1990年代の後半より自動車総合サイトを営むカービューは、中古車買取一括査定サイトの先駆け的存在だ。2016年6月時点で400万人もの人々に利用されているカービューは、15年以上の長きに渡って中古車買取市場に高い影響をもたらすサイトとなっている。またヤフー株式会社の完全子会社が運営しているという背景もあり、信頼性の高さでも多くのユーザから認められている実態があるようだ。
今回は、当初よりインターネットサービスとして車市場に参入した老舗サイトのカービューについて、多くのユーザから高い評価を得ている中古車買取一括査定サイトの特徴などを詳しくまとめていきたい。
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このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
カービューにおける主な機能・メニューとは?
日本最大級の車総合情報サイトのカービューのトップページには、下記7つのメニューが用意されている。
- ・中古車(検索)
- ・新車カタログ
- ・車買取
- ・ニュース
- ・編集記事
- ・バイク
二輪車・四輪車に対してこれだけ幅広いコンテンツを充実させるカービューは、単なる愛車の売却だけでなく多彩なシーンで良き情報を提供できるサイトと言えそうだ。またトップページには、車関連ニュースのヘッドラインが並ぶデザインとなっているため、一般の中古車買取一括査定サイトよりも遥かにカーオーナー達をワクワクさせる存在となるだろう。
カービュー中古車買取一括査定サイトの特徴
業界トップクラスの利用者数で知られるカービューは、使い勝手や買取額といったさまざまな部分でユーザを満足させる要素の詰まった中古車買取一括査定サイトだ。
そもそも、一括査定サイトとは何?
カービューなどの一括査定サイトを利用すると、たった1度の入力で複数の中古車買取り専門店に見積り依頼を行える。こうしたWEBサービスを活用すれば、相見積もり時の手間や時間の削減ができる。また一括査定サイトの申込みは24時間好きな時にできる仕組みとなっているため、買取業者の営業時間中に仕事をしている皆さんでも自分のタイミングで複数社の見積もりを集められると捉えて良いだろう。
買取りと下取りは同じ?違う?
中古車の買取と下取りは、全く異なる売却方法だ。まずディーラーや中古車販売店で行われる下取りは、古い車の査定額で新しい自動車の購入価格を割り引く仕組みとなっている。これに対して買取は、専門店の提示した査定額で愛車を買い取ってもらい、現金を受け取るというシステムだ。
少しでも良い車をたくさん仕入れたいと考える専門店では、下取りよりも遥かに高い査定額で愛車を買い取ってくれる。また一括査定のように便利なサービスの増えた今の時代は、手続きの流れや手間という買取のデメリットも解消されつつあるようだ。
200以上の提携買取店
200以上の買取業者が加盟するカービューは、地方都市で暮らす皆さんでもより良い専門店と出逢いやすい一括査定サービスだ。このサイトのトップページには、Gulliverやオートバックス、Rabbit、ユーポスといった有名店がたくさん並んでいる。またこの他には、一部エリアのみで知名度の高い地域密着専門店も加盟しているため、大手以外の業者に愛車の売却を行いたいといった願いも、登録会社数の多いカービューを使えば叶いやすくなると言えそうだ。
最大8社に査定依頼ができる
最大8社に見積もり依頼のできるカービューを使えば、前述のとおり地域の専門店に問い合わせをする時間やコストの削減ができる。また申込み後に紹介されたショップから、ユーザ自身が気になるところを選ぶシステムとなっているため、過去に問い合わせたことのある専門店については避けられると捉えて良いだろう。またこの他に、8つもの見積もりを同条件で集められれば、高額査定を付けてくれる良心的なショップも見つけやすくなる。
カービューで一括査定を行う時の流れとは?
カービューの中古車買取一括査定は、たった45秒で完了する簡単入力だけで申込みができるシステムだ。専用フォームの情報がカービュー側に届くと、登録アドレス宛に確認メールが届く仕組みとなっている。選択した買取業者からの連絡は2営業日以内に電話もしくはメールでくる形となるため、スピーディーな現金化を求める皆さんでもストレスのかからないシステムと捉えて良いだろう。
出張査定のできる業者も多い
カービューには、近頃人気の高い出張査定に対応できる業者が多い利点もある。出張査定によって自宅に愛車を見に来てもらえば、自走で買取業者に持ち込む際のガソリン代や時間の節約もできる。また専門店まで自走をすれば大事な査定基準となる走行距離も増える形となってしまうため、少しでも高値で愛車を売りたいというのであれば、出張査定サービスを使うのが理想と言えそうだ。
カービュー一括査定を使うとどのぐらい車が高く売れるの?
カービューのサイトには、中古車買取一括査定によって買取額がアップしたユーザたちの具体的なイメージが掲載されている。例えば、人気の高い2009年式トヨタ・プリウスを一括査定した人は、たった1つの業者に売却するよりも20万円も高い現金を得られたようだ。また一括査定を使って相見積もりをすれば、複数社が査定0円を付ける古い車に、10万円~15万円もの査定をつけてくれる業者が出てくることもあると言われている。
カービューの申込み必要な項目とは?
カービューで一括査定の申込み時には、下記の9項目の入力が必要となる。
- ・メーカー名
- ・車種名
- ・年式
- ・走行距離
- ・氏名
- ・郵便番号
- ・住所
- ・メールアドレス
- ・電話番号
車両情報がたったの4項目で良いカービュー利用の場合、車検証がなくても申込みはできる。しかし愛車の売却や廃車時には必ず車検証や自賠責保険証が必要となるため、一括査定サイトの利用前に用意しておいて欲しい。
事故車の売却にも使える
日本最大級の総合情報サイト・カービューは、交通事故によって不動となってしまった愛車の買取や処分にも利用可能なサービスだ。
事故車の査定可能な専門店を探す際には、一括査定の車両情報の入力の中にある「事故等で不動になった車はこちら」を選択する流れとなる。こちらのサービスでは、ボディカラーや次の車検、追加オプションといった項目も用意されているため、やはり壊れた車両の売却であっても車検証の用意は必要だと言えるだろう。
商用車の査定もできる
幅広い車両を取り扱うカービューを使えば、トラック・建機・バスといった商用車の買取査定も可能となる。日本国内だけでなく海外にもネットワークを持つカービューの提携会社では、商用車の持つ最大価値を引き出してくれる。また世界的に需要の高い商用車については、全国無料で出張査定に来てくれるため、コストをかけずにバスやトラックの処分を考えている事業主の皆さんにもカービューは非常に使い勝手の良いサービスとなりそうだ。
カービューの中古車検索
人気サイト・カーセンサー.netから情報提供を受けるカービューの中古車検索は、情報量の多さと使い勝手の良さで定評がある。
一括査定と中古車検索機能を併用する
愛車の買い替えをする時には、カービューの一括査定と中古車検索を同時期に使ってみると良い。例えば、この検索機能を活用して自宅近くで販売されている中古車を見つけられれば、一括査定で愛車を手放す前に、ショップに実車を見に行くこともできる。
またあまりにも多くの車を並べる専門店に行くと、目移りによって冷静な判断が難しくなることもあるため、カービューなどの検索サイトを使って自宅で欲しい車種の絞り込みをしておくことも上手な買い物に繋がる良策となりそうだ。
多彩な検索方法
下記のとおり多彩な検索方法を用意するカービューを使えば、自動車に関する知識がない人でも自分の好みに合う車種にたどり着ける。
- ・メーカー、ブランドから中古車を探す
- ・ボディタイプから中古車を探す
- ・キーワードから中古車を探す
- ・価格帯と販売地域から中古車を探す
- ・都道府県から中古車を探す
キーワード検索については、ハイブリッドやディーゼル、4WDといったメーカー名や車種名とは違った言葉でも中古車探しに使える仕組みとなっている。また大半の検索方法は気になる項目を選ぶだけとなるため、文字入力の苦手な方々にもカービューは使い勝手の良い存在と言えるだろう。
ランキングも充実
車種やメーカー名が全くわからない。でもコンパクトな車が欲しい・・・。
こういった漠然とした気持ちで中古車検索する人には、ボディタイプ別のランキングの活用も大変おすすめだ。このランキングを軸に比較を行えば、人気車種の違いも理解しやすくなる。またこの中には国産車だけでなく話題の輸入車も並ぶ形となっているため、製造国にこだわらずに愛車探しをする皆さんにも、ランキングのおすすめ度は非常に高いと言えそうだ。
複数プランの支払総額がわかる
大半の業者が3つのプランを掲載するカービューは、オプションや消耗品交換などを付けた中古車購入費用を知りたい皆さんにもおすすめ度の高いサイトだ。
カービュー内に並ぶプラン内容は、販売店によって異なる実態がある。その中には、新品ナビ&バックカメラプランや消耗品リフレッシュプランといったものも並んでいるため、中古車購入後に別途オプション選びをするのが面倒と考える方々でも、カービューを活用すれば追加費用をかけずに買い替えができると言えそうだ。
クーポンやキャンペーン情報も掲載中
各ショップのクーポンやキャンペーン情報も掲載するカービューは、中古車販売店を上手に活用したいと考える皆さんにも利用のメリットが高いサイトとなっている。
例えば、ある一定金額以上の買い物をしたお客様に3,000kmもしくは3ヶ月ごとの点検・オイル交換を無料とするクーポンを利用すれば、中古車にトラブルが生じた時の相談も販売店にしやすくなる。またクーポンの中には、1年間の保証や板金のサービスを付けてくれるものもあるようだ。
中古車販売価格の相場もわかる
カービューの詳細検索を使えば、選択した中古車の相場も調べられる。相場情報の上部には、中古車市場における平均価格の推移がグラフで掲載されている。またページ下には、どの年代と価格帯で多くの中古車が販売中となっているかをグラフでチェックできる仕組みが提供されているようだ。こうした形で車種全体の平均価格も見られるカービューを使えば、自分の予算に合った自動車も発見しやすくなることだろう。
自動車カタログ
自動車に関する知識がほとんどなく、自分に合う車種選びの基準がわからない人には、特徴やレビュー、満足度といったデータを総合的にチェックできるカタログの活用がおすすめとなる。このページの中には、車名の由来やコンセプト、エンジンの特徴などが大変読みやすい文章で書かれている。
また総評だけでなく満足している点や不満な点という項目も設けられている口コミ・評価をチェックすれば、実際にこの車種を購入したカーオーナー達の抱いている印象も容易にわかると言えるだろう。
みんなの質問一覧で車の知識を深める
カービューの自動車カタログの中には、Yahoo!知恵袋に掲載されたQAデータも入っている。特徴だけでなく実際に生じたトラブルの解消法なども書かれた質問一覧は、その車種の購入段階で悩んでいる方々に大変有用な判断材料となる。また中には販売時期に関する質問も掲載されているため、買い時や売り時といったタイミング的な部分で悩む部分の多い皆さんにも、カービューのQAの活用度は高いと言えそうだ。
新車見積りもできる
カタログ内から気になる車種の見積りを依頼できるカービューは、新車購入を検討中の皆さんにも使い勝手の良い存在となっている。たった1分の入力で申し込みのできるこのサイトを使えば、新車購入時の支払総額や諸費用の調査だけでなく、複数メーカーの比較もできる仕組みとなるようだ。
またカービューから申し込める新車見積もりには全国4,000以上ものディーラーが加盟しているため、販売店の少ない地方都市の皆さんでも安心のサービス内容となるだろう。
価格交渉もできる
オートックワンというサービスと連携しているカービューを使うと、マイページ内で新車の価格交渉もできるようだ。こうしたシステムを使えば、わざわざガソリン代と時間をかけて店舗に出向かなくても自宅に居ながらにして新車購入価格を下げられる。また価格交渉を前提としたカービューなどのWEBサービスの利用は、ディーラー担当者のペースに流されやすい皆さんにもより良い取引へと導いてくれることだろう。
現行モデルにアイコンもついている
車種名の隣に現行モデルのマークが付いているカービューは、ディーラーで販売されている比較的新しいモデルの車を探す皆さんにも活用度の高いサイトだ。一般的な自動車情報サイトの中には、発売年月だけで車の新しい・古いの違いを把握しなければならない実態がある。
しかし今現在もディーラーのラインナップに並ぶ車種を探そうとするなら、発売年月という数字だけにこだわるのではなく、カービューのように簡単に現行モデルの見つかるサイトを使った方が効率的だと言えるだろう。
自動車ニュース
カービューは、自動車関連ニュースの情報量といった部分でも大変定評の高いサイトとなっている。
例えば、2018年1月13日時点のニュース総合一覧には、この週末に開催中の東京オートサロン関連記事が多数並んでいる。またその中には、各ブースのイメージガールの写真もたくさん掲載されているため、車に関する知識以外の部分でも旬のイベント会場の雰囲気のわかるコンテンツが多いと捉えて良いだろう。
8つの自動車ニュースカテゴリ
カービューの自動車ニュースには、下記8つものカテゴリが用意されている。
- ・自動車総合
- ・ニューモデル
- ・業界ニュース
- ・カー用品
- ・モーターショー
- ・イベント
- ・アクセスランキング
気になるタグからニュースを見る
大半の記事にタグの付いているカービューの自動車ニュースには、InstagramやTwitterなどと同じように気になるキーワードから欲しい情報収集のできる利点もある。例えば、総合ニュースのトップページに並ぶ記事から日産のタグを選択すれば、このメーカーに関する情報を一覧表示させられる。また前述のとおり東京オートサロン関連記事の多い2018年1月13日時点では、日産+オートサロンのキーワードで抽出された情報が一覧の上部に並ぶ傾向があるようだ。
バイク関連情報
クルマ関連総合情報サイトのカービューを使えば、バイクの購入や売却に繋がる情報収集もできる。例えばバイク買取を選択すると、たった1分の入力で申込みのできるバイクの一括査定サービスの画面が表示される形となる。これに対して120,000件ものデータが並ぶ新車・中古バイク物件情報をチェックすれば、次に購入する二輪車の選択もスムーズに進められると言えるだろう。