基本として純正パーツは査定額があがりやすい。純正パーツは「メーカオプション」と「ディーラーオプション」の2種類がある。
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メーカーオプションは査定額アップ
特にメーカーの製造ラインの工程で取り付けられる「メーカーオプション」は、納車後に追加で取り付けることができないオプションのため 、大いにプラス査定が期待できる代物である。
オプションを付けて注文を確定した場合、それ以降オプションの変更や取り消しができないものである。取り付けた場合は、買取時しっかりアピールすることがおすすめである。
具体的にはサンルーフ、シートの本革使用、セキュリティシステム、自動ブレーキ、ヘッドライトやスライドドアといったものが挙げられる。
特に、一定の支持を集めるオプションパーツにはプラス査定が見込める。具体的にプラス査定が期待できそうなパーツは、下記を参考にして欲しい。
サンルーフ
解放感が得られることから、アウトドア好きや若い人から人気がある。サンルーフよりもより解放感のあるグラスルーフなどのオプションもあり、サンルーフと同様に人気が高い。
エアバッグ
基本はオプションをつけない場合でもエアバッグは装備されていることが多い。サイドエアバッグ、カーテンエアバッグなどをさらにオプションで装備している場合、プラス査定になることもある。
サイドモニターやバックモニター
視界が狭い車にとって便利なのが、サイドモニターやバックモニターである。車種によってはオプションで装備すると、査定額が高くなる可能性がある。
後席モニター
家族連れに特に人気が高いのが、後席モニターである。後席でテレビやDVDが楽しめる。高性能のモニターであったり、後席だけで独立してDVDが観賞できるものであれば査定額が高くなる。
キーレスエントリー
ワンタッチでドアの開け閉めが出来るアイテムである。ただ鍵を持っているだけでドアを開け閉め出来てエンジンをかけられるアイテム(スマートキー)も人気が高く、プラス査定に繋がりやすい。
電動スライドドア
特にミニバンで人気が高い。後部席側だけではなく、運転席側にも装備していると良い。
自動ブレーキシステム
車が何かにぶつかりそうになった時、自動でブレーキをかけてくれるシステムのことである。近年新しい車で搭載が可能になり、人気も高まっている。自動ブレーキ以外の安全装備も人気が高い傾向にある。
ディーラーオプションも高評価
「ディーラーオプション」も査定額にプラスになりやすいオプションである。
こちらはディーラーで取り付けられるオプションであり、アルミホイール、エアロパーツ、オーディオ、フロアマット、シートカバー、ステッカーなどがある。
ただし「ディーラーオプション」を好まない業者の場合は査定額が下がってしまうこともあるので、買取業者選びの際にその業者が何をプラスと判断し、何をマイナスと判断するのか注意しておこう。
例えば、ステッカーについて、車をカスタマイズするために装備することが多いが、マイナス査定になる可能性がある。ディーラーオプションを装備している場合は、複数の買取店に査定を行ってもらったほうが良い。
オプションが故障していた場合は直したほうが良いのか
オプションが故障している場合、修理して正常な状態に戻したほうが査定額が高くなる。
ただし、査定額よりも修理費が高くなる場合が多いため、注意が必要だ。パーツによっては、修理費のほうが3~4万円ほど高くついてしまう場合もある。修理に出すか迷った場合、見積もりを出して検討したほうが良い。
純正のオプションはきちんと保管を
人によっては購入時、純正オプションは使わないからと取ってしまう方もいるようだが、買取時にはプラス査定に繋がりやすいので是非保管しておくことをおすすめする。
逆に純正品以外のオプションは基本的に減額の対象となってしまう。いわゆる「社外オプション」と言われるものだが、もしこの「社外オプション」をつける際に、車を傷つけてしまっているとさらにマイナス査定に繋がってしまう。
「社外オプション」をつける際は、できるならば車に傷がつかない方法を選んでおくと良いだろう。「社外オプション」は個人の趣味でつけるものであるため、基本的にプラス査定に繋がらないケースが多い。買い手からすると、「社外オプション」がついていない車を選ぶ人が多いと言える。
また、いずれにしろ純正オプションはとっておこう。「社外オプション」をつけている場合、一旦そのまま査定を受けることをおすすめする。査定額が出たあとで、純正オプションに取り換えることでどのくらいプラス査定が見込めるか確認しよう。
もし純正オプションに交換しても価格が変わらない場合、ネットオークションで高値で売れる可能性もある。
カーナビは市販の最新モデルが高く売れる
例外としてカーナビの場合は、純正よりも市販のものを取り付けている方がプラス査定に繋がる場合もある。多くの車種で、純正のカーナビの取り換えが簡単に出来ない仕組みになっているのだ。
純正オプションといえど、売る際は中古品になってしまう。その為カーナビに関して言えば、例え市販でも機能の良い最新版をつけていたほうが、プラス査定に繋がりやすい場合もある。
例えば、地図情報が古くなっていたり、データ形式がDVDROMやCDROMの場合、マイナス査定に繋がることもある。
ただし、査定額をアップさせる為にあえて最新版カーナビをつけるのは本末転倒である。あくまで、最新版をつけていたらもしかしたら査定額アップに繋がるかもしれないという知識程度に留めておいたほうがいいだろう。
オプションの査定額は買取店によって異なる
メーカーオプション、ディーラーオプション、社外オプションについて解説してきたが、それぞれのオプションの評価方法は買取店によってまったく異なると言える。
メーカーオプションを好みプラス査定に繋がる店舗もあれば、最近では社外オプションを評価する店舗も増えてきている。自身の車を売る場合、一括査定などを使い、同時に複数の買取店に査定を行うようにしよう。
また、純正パーツもたくさんつけていれば良いというわけではなく、あれば査定額が上がりやすいという話である。時間が経過すればそれだけ売る時の商品価値としては下がってしまうので、もし売却を考えているなら早めに行動して売るほうがプラス査定が期待できると言える。