LINE、FacebookなどのSNSや、Youtubeなどの特定アプリの使用頻度が非常に高い人には、7つのMVNO会社で行っているカウントフリーサービスの利用がおすすめだ。
カウントフリーが使えるプランに入った場合、特定アプリの使用時にはデータ通信量がカウントされないため、速度制限などによるストレスも生じにくくなる。また月々のデータ通信量が抑えられれば、安い契約プランでMVNO利用ができるメリットも得られることだろう。
今回は、2017年8月23日時点でカウントフリーサービスを行っている7つのMVNO会社の特徴と、おすすめポイントなどを徹底解説していきたい。
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このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
BIGLOBE SIM
http://join.biglobe.ne.jp/mobile/option/entamefree.html
BIGLOBE SIMでは、「エンタメフリーオプション」というサービス名で、アカウントフリーの提供をしている。
音楽や動画視聴の多い人におすすめ
エンタメフリーオプションへの申込みを行うと、下記9つの動画配信・音楽配信サービスの視聴を通信量の消費なしで楽しむことができる。
- ・YouTube
- ・Google Play Music
- ・Apple Music
- ・Amazon Music
- ・AbemaTV
- ・Spotify
- ・AWA
- ・radiko.jp
- ・U-NEXT
BIGLOBE SIMのサイトには、「今後もぞくぞく追加予定!」と書かれているため、将来的には更にエンタメフリーオプションの対応サービスが充実すると捉えて良いだろう。
エンタメフリーオプションの申込み条件と料金
BIGLOBE SIMのエンタメフリーは、3GB以上のプランであれば全てのユーザが申込みのできるオプションとなっている。月額料金については、音声通話SIMなら480円、データ専用SIMであれば980円が月々の基本料にプラスされるシステムだ。
SIM1枚ごとの申込みとなるエンタメフリーオプションは、家族利用におすすめのシェアSIMでも申込み可能となっているため、動画視聴の多い娘や息子のデータ通信量を抑える目的で加入してみても良いだろう。
エンタメフリーの対象にならない機能もある
BIGLOBEを含めたエンタメフリーオプションを利用する時には、そのサービスの対象範囲についても細かなところまで確認しておく必要がある。
例えば、デザリング機能を使った複数端末での音楽や動画の同時再生時や、Apple Musicのビデオ再生に関してはエンタメフリーの対象外となる。またプロキシサーバを介した通信についてもエンタメフリーから除外される形となるため、普通のスマホ利用とは異なる形で音楽や動画視聴をする際には、このオプションの規約に合っているかをしっかり確認して欲しい。
FREETEL
https://www.freetel.jp/price/top/
FREETELでは、加入プランによって異なるエンタメフリーのサービスを提供している。
4種のアプリがパケット無料となるプラン
「使った分だけ安心プラン」または「データ定額1GBプラン」に入ると、LINE、ポケモンGO、WeChat、WhatsAppという4種類のアプリがパケット代無料で使用できる。
世界最大のスマホ向けインスタントメッセンジャーアプリ・WhatsAppを使えば、友達や家族と位置情報の共有やボイスメッセージ機能を使ったコミュニケーションが図れる。
多彩なSNSを使う人には3GB以上のプランがおすすめ
データ定額3GB以上のプランに申し込むと、前述の4種類プラスTwitter、Facebook、Instagram、Messengerという人気SNSがパケット無料で使えるようになる。
LINEやFacebook、Twitterにはメッセージを送信できる機能もあるため、スマホ利用の大半がSNS目的といった皆さんには特におすすめ度の高いエンタメフリーになると言えそうだ。
プランによって異なる課金対象範囲
FREETELのエンタメフリーは、各アプリの全サービスのパケット代が無料になるわけではない。
LINEユーザの多くが使う無料通話やビデオ通話については、3GB以上の定額プランに申し込んだ時のみ非課金対象になる仕組みだ。これに対して、1GBの定額プランや使った分だけ安心プランの場合は、これらのサービス利用時にデータ通信容量がカウントされる形となるため、アプリを使った友人や家族との通話を希望する人はコース選びに注意をして欲しい。
LinksMate
https://linksmate.jp/about/countfree/
ゲームプレイヤーのためのSIMカードとも言われるLinksMateでは、人気SNSや動画コンテンツだけでなく、ゲームアプリ利用時のカウントフリーサービスも提供している。
2017年12月31日まで、1グループにつき月額500円のカウントフリーオプション料金が無料となるキャンペーンを開催しているため、月々の基本料金節約を考えるゲーマーの皆さんにとってLinksMateへの加入のしやすい状況が到来中と言えるだろう。
カウントフリー対象ゲームがかなり充実
LinksMateでは、2017年8月23日時点で16もの人気ゲームをカウントフリー対象としている。その中には、妖怪ウォッチやみんゴルなどもあるため、大人だけでなく子供と一緒に楽しめるゲームが揃っていると捉えて良いだろう。
また、シャドウバースとグランブルーファンタジーについてはゲーム連携の対象となっているため、これらのアプリを使う頻度の高い人は、ぜひLinksMateのカウントフリーを活用してみて欲しい。
LinksMateのカウントフリーは100%オフではない
LinksMateのカウントフリーは、90%以上がOFFという少し特殊な内容だ。それでもこのサービスを使わずにゲームをし続けるよりは、遥かに月々のデータ通信容量を抑えられると言われている。
また対象アプリの通信は低速モード時にも高速のままとなるため、スマホの使いすぎで速度制限になることの多いユーザでもストレスなくゲームを楽しめるサービスになりそうだ。
J:COM MOBILE
http://www.jcom.co.jp/service/mobile/option/packet_free/
この会社のカウントフリーは、自社ブランドのJ:COMオンデマンドアプリだけが対象となる。
J:COMオンデマンドアプリとは?
J:COMオンデマンドアプリは、スマホセットに申し込んだユーザが使える動画視聴のサービスだ。人気の高いメガパックを利用すれば、海外・国内ドラマ、アニメ、映画といった人気作品がトータル8,000本以上も見放題となる。
他にも野球やラグビー、バレーボールなどのライブ配信メニューもあるため、スマホ端末でスポーツ観戦をする機会の多いユーザにとっても、パケット代無料で使えるJ:COMオンデマンドアプリは嬉しい存在になると言えそうだ。
DTI SIM
http://dream.jp/mb/sim/nocount/
http://dream.jp/mb/sim/mihoudai/
この会社では、「DTI見放題SIM」と「DTI SIMノーカウント」という2つのカウントフリーサービスを提供している。
DTI見放題SIMとは?
DTI見放題SIMは、YoutubeとTwitterの使用時に基本データ通信容量がカウントされないプランだ。他のアプリやIP電話などの使用によって通信制限がかかっている期間であっても、YoutubeとTwitterは速度を落とすことなく楽しめる。
このプランの対象となるのは、月額基本料金2,430円で利用できる7GBデータ通信専用SIM1種類のみのようだ。
DTI SIMノーカウントとは?
DTI SIMノーカウントは、話題の人気アプリ「ポケモンGO」に使うデータ通信料が1年間だけ無料になる少し変わったプランだ。
このサービスのノーカウント提供期間は、2016年12月12日~2018年1月31日と予め決まっている。対象プランについてはデータ通信容量が5GBであれば、データ通信専用SIMだけでなくSMS付きデータSIM、音声SIMなども選べるため、ポケモンGO目的でスマホを買うユーザであれば大半の人が安心してゲームに打ち込める内容と言えそうだ。
OCN モバイル ONE
http://www.ntt.com/personal/services/mobile/one/function/countfree.html
国内トップクラスの人気で知られるOCN モバイル ONEでも、4サービス利用時の通信料のかからないカウントフリーを用意している。
050plus同士の通話なら24時間無料で使える
カウントフリー対象となっている050plusは、同じアプリ同士であれば24時間通話料無料で電話のできる話題のアプリだ。
音声通話の発着信だけでなく、メッセージ機能もカウントフリー対象の050plusを使えば、IP電話の難点とも言えるデータ通信容量も気にならなくなる。
また050plusからの通話は、050の番号から始まる提携プロバイダのIP電話に対しても無料となるため、このアプリとカウントフリーの仕組みを活用すれば、お金をかけずに家族や恋人、親友などとのコミュニケーションを楽しめそうだ。
通信料をかけずにマイポケットにデータ保存
OCNモバイルONEのカウントフリーがあれば、写真や動画データのアップロード時に生じる多大な通信容量を気にせず、NTTコミュニケーションズのオンラインストレージ・マイポケットの活用ができる。
月額300円で契約できるマイポケットは、スマホで撮った写真のバックアップや整理、友人などとの共有に大変おすすめのクラウドサービスだ。カウントフリー対象の中には、マイポケット内に入った動画のストリーミング再生も含まれている。
LINEモバイル
最後にご紹介するLINEモバイルは、最もカウントフリーサービスの充実したMVNO会社だ。
LINEフリープラン
最もシンプルなLINEフリープランは、音声通話、トーク、動画や画像の送受信、タイムラインの利用といったLINEアプリの機能がカウントフリーになる仕組みだ。
このプランで契約できるデータ通信容量は1GBのみとなっており、最も安いデータ専用SIMについては月額500円で利用可能だ。これに対してSMSと音声通話付きのSIMに関しては、月額1,200円で使えるシステムとなっている。
コミュニケーションフリープラン
人気SNSアプリの利用頻度が高く、3GB~10GBまでのデータ通信容量が欲しいといった人にはコミュニケーションフリープランがおすすめだ。このコースに申し込めば、LINE、Twitter、Facebook、Instagramといった4アプリがカウントフリー対象となる。
料金については、最もデータ通信容量の大きい10GBのSMS付きデータSIMで月額2,640円、音声通話SIMの場合は月額3,220円で利用可能なようだ。
MUSIC+プラン
最後にご紹介するMUSIC+プランは、前述のコミュニケーションフリープランの対象となる4つのSNSにLINE MUSICのカウントフリーが加わった内容だ。このプランに加入すれば、音楽の視聴だけでなく音源の保存や歌詞、文章の閲覧などもパケット代を気にせず楽しめる。
SNS利用がメインのユーザにはLINEモバイルがおすすめ
LINEモバイルのカウントフリーを利用すれば、データ通信容量のオーバーによって速度制限がかかっていても、ストレスを感じることなく友人や恋人などとのSNSを通したコミュニケーションを楽しめる。
特にSIMフリースマホを使う目的がLINEアプリとなるユーザにとっては、月額500円~1,200円で使い放題になるLINEフリープランを用意するLINEモバイルが選択しやすいMVNOになると言えそうだ。
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