1990年代の後半から携帯端末は、それまで多かったビジネス向けから一般向けに普及し始めた結果、今では、ほとんどの人が携帯端末を持つようになっている。
また、当初は、ビジネスツールとしてしか利用されなかったが、プライベートでの利用が増えることにより、通話やメールといった連絡する機能以外に様々な機能が追加された。さらに、ビジネスツールの時代には考えられなかったカラーバリエーションやデザインの携帯端末が登場し、より一般的なアイテムとして進化していった。
そして、その進化の1つとして、ターゲットを絞った携帯端末がある。たとえば、お年寄り向けに文字を大きくしたり、通話を聞き取りやすくしたりした「らくらくホン」シリーズや、ディズニーファンに向けてディズニーのコンテンツをふんだんに盛り込んだ「Disney Mobile」などがある。
そして、子供向け携帯端末として登場したのが、「キッズケータイ」や「スマートフォン for ジュニア」などで、子供が有害なサイトなどにアクセスしないようにフィルタリングしたり、子供が今いる位置をGPSなどで確認したりできる機能がついているものだ。これらは子供が利用する、もしくは、子供に持たせる事にターゲットを絞った携帯端末シリーズとなる。
今回は、そんな「スマートフォン for ジュニア」の型番などについて記載する。
引用:http://www.sharp.co.jp/products/sh05e/
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スマートフォン for ジュニアとは
「スマートフォン for ジュニア」は、NTTドコモから発売されているスマートフォンシリーズである。
「スマートフォン for ジュニア」は、これまで子供向け携帯電話のシリーズとしてNTTドコモから発売されていた「キッズケータイ」のスマートフォン版ともいえるもので、WebサイトのアクセスやSNSの利用を制限するフィルタリング機能や、追加アプリのインストール不可、決まった相手としか連絡できない機能など、子供を守るための機能を盛り込んだスマートフォンとなっている。
「スマートフォン for ジュニア」の型番について
「スマートフォン for ジュニア」は、「スマートフォン for ジュニア SH-05E」と「スマートフォン for ジュニア2 SH-03F」の2機種しか発売されていない。開発したメーカーは、いずれもシャープである。
型番の命名規則についてだが、いずれもNTTドコモから発売されたため、NTTドコモの命名規則に従う。
型番の最初のアルファベットの文字列は、開発したメーカーを現わすもので、「スマートフォン for ジュニア」は、前述のようにシャープが開発したため、シャープが開発したことを現わす「SH」が先頭にくる。
「-(ハイフン)」に続いて、2桁の数列がくるが、これはその年度にメーカーが発売した端末の通し番号となっており、その年度の1台目であれば01、2台目であれば02、と端末が増えるとともに、1増加する仕様となっている。
最後のアルファベットの数列は、発売された年度を現わしており、2008年冬モデル/2009年春モデルを「A」として、冬モデルの度にアルファベットが1つ進む仕様となっている。
この命名規則に従うと、「スマートフォン for ジュニア SH-05E」は、シャープ製の端末で2013年に発売された5台目の端末、「スマートフォン for ジュニア2 SH-03F」は、シャープ製の端末で2014年に発売された3台目の端末であることがわかる。
「スマートフォン for ジュニア」の型番の確認方法について
「スマートフォン for ジュニア」は、前述のように、「スマートフォン for ジュニア SH-05E」と「スマートフォン for ジュニア2 SH-03F」の2機種が存在するが、大きさや重さはほぼ同じとなっている。
カメラの形状に多少差はあるものの、外見もほぼ同じ。そのため外見からは、「スマートフォン for ジュニア SH-05E」か「スマートフォン for ジュニア2 SH-03F」かは、容易に判断できないだろう。
勿論、機能や仕様には違いがあり、「スマートフォン for ジュニア2 SH-03F」では、「スマートフォン for ジュニア SH-05E」では使用できなかったWi-Fiに対応可能など、後発の「スマートフォン for ジュニア2 SH-03F」のほうが進化しているといえる。
では、どこで見分けるか、ということになるが、実は、「スマートフォン for ジュニア SH-05E」と「スマートフォン for ジュニア2 SH-03F」の左側面の上側のほうにそれぞれ、「SH-05E」「SH-03F」の型番が印刷してある。
つまり、本体左側面をみれば、「スマートフォン for ジュニア SH-05E」か「スマートフォン for ジュニア2 SH-03F」かがわかるのである。
もし、「スマートフォン for ジュニア」を入手して、「スマートフォン for ジュニア SH-05E」か「スマートフォン for ジュニア2 SH-03F」かわからない場合は、左側面を確認するといいだろう。
端末の型番を知っておくことのメリット
最後に、これら型番を調べてどんなときに把握していることのメリットがあるのか紹介したい。型番を知らないと、意外にも日常生活で不便なこともある。また、中古での売買などでは特に必要だ。しっかりと把握して役に立てて行くようにしよう。
モバイルアクセサリー購入時に必要
スマホや携帯を今まで使用していて、端末購入時にセットで購入する以外にモバイルアクセサリーを購入したことがある人ならご存知であると思うが、スマホや携帯の周辺機器を購入する際は型番を知っておく必要がある。
モバイルアクセサリーは、ケースや保護フィルム、充電器全て対応機種があり、対応していない機種でしようとしてもほとんどの場合使用できない。モバイルアクセサリーの商品パッケージの裏には対応機種の型番一覧が記載されているはずのため、そこを確認してから購入するようにしよう。
携帯が動かなくなったり困ったときに便利
また、普段携帯やスマホに何か問題が起きることは、使用したことのあるほとんどの人が経験したことがあるだろう。動作が遅くなったり、フリーズ、電源が勝手に落ちるなど、症状は様々だ。また、対処法も機種によって異なってくる。こういった問題が起きたときに型番を知っているとパソコンで検索ができ、すぐに的確と思われる対処ができる。
しかし、型番を知らないと、スマホ全般での対応方法しかわからず、その機種にあった対応ができない。対応を間違えば故障に繋がることもあるだろう。そのため、こういった問題が生じた時のためにも型番は普段から把握して頭に入れておくと良いだろう。
修理に出す際に便利
また、携帯やスマホの画面が割れたり、電源がつかなくなり止むを得ず修理に出さなければならないこともあるだろう。そういったときにも型番は必要である。自分の機種の修理を受け付けている修理業社を検索するのに必要なことはもちろん、修理業社に依頼する際に必要となる。修理の際は事前に調べておくようにするとスムーズに修理に出すことができるだろう。
中古買取業社に買取に出す際に必要
また、使わなくなった携帯やスマホを中古買取業社に買取に出す人も多いだろう。この見積もり依頼の際にも型番は求められる。また、買取業社に足を運んだ際以外に、近年はホームページやメール、lineでの見積もりも可能になっている。そういったネットからの見積もり依頼の際は型番がわからなければ依頼すらできなくなってしまうこともあるだろう。
また、見積もり依頼をする際はできる限り1社ではなく、複数の買取業社に依頼するようにし、比較をして一番高い金額で買い取ってくれる業者に決めることをおすすめする。1社のみであると、そこが高く買い取ってくれているかわからないからだ。
また、見積もり前に事前にネットである程度リサーチをしておくこともおすすめだ。リサーチをして自分の端末の相場を把握しておくと値段交渉にも活用できる。
フリマアプリやネットオークションでトラブルを防ぐことができる
また、中古買取業社以外に個人での売買を好む人もいるだろう。フリマアプリであればメルカリや、ネットオークションであればヤフオクなど聞き覚えがあるだろう。
こういったアプリはスマホやパソコンからどこからでも好きな時間に、場合によっては好きな金額の受け取り方法、好きな商品の受け取り方法で取引ができる。そのため、自分で自分の好きなようにできるといった点で非常に便利なサービスだ。さらに、金額も鑑定士がいるわけではなく自分で選ぶことができる。
しかし、こういったサービスでは商品が思っていた商品と違ったといったトラブルも多い。そういったトラブルを未然に防ぐために、型番やそのほかの商品知識は買い手と売り手両者必要となる。型番は最低限の知識のため、そこは最低限把握した上で売買を行うようにしよう。
まとめ
「スマートフォン for ジュニア」の型番と型番の確認方法について記載したが、前述のように、「スマートフォン for ジュニア SH-05E」と「スマートフォン for ジュニア2 SH-03F」は、見た目では区別がつかない。そのため、そのような場合は、側面の型番を確認したほうがいいだろう。
「スマートフォン for ジュニア SH-05E」と「スマートフォン for ジュニア2 SH-03F」では、Wi-FiやSNSアプリであるLINEを使用することができる「スマートフォン for ジュニア2 SH-03F」のほうが、より便利に利用できると考えられる。