お、ねだん以上のキャッチコピーでおなじみのニトリは、リーズナブルな価格とシンプルながら使い勝手の良い家具で人気のメーカーだ。デザインやサイズを統一したシリーズも展開しているため、一人暮らしや新婚生活のスタートにはニトリで部屋中の家具をそろえるという人も多い。
そこで気になるのは、引越しなどで家具を処分するときの方法だ。特に大型家具であるレンジボードの買取価格は元がそれなりに値が張るものであるため、売却できるものなら少しでも高値で売って引越し費用を補填したいところである。そこでこの記事では、ニトリのレンジボードの買取相場や査定情報などについて調査した結果をまとめてみた。
Stoneley Avenue / Yes! Homebuyers
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
買取業者に人気の商品
まず、ニトリのレンジボードは十分売却が可能だ。ニトリでは購入者に対するサービスとして、有料（3,000円）で不用品の回収サービスをおこなっているが、売却すれば有料どころか利益が出るので手放すなら先に売却を検討してみるべきである。ただし、同じレンジボードにも買取市場で人気が高いものとそうでないものがあり、査定価格にも差が出ることは知っておきたい。
人気の高いレンジボード
ニトリのレンジボードのサイズは一人暮らし向きの小さなものからファミリー向けの大型のものまであり、カラーもホワイト系とブラウン系がある。仕上げも滑らかでピカピカ光るピアノ調もあれば、どっしり落ち着いた風合いの木目調のものまで豊富だ。そのため、購入者の好みに合わせて部屋を演出することができる。しかし、買取業者からの評価が高くなるレンジボードには一定のパターンがあるのだ。
それはカラーはホワイト系、仕上げはピアノ調かフレンチカントリー系のお洒落なもの、食器棚部分のガラスは曇りガラスかデザインが入っていて素通しになっていないものである。ダイニングキッチンに設置するものであるため清潔感のあるカラーと、何かとごちゃごちゃしがちなカップや小皿などを、適度に目隠ししながら収納できるという部分が評価されている。
査定価格に影響するポイント
同じ売れ筋の条件がそろっているレンジボードでも、査定価格が異なるポイントと言うものがある。以下の点を事前にチェックしておこう。
元の販売価格
ニトリでの販売価格によって、査定価格も変わる。ニトリのレンジボードは12,000～50,000円程度でキッチンボードに分類されるものを含めると185,000円程度のものまであり幅広い価格帯を持っているが、元の販売価格が高いものほど査定価格も高額になる傾向にある。
サイズ
買取業者にとってはあまり倉庫や店舗に滞留しない、回転率の高いものほど欲しい商品になる。レンジボードを購入すると言うことは、購入者の自宅にそれが納まるサイズのダイニングキッチンが備わっている必要があるわけだ。
つまり、あまりにも大きなレンジボードは購入者もそれだけ限られてしまうため査定の評価が低くなる。しかし大型のものでも汚れにくく手入れのしやすいハイグロス仕上げが施されていたり、ソフトクローズ機能が備わっていたりする高級品は高評価となるため諦めずに問い合わせてみよう。
購入からの年数
中古品とはいえできるだけ新品に近い、きれいな状態のものが欲しいというのが購入者の心理である。そのためデザインが古くなりすぎず購入から年数が経っていないものほど、査定価格も高めになりやすい。また、多少古いものでも丁寧に扱われていて使用感の少ないものは高評価が期待できる。
買取相場には幅がある
ニトリのレンジボードにはさまざまな種類があるため買取価格も一律ではなく、ものによって上下の差が出てしまう。最低の買取価格は0円だ。これはつまり人気のないカラーやサイズが大きすぎる、あるいは古すぎたり汚れや傷があるなどの理由で買取が困難なものを無料で引き取ったということである。それ以外で値段のついたものは1,000円～4,000円程度で買取がおこなわれているものが多い。
ただし、8,000円で買取されたものもある。ブルーモーション機能付き、モイス素材使用のレンジボードだ。ブルーモーション機能とは、引き出しを強い力で押したとしても自動的に減速して食器を傷めないよう静かに閉じるというもので、ニトリではソフトクローズ機能と呼ばれている。
また、レンジボードは高熱を発するオーブンレンジや炊飯器が常時置かれるものであるため、傷みやすいものだ。揚げ物の調理ができる高機能なオーブンレンジを使っていると、レンジボードにも油汚れが付くことになる。
炊飯器が出す高温の蒸気により、上板がゆがんでしまうことも珍しくない。これを防いでくれるのがモイスという高級素材だ。ブルーモーション機能が搭載されているようなレンジボードなら、必ずと言っていいほどこれが使用されている。そのため汚れや痛みが少なくてすんだということだ。
もちろん勝手にきれいになるわけではないため、持ち主が丁寧に手入れをして見た目を美しく保っていたことが評価されたと言える。ちなみにこのレンジボードのカラーは人気がないとされるダークブラウンであり、ピアノ調のホワイトであればさらに価格が上がった可能性もある。まとめると、ニトリのレンジボードの相場は高いもので4,000円程度、ただし高機能で状態の良いものであればそれ以上の価格もありえるということになる。
高額で売却するコツ
ニトリのレンジボードは売却できる商品である。買い替えや引越しを予定している人は、処分して費用を支払うよりも買取業者に依頼してできるだけ高く売却するのが得策だ。スムーズに取引を進めて査定価格を少しでも上げるため、以下のポイントをおさえて事前準備をおこなおう。
レンジボードの状態をチェックして手入れをしよう
高額査定のためには、レンジボードに傷みがなく見た目がきれいに保たれていることが大切だ。まずはオーブンレンジの熱や炊飯器から出る蒸気で、表面がゆがんだり焼けていたりしないかを見てみよう。食器棚部分の棚板も、あまりたくさんの食器を詰め込んでいるとたわむことがある。
レール部分も重要だ。引き出しを何回か開け閉めしてみてレールから異音がしないか、ぐらつくことがないかをチェックする。フルオープン使用のものなら引き出しが最後まできちんと開けられること、ソフトクローズ機能の付いているものは閉じる手前で減速し、静かにしまることを確認しておこう。
ここまで問題がなければ、後は見た目である。ほこりや汚れがないかを細かな部分まで見て、掃除しておく。多少の油汚れやカビが付いていたとしても、クリーナーでそっとふき取れば落とせることもある。売却に出すと言うことは、次に購入して使う人がいると言うことだ。気持ちよく使ってもらえるよう、丁寧に手入れされているレンジボードなら自然と査定価格もアップするものである。
商品名と型番を調べておこう
ニトリのレンジボードには、コパンやリガーレなどの商品名と、例えばWH LH61 D43といった型番が付けられている。査定の申し込みをする際に、この商品名と型番を調べておくと事前査定がしやすくなるため、取引がスムーズに進められる。
取扱説明書や保証書を用意しよう
取扱説明書や保証書があれば次の購入者が安心して使用できるため、査定の評価は高くなる。また、ニトリでは大型家具に5年保証をつけている。レンジボードは大型家具になるため、購入日から5年間は取扱説明書通りの使い方をしていてレンジボードの機能に不具合が起こった場合、無償で修理を受けてもらえる。そのため、保証期限が残っているレンジボードは査定価格が上がる可能性がある。
3点以上の売却で査定価格の上乗せを狙おう
レンジボードは大型家具であるため、自宅への出張査定を依頼するのが一般的だ。しかし、買取業者にとっては人件費や輸送費がかかることになるため、レンジボード1点のみでは出張してくれなかったり査定そのものを断られたりするケースもある。
ただし1回に付き3点以上の査定であれば、出張査定はもちろん査定価格を上乗せしてくれる業者も少なくない。他にも処分を考えている家具がある人は、まとめて査定を依頼することでスムーズな取引と査定価格の上乗せを狙おう。
買取業者の賢い選び方
ニトリのレンジボードを売却すると決意した人が次に悩むのは、どの買取業者に査定を依頼するのかということだ。全国には家具買取専門店から何でも買取するリサイクルショップまで、無数の買取業者が存在している。業者選びのポイントをしっかりおさえて、後悔のない選択をしよう。
地域密着の小さなリサイクルショップや全国にチェーン店を持つ大規模業者など、買取業者の業態は幅広い。例えば小さなショップは少人数で経営しているため、スタッフ全員が家具の買取に深い知識を持ち査定価格にも裁量権を持っていることが多い。
反面、季節の変わり目や連休前などの繁忙期にはギリギリのスケジュールを何とか回すという事態になりがちだ。仕事や家事で毎日忙しく、査定の日時はこちらの都合に合わせてもらうしかないという人には、こうした業者へ依頼することは難しくなる。
大規模業者は時間の融通は利かせられるもののシステムが画一化されているため、マニュアル的な対応になりがちだ。無店舗型の買取専門店は固定費をコストカットし、その分を査定価格に上乗せできるというのが売りだが、販売ルートが狭い傾向にあるため売れ筋以外の商品は査定してくれないこともある。何を優先したいのかを良く考えて、自分に一番合った業態の業者を選ぼう。
まとめ
需要の高いニトリのキッチンボードについてご紹介した。買取に出す際は、査定に出そうとしているレンジボードがいくらになるか前もって知っておくことが大切だ。業者のホームページを見て、似たような商品の買取履歴を確認しよう。良心的な業者であればはっきりと買取例をあげて、なぜその価格で買取できたかなどの理由についても説明している。
また問い合わせの段階で、まず応対が丁寧かどうかを確認しよう。社員教育の行き届いた業者であれば、電話やメールでも丁寧な言葉遣いで細かな質問にも親切に答えてくれるものだ。しっかりと納得したうえで取引ができるようにしてほしい。
