今や人々の生活において、スマートフォンはなくてはならないものになったといえるだろう。iPhoneの登場をきっかけに2011年ごろから急速に普及し始め、今ではスマートフォンがない生活は想像できないほど、すっかり手放せない存在となったのだ。そんな中、スマートフォンの急速な普及をきっかけに、通信分野で年々契約者を増やし、勢いを増しているのは、MVNOだろう。
そもそも、MVNOとはなんなのか。元々は「Mobile Virtual Network Operator(モバイルバーチャルネットワークオペレーター)」の略で、日本語では「仮想移動体通信事業者」という。MVNOは、それぞれ大手キャリアから通信回線を借り受けてサービス提供を行っており、通信回線にかかる費用を利用料金の引き下げに回すことで大手キャリアより大幅に安い利用料金を実現し、人気となっている。また、最近では各社独自の特徴を持ったサービスの展開に力を入れており、その市場競争はますます激化している。
しかし、MVNOと契約して利用を開始した後、その契約内容を再度確認したことがあるという人はあまりいないのではないだろうか。なぜなら、日常的に利用していて特に問題がなければ、改めてプランやオプションなど契約内容を確認する必要もないからである。
だが、いざそのMVNOを解約することになったり、MNP転出を実施したりすることになった場合には、自身の契約内容を確認した方がよいだろう。何故なら、解約やMNP転出する際には、契約しているプランや契約期間などにより違約金などの費用が必要になる可能性があるためだ。しかし、事前に契約内容を確認しておけば、違約金が必要かどうかの判断をすることができる。つまり、余計なお金を支払うことなく、解約やMNP転出の時期などを調整できるといえるのだ。
その他にも、プランやオプションの見直しのためにも契約内容を把握しておいた方がいい場合もあるため、普段から契約内容の確認方法を把握しておくといいだろう。
そこで今回は、MVNOの1つであるエキサイトモバイルの契約内容の確認方法などについて記載する。
エキサイトモバイル / http://bb.excite.co.jp/exmb/sim/
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エキサイトモバイルとは
エキサイトモバイルは、検索エンジンやブロードバンドサービスなどを提供している老舗のIT企業である「エキサイト株式会社」が運営するブロードバンドサービス「BBエキサイト」内のMVNOのブランドである。
エキサイトモバイルは、使った分だけ利用料金を支払うというユニークな料金プランである最適料金プランを提供しているほか、低速時でも快適にweb閲覧などをすることができるバースト転送機能といった利用者から評価の高いサービスを提供している人気の高いMVNOである。
使った分だけ支払う「最適料金プラン」
通信業界で扱われている料金プランのほとんどが、「毎月○GBまで」というデータ容量をあらかじめ決めるものではないだろうか。しかし、自分に合った毎月のデータ通信使用量といわれてもイマイチどれくらいに設定すれば良いかピンとこないという人も多いだろう。 エキサイトモバイルの「最適料金プラン」は、まさにそんな悩みを持っている人にとってオススメのプランになっている。
最適料金プランは、データ通信量の月々の上限設定はなく、使った分だけ通信料金が課金されるという仕組みだ。最低100MBから500MB・1GBと進み、以降1GB刻みに15GBまで従量課金されるようになっている。 この細かく刻まれた料金プランによって、毎月のデータ通信利用量に応じた最適な価格で利用することができるので、無駄なく使用することができる。 「自分が毎月どれくらいデータ通信を行っているのか容量の把握がよくわからない」「毎月のデータ通信利用量に変動がある」というような悩みを持つ人にとって、最適なプランだろう。
50GBまで幅広く選べる「定額プラン」
また、エキサイトモバイルでは最適料金プランだけでなく、一定のデータ容量まで使用できる定額プランの設定もある。1GB・2GB・3GB・9GB・20GB・30GB・40GB・50GBの幅広い8通りの選択肢があり、毎月あまり使わないライトユーザーの方からたくさん使いたいヘビーユーザーの方まで、自分にあったプランを選択できるだろう。こちらはデータ容量が余ってしまった場合には、翌月へ繰り越して使用することができる。
最適料金プランとの違いは、同じデータ容量であっても少し料金が高くなっていることと、1GB刻みでの設定ではないことが挙げられる。
高速モードと低速モードを切り替えることができる
エキサイトモバイルには高速モードと低速モードの2種類のデータ通信速度が用意されている。この2つを切り替えて使用することによって、速度制限にかかることを避けて利用することができるのだ。
低速モードにした場合、月々の料金に関するデータ通信量にカウントされない程度の利用になるため、SMSなどを利用するときに適しているモードとなる。また、バースト機能にも対応しているため、上手く利用することテキストが多いサイトやTwitterやSNSを利用する際にも一気にデータをダウンロードすることができるため、速く感じられる。そのため、低速モードの時でもイライラすることなく利用することができるだろう。2つのモードをうまく使い分けることで、安めのプランを選択することもできるというわけだ。
複数のSIMでデータ容量をシェアすることが可能
エキサイトモバイルの料金プランには、SIM1枚コースとSIM3枚コースという設定がある。
1つの端末のみで利用する契約であれば、SIM1枚コースの利用でいいが、個人で複数の端末を使用している場合や、家族で利用したい場合などは、1つの契約に対して複数枚のSIMを持つことが可能になっている。
SIM3枚コースの料金設定は、SIM1枚コースよりは若干料金が高い設定ではあるが、単体でSIM3枚を持つことに比べれば安くなるため、複数のSIMを利用するのであればSIM3枚コースがオススメだ。さらに追加料金を支払えば、4枚目・5枚目までのSIMを追加することもできる。
家族みんなで持つ場合など、複数枚のSIMが必要となる際に、他社であれば1枚ごとに契約を結ばなければならないのに対して、エキサイトモバイルであれば1度の契約で最大5枚のSIMを入手できるのは、非常に便利なサービスだろう。
ただし、エキサイトモバイルの注意点として、通話においてかけ放題のようなオプションがないことが挙げられるだろう。そのため、通話料金に注意しないとせっかく月額料金が安いプランで契約をしていても意味がなくなってしまう。LINEやSkypeといったアプリを利用した通話であれば問題はないが、もし電話番号を利用した通話が多いという人の場合にはあまりオススメはできないかもしれない。
また、エキサイトモバイルの料金の支払い方法は、現在クレジットカードのみになっている。口座振替やデビットカードには対応していないため、注意が必要だ。
契約内容を確認した方がいい場合について
契約内容を確認した方がいい場合についてだが、前述の解約やMNP転出時が、それに該当する。なぜなら、契約状況によっては違約金が発生する可能性があるからである。
違約金とは…
通信会社が提供するプランの中には、そのプランを契約する上で最低限利用しなければならない期間、いわゆる最低利用期間が設定されているものがある。 この最低利用期間中に解約やMNP転出をした場合には、契約違反とななってしまうため、違約金(契約解除金など名称はMVNOにより異なる)を支払わなくてはならない、というケースがほとんどである。
最低利用期間があるプランの有無や、最低利用期間の長さ、違約金の金額などは通信会社により異なるので、確認する必要がある。例えば、最低利用期間はほとんどの場合が半年~1年、長いものでは24か月。違約金はなんと、10,000円を超える場合もある。そのため、自身の契約内容をよく知らずに解約してしまうと、かなりの損をしてしまうことになるのだ。
音声プランに違約金が発生する
では、エキサイトモバイルではどうなっているのか。エキサイトモバイルの場合は、音声通話プランに12カ月の最低利用期間が設定されている。この最低利用期間中に解約やMNP転出を実施した場合には、9,500円(税抜)の違約金(エキサイトモバイルでの名称は解約事務手数料)が必要となる。
このため、契約しているプランや契約期間などを確認しないまま解約やMNP転出をした場合は、9,500円(税抜)の違約金が必要となる可能性があるのだ。
データ通信のみのプランは、データ専用SIM・SMS機能付きSIMの2種類があるが、このいずれにも最低利用期間・違約金ともに設定されていない。ただし、エキサイトモバイルの料金計算は日割りされることがないため、仮に契約から1日で解約した場合であっても1ヶ月分の月額料金がかかってしまうため、注意が必要だ。
エキサイトモバイルの契約内容の確認方法について
エキサイトモバイルの契約内容は、エキサイトモバイルのwebページ内にある利用者ページの「マイページ」にて確認することが出来る。
マイページにログインするには、エキサイトIDとパスワードが必要になる。万が一、忘れてしまった場合は、ログインページにリンクがあるのでそちらから確認しておこう。
マイページで確認できるのは、契約内容、オプション、利用料金、データ通信量、通信量のチャージ、そして解約やMNP予約番号の発行など、様々な確認や手続きをすることができるとても便利なサイトだ。
解約やMNP転出時以外にも利用する場合もあるので、ブラウザのブックマークにURLを登録するなどして、いつでもアクセスできるようにしたほうがいいだろう。
エキサイトモバイルにおける更新月について
通信会社との契約において、更新月の時期について記載がある場合がある。更新月とは、契約が更新されて新たな契約期間が始まる際の最初の月を指すことが多い。
更新月は違約金が発生しない?
なぜ契約に更新された契約期間の最初の月の記載があるのかというと、更新月が契約内容によってはとても重要な時期となるからである。
契約期間が終わると、自動的に新たな契約期間が始まるような契約の場合、契約期間が最低利用期間に設定されており、契約期間中に解約すると違約金が発生する。ただし、更新月に限って解約しても違約金は発生しない。
例えば、大手キャリアで契約をした場合、基本的には2年の定期契約になり、いわゆる”縛り”が発生するのだ。 この際、2年後の契約更新月になれば、解約しても違約金は発生しない。 しかし、それ以外の月に解約した場合には高額な違約金が発生する。 もちろん、2年間の定期契約が満了になれば、その翌月に解約しても違約金は発生しない。 これを「契約更新月」と呼ぶ。この契約更新月に特に何も手続きをしなければ契約は更新され、また2年間の契約が継続されるものとなる。
つまり、違約金が発生しない更新月の時期は、自動更新される形式の契約においてはとても重要と言える。しかし、一体自分がいつ契約したのか正確には覚えていない、という人も多いのではないだろうか。
更新月は存在しないエキサイトモバイル
では、エキサイトモバイルにおける更新月はどうなっているのか、ということであるが、エキサイトモバイルには更新月は存在しないのである。
エキサイトモバイルは、前述のように音声通話プランにのみ12カ月の最低利用期間が設定されている。しかし、12カ月が経過すると最低利用期間が更新されることはなく、以降いつ解約しても違約金は発生しない。
具体的な例を挙げれば、申し込みを4月に行なった場合には翌年の5月末までが最低利用期間となるためその間に解約すると違約金が発生するが、翌年6月1日以降の解約の場合であれば一切のペナルティがないということである。
つまり、最低利用期間が終了したら再び自動更新された契約が始まることがないのだ。そのため、エキサイトモバイルにおいては、面倒な更新月については気にする必要がないと言える。
まとめ
今回、この記事ではエキサイトモバイルの契約内容の確認方法などについて記載した。
マイページでの契約内容の確認は、解約やMNP転出時だけでなく、定期的に確認した方がよいだろう。例えば、実際に使っているデータ通信量から現在契約しているプランが妥当かどうか検討し、場合によってはプランを変更することも必要と考えられる。また、オプションの有無を確認して全く使用していないオプションを解約すれば、その分の利用料金を引き下げることが出来る。
前述のように契約内容などを確認できるマイページは、エキサイトモバイル利用者にはとても便利なサイトであることから、このマイページを活用して、エキサイトモバイルをもっと快適に利用できるようにしてみるのもいいだろう。
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