ヘネシーボテドシエクルは、ヘネシー家6代目当主キリアン・ヘネシーの生誕100周年を記念して100本限定でつくられたものだ。世界最高級クラスのブランデーでつけられた金額は15万ユーロ(日本円で約2,500万円)。そんなヘネシーボテドシエクルの買取相場や査定情報などについてまとめてみた。
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ヘネシーボテドシエクルの特徴
ヘネシーポテドシエクルは6代目当主の生誕100周年を記念してつくられた最高級ブランデーだ。ヘネシー社の歴史などについて簡単にふれておきたい。
ヘネシー社の歴史とボテドシエクルについて
高級ブランデーの代名詞として語られることが多いヘネシー。フランスのシャトラン県コニャック市にヘネシー社はある。創業者はリチャード・ヘネシー氏で、コニャック市に移住して息子と1765年にジュームズ・ヘネシー商会を立ち上げたのがきっかけだ。
ヘネシー社はユニブランというブドウのなかでも最高品質のブドウを使った銅製釜を使い直火で蒸溜したり、樹齢が100年を越えるオーク樽を30万個以上そろえるなどして最高品質といわれるヘネシーコニャックを完成させた。また、当初はブランデーを樽詰して販売していたが、均一化をはかるためにも瓶詰をするようになった。
このように高級ブランデーとして世界中で愛されるブランドになり、年間で5000万本を製造し、コニャックでは世界市場の40%のシェアを占めるまでになった。
そんなヘネシー家6代目当主はキリアン・ヘネシー氏だ。キリアン・ヘネシー氏は1971年、ヘネシーとモエ・エ・シャンドンを合併させたり1987年にモエヘネシー・ルイヴィトングループを作ったりして、 同グループ初の名誉社長として活躍した。その生誕100周年を記念して作られたブランデーが「ヘネシーボテドシエクル」なのである。
ヘネシーボテドシエクルはどんなブランデーなのか
ヘネシーボテドシエクルを手掛けたのは、マスターブレンダーであるヤン・フィリュー氏。ヘネシー社が所有する25万樽にも及ぶ原酒のなかから、100種類ほどをセレクトしてブレンドしたヘネシーボテドシエクルを完成させた。ヘネシーボテドシエクルはひと言でいえば、超高級ブランデーのなかでも最高級品だ。
100セット限定で、つけられた金額は何と、15万ユーロ(日本円で約2,500万円)。 それまでにも高級コニャックはいろいろ発売されていたが、上限は550万円台ほどだった。ヘネシーボテドシエクルはとにかく桁違いの最高級コニャックなのだ。
お酒としてだけでなく外観も豪華そのもの。ヘネシーボテドシエクルは芸術家ジャン・ミシェル・オトニエル氏による「コフレ・ア・スクレ」(秘密の箱)に入っている。ガラス細工の装飾が施されたまさに宝箱だ。
カギを開錠してボタンを押すと、ヘネシーボテドシエクルと4つのグラスがせりだしてくる仕組みになっている。ちなみにグラスはイタリアのムラノガラスで金箔も施されている。ボトルはバカラ製で豪華さが際立つ。
そのほか、美術品専門出版社トルカによる芸術写真集もついている。ヘネシーボテドシエクル100セットのうち1セットはアメリカの女優エリザベステイラー のチャリティーに寄付された。こちらは競売にかけられた結果、 20万ドル(日本円で約2,303万円)で落札されている。
その金額からも、世界中でこのブランデーがいかに価値の高いものであると評価されていたかがうかがえると思う。日本国内においては、1セットが日動画廊で展示されたことが知られる。
ヘネシーボテドシエクルの味と風味
ヘネシーボテドシエクルはブドウを原料とする世界最高峰ブランデーだ。マスターブレンダーであるヤン・フィリュー氏は25万樽にも及ぶ原酒から47年物から100年物の希少な原酒約100種類を選びブレンドした。その味わいは、芳醇で長期熟成していることからまろやかであるという。
適度の甘みを感じさせる至福の味わいで、口当たりもすっきりとしているのだとか。
お酒の買取業者に対して売却する場合
ヘネシーボテドシエクルを所有していてもし売りたいと思ったとき、お酒の買取専門店に相談するのがよいだろう。とりわけヘネシーブランデーはじめ古酒に詳しい鑑定士が在籍している買取店が適している。
お酒の買取業者に古酒の買取を依頼するとき、店頭買取、出張買取、宅配買取の3つの買取方法から選べるようになっていることが多い。それぞれの買取方法について簡単にその買取の流れと注意点を説明しておこう。
店頭買取の注意点と流れ
店頭買取は査定してもらいたいお酒を直接、店舗に持参しておこなう買取方法だ。この場合、店頭にて鑑定士がすぐに査定をしてくれるので、すぐに現金化できるスピーディーな方法だと言えるだろう。 ただ、ブランデーのボトルほか割れ物であるから、自宅から持ち出すときに破損しないように注意することが必要である。
まずはブランデーを積極的に買い取っている買取業者をインターネットなどから探して、電話やメールで問い合わせをしてみるのがよいだろう。アポイントを取らずにおこなってもみてくれることはあるが、お酒に詳しい鑑定士が席を外している可能性もあるので、事前に連絡はしておきたい。
出張買取の注意点と流れ
お酒の買取店によっては買取業者の査定スタッフが車で自宅に直接来てお酒を査定してくれるケースもある。それが出張買取と呼ばれる買取方法である。出張買取の場合、自宅からお酒を移動しなくてよいので破損するリスクがないことで何かと安心できる。
問い合わせは電話やメールを使って簡単にできる。そこでは査定してもらいたいお酒の商品名や付属品の有無、 保存状態、入手の方法など伝えると買取がスムーズになるだろう。 なお、出張買取の場合、他に鑑定してもらいたいお酒やブランド品があれば一緒に査定してもらうこともおすすめだ。
買取店からすると、いろいろな商品を所有しているということは、お得意様になってくれる確率が高いと判断し、査定額アップにつながりやすいのだ。
宅配買取の注意点と流れ
近くにお酒の買取店がなかったり離島在住などで出張買取に対応する業者が見つからなかったりする場合宅配買取という選択肢も考えられる。こちらは査定してもらいたいお酒を梱包して買取業者に発送しておこなう買取方法のことだ。宅配買取の場合、基本的には日本中どこでからでも依頼できるので何かと便利な方法だといえよう。
なお、宅配買取についても査定してもらいたいお酒が破損しないように梱包などに気をつけるということが必要だ。 買取業者によってはダンボールや緩衝素材などがセットになった宅配キットを無料で郵送してくれることがあるのでもしあればぜひ活用してみよう。宅配買取はお酒が買取業者に到着したあとに、その査定額をメールや電話などで知らせてくれる。
その査定額を聞いて売っても構わないという場合は取引成立となり、査定額が指定の銀行口座に振り込まれる。一方で、提示された査定額に納得いかずキャンセルしたいときは返送されてくるわけだ。その時の返送料については査定を依頼する側が負担する場合があるので事前に買取業者に確認しておくのがよいだろう。
お酒を高値で買取店に買取してもらうコツ
お酒の買取価格は大体の相場があるが、少しした工夫をすることで査定額がアップすることがある。ここではお酒の買取業者から依頼した品物を少しでも高く買取してもらうためのポイントについてまとめる。
適した環境で保管する
どれだけ値打ちのあるブランデーでも保管場所を間違えてしまうとその風味や香りが損なわれてしまい、査定額も下がってしまう。カビなどが生えていたら買い取ってくれる可能性も低い。 だから、普段からブランデーに適した保管場所に保管しておく必要がある。
どのような場所がよいのかというと風通しの良い冷暗所が適していると言われている。 直射日光が当たらない風通しのよい涼しい場所のことである。なお冷暗所といえば 冷蔵庫に保存する人がいるがおすすめできない。
冷蔵庫の場合、野菜や魚などの匂いが移ってしまうかもしれないし、ブランデーにとっては少々低すぎる温度であり保管には適しているとは言いがたいからである。
査定には付属品もそろえて出す
高級ブランデーの場合、ボトル以外にさまざまな付属品がついているだろう。ヘネシーポテドシエクルの場合、箱やグラス、アートブック、そのほか資料などいろいろついている。箱一つにしても精巧なガラス細工が施された超高級品なので高い買取価格がつくことが予想される。
ヘネシーポテドシエクルに限っては、付属品ひとつひとつに高い値打ちがある。また、付属品はそのお酒のバックボーンを証明する資料としての意味合いもある。付属品をそろえて査定に出すことによって、そのブランデーのブランドが高い精度で証明される形にもなって査定額がアップしやすいというわけだ。
掃除をしてから査定に出す
長年、ブランデーを保管していた場合、箱やボトルの表面にほこりがついてしまう場合もあるだろう。 そのようなほこりはきめ細やかな布を使って、簡単に掃除をしておくほうがよいだろう。そうすることで、鑑定士からすると丁寧に保管していたということが伝わって、査定額アップにつながりやすいのである。
ただ、あくまでも、表面を傷つけないことが必要だ。特にブランデーのボトルに貼っているラベルは査定額に大きく影響する。
複数の買取業者に査定に出す
同じお酒であっても、買取業者によって、査定額には差が出る。それは、ある程度の買取相場はあっても、査定基準が業者によって異なっているからだ。だから、一社に査定を依頼するのはなく、複数の業者に査定してもらうほうが賢いといえるだろう。
一番高い査定額を提示した買取業者に売却することで高く売れる可能性が高まるというわけだ。
ヘネシーボテドシエクルの買取相場と買取業者
ヘネシーポテトシエクルの買取相場について数社の業者に問い合わせてみた。ただ「値が付かない」という回答ばかりであり、具体的な参考価格についての回答は得られなかった。 その理由は、ヘネシーポテトシエクルが破格の金額であるということが背景にある。
日本円で2,500万円もの値がついた最高級品であるからに、買取業者からすると仮に買い取ったとしてもそれ以上の高い値段をつけて購入する見込客が見つかる保証がないということになる。つまり、ヘネシーポテドシエクルクラスの超高級ブランデーの買取には買取業者からすると多大なリスクが伴うことになる。
また、世界でたった100本のみが売り出されたという超限定品であるため、日本国内に出回っているのかすらも不明という状況もあり、明確な買取参考価格を提示するのは難しいというわけなのだ。
ヘネシーボテドシエクルのような超高級ブランデーの買取については現時点では難しそうだと感じる。ただ、ただ「値が付かない」という回答は、状況によっては可能性がないわけではないということを意味する。そこで以下、ブランデーの買取を積極的におこなっている買取業者をいくつか紹介しておきたい。
レッドバッカス
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
レッドバッカスはブランデー、ウイスキー、ワイン、日本酒などを扱っているお酒専門の買取業者である。とりわけブランデーについては積極的に買取をおこなっている。 岡山県の玉野市に本社があり、買取サロンも設けている。
出張買取、宅配買取に対応し、宅配買取に関して無料の宅配キットも用意してくれる。ヘネシーボテドシエクルについては、「既にプレミア価格がついているため、現時点では値が付かない」という回答であった。
大黒屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
大黒屋は ブランデー、ワイン、ウイスキーなどの買取もおこなっている業者だ。専門の査定員が査定を行っている。全国50店舗以上で店頭買取に対応し、宅配買取では宅配キットも用意してくれる。
大黒屋はヘネシーのブランデー買取も強化中。ただヘネシーボテドシエクルについては「国内に出回っていることはほぼないので、現時点では値が付かない」という回答であった。
まとめ
ヘネシーボテドシエクルは、15万ユーロ(日本円で約2,500万円)の値がつけられた超高級ブランデーのなかでも最高級品だ。世界に100セットしか存在しておらず国内に出回っている可能性は低い。あまりの破格の値段だけに買取のハードルは極めて高そうだが可能性は0ではなさそうだ。