カードゲームの中古市場ではレアリティの高い、いわゆるキラカードが高値をつけることが多いが、異端流し オニカマスはキラカードで無いながらも現代デュエル・マスターズにおける必須カードの一角として注目されている。異端流し オニカマスはどんなカードで、どのくらいの値段で取引されているのかを詳しく紹介しよう。
Summer Challenge 2015 / Yugioh Planet
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「異端流し オニカマス」とは？
異端流し オニカマスは2コストの水のクリーチャーである。デュエル・マスターズにおいて2コストとは2ターン目、つまり最序盤に登場することの出来るカードの部類として取り回しの良い1枚とされ、水のカードが入る構築のデッキにはほぼ確実に入っていたカードだった。というのも「相手のターン中に、相手が召喚以外の方法でクリーチャーをバトルゾーンに出したとき、そのクリーチャーを持ち主の手札に戻す」という効果が異端流し オニカマスにはついているからだ。
この相手が出したクリーチャーを手札に戻すことが出来るという効果がたったの2コストで実現してしまうという強力さが評価されて数多のデッキに採用されることになったのだ。
高速化する環境へのメタカード
現代デュエル・マスターズの環境はクリーチャーというゲームの根幹をなすカードをバトルゾーンにいかに素早く並べるか、という戦いとなっている。1ターンに1枚、マナゾーンにカードを置けるという正規のルールに則れば、ターン数以上のコストのカードを使用することは出来ないが、現代デュエル・マスターズでは呪文という使い切りのカードや別のクリーチャーの効果でターン数以上の高コストクリーチャーを並べることが日常茶飯事となっている。コストを支払って正規の手順でクリーチャーを出すことを召喚と俗に言うが、その召喚以外の方法で出されたクリーチャーを手札に戻せる異端流し オニカマスは高速で大型クリーチャーを並べることが肝要な環境に待ったをかける存在なのだ。
場持ちの良さも特徴
その高速展開メタ効果だけではなく、異端流し オニカマスには「相手がクリーチャーを選ぶとき、このクリーチャーは選べない」という効果がさらについている。この効果によって、相手がクリーチャーを破壊する効果を使用したとしても、このクリーチャーを破壊できずに高速展開メタを突破出来ないこともしばしばである。デュエル・マスターズのゲームの仕様上、タップという攻撃後の状態のクリーチャーしか攻撃されないため、この異端流し オニカマスの高速展開メタをかいくぐるにはタップしていないクリーチャーを攻撃できるという効果を持ったクリーチャーを並べなくてはならないが、デッキによっては全く採用されていないことすらある。
なかなか破壊されない場持ちの良さも異端流し オニカマスの特徴なのだ。
「異端流し オニカマス」のヤフオクにおける相場
デュエル・マスターズのデッキには同名のカードは4枚まで入れることが出来る関係上、中古品を販売するサイトでは複数枚をセットで販売しているケースも少なくはない。ヤフオクで4枚セットで販売されているもので良品では1,000円前後がおおむねの相場と考えられているが、新しいカードの発売によって異端流し オニカマスを必要とする環境になればより高額になっていくことだろう。現に、異端流し オニカマスが収録されたパックが発売されてすぐの頃は収録パックがまだ比較的入手しやすく、キラカードでもないカードとしては異例の1枚1,000円で取引されていた時代もあったというのだから、このカードの人気ぶりと強力さがうかがえる。
1枚など少ない枚数のカードを取り扱っている場合は値段が出品者によってまちまちになるが、1枚あたり300円程度が相場と言えそうだ。だが、美品であったりパック開封後にすぐスリーブに入れた、など特に丁重に扱ったカードは500円前後で出品されているケースも少なくはない。単にプレイ用と割り切ってキズありのカードを購入することもあるかもしれないが、コレクションの意味合いを持ってカードを集めているのであれば美品が欲しいところだろう。
デッキによってニーズもさまざまで、異端流し オニカマスを主力とは考えられないけれど有事に備えて数枚だけ採用したいというニーズがあるため、構築予定のデッキと要相談の上で購入枚数と状態を決定するべきと言えそうだ。
「異端流し オニカマス」のプロモカードという限定品はずっと高値がつく
キラカードやレアカードではない、アンコモンという比較的パックで当たりやすいレアリティで収録された異端流し オニカマスだが、プロモカードという別レアリティの限定カードも存在している。通常異端流し オニカマスが収録され、一般プレイヤーが入手できる強化拡張パックの中にはこのレアリティは封入されておらず、特定の期間にデュエル・マスターズの公認大会でベスト8以上に残ったプレイヤーにのみ配布された。つまり、全く同じ効果の同じカードでありながら、配布された当時もトップ層のプレイヤーしか手に入れることが出来ず、また配布が終了してしまった現在では入手することさえ難しい限定レアリティであるということを物語っているのだ。
特徴的なデザインのプロモカード
この異端流し オニカマスのプロモカードは通常のアンコモンのイラストとは異なるイラストを採用しており、アンコモン時にはあったイラストの枠を撤廃し、カード名や効果テキストの背景にまでイラストがかかるというダイナミックな構図を採用している。イラスト、カード縁に至るまでキラカード加工されており、半魚人のようなルックスの異端流し オニカマスの異形さと禍々しさが際立っている同カードは、出した瞬間にアンコモンのそれとは異なることが一目で分かるデザインとなっており、デッキに入れておけば目を引くことは間違いない。
プロモカードのヤフオクでの相場
そんな異端流し オニカマスのプロモカードだが、限定品であることも手伝ってヤフオクでは1枚あたり1万円を超える額で出品されているケースが非常に多い。1枚あたり17,000円～20,000円ではまだ低価格と言えそうで、1枚30,000円の値を付けている出品者もいる。このプロモカードの希少性については各出品者やプレイヤー間で評価は異なるが、少なくともヤフオクで4枚の異端流し オニカマスのプロモカードを集めようと思った場合は最低でも5万円から6万円の出費は覚悟しなければならないだろう。
ただし、それに見合うだけの注目とデッキを構築した時の満足、羨望の眼差しは得られるはずである。
カードを高値で売るコツ
トレーディングカードゲームなんかプレイ出来れば十分だというプレイヤーがいる一方で、デッキ構築をカードのコレクションとしても捉えて美品を可能な限りそろえ、可能な限り高レアリティのカードでデッキを構築したいプレイヤーもいる。トレーディングカードも結局は紙であり、プレイの度や人の手を渡る度に気を付けなければ気付かぬうちにキズがつき、縁が白んでしまう。ときに絶版となることも多いカードゲームにおいて、流通している美品は減少していく一方であり、そのため美品のカードには希少性から高値がついていくのは道理と言えるだろう。
美品に保つ
トレーディングカードゲーム愛好家の間では、特に確認することとなるキズの位置は何も表面のイラストや縁だけではない。他のカードと全く同じ模様が印刷された裏面のキズさえトレーディングカードゲームの美品愛好家の間では許せないキズなのである。そのため、レアカードはもちろん、異端流し オニカマスなどのデッキの必須カードもパックなどから入手した場合はスリーブというカード保護用の袋に入れることが推奨される。
このスリーブも1枚だけでは些末な擦れを防止する程度の効果しかないため、複数枚のスリーブを重ねて保護する場合も多く、内側は小さめの柔らかい素材のもの、外側に堅くカードが折れ曲がることのないように保護するプロテクターを使用するケースもある。それだけの手間をかけて保護すれば美品と胸を張って言うことが出来る。ヤフオクでは数多の異端流し オニカマスの出品があり、美品も多く含まれているだけにキズアリのカードであれば相当に値段を妥協しなければ買い手がつかない可能性すらある。
万が一買い手がついても、価格は美品の7割程度が関の山だろうから、自らの不注意でカードの価値を引き下げないために細心の注意を入手した瞬間から払うことが高価にカードを売却する第一歩なのである。加えて美品であることが分かるような、あるいは大事に保護されていることが上手く伝わる写真を掲載できれば、さらに買い手は買いやすくなるだろう。
売りどきを見極める
また、手に入れた瞬間にヤフオクに出品するのではなく、デュエル・マスターズの新弾強化拡張パックが販売されるタイミングに強力なカードが新登場するという情報を掴んだときが売りどきと言える。大会などで活躍できる可能性があるために異端流し オニカマスなどのメタ効果を持ったカードは人気であるから、強力なデッキのメインパーツ相手に異端流し オニカマスなどのカードが有効と話題に上がってから売ればニーズが高まった状態で売ることが出来るため、比較的高値で売り抜けられる可能性があるだろう。デュエル・マスターズのカードを高値で売りたければ、それなりにデュエル・マスターズについて詳しくなる必要はあるだろう。
カジュアルにカードの取引をするならmagi
magiはスマートフォン向けにリリースされたカードゲームに特化したフリーマーケットのアプリケーションであり、比較的安価な価格設定でカードが売買されている。オークションではないためリアルタイムで入札状況を把握する必要がなく、売り手がつけた値札に買い手が納得すれば決済できたり、スマートフォンでカジュアルに売買出来るのも特徴である。
まとめ
メタカードとしてデッキの必須カードの一角をになう異端流し オニカマスは場持ちの良さでも人気のカードだ。通常の異端流し オニカマスの相場はあまり高いとは言えないが、入手困難なプロモカードは希少品で高額での取引が可能だろう。ただ、通常の異端流し オニカマスでも美品状態であれば、相場よりも高値で取引できる可能性が高くなる。
また、トレーディングカードの売買に特化したmagiでなら、カードの持つ効果や希少性などを理解してる買い手が多いこともあり、スムーズな取引ができると言えるだろう。ヤフオクでの取引も魅力的だが、1度magiでの取引を試してみるのも損はないと言えるため、おすすめだ。
