ルノー(Renault S.A.S.)は、フランスの自動車メーカーである。パリに本社を置き、日産自動車(日本)やダチア(ルーマニア)、ルノーサムスン自動車(韓国)、アフトヴァース(ロシア)を傘下に持っている、世界的に有名なメーカーである。
日本で知名度を上げたのは、1950年代に日野自動車との提携で販売された日野ルノー4CV。フォルクスワーゲンのタイプ1にも似た外観の、フランスで大ヒットした車である。日本に輸入されて「亀の子ルノー」とよばれて人気を呼び、主にタクシーとして使われていた。
Renault Wind / David Villarreal Fernández
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
人気中古車の買取価格相場
都会的なデザインのルノー車は、中古車も安定した人気がある。各車種の査定額相場を見ていこう。
ルーテシア(Lutecia)平均買取価格:63.4万円
ルノーの小型自動車である。日本以外の国ではクリオという名前で販売されているため、ラリーなどではクリオとして見かけることがあるだろう。日本ではホンダがクリオの名前を使用しているため、日本ではルーテシアの名前で販売されているのである。初代は1990年に発売され、日本には2代目から本格的に輸入された。
小型車であるが、デザイン性が高く評判が良い。ルノーにはF1やラリーなどで培った技術があり、エンジン性能などもとても高い車だ。初代と3代目はヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞している。
スポール シャシーカップ イエロー 205万円
スポール V6 シルバー 147万円
スポール V6 ブルー 130万円
スポールトロフィー ホワイト 110万円
クリオ ディーゼルターボ ブラウン 80万円
カングー(Kangoo)平均買取価格:110.2万円
コンパクトミニバンである。小型だが天井が高くて快適、荷室が広く、ハンドリングの良さなどで人気が高い。日本ではイエローを多く見かける印象があるが、特徴的な形をしており、走っていると目立つ車だ。
アクティフ プラスナビ イエロー 141万円
カングー 1.6 113万円
ベースグレード レッド 99万円
カングー 1.6 ホワイト 96万円
クルール グリーン 80万円
メガーヌ(Megane)
レースでも有名な乗用車。現行モデルは、ハッチバック、エステート、ルノー・スポールの3種類がある。特にルノー・スポールはモータースポーツ部門が開発した性能の高さが特徴だ。高いハンドリング性能と安定した乗り心地。高速道路や登山道でも、パワーやトルクがしっかりしていて快適な車である。
スポール トロフィーR ホワイト 限定販売車 190万円
スポール カップS ホワイト 140万円
スポール RECAROシート イエロー 127万円
スポール トロフィー ホワイト 110万円
GTライン ホワイト 70万円
車の査定基準
査定の基本方針は日本自動車査定協会から出されており、そこから加点減点をして査定する仕組みになっているが、最終的には各社の状況によって様々な基準が加わり最終的な査定が決まる。買取時にチェックされるポイントを紹介する。
車の人気度
基本的には、車種とグレード、カラー、年式、走行距離によって総合的に査定額が決まる。ただし、年式や走行距離の条件が良くないように見える場合でも、人気があり需要の高いモデルやカラーであれば高額査定されている。
車の状態
エンジンやバッテリー、エンジンオイル、マフラーなどの状態、部品の錆び具合などが細かくチェックされる。また、外装ではタイヤやホイールの状態、ボディのキズやへこみ、ランプやアンテナなどの状態によっても査定額が変わる。
大きなキズがやへこみがあると減額されるが、小さなキズは簡単に直せるのでそれほど査定額に影響しない。ただし、鍵穴まわりに細かいキズが多くある場合などは減額されてしまうので注意しよう。また、シートやマットの汚れもチェックされるので、落とせる汚れは落としておいた方が良いだろう。
外部や内部の汚れだけでなく車内の臭いも気を付けてほしい。普段乗っているとあまり気にならないかもしれないが、クリーニングしてもなかなか消えないような悪臭はマイナスポイントになってしまう。タバコやペットの臭いなど日ごろから車内の臭気には気を配り、こまめなクリーニングを心掛けてほしい。また、脱臭剤や消臭剤、あるいは風通しをよくして天日干しするなどの対応策で少しでも臭気を緩和するようにしよう。
車の査定額が上がる時期とは
一般的に、車が多く売れる時期は業者が在庫を増やしたいため、その少し前に査定に出すと高価買取してもらえる傾向がある。一年で一番多く売れるのは3月、その次は中間決算の9月、そしてボーナス時期の6月と12月である。その1ヶ月くらい前をねらって売りに出すと、高く買い取ってもらえる可能性が高い。
オプションの査定額
メーカーオプションやディーラーオプションをつけている場合があるだろう。新車購入時にとりつける純正ナビ、電動スライドドア、サンルーフ、本革シートなどや、ディーラーオプションのフロアマットやシートカバーなどがそれにあたるが、いずれもプラス査定になりやすい。
純正以外のアルミホイールなどのパーツをとりつけている場合は、プラスになる場合とマイナスになる場合があるが、純正パーツを残してあれば一緒に査定に持っていくと良いだろう。なお、取り付けのために穴をあけていたりする場合は減額されるので注意したい。
売却時に必要な書類とは
車を売るときは車だけあればいいというわけではない。必要な書類がいろいろあるのだ。
1つ目は車検証である。車の所有を証明する車検証がないと売却することはできない。万が一失くしてしまった人は、運輸支局で再交付してもらおう。
2つ目は自動車納税証明書である。毎年4月1日時点の所有者に対して送付される。失くした場合は各都道府県の税事務所で再発行してもらおう。
3つ目は自賠責保険証である。もし切れていると売却できないこともあるため気を付けてほしい。失くした場合は保険会社に申請し再交付してもらおう。
この他にもいくつか必要になるものがあるが、詳しくは売却する各店舗に確認してみてほしい。