をあけるものマイナスになる。
3.サンルーフは新車で付けたときの金額がほぼそのまま査定額のアップとして返ってくる可能性大。
4.タイヤは年式相応の減り方なら問題ないが、スタッドレスの場合は減点の対象となる。
5.純正品でも社外品でも「ナビ付き」はプラス査定。
売却前の洗車ポイント
査定前に車の清掃をしておくべきかどうか迷うかもしれないが、ある程度の掃除はしておこう。
汚れている車は印象が悪い
洗車自体は査定項目にはなっていない場合が多いが、いくら査定ポイントになっていないとはいえ、外装も内装も汚れたまま放置されているような車は、メンテナンスもきちんとしていないだろうという印象を与えてしまう。
また、買取店では、すみずみまで徹底的に掃除をしてから中古車として販売するが、汚れた車を持っていくと、この車は手間がかかりそうだというイメージを持たれてしまう。
できる範囲でかまわないので、洗車はしておいた方が良いだろう。
洗車ポイント
簡単にできる機械洗車で十分ではあるが、それにプラスして、汚れの落ちにくいタイヤやホイールは少し丁寧に洗っておきたい。
室内に関しては、普段乗っているとなかなか気付かない汚れが実はついている場合が多いので、少し丁寧に隅々まで拭き掃除をしておくと良いだろう。また、トランクの荷物はなるべく減らして整理しておこう。
消臭は重要
タバコを吸っている場合は、できる換気や消臭グッズなどでタバコ臭を消しておこう。シートにもかなり臭いがついていると思われるので、できれば、査定に出す前の数週間はタバコを控え、スプレー式の消臭剤で念入りに掃除をしておきたい。