マットレスは、消耗品になる。どうしても長い間愛用していると、中央がへこんできたり、背中にスプリングが当たったりして、睡眠を妨害してくる場合もある。ここまで使い込んでいると、もうマットレスの寿命がきたといえる。
そうなると、新しいマットレスへの買替えなどを検討しなければならない。買替えは、心躍るものだが、いらなくなったマットレスはどうするかしっかり考えているだろうか。マットレスは、処分しようと思ってもどうすればいいか分からない人も多いのではないだろうか。
そこで今回は、マットレスを処分する方法を紹介する。また、処分費用を抑えたい人におすすめの方法や買取してもらう方法なども紹介していくので、自分に合った方法を見つけてもらいたい。
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マットレスを処分する方法とは?
マットレスは、大型のごみになるが、どのような処分方法があるのだろうか。家庭ごみとしてごみ袋に入れて処分できるならありがたい話だが、そうはいかないのがマットレスだ。
では、マットレスを処分する方法として使用できるものはどのようなものがあるのだろうか。下記ではいくつかの処分方法を紹介するので、参考にしてもらいたい。
粗大ごみとして出す
一般的に利用度が高い処分方法には粗大ごみとして出す方法がある。一番身近で、何度か利用している人も多いことだろう。粗大ごみとして出せるとは言っても、その方法や処分までの流れは自治体ごとに異なっている。そのため、一度自治体に確認をとる必要がある。
金額や回収方法、日時、回収場所などを聞いておこう。粗大ごみに出す場合は、粗大ごみシールを購入する必要があるので、忘れないように注意してもらいたい。金額は数百円からになっているようだ。比較的まだ安く処分できるといえるだろう。
粗大ごみに出す場合の注意点は、マットレスやその他の大きなものでも定められたゴミ捨て場まで持って行かなければならない点だ。あまりにも大きいマットレスだったり、重いものは友人や家族にも手伝ってもらう必要があるかもしれない。
粗大ごみとして受け付けていない自治体もある
スプリングマットレスは、ほかのマットレスと比べて中にコイルがたくさん入っているため、自治体によっては粗大ごみとしての回収をおこなっていないところがある。回収される場合でも、自治体が外部の業者に回収を委託しているケースも多い。
東京や大阪といった都市では大体300円~700円前後で回収されるが、地方などの地域の場合は回収されるかどうか、費用はいくらかかるのかを事前にしっかり確認しておくようにしよう。主な都市の費用については後程詳しく紹介するので、参考にしてほしい。
新商品に買替える時は購入店が引き取ってくれる場合もある
マットレスをもう使わなくなるので処分するのではなく、新しいのに買替えをするのであれば、新品のマットレスを購入するお店が引き取ってくれる場合もある。すべてのお店が対応しているわけではない点には注意が必要だが、購入もできて処分もまとめてできるとなるとかなり手間がはぶけるだろう。
また、お店によっては無料で引き取ってくれるところもあるようだ。購入する前に使っていたマットレスを引き取ってくれるサービスがあるのかは、聞いておいて損はないだろう。
ニトリではマットレスの回収が可能
ニトリでは購入した家具と引取りする家具が同数量、同容量である場合は1つ3,300円(税込み)で引取りがおこなわれている。マットレスの場合も、新品のマットレスをニトリで購入すれば、古いマットレスを回収してもらうことが可能だ。
しかし、同容量のものでなければ回収されないため、シングルマットレスを買って古いダブルマットレスを回収してもらうことはできないので注意しておこう。サイズが違うマットレスを購入した場合は、古いものは別の処分方法を選択するようにしよう。
不用品回収業者に依頼する
不用品を回収してくれる業者がある。この不用品回収業者は、家から持ち出してくれるので、自分一人では持ち出せない人などにはおすすめの方法になる。
しかし、粗大ごみなどよりも処分費用が掛かるとされており、3,000円~といわれている。また、どれくらいの費用が相場なのかを判断しづらい面がある。そのため、少しでも安い業者を探すためにはいくつかの業者に問い合わせてみる必要が出てくるだろう。
高額請求してくる悪徳な業者もあるようなので、注意してもらいたい。マットレス以外にも不用品があるのであれば、まとめて引き取ってもらえるので、いらない物を一掃したい人も活用するといいだろう。
自治体ごとの粗大ごみ費用まとめ
マットレスを粗大ごみとして出す場合、自治体によって費用が異なる点に注意しよう。以下に、マットレスを粗大ごみとして出す場合の、日本の主要都市10か所の費用を記載しておくので参考にしていただきたい。
都市 | 費用 |
---|---|
東京都 | 400円 |
大阪市 | 200円 |
横浜市 | 200円 |
名古屋市 | 1000円 |
札幌市 | 300円 |
神戸市 | 300円 |
京都市 | 400円 |
福岡市 | 500円 |
川崎市 | 500円 |
さいたま市 | 500円 |
見てわかるように、多くの都市ではマットレスを粗大ごみとして出す場合は、300円~500円前後かかる。しかし、上記の金額はあくまでもスプリングが入っていない場合の費用であり、スプリング入りのマットレスの場合は大体1,000円~2,000円前後かかってしまう。
また、上記の表では都市で費用をまとめているが、地域によっては区で費用が異なる場合もあるので、粗大ごみとして出そうと思うのであれば自分が住んでいる区の費用も調べるようにしよう。
マットレスを処分する際に注意すべきこと
マットレスを処分するとは言っても、様々な形態のマットレスが現在販売されている。そのため、いくつか種類ごとに注意しておかなければならないことも出てきている。
しっかり注意点を把握したうえで、処分に失敗しないようにしてもらいたい。
エアマットレスやウォーターマットレスは扱いに注意
快適な眠りをもたらすとして、エアマットレスやウォーターマットレスが人気を集めているが、これらを処分する際には特に注意が必要になってくる。
自分が使用しているマットレスがどのようなものか分からなくなってしまっている人は、一度どのようなマットレスなのかも確認しておこう。
小さくカットして処分する場合はケガに注意
マットレスの場合は、解体することで普通のごみとして捨てることができる自治体もある。そのため、カットしようとする人もいるが、この時にケガをしてしまうケースも出てきている。
マットレスの中にはバネが入っていて、これをカットするためにはペンチなどを使用しなければならない。バネをカットするためには強い力が必要で、普段使わないペンチを使用しなければならないということで、ケガをしてしまうようだ。
処分費用を抑えようとしたのに、かえってケガの治療費で高くついてしまう場合もあるので、あまり無理してカットしない方がいいかもしれない。特に力の弱い女性がケガをしやすい傾向にあるので、注意してもらいたい。
さまざまなマットレスの解体方法
以下では、マットレスの種類別に解体して廃棄する方法を紹介していく。手間はかかるが手数料を払いたくない方や粗大ごみ以外の方法で廃棄したい方はチェックしよう。ただ、上記のようにケガの心配もあるので、無理はしないようにしてほしい。
ボンネルコイルマットレス
ボンネルコイルマットレスは、金属のスプリングが中に連結された状態となっている。そのため、解体するときはカッターと金属用のハサミが必要だ。手順としては、以下のとおり。
- 1、マットレスの側面をカッターで切り開く
- 2、中に入っているウレタン材などのクッション材をスプリングから剥がす
- 3、スプリングを細かくカットする
スプリングをそのまま粗大ごみで出す場合は、細かくカットしなくてもOKだ。不燃ごみとして出すのであれば、指定のゴミ袋に入れるために小さくカットする必要がある。
ウレタンマットレス
ウレタンマットレスはほかのマットレスと比べて処分しやすいマットレスである。構造としても、側地・詰め物・クッション材の3つとなっており、簡単に解体することができる。手順としても、ハサミやカッターなどを使用して細かくカットし、指定された方法でゴミとして出せばOKだ。
基本的にウレタンは「燃やせないごみ」、カバーなどは「燃やせるごみ」として分類できる。しかし、自治体によっては処分方法が異なっているケースもあるので、きちんと確認しておこう。
低反発マットレス
低反発マットレスは、基本的にウレタンマットレスと同じ分類となる。そのため、捨て方としてもウレタンマットレスと同様、ハサミやカッターを使用して細かくカットするだけで大丈夫だ。
しかし、低反発マットレスの場合は広がりやすいので、場合によってヒモなどで縛ってからゴミとして出すのがおすすめ。
三つ折りマットレス
三つ折りマットレスを捨てる場合は、軽くて運ぶのも簡単にできるので処分もそれだけ簡単だ。多くの三つ折りマットレスは中にスポンジが入っているだけなので、ウレタン同様、ハサミやカッターで捨てやすいようにカットすればOKだ。切り方もゴミ袋に入る正方形の形しておけば問題ないだろう。
処分も燃やせるごみとして出して処分できるので簡単。しかし、やはり自治体によっては処分方法が変わるので、事前にしっかり確認しておくようにしよう。
費用を抑えたいのであれば友人に譲るのもあり
どうしてもマットレスを処分する際には費用が掛かってくる。ここを何とかして抑えたのであれば、友人などに譲るという方法も検討してみてもいいだろう。兄弟や両親の中にも欲しい人がいるのであれば、あげるといい。そうすれば、処分にかかる費用が0円になる。
いらないマットレスを買取してくれる業者もいる
マットレスを処分するとなると、どうしても捨てる方法ばかり考えがちだが、買取してもらう方法も検討してみてはどうだろうか。現代は、意外なものが売れていく世の中になり、使用済みのマットレスでも買取してくれる業者が出てきている。
またマットレスによっては、高額買取がおこなわれているものもあるので、一度査定に出してみるといいだろう。
使用年数が少ない方が高額買取になる
マットレスはどうしても消耗していくもの。だからこそ、傷みが激しくない物であればあるほど、買取金額は高くなっていく。8年未満のマットレスだとまだ高額買取になるようなので、使用年数が8年経っていないのであれば、今のうちに買取してもらうといいだろう。
シミや汚れ、カビがなくて状態がきれいなもの
どうしてもマットレスというものは“白”というイメージがある。そのため、シミや汚れ、カビ、破れがどれくらいあるかで、買取価格は異なってくる。
業者も中古品として販売する前にクリーニングはするものの、やはり汚れが無いマットレスの方が人気は高い。少しでも綺麗な状態にしてから、買取の査定依頼をしたほうがいいかもしれない。
ブランド物のマットレスは高額買取になる可能性が高い
マットレスにもブランド物が存在しており、フランスベッド、テンピュール、シモンズなどのマットレスはやはり高額買取になる可能性が高いといわれている。なぜなら、ブランド品のマットレスは中古品でも需要があるからだ。
業者も買取需要が低いものを高くは買取しない。逆に言えば、需要があるマットレスの買取を依頼すれば高額になるということになる。少し奮発して買ったマットレスであれば、期待も高くなるだろう。
付属品がそろっていると買取価格が高くなる
マットレスの購入時には、取扱説明書や保証書などがついてくる。そうした付属品も一緒にセットにできると高額買取になる可能性を秘めている。特に保証書は重要なので、持っているのであれば、出しておこう。
マットレスを買取してくれる業者
では、実際にどのようなところがマットレスの買取をおこなっているか気になるところだろう。そこで、下記ではマットレスを買取してくれる業者をひとつ紹介しておく。
ECO空間
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ECO空間では、さまざまな家具や家電の買取をおこなっている。マットレスなどの知識や査定経験が豊富なスタッフが査定をしてくれる。こちらでは、どのようなブランド物が高額買取になるのか、高く売るコツまで紹介してくれているので、非常に親切だ。
買取までの流れは、まずは電話やメールで依頼をする。その後日時を決定し、訪問して査定をしてくれる。回収時もマンションなどに住んでいる場合は、エレベーターや出入口などに養生をして、傷がつかないように細心の注意を払ってくれる。
細かい配慮がある点はなかなか他店では見られない特徴。お金は回収が済んだ時に支払ってくれるようだ。買取などをはじめてする人には、非常に使いやすい業者といえるだろう。
オークションやフリマアプリに出すのもあり
買取以外にも不要なマットレスをお金に換える方法がある。それはネットオークションのヤフオク!やフリマアプリのメルカリだ。現在は、さまざまなものが出品されているので、マットレスも出品されて落札されている現状がある。
しかし、オークションやフリマアプリに出品するとなると、一度綺麗にしておかないとなかなか落札してもらえない。寝具関連はどうしても衛生面を気にするものなので、そこがしっかりしていないと引き取り手を見つけるのは難しい。
まとめ
マットレスを処分する方法は、粗大ごみや不用品回収業者に依頼する方法などがある。費用をかけずに処分したいのであれば、家族や知人に譲る方法も検討するといいだろう。
また、処分するとはいえ少しでもお金に換えたい人には、マットレスを買取してもらう方法もおすすめだ。ブランド物や状態がきれいなマットレスは高額買取をしてもらえるかもしれない。マットレスの買取業者はいくつかあるので、どこが一番自分に合っているのか確認するためにも、複数の業者に依頼してみることをおすすめする。