現在は家電を量販店で購入する以外に、ヤフオクなどのオークションサイトで簡単に中古家電を購入できるようになり大変便利になったが、ヤフオクで中古ルンバを購入したい場合、購入する前に気を付けておくべき注意点や大切なチェックポイントがある。値段だけを見て特に何も気にせずに購入してしまうと、購入後に思わぬトラブルなどが起きて困る可能性もある。
そうならないために、購入前に気をつけた方が良いことやどのような点に注意して商品を選べばよいのかなどについてきちんと知っておこう。
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付属品のチェック
中古ルンバを購入する際に、付属品はどのようなものがついているのかをチェックしておくとよい。
付属品と説明書
出品されている商品にはフィルターやエッジクリーニングブラシ、充電器、説明書などの付属品がきちんと揃っているものや「付属品は充電器とリモコンのみ」など様々だ。
できれば付属品の中に説明書も一緒に付けて出品している商品を選ぶとよい。中古品の場合は出品者によってすでに使用されている商品もあり、使用後にエラーが出ることもある。動作確認済や動作可能などと記載していても使用後にエラーが出た場合、手元に説明書が無いとどのようなトラブルが起きているのか分からなくて困ることがあるので、できれば説明書があるとよい。
「説明書が付いていないがどうしてもこの商品がほしい」というときは、アイロボットの公式ホームページで購入したい商品の取扱説明書が掲載されているかどうかをチェックしてから購入しよう。そうすれば万が一トラブルなどが起きた際も安心だ。
付属品と説明書は保管
また購入後、しばらく使用した後に売りたいというときが来るかもしれないので、一緒に付いていたフィルターやエッジクリーニングブラシ、説明書などは捨てずに取っておいた方が良い。
使用期間や使用上の問題をチェック
ルンバは充電して使用するため、長年使い続けるとバッテリー交換が必要となる。バッテリーの寿命は3年のもの、6年のものと商品によって異なるのでその点にも注意する必要がある。
使用期間
例えば寿命が3年の製品ですでに2年半使用されていた場合はバッテリーの寿命が長くないため、半年程使った後にバッテリーを購入して交換することになる可能性が高い。そのため、出品者がどの位の期間使用していたのかも考慮して選ぼう。
ルンバのバッテリーは自分自身でも交換することが可能で、ルンバの公式ホームページでもバッテリーの交換の仕方が動画などで紹介されている。
バッテリーは純正のものだと10,000円以上、互換バッテリーは3,000円位でも購入できるが、購入してすぐにバッテリーが交換となる場合、その費用もかかるということを頭に入れておくとよい。
側面部分の傷
ルンバは製品自体が動きながら掃除をするので、どうしても壁や物などにぶつかることもある。中古品となれば側面部分に擦り傷があることもあるので、その点も考慮した上で購入しよう。
アパートなどで「壁にぶつかったときの音が苦情にならないか心配」という人や「壁に傷が付かないか心配」という場合は、少し高めのバンパーのついた製品を選んだ方がよい。
吸引力
ルンバは型番の数字が大きくなるほど仕事の効率が高くなる。犬や猫などのペットを飼っている人の場合、500シリーズの製品では吸引力が足りず、カーペットに付いてしまった犬や猫の毛がしっかり取れないことがあるので、人によっては500シリーズではきちんと掃除ができないと感じるかもしれない。
そのため、ペットの毛を掃除する必要がある人は600シリーズ以上の製品を購入する方が良いだろう。
バーチャルウォール
ルンバの中にはバーチャルウォールというものがついている商品がある。バーチャルウォールが付いている製品の場合、仮想の壁を作り「ここから先は行ってはいけないよ」というふうに動作をコントロールしてくれるのだが、これが付いている場合、無線LANがルンバに影響を及ぼし、ルンバが誤作動を起こすことがある。
自分の家にある無線LANならどうにかなるかもしれないが、アパートなどで隣の部屋の無線LANが影響を及ぼすという場合は自分ではどうしようもない。そのため、無線LANが影響を及ぼす可能性がある環境で使用するときは、無線LANの影響を受けない製品を選ぶようにしよう。
長期間使用されていなかった物は注意が必要
購入後少しだけ使用した後、長期間使われていなかった製品の場合は注意が必要だ。このような製品の場合はバッテリーに不具合が起きている可能性がある。
使用後のエラーはバッテリーの液漏れチェック
製品を長期間使用せずにそのまま放置してあった場合、バッテリーが液漏れを起こしてしまうことがあるので、使用後にエラーが出た場合はバッテリーが入っている部分のネジを外して蓋を開け、バッテリーが液漏れを起こしていないかを見てみるとよい。
購入後、充電したらエラーが出て充電できず、説明書に書かれている通りに対処しても充電できないのでバッテリーを見てみたら、液漏れしていたという場合もある。
この様に中古ルンバを使用する場合はバッテリーの液漏れや他のエラーなどが起きる可能性もあるということを考慮した上で購入する必要があるのだ。
購入後のエラー
古品の場合、「ノークレームノーリターンでお願いします」となっていることも多く、購入後にエラーが出たり不具合が起きたとしても、出品者にクレームを入れたり返品できないということが多い。
しかし、出品者の中にはあらかじめ「エラー6が出ます」などのように記載している人や「動作不良に関してのみ到着日より1週間保証(不良時返品可)」などのように記載されている場合もある。
エラーが出る中古品の場合、新品のルンバよりかなり安い価格で購入することができるかもしれないが、購入後に取扱説明書を見ながらエラーの原因を探す必要があるので、それを考慮した上で購入した方がよい。
返品可能となっている商品の場合は、商品が届いたらすぐに商品が使えるかどうかをチェックした方が良いので、届いたら充電してきちんと使えるかどうかを確認しよう。万が一、製品が全く動かないなどの動作不良があるときは、出品者にその旨を連絡して返品の手続きはどうすればよいかなどの問合せが必要だ。
日本仕様の正規品かチェック
出品されている中古ルンバの中には、日本仕様の正規品のものだけでなく並行輸入品や海外仕様品のルンバもある。購入後、数年間使用していれば不具合が起きてメンテナンスが必要になることがあるかもしれない。
しかし、メーカーのメンテナンスサービスの申込みは日本仕様の正規品のみで、並行輸入品や海外仕様品のルンバについてはメンテナンスサービスを行っていないのでその点でも注意が必要だ。購入後にメンテナンスが必要になった際、メーカーにメンテナンスを依頼したいという人は日本仕様の正規品を選ぶとよい。
修理サービス対応商品かチェック
ルンバの種類によっては修理サービス対応が終了しているものもあるので、購入したい商品が修理サービス対応終了になっていないかどうかもチェックしておく必要がある。修理サービス終了機種はルンバの公式ホームページで見ることができるのでチェックしてから購入しよう。
メンテナンスを依頼したいというときは、ルンバの公式ホームページからメンテナンスの依頼をすることもできる。ルンバに関する問合せはメールやフリーダイヤルですることができるので、自分で解決できないときはメールや電話で問い合わせてみるとよい。
分からないことや困ったことなどは公式ホームページの中の「よくある質問」のページに記載されているので、中古ルンバ購入後に分からないことがあったときは、このページをチェックしてみるのがお勧めだ。
エラー対処方法
よくある質問のページには充電エラー1、エラー2、エラー6など、エラーごとの対処方法が丁寧に記載されている。記載されている対処方法を試してみても改善しないときは部品交換が必要な場合もあるので、取扱説明書だけでなくよくある質問のページもチェックしてみよう。
部品交換が必要そうなときは、ホームページの中にあるアイロボットストアの部品および付属品にアクセスするか認定販売店に連絡してみるとよい。認定販売店もホームページでチェックすることができるので、購入前に見ておけばいざというときにもすぐに依頼することができる。
ヤフオク購入時は複数の商品を比較検討
ヤフオクで中古のルンバを購入するときは、値段だけを見て購入せず記載されている説明をしっかり読んだ上で購入することが大切だ。
動作不良が起きたときの対応は事前にチェック
出品されている商品によって一緒に付いている付属品が異なっていたり、返品可能な場合でも1週間以内と期間が決められていたり、あらかじめ「エラー5が出ます」の様に記載されているものもある。
出品者の評価をチェックすることも大切だが、動作不良が起きたときの対応などを事前にしっかりと確認しておくことが大切だ。
正規品かどうか不明の場合
日本仕様の正規品かどうかよく分からない場合は、入札する前に日本仕様の正規品なのかどうかも問い合わせてみた方がよいだろう。出品者の中には写真が分かりにくくて確認しておきたい部分がチェックできなかったり、製品についての説明がほとんどないものや、「返品不可」としか書かれていない物もある。
写真が分かりにくい場合、「届いて実際に見てみたら思ったよりもホコリや汚れが溜まっていた」という可能性もあるので、細かい部分の写真がきちんとあるときは、細かい部分についてもしっかり確認しておくのがお勧めだ。
疑問点は事前に確認
細かい説明がほとんどなく動作確認済みや動作可能、返品不可などの最低限の情報しか書かれていない場合、万が一「全く動かず使えない」というときに対応してもらえず、返品もできなくて困ってしまうという可能性もある。分からないことや疑問点がある場合は、入札する前に必ず出品者に確認しておく必要がある。
なるべく複数の製品を比較検討
ルンバと検索するだけでかなりの数の商品が出てくるので、「どれが良いのか分からない」という人もいるかもしれない。
しかし、面倒だからとすぐに決めて購入してしまうと「思ったより吸引力が無かった」「数年間使用した後トラブルが起きたので修理しようと思ったら、対応が終了したと言われた」など、思っていなかった事態が起きることもある。
そのため、なるべく色々な製品を見比べて自分が使用する環境ではどのような製品が合っているのか、返品不可でも動作不良があるときや全く動かないときは返品できるのかなどをきちんと確認しよう。
まとめ
ヤフオクで中古のルンバを購入するときの注意点とチェックポイントを紹介してきた。中古品は新品より安く購入できるメリットがあるが、その分注意したいこともある。
ルンバにはバッテリーの寿命があるが、商品にとって異なるので注意したい。また型番によって吸引力が異なる。ペットの毛も掃除したい人は600シリーズ以上をおすすめする。また、使用後のエラーの対応はエラー内容や出品者によって対応が異なる。こちらも事前に確認しておきたいポイントだ。
「思っていた商品と違った」と後悔のないように、複数の商品や出品者を比較検討してから購入した方が良いだろう。