ホールデン(Holden)は、ゼネラルモーターズ (GM) 傘下の、オーストラリアの自動車メーカーである。
1948年に発売された「ホールデンFX」は、オーストラリアで最初の国産自動車であった。
それから約70年、国内唯一の国産自動車メーカーとして多くの自動車を販売してきたが、2017年に国内工場閉鎖を予定している
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オーストラリアの自動車事情
オーストラリアは、都市部は公共交通機関が発達しているが、郊外では車が必須という地域も多い車社会である。
輸入車人気が高い
それにもかかわらず輸入車人気が高いため、全体的に車の値段が高く、中古車需要が大きいという状況だ。
オーストラリアでは、日本車やドイツ車なども多く走っている。
自動車メーカーのオーストラリア撤退
オーストラリアの国産自動車メーカーは、ホールデンただ1社のみである。
そして、外国メーカーでオーストラリア国内に工場を持っているのは、アメリカのフォード・モーターとトヨタのみだ。
三菱自動車もアドレードに工場を持っていたが、その工場はすでに閉鎖している。
そしてついに、フォード・モーターとトヨタもオーストラリアから撤退することが決まってしまった。
フォードは2016年に、トヨタは2017年にオーストラリアでの自動車製造を終了すると発表している。ただし販売店は残るため、今後も輸入はされる予定だ。
人気車種と買取価格相場
ホールデンは、独自開発の車の他に、各国の自動車メーカーのOEM車なども多数販売している。
コモドア(Commodore)
1978年から生産している大型セダンである。初期のモデルはオペルのレコルトやオメガという車をベースに製造されていたが、最近のモデルは独自に開発されている。
大型セダンだけあって車内が広く、乗り心地はとても良い。
シートの素材などにもこだわって作られており、必要な装備はすべて備わっている。プレミアムグレード「SS」やスポーツセダン「SS-V」なども評価されている。
ユート(UTE)
コモドアのシャーシを使って開発された、セダンベースのピックアップである。
日本ではめずしいスタイルだが、オーストラリアでは一般的で、よく売れている。
セダン・ピックアップは、日本やアメリカでも1960年代から70年代にトヨタやシボレーなどが製造していた。
当時の車は今でもファンの間で需要があり、シボレー・エルカミーノなどは中古車市場でよく見かける人気車だ。
チューニングカーブランドHSV
有名なF1レーサーであるトム・ウォーキンショー(Tom Walkinshaw)の設立した「トム・ウォーキンショー・レーシング(TWR)」が、ホールデンの純正チューニングを行っている。
そのチューニングカーは、ホールデンとTWRの設立したブランドHSV(HOLDEN SPECIAL VEHICLES)として販売されている。
オーストラリア国内のレースで好成績をおさめている、高級スポーツカーである。
コモドアやユートのチューニングカーもあり、日本にもHSVの取扱店がある。
ホールデンの買取価格相場
現在、ホールデンの中古車はほとんど売りに出されておらず、買取相場が読めない状態である。
なお、コモドアやユートは、オーストラリア国内では平均すると数十万円~100万円で買い取られている。
外国車を高額売却する方法
せっかくの愛車を売却するのであれば、少しでも高く売れた方が良いに決まっている。
売却するにもいくつか方法があるが、事前に下調べをして情報を収集しておかないと安い値で買い取られてしまうこともある。
複数の査定を比較して高額買取業者を探す
日本にあまりない希少な車は、買取相場が決まっていないため、業者によって評価に差があり、買取価格が大きく違う場合がある。
車の買取業者は数多くあるので、その中から高額買取業者を見つけ出そう。
どこから査定を依頼すればいいのかわからない場合には、簡単な入力で複数の業者に査定を依頼できるウェブサイトなどもある。
まずはそのようなサイトを利用してみるのもいいだろう。
下取りより買い取りがおすすめ
新しい車を買うときに、これまで乗っていた車をディーラーに引き取ってもらい、その金額分を購入代金から引いてもらうのが下取りである。車の買い替えで一般的な方法だ。
だが、一般的に、下取りではあまり高い金額では引き取ってもらえない場合が多い。
買取業者の査定額が、下取り額より数万円~数十万円高いというケースも多々あるので、少し手間でもすぐに下取りに決めずに買取業者も回ってみてほしい。
出張査定とは
車を買取業者に直接持って行かなくても、業者から自宅に査定に来てもらう方法がある。出張査定をよばれている。
出張査定は無料という業者が多く、指定した場所に指定した時間に来てもらえる。
車を確認して査定額を算出してもらうまで30分以内で終わる場合が多く、大変便利な方法だ。
車検証を用意しておこう
査定時に車検証は必須である。
他にも、整備点検記録簿や保証書、説明書などがあると査定時間を短縮でき、場合によっては査定額に少しプラスされる場合が多い。
車に備えつけてある場合が多いが、査定前には一度確認しておこう。
できれば洗車を
車の汚れ自体は査定額に影響しないとされているが、時間があれば洗車をしておいた方が良いだろう。
汚れている車よりも綺麗な車の方が、大切に乗られている車だという印象を持ってもらえる。
場合によっては、査定額に影響する可能性もあるのだ。
時間がなければ簡単にでも構わないので、汚れを落としておくことをおすすめする。
車内の整備にも気を付けよう
車体だけでなく、車内も売却する前には綺麗にしておきたい。
査定が大幅に上がることはなくても、マイナスにはならないので損はない。
シートはもちろんのこと、溝などの隙間のほこりも掃除機などで丁寧に掃除しておこう。
特に、染みついてしまったタバコやペットの臭いなどはすぐに取れるものではない。
消臭スプレーを使ったり換気をしておくなどして、対応するのを忘れないようにしておくべきである。