大型バイクに憧れる男性は多い。また、実際に所有しているという方も多いのではないだろうか。しかし一方で、大型バイクはすぐ飽きるとも言われている。
どうして大型バイクは飽きやすいと言われているのか、また実際に飽きてしまった場合はどうするのが適切なのかチェックしてみよう。
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大型バイクの基準
バイクの中には原付、小型、中型、大型の4種類がある。なかでも大型はエンジンの排出量が400cc以上というのが決まりだ。
大型バイクに乗るには大型二輪免許の取得が必須である。普通二輪免許を取得していることが前提で、学科は免除、技能教習が12時限、20時限。これをクリアした場合のみ大型二輪免許を取得できる。また、普通自動車免許を所有している場合は学科1時限、技能教習が31時限となる。
このように長い時間拘束されることになるので、合宿で免許を取得するという方法もある。普通自動二輪免許を持っている場合は12万円、持っていない場合は24万円、合宿であれば10万円程度で取得することができる。
大型バイクは乗りたいと思ってすぐに乗れるものではなく、免許の取得から始めなければならない。そのため実際に乗ろうとするとかなりの労力、費用、時間が必要になる。
また、大型バイク自体の価格もかなり高いため、経済面でも余裕がなければ楽しむことはできないと言えるだろう。
大型バイクはなぜ飽きる?
では、そんな大型バイクはなぜ飽きやすいと言われているのだろうか。
その理由はいくつかある。大型バイクに乗ったものの実際に飽きてしまった方の声を参考に、その理由をチェックしてみよう。
乗りこなすのが難しい
大型バイクは、専用の免許を取得しなければならないくらい乗りこなすのが難しい。また、実際に乗ることができても本来の大型バイクの醍醐味である走りやスピード感を楽しむのにはさらに時間がかかる。
毎週末大型バイクに乗って練習しても、なかなかすぐにうまく乗りこなすことはできないだろう。まして仕事や家庭の都合などで月に数回しか乗れないような環境であれば、自分の技術が向上していくのは確認しにくい。
そのため、いつまでもうまく乗れずに飽きてしまうという事態に陥ってしまうのだ。
この場合は大型バイクに飽きたのではなく大型バイクに乗ることを諦めた、ということになるのだが、それに気づかずに「飽きやすい」と感じる方が多いようだ。
維持費がかかる
大型バイクは、普通バイクと比較すると大幅に維持費がかかる。
まずは購入費用も、原付や普通バイクに比べるとかなり高い。駐車場も、原付ならば駐輪場を借りるだけで済む可能性もあるが、大型バイクになると車と同じくらいの料金を支払わなければならない。
メンテナンス費用も高くなる。
大型バイクを所有している方の中には、改造が好きな方も多いだろう。改造していると特殊なパーツが故障してしまった場合、さらに追加した料金が必要になる。
大型バイクでツーリングに行くとしてもバイク用品、旅行費用、高速代なども嵩むため、費用の面から大型バイクに乗り続けることが難しくなってしまうという方も。
家庭がある、他の趣味にもお金を使いたいという方はどんどん大型バイクから離れるようになり、飽きやすいと言われる所以になっているのだろう。
複数台所有することになる
大型バイクは高速を走ったり大きな道路を遠くまで走るのには適している。
しかし、公道や住宅街を走るのには非常に不便である。そのため、大型バイクを所有している方でも普段使うよう普通バイクや原付バイクなどを複数所有することになってしまう。
結果、普段使っている普通バイクなどの方が使用頻度が高く乗り心地もいいと感じ、せっかく購入した大型バイクに乗らなくなってしまうのだ。先述のとおり大型バイクは維持費が高くなる。そのため乗らなくなった大型バイクは手放すことになってしまう。
飽きのこないバイクを選ぶには
大型バイクは、よほど運転技術が高い方、経済力がある方、ツーリングなどを楽しむ時間がある方でなければ飽きずに乗りこなすことは難しい。
バイクを長く大切に乗り続けるには、ただ憧れるだけでなく飽きのこないバイクを選ぶ必要があるのだ。飽きのこないバイクとはどのようなものなのか、考えてみよう。
自分の運転レベルを考える
まずは自分の運転レベルを考えてみよう。普通バイクに乗り慣れていて、さらにステップアップしたいという方には大型バイクはおすすめだ。さらに普通バイクでは物足りない、もっと刺激的な走りを体験したいという方も大型バイクは向いていると言えるだろう。
しかし趣味程度にツーリングを楽しみたい、普通に街中で乗れる程度の技術があればいいとお考えの方が下手に大型バイクに手を出してしまうと運転技術が追いつかず、大型バイクの魅力を楽しめずに終わってしまう。
大型バイクは魅力的なバイクであるが、自分の運転レベルがどの程度なのか、また技術はなくてもしっかり練習できる時間や余裕があるのかを考えて選ぶのがおすすめだ。
大型バイクの中でも運転しやすいもの、初心者でも乗りやすいものはたくさんある。事前によく調べてから購入すれば、飽きずに憧れの大型バイクを乗りこなすことも可能だ。
自分の目的を考える
自分が何を目的としてバイクに乗りたいのかを考えてみよう。大型バイクは、ツーリングなどには最適である。荷物をたくさん乗せることもできるので、キャンプや旅行にも向いている。知らない土地や自然の中、風を感じながら走る快感は一度味わうとなかなか忘れられないだろう。
しかし、大型バイクは街中で乗る、通勤や買い物に使うのには不向きである。毎日何かとバイクに乗る機会があるというような方は、大型バイクではなく普通バイクや原付を選ぶ必要がある。
このように、自分がどんな目的でバイクに乗りたいのかを考えてバイクのサイズを選ぶようにしよう。むやみに大型バイクを選んでしまうと、駐車場所に困ったり、思いのほか維持費が高く困ってしまったりすることになる。
反対にツーリングを思い切り楽しみたいという方では普通バイクでは物足りない、また故障するリスクが高くなる。目的によっては大型バイクが適していることもある。バイク販売店に相談してみるといいだろう。
中古のバイクを購入する
大型バイクは普通バイクよりも価格が高く、飽きてしまったあとのことを考えるとなかなか購入に踏み切れないという方も多いだろう。それでも大型バイクに乗ってみたい、憧れている車種があるという方は、新車ではなく中古車にも注目してみよう。
それほどこだわりがないのなら、型落ちの大型バイクはかなり安い価格で購入することができる。改造もできるスキルがあるなら、中古車でも自分の理想の乗り心地にカスタムしていくという楽しみ方もある。
また、比較的新しい車種であっても中古車はかなり安い。すでに廃盤になっているもの、新車ではなかなか巡り会えない海外メーカーのものなども中古車なら見つかるかもしれない。
インターネットなどでは安い大型バイクも販売されているが、できれば実際に店舗で見て、さらに保証などもしっかりしている販売店から購入するようにすれば安心だ。
中古車といってもきちんとメンテナンスされたものが販売されているので、購入前にきちんと状態確認さえしておけば中古車でも快適に乗ることができるだろう。
大型バイクに飽きてしまったら?
それでも大型バイクに飽きてしまった場合は、どのようにそのバイクを処分すればいいのだろうか。できるだけ損をしない方法で大型バイクを処分するようにしよう。
改造して楽しむ
大型バイクに乗る方の中には、改造をして楽しんでいる方も少なくない。今まで購入したままの状態で大型バイクに乗っていたという方は、改造にチャレンジしてみるのはいかがだろうか。
改造といってもその種類には様々ある。塗装、ライトなど、デザインにこだわる方なら自分の理想とおりの見た目の大型バイクに改造してみるのもいいだろう。
バイクの改造用の塗料、ライトなどはバイク専門店やパーツ販売店で購入することができる。実際の乗り心地にあまり影響しないような改造は比較的簡単にできるので、初心者にもおすすめだ。
さらにもっと改造を楽しみたいという方はマフラーやエンジン、タイヤなど、乗り心地に影響する部分の改造にもチャレンジしてみよう。
しかしバイクの改造は法律の規定を守る必要がある。
例えばマフラーなら騒音規定に適合していること、マフラーの先がとがっていないことなど。タイヤはスリックタイヤは法律違反となっている。エンジンは積み替えることが可能だが、排気量を変更するような場合は申請が必要になるので注意しよう。
バイク雑誌などをチェックすれば、法律の範囲内の改造方法などが詳細に記載されている。これらをチェックしつつ、不明な店は販売店などに問合わせて改造を楽しんでみよう。新たな乗り方を発見することで、よりバイクライフが楽しいものになるかもしれない。
知人に譲る
不要になったバイクを、バイク好きな友人、親戚など知人に譲るという方法もある。
名義変更さえしておけば簡単に譲ることができる。この名義変更をせずにバイクを譲ってしまうと事故にあったときなどに余計なトラブルの原因となってしまうので注意しよう。
乗らなくなったとは言え大切にしていたバイクを簡単に処分したくない、バイクを大切に扱ってくれる人に譲りたいという場合は、このように顔や性格も知っている知人に譲るのが一番だ。
有料で引き取ってもらう
大型バイクは普通ゴミや粗大ゴミのように簡単に処分できるものではない。譲る友人もいないという場合は、処分方法を考える必要がある。
業者やメーカーに依頼して引き取ってもらうには、多くの場合リサイクル料、引き取り料などがかかる。不要になったバイクを分解し、部品などを他のバイクに再利用するのである。
廃車手続きなどを行ってくれる業者に引き取りを依頼すればこちらがしなければならないことは少なくなるが、その分費用が高めになるので注意しよう。
また、無料で引き取ることを謳っている業者もあるが、運営会社などがはっきりしない業者は利用しないようにしよう。名義変更などでトラブルが起きる可能性もゼロではない。
本当にさっぱり処分してしまいたいのなら、自分で廃車手続きをしてから引き取ってくれる業者に連絡するのが一番だ。大型バイクの廃車手続きは普通車のように少し複雑になっているので、間違いのないように進めていこう。
買取業者に売る
不要になった大型バイクの処分方法の中で一番おすすめなのがこの買取業者に売るという方法だ。
バイクの買取を行っている業者はたくさんあり、今ではかなり気軽に買取をお願いすることができる。買取業者の中には、手続きなどを代行してくれる業者もたくさんある。手続きはこちらでしなければならないという場合でも、事前に問い合わせればきちんとその方法を教えてくれるので安心だ。
また、当たり前だが買取業者に依頼すればバイクをお金に変えることができる。大型バイクは元々の価格が非常に高価なので、買取に出してもかなり満足できる価格で取引することができるだろう。
買取業者の中には原付など小型のバイクの買取が得意な業者、海外メーカーなどの大型バイクの買取が得意な業者など特色があるので、自分の所有している大型バイクをより高くきちんと買い取ってくれそうな業者を見極めることが大切だ。
大型バイクを売る際に気をつけたいこと
大型バイクの処分には売却が一番おすすめだが、その際に気をつけておくポイントをチェックしておこう。事前にしっかり確認することで、所有している大型バイクをより高い価格で買い取ってもらうことが可能になる。
出張買取を依頼する
バイクの買取方法には、店頭買取と出張買取の2種類がある。メジャーなのは店頭買取だが、この場合はすぐに換金できるというメリットはあるものの買取金額が低い傾向があるのがデメリットだ。
高価買取を目指すには複数の業者を比較する必要があるが、店頭買取の場合1日に複数のバイク買取販売店をめぐるのは難しいだろう。結果数日、また数週間以上かかることになり、その間のガソリン代なども余計にかかってしまうことになる。
できることなら出張買取を利用しよう。出張買取は事前に予約すると、その日時に査定スタッフが直接自宅まで来て、その場で査定してもらうことができる。
バイクの買取比較サイトを利用すれば、どの業者が高く買い取ってくれるのかの目安をつけることも可能。事前に買取金額の目安、下限を見つけておくことで、業者との価格交渉もしやすくなるだろう。近くに高く買い取ってくれる買取業者がない場合もぜひ利用してみてほしい。
バイクの一括査定なら最大10社の買取価格がわかる「カチエックス」がおすすめだ。バイクに特化している一括査定サイトで、愛車の写真を送るだけだ。面倒なやり取りも専任スタッフが代行してくれるので、手軽にバイクを売却できる。
カチエックスは、300社以上の買取店が競うことで、最高価格での売却が可能。専任担当者が面倒なやり取りをすべて代行し、引取時の減額もないため安心だ。バイクを売りたいなら、カチエックスが新しい選択肢。
メンテナンスをしておく
バイクは基本的に、原付や中型、大型と関係なく新しいものほど高く買い取ってもらうことが可能だ。最新のモデルであればあるほど買取価格は高くなるが、古いからといって全てのバイクの買取価格が低くなるというわけではない。
もちろん安くなってしまうことに変わりはないが、きちんとメンテナンスをしておくことで少しでも買取金額を高くすることは可能である。
まずは基本的なメンテナンスからしておこう。エンジンをかける、ブレーキバーを握っておく、ほこり、サビを取る、油を差すなどなど…。
買取業者が簡単なメンテナンスをするだけですぐに売れるような状態にして買取に出すことで、業者の負担を減らすことができ、買取金額も高くなるのだ。
より綺麗な状態にしてから買取に出す場合は、プロにオーバーホールをしてもらうことをおすすめする。さらに改造しているという場合は元の状態に戻したり、元のパーツも一緒に買取に出そう。ヘルメットなどの関連アイテムも揃えて売ることで、さらに買取金額アップを目指すことも可能だ。
業者によっては買取金額アップキャンペーンを行っているところもあるので、見逃さないようにしておこう。
買取相場を理解する
高価買取を目指すには買取相場を把握しておくことは欠かせない。
いきなり地元の買取販売店に持ち込んで即決してしまうのではなく、そのバイクが現在どれくらいの価格で取引されているのかを知ろう。
買取業者比較サイトを利用すれば簡単に複数の買取業者の買取価格を知ることができるし、ヤフオク!などで過去に落札された価格も相場を理解するのに役立てることができる。
まとめ
大型バイクに飽きたら早めに売ろう。大型バイクは飽きやすいと言われているが、工夫次第では長く乗ることも可能だ。
しかしバイクの価値は刻一刻と下がっているので、もう乗らないと思ったら早めに買取の準備を進めることも大切である。高価買取に大切なポイントをよく理解して、できるだけ高く売れるようにしていこう。