携帯端末が一般に普及して20年ほどが経過したが、その間に様々な携帯端末が登場した。
携帯端末の当初は、どこでも通話することが出来る長所を生かすために、通話しやすい形状の携帯端末が多かった。しかし、次第にメールやwebなど、通話以外の用途に使用することが多くなり、搭載されているディスプレイの大型化や高精細化が図られるようになった。
ただ、携帯端末は、人々に多く購入してもらえるように、デザインなどは万人受けする無難なものになる傾向があり、似通った携帯端末が市場にあふれることもあった。
しかしその一方で、他の携帯端末と差別化すべく、文字入力がしやすいようにキーボードを搭載した携帯端末や、ディスプレイを端末の表面全体にまで大きくしてボタンをなくした携帯端末、筐体が木製の携帯端末、ゲーム機のパッドのように十字キーや〇キーなどを搭載した携帯端末のように、変わり種の携帯端末も多く発売された。
そして、究極の変わり種の携帯端末ともいえるのが、シャープから発売されたロボホンだろう。
ロボホンは、携帯端末ながらロボットのような形状をしており、通話やメールなど携帯端末の機能が使用できる一方で、会話ができ、2足歩行もし、しまいには踊りだすという、とんでもない携帯端末なのである。
今回は、ロボホンの型番などについて記載する。
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ロボホンとは
ロボホンは、シャープが開発、販売しているAndroid搭載の携帯端末である。ロボットクリエイターでロボ・ガレージ代表取締役の高橋智隆氏と共同開発している。身長は19.5cm、重さは390gとなっている。シャープが独自開発した「ココロエンジン」という人工知能が搭載されており、この人工知能のおかげで会話が出来たり、音声や顔の認識をして電話や写真を撮ってくれたりするのである。2016年5月に発売されて以降、注目されている通話ができるロボットだ。
形状は、名称のとおりロボットの形状をしており、背中の部分にディスプレイが搭載されている。顔認証機能を搭載していて、登録すれば様々な会話を楽しめるほか、会話に合わせて歩き回ったり、踊ったり、とロボットならではの動きを見せることもある。
顔の部分にスピーカー、足の部分にマイクが搭載されていて通話が可能できるほか、話した言葉をメールとして送信したり、カメラで撮影したりなど、通常の携帯端末と同様の機能もある。
また、アプリなどをダウンロードすることで、手話を理解できるようになるなど、新しい機能を追加させることも可能となっている。
現状ロボホンは、3G/LTEネットワークに接続できるモデル「SR-01M-W」とWi-Fi専用モデル「SR-02M-W」の2種類が発売されているが、ロボホンの基本性能を使用するためには、Wi-Fi専用モデルでも、ロボホン専用の通信プランである「ココロプラン」に加入する必要がある。
注目されるロボット市場
注目を浴びるロボホンだが、国内のロボットビジネス市場は、2035年には約10兆円に達すると言われており、多くの企業がロボットビジネスに参入してきている。通話ができるロボットとしては、ロボホン以外に「Jibo(ジーボ)」が注目されている。「Jibo(ジーボ)」は、ロボホンと同様に通話機能を持っており、KDDIや電通、エイサーなどが出資を予定している。今後も、ロボット市場には注目が集まりそうだ。
ロボホンの型番について
ロボホンは、大手キャリアから発売していないので、大手キャリアから発売されている携帯端末のように、大手キャリアの型番の命名規則には従っておらず、シャープ独自の型番の命名規則となっている。
型番の先頭の「SR」は、シャープが開発、販売した携帯端末で、これまで「SR」の型番のものはなかったことから、ロボホン専用の型番であると推測される。
「-(ハイフン)」に続く、二桁の数字は、ロボホンとしての通し番号となっており、1号機の3G/LTEネットワークに接続できるモデルは「01」、Wi-Fiモデルは「02」で、機種が増えると1増える仕様となっているようだ。
二桁の数字に続く「B」もロボホン専用のものと推測される。
最後の「W」は、シャープなどから発売される家電製品の型番の最後にカラバリエーションを現すアルファベットがつくことがあり(例:ホワイト→「W」、ブルー→「B」など)、この「W」もロボホンの筐体の一部に使用されているホワイトから「W」となったものと考えられる。
ロボホンの型番の確認方法について
ロボホンの型番の確認方法についてだが、ロボホン本体には型番が印字してある場所はなく、型番については、ロボホンが入っている箱でしか確認はできないようだ。
もっとも、ロボホンは、他にはないユニークな携帯端末であり、型番もシャープ独自の型番であるので、他の携帯端末と間違えることはまずないだろう。
ロボホンの買取相場について
では、もしロボホンを売ろうとした場合、買取相場はいくらになるのだろうか。複数の買取業者を調べたところ、新品状態の場合約12万円、使用感のある場合は約7万円が平均的な買取相場といったところだろうか。話題になった商品であるため、買取相場は高めであると言えるだろう。
ロボホンを高く売るためには
ここでは、もしロボホンを売る際に気をつけたいポイントについて紹介したい。
付属品は必ずつけるようにしよう
中古品を売る際の基本だが、購入した際の付属品は必ずつけた上で買取に出すようにしよう。購入時の箱はもちろん、取扱説明書なども捨てないで保存しておいたほうが良い。付属品があるかないかでは、査定額に大きな差が出るので注意したい。
複数の買取業者に査定を依頼するようにしよう
買取に出す際は、複数の買取業者に査定を依頼したほうが良い。1社だけに査定を依頼した場合、本来の適正価格とは異なる価格を提示される可能性もある。そのような事態を防ぐためにも、複数の買取業者に査定を依頼して自分の納得のいく査定額で買い取ってもらうようにしよう。
本体を綺麗にしておこう
買取に出す前に、本体を綺麗にしておいたほうが良い。乾いた布で拭いて、見える埃は取り除いておくようにしよう。
ロボホンを売るのにおすすめの買取業者
ここでは、ロボホンを売るのにおすすめの買取業者を紹介したい。
BUY王
業界トップクラスの取り扱い商品数を誇る買取業者。14時までの申し込みで最短当日集荷をしてくれるスピードの速さが特徴だ。また、買取明細をしっかり提示してくれるため「いくらで買われたか」を確実に知ることができる。
買取マクサス
独自システムのSel-liveというビデオチャットを採用している買取業者。ビデオチャットで直接商品を見ながら査定を実施するため、安心できる。また、査定後最短30分で商品を取りにきてくれるスピード感も魅力だ。
カウモバイル
スマホやゲームなどを中心とした買取業者。スピーディーな買取を謳っており、14時までに商品が到着すれば当日の振込も可能である。すぐに現金が欲しい人にはおすすめだ。また、スマホ関連の取り扱いが多く、高価買取に繋がりやすいのも特徴だ。
高く売れるドットコム
100万人以上が利用している買取業者。上場企業が運営しているため、安心感もある。宅配買取、出張買取の他、店舗での買取も採用している。査定も返送料もすべて無料で利用できる。
ナビ家電
家電専門の買取業者。買取業者からの仕入れを専門としているため、個人とのやりとりであっても業者価格の高い査定額に繋がりやすいようだ。オークション出品よりもお得な買取価格と迅速な振込を目指している。
携帯商店
スマホ専門の買取業者。店頭買取と郵送買取を採用しており、スマホの買取に精通したスタッフが対応してくれるため、適正価格を提示される可能性が高い。
まとめ
ロボホンの型番などについて記載したが、携帯端末とは思えないほどユニークな形状と機能を持つロボホンは、携帯端末としてはかなり高額ながらヒット商品となっている。
このまま好調な売れ行きが続くようなら、他社からも同様の商品が発売される可能性が出てくると言えるだろう。
各社が競うように発売すると、その商品の分野は急速に発達するので、10年後あたりは、現在主流の携帯端末は時代遅れとなり、ロボホンのような携帯端末が主流となる日が来るのかもしれない。