乳幼児を抱えている親の場合、必須のアイテムになるのが抱っこ紐だろう。中でもエルゴベビーは今や高い知名度を得ており、順次新型も発売されている抱っこ紐の定番である。
しかし子どもの成長は早く、必須アイテムであるのもつかの間、いつの間にか必要がなくなることもある。あるいは初めての育児で必要なものが分からず、のべつまくなしに子供用品を用意してしまい、結果、使っていないというケースもあるかもしれない。
ここでは、エルゴベビーが不要になったとき、果たして買取はしてもらえるのか、どの程度の相場で買い取ってもらえるのかなどを調査していく。参考にしてみてほしい。
CONTENTS
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エルゴベビーにはどのようなものがあるのか?
抱っこ紐のERGOBABY(エルゴベビー)は、世界中の子どもを持つ親から人気を得ている。太い肩紐と腰ベルトの二段構えによって、子どもの体重を支えることにより、抱っこが楽にできると評判が高いのだ。そんなエルゴベビーにはどんな種類のものがあるのだろうか。
エルゴベビーは大きく分けて4種類
エルゴベビーはその形状で大きく分けた場合、4種類ある。
- ・Original(オリジナル)
- ・360(スリーシックスティ)
- ・ADAPT(アダプト)
- ・OMNI360(オムニスリーシックスティ)
Original(オリジナル)
オリジナルは発売当初からの定番の形のエルゴベビーである。カラー展開も多く、人気のあるタイプだ。ただし新生児、首座り以前のこどもを抱っこするためには、別売りのインファントインサートが必要となる。耐重量は20kgが目安である。
その他オリジナルと形状も機能も同じではあるが、素材やデザインが異なるタイプが2つあOrganic(オーガニック)、Designer(デザイナー)だ。オーガニックは、繊維製品の国際安全基準となる「エコテックス規格100」認証を受けたオーガニックコットンを使用している特徴がある。一方デザイナータイプは、ブランドとのコラボによる限定販売のものである。
いずれも形状や機能はオリジナルと同じであるが、素材やデザインの違いで、印象が異なる。
360(スリーシックスティ)
スリーシックスティはその名の通り、360°子どもの方向を変えられるという特徴を持つ。従来対面抱っこのみであったエルゴベビーだが、スリーシックスティでは、前向き抱っこも可能となった。機能性、快適性も追及している。
しかしながら、新生児を対象にする場合には、こちらのタイプもインファントインサートが必須である。また耐重量はオリジナルよりも軽く、15kgが目安となっている。
ADAPT(アダプト)
アダプトタイプは、新生児からの使用が可能のエルゴベビーだ。新生児など首座り以前のこどもを抱っこする場合には、クッションが赤ちゃんの頭や首のサポート、また肩ひもをクロス状に装着することが可能のため、子どもとのフィット感を調節することができる。
さらに20kgまでの耐重量を持つため、新生児から幼児まで続けて使うことができるタイプである。「Adap」の意味の通り、結合させ、順応させる機能の高い抱っこ紐だ。カラーバリエーションも豊富で人気の高いタイプである。
OMNI360(オムニスリーシックスティ)
オムニスリーシックスティは、スリーシックスティとアダプトを掛け合わせたタイプである。新生児からの使用も可能であり、かつ、抱きかかえる子どもの方向を360°変えることもできるのだ。
オムニスリーシックスティはさらに、メッシュ素材を採用し、装着時の快適さを追求している。軽さや涼しさ、乾きやすさなど、通気性に富む特徴がある。
エルゴベビーの買取実績のある店とは?
エルゴベビーを売ろうと考えた場合、買取実績のある店で売りたいところである。ではどんな店で買取をおこなっているのだろうか。これから4つのお店を紹介していこう。
ブランド子供服買取アローズ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランド子供服買取アローズは、宅配買取を専門におこなっているようである。沖縄以外の46都道府県が買取対象地域となっている。
mama's store(ママズストア)
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
一方ママズストアでは、東京を中心とした、神奈川、千葉、埼玉などの首都圏を中心に無料での出張買取をおこなっているようだ。無料宅配買取の場合には全国どこからでも買取が可能である。
Baby renta(ベビーレンタ)
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
またベビーレンタは、ベビー用品のレンタルサービスと並行して、買取もおこなっている。沖縄を除く46都道府県を対象に宅配買取を実施。商品の状態などをフォームで入力、撮影の添付をすれば無料の見積もりが可能である。
ぴよこ合同会社
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
最後にぴよこ合同会社である。ここは宅配買取のほか、埼玉県越谷市の「ベビー用品ぴよこ」の店舗に直接持ち込みも可能のようだ。
ネットオークションやフリマアプリでも取引可能
「ヤフオク」や「Rakutenラクマ」などのネットオークションや、フリマアプリの「メルカリ」や「モバオク」などを使って売ることも可能である。
エルゴベビーの買取相場とは
エルゴベビーの買取査定の相場を調べてみた。
買取店の場合
エルゴベビーの買取実績を公開している店を参考にした。
ブランド子ども買取アローズ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
オリジナルタイプの「リバティアートファブリックスフィービー」の買取価格上限は2,500円を設定しているようである。強化買取中の商品でこの価格のため、その他のエルゴベビーではもう少し価格が下がるだろう。
mama's store(ママズストア)
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
最も高い査定価格となっているものが、エルゴベビーのオリジナルの旧ロゴバージョンの「モスグリーン」と、新ロゴバージョンの「シェプロン」である。いずれも上限が3,000円までの買取実績として公開されている。
それ以外のものは大差なく、オリジナル、ADAPT(アダプト)、360(スリーシックスティ)も1,000円~2,000円の上限が設定されており、その上限の範囲内で査定されているようである。 なお、OMNI360(オムニスリーシックスティ)に関しては査定価格が公開されていなかったため、分からない点もある。
オークションサイトの場合
「ヤフオク」を参考にしてみた。「ヤフオク」では店舗での買取に比べると価格帯が広くとられている。
Original(オリジナル)モデル
オリジナルモデルは2,000円~15,000円の範囲で入札されているようだ。使用品の場合には2,000円~5,000円が相場となっている。
使用品であってもインファントインサートをつけて出品しているものもあり、そうした場合は、3,000円~7,000円前後の価格がついているものもある。インファントインサートそのものは、500円前後での落札相場のようである。
オーガニックタイプは使用品でも2,000円~5,000円ほどとやや価格相場が高い。デザイナータイプはもっと高く、5,000円~15,000円である。未使用品であれば、いずれのタイプであっても定価とそう変わらない値段で取引されている。
ADPT(アダプト)モデル
新生児から使用が可能であるADPT(アダプト)モデルは、状態によるが、5,000円~20,000円の価格相場である。箱付きであったり、未使用であったりする場合に高値がついているようだ。
なお、中でも通気性に優れたクールエアタイプは高く落札される傾向にある。
360(スリーシックスティ)・OMNI360(オムニスリーシックスティ)モデル
360(スリーシックスティ)は6,000円~10,000円。OMNI360(オムニスリーシックスティ)は20,000円前後の落札相場になっている。ヤフオクなどを参考にした場合、OMNI360に関しては未開封の出品が多いため、定価(31,320円(税込み))に近い値段がついている。
よだれパットやポーチなどのセットに関しては、未使用品が30,000円~40,000円の高価格だ。使用している場合には、また相場が変わるだろう。
エルゴベビーを売るときの注意点
エルゴベビーを売るときに注意しておきたい点をまとめてみた。
本物であるか偽物であるか
エルゴベビーは人気の高い抱っこ紐であるため、偽物も多く出回っているようだ。また定価が抱っこ紐としては高額なため、できれば安く購入したいというニーズが想定されるだろう。
それゆえに、低価格のコピー製品が売られているのである。特に画像の差し替えが可能であるネットショッピングの場合、正規版の画像を使用して、比較的低価格でコピー製品を売っている可能性も高いようだ。
安く購入した場合には、まず売ろうとしているエルゴベビーが本物であるのかをチェックしておいた方が良い。偽物の場合には買取対処外になってしまうケースもある。
真贋見極めのポイント
日本正規版であれば、腰ベルトの内側にあるタグの部分にエルゴベビーの日本の正規代理店である「DADWAY」の検印が押されている。また、2011年以降製造の日本正規版のエルゴベビーであれば、購入時にダッドウェイ社の保証書が同梱されている。本物であるか判断する手掛かりになるだろう。
その他、バックル部分にエルゴベビーのロゴマークが刻印されているかどうかもチェックポイントとなる。一部例外商品はあるものの、バックルにロゴマークがあるものが正規版である。さらに正規版は安全性に配慮されているため、バックルの止まり具合も固い。ただし使用を重ねているうちに緩んでくる可能性は否定できない。それほど使用を重ねていないにもかかわらず、バックルの止まりが悪い場合には非正規品であることが疑われる。
買取のポイント
エルゴベビーの買取を希望する場合には、まずいくつかのサイトを参考に買取相場をつかんでおこう。汚れや擦り切れ、ほつれなどの状態をみて、手持ちのものが買取対象になる状態であるのかどうかも、見極めておきたいところだ。状態があまり良くなくても、人気のあるタイプであったり、限定のカラーだったりする場合にはそれなりの価格で買い取ってもらえる場合もある。
場合によっては、手持ちのエルゴベビーが買取サイトなどの買取実績として提示されていないこともある。エルゴベビーはカラー展開が多く、また形状や素材などによって種類が多いためだ。その場合には、個別に問い合わせてみると良いだろう。
さらに、いくつかの買取業者にそれぞれ見積もりを出してもらうと、比較対象ができるため価格交渉が可能だ。より希望に合った価格で売ることができるだろう。
オークションを使用するポイント
オークションを利用する場合には、同じタイプのエルゴベビーがどの程度の価格で落札されているのかをチェックしておくと良い。大体の価格相場が分かってくるだろう。
また、出品の際には使用感がどの程度であるのか、正規品であるのかを証明できる写真などを提示しよう。検印があることや証明書があること、あるいはどこから購入したのかなどの情報を提示しておくと、落札件数が増え、高く買い取ってもらえる可能性が上がる。箱がついている方が高く売れるため、出品する際には箱があることも情報として盛り込んでおくと良い。
もしもエルゴベビーを売ることを考えているのであれば、なるべく丁寧な扱いを心がけよう。証明書や箱などの付属品をしっかりとっておくことも大切だ。
まとめ
子育てに必須のアイテム「抱っこ紐」だが、すぐに不要になってしまったり、または購入したが使うことがなく眠ってしまっているものもあるだろう。エルゴベビーは高い知名度もある定番の抱っこ紐のため、場合によっては高値で買い取ってもらえる可能性もある。
買取に出す場合は、複数の業者に査定を依頼し、比較検討するのがおすすめだ。また、査定価格に差が出るため、付属品が手元にあるなら忘れずに一緒に買取に出そう。