売れるものといえば、この世の中にはいろいろとある。一般的に売れるモノとは、家具、骨董品、高級腕時計、オーディオ機器、ゲーム機、ゲームソフトなどがあるだろう。このような、実際にカタチのあるものは売れるものとして認知度が高い。だが、実はカタチのないものも売れたりするのだ。例えば、なにかしらの権利についても、カタチのないもので売れるものの一つだろう。
ここではカタチがないものの一つである、「商標権」に焦点を絞り、この商標権の買取について紹介していこう。はたして、商標権の買取はどのようなモノなのか、どういった買取方法となるのだろうか。この機会に押さえておくといいだろう。
Copyright, Patent, or Trademark? / BusinessSarah
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まず、商標権とは何か？
今回、商標権の買取に関して紹介するが、まずは商標権というものがどういった権利なのかをきちんとおさえておこう。こういった知識を身につけておくことは、商標権の買取を行っていくときに、きっと役立つものとなるだろう。
商標権とは？
この商標権というのは、商品やサービスの名称に関わる。商品を買うとき、またサービスなどを利用する人、つまり、購入者や利用者が、その商品やサービスをしっかりと認識できるするための標識である。例えば、商品の名称、ロゴに使用される図形・記号など、これらは一部であるが、販売する商材に対して商標を付けることで、販売や提供する商品・サービスの名称などが使用できるといった権利である。
商標権は、、特許権や著作権などと同じ知的財産
商標権は、産業の発展や購入者の利益の保護する目的で施行された法律である。どういうことかというと、ある企業が商品やサービスを提供したとして、それらが継続して続く場合には、購入した商品、利用するサービスの認知度は上がりブランド化してくるだろう。そのようなブランド化されるような商品やサービスは、財産的な価値が生まれる。
このような財産的な価値は、特許権や著作権などと同じように、知的財産権としての価値があり、こういったものを条約や法律によって保護対象になるのである。つまり、商標権を取得した商品やサービスを無断で、使用することはできないということだ。その商材権には類似と同一といった考え方があり、全く同じような商品。サービスはもちろん、類似した商品やサービスに関しても、法律で制定されている。
商標権を侵害するとどうなるのか？
商標権は、知的財産権であり、しっかりと法律で定められているもので、法律を侵害した者は法を持って厳しく処されるわけだが、商標権に觝触した際にはどのようになるだろうか。
実際に、商標権を巡って行われた裁判は多い
この商標権を巡って行われた裁判は多く存在している。とくに商品名などでの商標権に関しての裁判は多く、各報道でも取り上がられてたりして、有名な事例も多い。商標権に関しては、起訴され、その商標権の権利を侵害していないか、裁判によって判決される。
訴訟されると商品、サービスの使用差し止めや損害賠償金も
商標権を取得した商品やサービスを許可なく、ビジネスに利用して訴訟された場合どうなるのか、気になる人は多いだろう。この商標権の権利は、使用の差し止めを行うことができるため、提供している商品やサービス名称などを使えなくなる。また、ブランド価値のあるものでは、そのような類似、また同一の商品、サービスのブランドを著しく傷つけたとして、損害賠償金などの請求も裁判で認められることもある。基本的に商標権は公益保護の強い法律だということだ。
商標権は売ってもいいのか？
上記では、商標権がどのようなものある程度、簡単にではあるが述べた。なんとなくでも商標権というのがどういったものか理解はできただろうか。次は商標権は売ってもいいものなのかについて触れていこう。
商標権の譲渡は可能
では、商標権は売ってもいいのかということだが、結論から言ってこの商標権は譲渡できる権利である。ただし、商標権は法律で定められているため、譲渡する条件というのも存在し、書類での手続きも必要である。
商標権の買取を行っている業者もいる
また、商標権などの知的財産権の買取を行っている業者なども存在する。どうしても今、持っている商標権を買い取ってもらえないようなときは、このような商標権の買取を行っている業者へ問い合わせてみるのもいいだろう。
商標権をなぜ売ってしまうのか？
次は、商標権が売れるのかという点について触れていこう。本当に一度取得した商標権を買い取ってもらえ、現金化できるものなのだろうか。また、商標権を売ってしまうのは、どういった理由からなのだろうか。ここで、しっかりと掴んでおこう。
商標権の取得、維持には費用がかかるため
まず、今回は商標権の買取について述べていくわけだが、「なぜ、一度取った商標権を売るのか」と、疑問に思う人は少なくないはず。なので、次は、その疑問に関して述べていこう。簡単に説明にいうと、商標権の取得、維持にはお金がかかってしまうからだ。
商標権を取得するためには、特許庁へ商標登録の出願をするわけだが、商標権を取得する際の手続きには、手数料がかかる。また、その商標権を維持するためにも、手数料がかかる。つまり、商標権は持っているだけで、お金が費用が掛かるため、ビジネスとしてどうしても上手くいかないときなど、商標権の買取が行われるのである。
企業が、商標権の買取に動くときもある
上記では、商標権を持っている側の商標権の買取に関して述べた。ただ、商標権の買取は取得している側だけではなく、持っていない側が買取に動くこともある。例えば、新しい商品の名称、新サービスなどのロゴを考え、新たなビジネスを展開していきたいという企業が商標権を取得しようとしたとき。既に商標権に取得がある企業で先にされているときなどは、商標権の買取に動き企業があるということだ。そのときにその商標が眠っている状態などになっている場合には、買取が行われることは多いだろう。このように、先に商標の取得がされている場合などは、商標権の買取が行われるのだ。
商標権の買取金額の相場は？
ここで、商標権の買取相場が気になってくるところだが、良番の買取相場は非公開になっているところが多く、実際の相場がどれくらいなのかというのが掴みにくい。ある商標権では数千万円の価値があるものがあれば、数万円での買取となる場合もある。商標権を持っている場合は、買取査定だけでもしてみるというのもいいだろう。それだけ、知的財産の相場というのは掴みにくく、事業が成功してからその価値はわかるようなものなので、どういった商標権が高いというような傾向はないと言っていいだろう。
まとめ
ここまで、商標権について述べてきたが、ここで紹介した商標権は確かに売れる権利である。だが、このような知的財産を買取へ出すときには、書類作成や権利自体の知識など全くわからない状態では、損をしてしまう可能性は多いだろう。
ここでの商標権に関することはあくまで基本的なポイントとなるので、しっかりとおさえておくべだろう。何度も言うようではあるが、この商標権の法律や仕組みなどは、知識が必要なため、買取では損をしやすい。なので、ここだけの情報だけではなく、自分自身で教養を広げるべく、自主的に勉強していくほうがいいだろう。
