有名な時計ブランドを頭の中でイメージしたとき、どんなブランドが出てくるだろうか。パテックフィリップやオメガなど多くの名前が出てきたはずだ。こうしたブランドの中に高確率で入っているのが、ロレックスである。
ロレックスというブランドの浸透率は非常に高いことは、時計好きであれば紛れもない事実だ。では、ブランドとして人々に浸透していった背景に何があるのか考えたことはあるだろうか。
そこで登場したのがチュードルだ。このブランドはロレックスの廉価ブランドとして登場したが、今では独自にその地位を確立している。本記事ではそんなチュードルの箱と保証書なしの買取相場を紹介していく。
2022年8月時点の買取価格一覧(随時更新)
モデル名 | 買取価格相場 |
---|---|
TUDOR(チュードル) ブラックベイ セラミック M79210CNU-0001 | ~50万円 |
TUDOR(チュードル) プリンスデイト 74000 | 10~22万円 |
TUDOR(チュードル) サブマリーナ 75090 | 30~39万円 |
TUDOR(チュードル) ブラックベイ58 79030N | 30~38万円 |
TUDOR(チュードル) ヘリテージ ブラックベイ GMT 79830RB | 28~35万円 |
TUDOR(チュードル) ヘリテージ ブラックベイ GMT 79830RB | ~36万円 |
TUDOR(チュードル) ヘリテージ ブラックベイ 41 79540 | ~24万円 |
TUDOR(チュードル) プリンスデイト 74000N | ~17万円 |
TUDOR(チュードル) サブマリーナ 79090 | ~70万円 |
TUDOR(チュードル) クロノタイム 79160 | ~64万円 |
TUDOR(チュードル) ヘリテージ ブラックベイ 41 79540 | 24~26万円 |
TUDOR(チュードル) ブラックベイ58 79030N | ~35万円 |
TUDOR(チュードル) ヘリテージ ブラックベイ フィフティエイト 79030B | 20~36万円 |
TUDOR(チュードル) クロノタイム 79260 | ~55万円 |
TUDOR(チュードル) ヘリテージ クロノ 70330B ヘリテージ クロノ 70330B | ~40万円 |
TUDOR(チュードル) ヘリテージブラックベイ GMT 79830RB ブルー/レッド | ~28万円 |
チュードル ブラックベイクロノ 79360N | 40~65万円 |
TUDOR(チュードル) プリンスデイト サブマリーナー 75190 | ~54万円 |
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ロレックスから派生したチュードルの歴史
ロレックスの廉価ブランドであると述べたが、実際にどのような流れで誕生したのか。どのような流れで独自の色を見つけていったのかを紹介していく。買取において品物への理解は重要であるため、同時に学んでもらえれば幸いである。
ロレックスの世間への浸透を目的に
ロレックスはなぜ廉価ブランドを世に出す必要があったのだろうか。当時のロレックスは技術力に対して、知名度はあまり高くなかった。そのため、一般庶民に対して時計を提供するという意味からチュードルが始まった。
チュードルは1930年代に誕生し、ロレックスの本社があるイギリスを中心として、歴史が始まる。ブランド名はイギリスに馴染みの深い王家からとっており、庶民をターゲットとしていることが明確化されていた。
スタートしたブランドは、価格的にも手を出しやすいもの。ロレックスが高額でなかなか身に着けることができなかった層にも、同じフォルムの時計を手に入れることにつながった。
派生ラインとしての色が強まっていく
イギリスでのブランドのスタートから、チュードルのことは広く浸透していった。ここを導線としてロレックスの業績も上がり、廉価ブランドとしてのチュードルは成功を収めることになったといえる。
チュードルがよりロレックスの派生ブランドとしての色が濃くなったのが、1970年代のことである。ロレックスと同じ系列であることを強調する盾モチーフの採用など、さまざまな形で2つのブランドの関わりが深いことが表された。
それ以前に使用されていた薔薇のモチーフに関しては、現在ではヴィンテージとして扱われている。そのため、一部のファンの間では非常に価値のあるものとして取引がおこなわれているのだ。
廉価ではなく1つのブランドとしての存在感
1990年代からは、ロレックスとの差別化も見られるようになる。チュードル独自の色も感じられ始めるのもこの時期からだ。ここからロレックスの廉価ブランドとしてだけでない、1つのブランドとしての在り方をみつけていく。
ロレックスのフォルムと似ている時計が多数ラインアップに並んでいるが、細部には違う要素がさりげなく含まれている。少しの違いではあるが、そのこだわりはブランド同士を明確に区別するためには、必須なものとなった。
そうした取り組みから、個として力をつけていくことに成功。2015年に完全自社製のムーブメントの開発や、2018年には日本での正規店が開かれるほどになった。こうして廉価ブランドから、独自の輝きを手にしたブランドなのである。
人々を魅了するチュードルの特徴
チュードルの歴史について簡単に触れてもらったが、時計についてもう少し踏み込んでみよう。ロレックスとの違いについてもつながってくるため、ぜひ特徴を理解してみてほしい。
自社製ムーブメントを開発
オリジナルのムーブメントがチュードルには存在する。その名前はMT5601だ。選ばれた精巧な時計のみしか認定されない、クロノメーターとして認定されるほどのクオリティとなっている。
そのクオリティは時間の正確さだけではなく、70時間のパワーリザーブという非常に力強い仕様にあるといえよう。磁気などの影響にも強いため、安定した駆動を実現している。
またチュードルのよいところは、ロレックスに近い風合いとお手軽な価格が共存していることだ。高い時計を買うほどの余裕はないが、品質が追い求めたい人に適した品質を提供している。ここにチュードルとしての素晴らしさがあるのだ。
デザイン性の高さから来る唯一無二の存在感
デザインを見れば、簡単にロレックスとの違いを感じることができる。まずは針の形状だ。一見、ロレックスの針と似ているが、その形は先端にかけて少しずつ太くなる形をとっている。これはイカのようだということから、イカ針ともいわれている。見た目からすでに異なる要素が隠れているのだ。
またロレックスとの違いとして挙げられるのが、デザインのコンセプトである。デザイン性としてロレックスが上品であるとしたら、チュードルはカジュアルであるといえる。比較的シンプルなデザインが採用され、清潔感や日常に溶け込みやすいものとして完成されているのだ。
付属品なしのチュードルの買取相場を紹介
それでは箱と保証書がない場合の買取相場を紹介していく。付属品の有無は買取額に大きく関わってくるため、たいていの場合かなり重要視される。今回は付属品がないことによって、どれだけ価格に変化が出るのかにも注意しながら確認していこう。
高額査定になぜ付属品が必要なのか
買取額を決定する要素として、箱や保証書が重要であるというのが買取の常識である。箱や保証書は実際に購入をした後は使用することはないが、考えられないほどの価格差を生み出す。
付属品が査定額に影響を及ぼすのは、品物が本物であるかを証明することにつながるからだ。品物はもちろん、付属品は物品を正規に購入した人しか持ちえない。そのため品物が本物であることの裏付けになるのだ。
これによって業者が取引先に品物を提示するときに、信頼を持って買取してもらえる確率が格段に上がる。これは業者としても利益に関わるため、買取額は大きく差がつくことになるのだ。
チュードルの箱なし保証書なしの買取相場
チュードルの付属品無しの買取において、品物の状態はよいものを基準として比較をおこなっていく。そのため少し高めに価格が出るかもしれないが、あくまで目安として考えてもらえれば幸いである。
- ・サブマリーナ デイト 76100:250,000円
- ・ヘリテージ クロノグラフ 70330B:
- ・ヘリテージ ブラックベイ 79220B:150,000円
- ・ハイドロノート 1200 25000:90,000円
- ・べラゴス 25600TB:180,000円
ものによって価格帯は違えど、状態がいいものであれば時計としては高額で買取が可能だ。もし付属品がない場合でもすぐにあきらめずに買取をおこなってほしい。
時計の買取におすすめ業者紹介
それでは買取において最重要といっても過言ではない、業者紹介に移っていく。買取業者はそれぞれで何が価値があるのか。これらに差がみられるケースが多いため、いくつか候補としておすすめを紹介していく。
LINE査定が人気のブランドピット
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
居心地のよい空間を提供している業者は、初心者にはかなりありがたい。そんな業者がブランドピットである。店内の雰囲気にこだわっており、できるだけ緊張せず買取を進められるような配慮がなされている。
海外にも販売ルートを確保していることから、高い価格で査定がおこなわれる。多くの取引先を押さえていることで、極限まで金額を高める努力をしているのだ。また査定で決まった金額はその場で支払われるため、すぐにお金が必要でも安心だ。
買取方法は3種類で、店頭と宅配と買取である。都合がいいものを選択することが可能だが、万が一いずれも適さないという場合はLINE査定を利用しよう。LINEを介して写真だけで査定結果を教えてもらえる。
ブランドピットのクチコミ・評判
引用: ブランドピットのクチコミ・評判・体験談5お電話口にて、丁寧に時計の状態と、それによる価格変動等で分かりやすく説明して頂きました。 他店にも査定を出しましたが、それよりも高く査定して頂き助かりました。 今回はありがとうございました。
ブランドピットのクチコミ・評判
引用: ブランドピットのクチコミ・評判・体験談4Buchrer 2892.505という、あまり市場に出回っていないマイナーな腕時計でしたが、具体的な交渉価格の上下幅を早い段階で提示してくれたので一番目に査定をお願いしました。査定価格は下がりましたが、時計の状態説明を考えたら妥当なものだと思います。 自分の欲目で、もう少し上に行けるかと思ったので☆4つですが、気持ちは星4.5です。
大阪のブランドラボ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
大阪を拠点に運営されているブランドラボ。ブランド品を中心に買取をおこなっており、他にも着物などのマニアックなジャンルにも精通している業者である。時計の知識も豊富であるため、安心して買取ができるだろう。
買取価格は業者間での相場を参考にしているため、一般的な買取額よりも高めで査定してもらえる。査定に関しても経験豊富なスタッフが的確におこなう。より高額な取引を希望している人は、候補に入れておくとよいだろう。
買取に関しては店頭と宅配に加えて、出張買取もおこなっている。これは自宅まで鑑定士が訪れ、その場で査定し換金してくれる買取方法である。目の前ですべてが簡潔する安心感とスピード感がある買取だ。
ブランドラボのクチコミ・評判
引用: ブランドラボのクチコミ・評判・体験談5不要ロレックスの時計等の買い取りで利用させて頂きました。迅速丁寧で、特に担当の方の品の良さと知識に驚きました。私のミスですが忘れ物の対応もして下さいました。信頼できる業者様です。私と同じくブランド物で使う必要のないお品物で悩んでおられる方にぜひオススメしたいと思い口コミの投稿をしました。
ブランドラボのクチコミ・評判
引用: ブランドラボのクチコミ・評判・体験談5ネットで時計(ROLEX)買取比較を入力し複数の電話、メール回答あり大体の相場は分かりました。 その中でもブランドラボさんの査定価格がよく2月の連休に難波店に行きました。 ROLEXヨットマスター116622 希望価格は若干下回りましたが駆け引きのないズバリ価格に 他店も行く予定でしたが1件目のラボさんで決めました。社長の対応だったと思います 有難うございました。友人にも言っておきます!
修理でバリューアップして高く売るグッドファインド
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
グッドファインドは、貴金属類をはじめとして高級品に特化した業者である。もちろん時計についても買取をおこなっており、高価買取をうたっている。他にもお酒や洋服などにも対応しているので利用してみよう。
買取方法は店頭買取と宅配買取になっている。店頭ではその場で品物の査定がおこなわれ、早く結果を知ることができる。宅配買取は家に居ながらにして買取結果を待つことが可能なので。忙しい人にも利用しやすいものである。
時計に関しては修理もおこなっているため、買取に出す時計の他に調子が悪いものがあれば同時にメンテナンスも可能だ。そのため、時計好きが利用するならば、おすすめの業者になる。
付属品なしでも高価買取を実現するコツ
付属品なしでの買取は、かなり不利である。それだけ重要なものとして認識されているため、大幅な減額は避けられないと考えよう。しかしいくつかの手段を使えば、査定額自体を上げることができる。本項ではその方法を紹介していく。
複数業者の見積もりを利用して少しでも高い業者を見つける
まず1つ目が複数の業者を利用することである。複数の業者での情報を比較することによって、相場を理解することにつながるからだ。高額査定を狙うのであれば相場感がわかっていることがかなりの決め手となってくる。
業者それぞれの査定結果を並べれば、どこが最も高い金額を出してくれるのかも知ることにつながる。これは1度の買取のみならず、他の買取にも大きな意味を与えてくれるため、ぜひとも活用してほしいところである。
業者に1つ1つ品物を出していく方法もいいかもしれないが、おすすめはヒカカクの一括査定だ。品物の査定結果をすぐに知れるうえに、非常に手軽である。多くの情報を集めるという点でも、理に適っている。
鑑定士からの印象をよくする
品物の減額される基準について考えてみよう。品物は買取に出された後誰かが購入することによって、業者の利益となる。そこで品物が汚れまみれだったらどうだろうか。かなり印象が悪くなることが明白である。
それによって買取のチャンスが失われてしまうことは業者としては避けたい。これを避けるために業者は買取終了後にクリーニングをおこない、出品するという流れをとる。ここでかかる費用は買取額から引かれてしまうのである。
ではどの程度のメンテナンスをすればいいのか。それは簡単で、あくまで落とせる範囲で気を配っておけば問題ない。目につく大きなものを落としておけば、印象は様変わりする。これで大幅な減額が免れるなら、やらない手はない。
複数の商品を買取して査定費を削減
もし買取したいものが多数ある場合は、小分けにせずにまとめて査定してもらうのも手である。というのもクリーニング代や査定費用などが毎回かかっていると考えれば、その分買取額は下がっていることになる。
少しでも高額査定に近付けたいということを目的とするならば、まとめて買取し諸費用を抑えるのも戦略といえよう。場所によってはまとめて買取をすることで、買取額を上げてくれるところもある。
しかし相場を調べていく段階で、業者間で価格が異なるケースは多くあるだろう。そのときはこのコツに縛られず、適切な業者を利用していこう。この方法は手間を削減しつつ、少しでも買取額を上げたい人におすすめだ。
まとめ
チュードルというブランドについて、ロレックスの廉価ブランドだけではない顔があることを知った。それに伴い時計としての価値も独自に高まっていることがわかる。もし付属品がない場合であっても、まだ高額査定は狙えるのだ。
付属品がない場合はできるだけ本記事で紹介したコツを活用して、少しでも減額を避けていけばよい。鑑定士の印象が変われば買取額も上がるため、納得のいく取引を実現してもらえれば幸いだ。
この記事の監修者