シャネルといえば認知度が高い誰もが知っているラグジュアリーブランドである。芸能人やセレブ御用達の不動の人気を保つブランドであり、バッグやシューズ、アパレル、時計、コスメ等、ラインナップは幅広く、CCロゴの威力はとても強いということが伺える。高価なバッグなどはよくユーズド市場でも活発に取引が行われていることもご存じだろうか。
では、そんな魅力的なシャネルはどの程度の資産価値があるのか調べてみたくはないだろうか。今回は他のブランドとも比較して、シャネルの価値について検証していこう。もし自宅に眠っているシャネルがあれば、その資産価値を確かめてみるのも悪くないだろう。
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資産価値とは
ここで言うブランドの資産価値とはどういうことを指すのだろうか。まずはそこから説明していこう。ブランド品を資産で測るにあたって、プロの査定業者がいる。彼らに頼むことで手持ちのブランド品が資産にしてどの位の価値になるかの目安を知ることができるのだ。
もしブランド品の持ち主がその査定に満足であれば、希望であれば資産に変えることができるという意味において、当記事ではブランド品を資産として認識するという視点で取り扱っていこう。
このような資産価値を測るという状況下において、業者のブランド品鑑定の際に、買い取りに高い値段のつくブランドとそうでないブランドがでてくるというのは明らかである。こういった意味で買取率のよいブランドというのが存在するのである。
ブランドの資産価値を知っておくことは大事
そこで今回注目するブランド、シャネルはどの程度の資産価値、あるいはどの程度買取がしてもらいやすいブランドであるのかというのは、シャネルの持ち主であれば当然知っておいても損はない情報である。
多様な価値観のある現代においては、資産価値として捉えられるものは何も金融商品に限らないのである。自宅のクローゼットに眠っていることのあるビンテージ・ブランドバッグなどに、もしかすると驚くべき資産価値がある可能性だって十分あるのだ。
そういったことが、ブランド品を所持するということにおいて派生してくる非常に面白い側面だといえる。ラグジュアリーブランド品をただステータスの象徴として捉えるというだけではなく、資産としてもとらえられるところが何とも奥深い世界である。
シャネルの資産価値
では、今回注目するシャネルについて、資産価値的な側面からみていこう。一体どの程度の価値があるものなのか。
国内外で需要がある
シャネルは日本人にとても人気のあるブランドなので、需要はおそらく大きいであろうことは予想がつく。
結論から言えばブランド査定のプロによれば、シャネルの査定価格は元値の80％弱ととても良好だ。つまりは買取率の高いブランドであるということだ。ただ、細かい話をすれば業者によっても買取率が変わってくるのだが、一般的な意味においてシャネルは買取率が高いブランドだということが言える。
では、シャネルがブランド品買い取り市場において高い買取率を保持する理由は何だろうか。それは、やはり国内外で人気のあるブランドということが最も大きい。また、ヴィンテージのシャネルは近年見直されてきており、若い世代を中心として安定した人気がある。よって、シャネルはコンディションや業者にもよるのだが、基本的には買取率が高くなるブランドであるということが言える。
シャネルの他ブランドとの相対的な資産価値について
ここまで来ると、シャネルのブランド的な資産価値というのは、相当なものであるだろうということは何となく予想がつかないだろうか。それでは、シャネルよりもさらに資産価値の高いブランドというのはあるのであろうか。結論としてはシャネルよりも買取率の高いブランドというのは驚くべきことに存在する。
そのブランドとは、日本においてトップクラスの資産価値を誇るブランドたちである。ブランド名を出すと、エルメス、ルイ・ヴィトン、ロレックスなどという早々たるブランド名が名を連ねている。
これらのブランドは、店頭での入手自体に高いハードルが設定されることもあり、上級顧客しか買えないモデルというのも存在する。そのため、正規での入手自体が難しいということが影響し、査定業者における買取率が非常に高くなるというからくりだ。場合によっては元値を超えた価格がつけられるというケースもあるほどである。
結論としては、上記スーパーラグジュアリーブランドを考慮すれば、シャネルの日本市場においての資産価値としては、2番目の価値ランクに位置づけられると言えるだろう。しかし、2番目にカテゴライズされるとは言うものの、資産価値としては十分だ。
シャネル買取エピソード
ここでシャネルバッグがどの位の支持を得ているかということのエピソードを紹介しよう。例えば数十年前の人気モデルのシャネルバッグを査定業者にもっていくとする。そのバッグの状態と言えばお世辞にもあまりよいものであるとは言えず、革の剥がれやキズがあるという代物だ。
このようなものでも、他ブランドでは決して期待できない高価格が付くというから驚きだ。これは、シャネルバッグであるからこそのマジックであると言える。この話からわかることは、シャネルバッグのそれほどまでの人気の高さを示している。
高く売れるアイテム
それではシャネルの商品ラインアップについて、アイテム別に資産価値のあるものをみていこう。
バッグはシャネルの資産価値という側面において、一番価値のあるアイテムである。事実シャネルのバッグというと、憧れるひとは多いであろう。また最近ではビンテージシャネルと呼ばれ、ヴィンテージのシャネルバッグが若い人を中心に再評価されているということも影響していると言える。
それではその査定市場においてのシャネルバッグの人気がどの程度であるのか、また人気のモデルはタイプなどはあるのかについて具体的にみていこう。
マトラッセチェーンショルダーバッグ
さて、気になる人気のモデルであるが、ずばりマトラッセチェーンショルダーである。価値があるのはブラックで、素材はラムかキャビアがよい。クロコとなると希少価値があり、もっと高い価値が付く。マトラッセはシャネルを象徴する代表的なモデルだ。
そのため幅広い年代から愛され、昔からあるモデルということもあり各時代に製造されたバッグすべてに価値のつくという、珍しいケースである。
気になる相場は、20センチに満たないミニマトラッセにおいて、10万円弱の価値となり、普通～ラージサイズのマトラッセにおいては10万以上30万円ほどの価格がつけられる。因みにマトラッセというのは、キルティング上に加工されたレザーの柄のことである。
その他のバッグ、リュックサックなど
シャネルであれば、マトラッセでなくても人気のモデルは多いためそれ相応の価値がつく。そんなアイテムのひとつとしては、トートバッグ、ハンドバッグ、ボストンバッグなどのタイプがある。すべてのバッグにおいてシャネルらしい要件を満たせばよいというわけだ。
それは、一番にシャネルのロゴの有無が大切であり、チェーンショルダーに見られるようなチェーン使いの有無や、シックな黒であり、レザーキルティングの要素の有無などが挙げられる。その他のバッグの相場としてはモデルによって、数万から十数万円の価値がつくことが多い。
バッグのなかでも、最近の傾向として人気が浮上してきているのがリュックサックだ。これは現在のトレンドであるリュックサック人気にあやかった現象であるといえるので、ヴィンテージのバックパックを所持している場合は今が恰好の売り時であると言える。
財布
財布はバッグまで高値にはならないものの、比較的手頃な価格帯で手に入ることもあり、中古市場でも小粒の資産価値として安定した人気がある。価値としては2-4万程度の査定価格が付くが、気軽に売買のできる価格帯であるところが魅力だ。
そのほかのアイテム
その他のアイテムで資産価値のあるものとしては、ベルトなどの革小物、腕時計などがある。また、ビンテージアクセサリーやビンテージバッグについては高めの買取率になることも多く狙い目のジャンルである。ノベルティにおいても高値の買取率があるアイテムがあるから、けして無視できない。
高く売るためのコツ
それでは手持ちのシャネルに高い買取率をつける工夫についてみていく。つまりは査定基準について知っておく必要があるということだ。
保証書や箱などの付属品の有無
付属品こそがアイテムそのものをコンプリートし、時には大きな役割を果たす脇役者である。
中古や使用済みより、新品未使用がよい
ヴィンテージでない限りは、中古よりは新品未使用であるアイテムのほうが価値が高い。
オークションサイトなども含めた広い買取相場のリサーチ
買取相場について鑑定業者やオークションサイト、フリマアプリ等を幅広くリサーチしておいて、どれが自分の条件に合ったものであるか入念に調べておく。
買取業者の吟味
これは査定業者の評判や価格の調査を含む。業者によっては価格の開きがでるからだ。また、複数業者で実際に査定の比較をしてみるのもおすすめだ。
査定業者には様々な種類があり、特にブランド品を専門としていない業者の場合は、実際の平均的な相場よりも低めになることが多い。ブランド品を高く売るためには、ブランドの価値を正しく見極めることのできる業者をあたるのがベストということだ。
査定前のクリーニング
常識的な範囲で査定するものをきれいにクリーニングしておくことが、正しい査定価格を出すためのポイントだ。
シャネルの資産価値を知ろう！
シャネルの資産価値や、かしこい売り方について紹介した。
シャネルの場合はマトラッセチェーンショルダーが一番人気である。それに加えて、前項にて挙げた売れ筋商品の特徴の把握が大切ということである。つまりは、色、素材、ディテール、アイテムの種類、トレンド傾向などを総合的に踏まえて価値が決められていくという、割と繊細な世界であるということが言える。
しかし難しいと感じる必要はない。いずれにせよ、ブランドの象徴であるロゴがあることと、黒などの無難な色選びが大切であり、シャネルである特徴がよく出ていさえすれば安心であると言える。
これらはシャネルが安定した大人気ブランドであるということの証だ。あとは中古品売買における常識的な知識さえ持ち合わせていればよい。つまりは、コンディションや、付属品の有無などを気にかけて、手持ちのシャネルの資産価値を把握しよう。
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