近年スポーツブランドをファッションに取り入れることが定番となってきたため、品物はオークションサイトのヤフオクやフリマアプリのメルカリ、ラクマ、スニダン、モノカブなどで取引されていることも多い。特に人気の高いブランド、品物は高額取引されることも多々ある。
アディダスやニューバランスと同じく、ナイキも人気のブランドのひとつであるが、正規店以外で購入するにはそれなりに注意が必要だ。ここでは、ナイキの品物の本物と偽物の見分け方、購入時のポイント、どこで購入するのが安心かについて説明していく。
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ナイキとはどんなブランドか
ナイキは1968年に設立された、スポーツウエアやスニーカーなどのスポーツ関連商品を扱う世界的企業である。主要子会社にはコンバースやハーレーインターナショナルがある。ロゴマークを見かけることも多いだろう。このマークはスウッシュと呼ばれ、勢いよく動く、という意味を持ち、躍動感やスピード感を表している。
デザインは勝利の女神ニーケーの彫像の翼をモチーフにしていると言われており、1971年に商標登録されている。ちなみに社名の由来もこのニーケー(Nike)から来ている。
スポンサー活動
ナイキはスポンサー活動にも活発で、世界20ヵ国以上のサッカーチーム、アメリカバスケットボールNBA全チーム、ラグビー、クリケットなどのチームへユニフォームを提供している。
また、NFLでは2010年からライセンス契約を結んでおり、全チームにユニフォームを提供している。その他サッカー欧州三大リーグでは公式試合球の提供、アイスホッケー各国代表チームのスポンサー、日本でもマラソンフェスティバルのスポンサーを務めるなど幅広い。
あの有名選手や日本のチームとも契約
タイガー・ウッズとのスポンサー契約は長く、スキャンダルがあったにもかかわらずスポンサーを継続していた。日本においてはサッカーJリーグの鹿島、浦和、広島とパートナー契約を結んでおり、ユニフォームにはロゴが入っている。
また、2001年から2015年まで埼玉西武ライオンズのユニフォームサプライヤーで、ユニフォームにロゴマークが入っていた。日本プロ野球でブランドロゴが入ったのはこれが初めてであった。2012年からはパ・リーグと公式サプライヤー契約を結び、全6球団に機能性アンダーウェアをシーズン通して提供している。
主な製品
ナイキの主な製品はスニーカーであろう。代表的なモデルはコルテッツで、設立当初から現在に至るまで生産されている。素材もレザー、スウェード、ナイロンなど多岐にわたる。
ナイキと言えばバスケットボールシューズ、というくらい有名にしたのがエアフォース1、エアジョーダン、エアマックスだろう。
バスケットボールシューズ第一号のエアフォース1
エアフォース1は、ナイキエアを搭載したバスケットボールシューズ第一号で、1982年の発売当初は最新の機能性を搭載しており話題になった。現在でも復刻版は人気が高く、高値で取引されていることもある。
安定した人気のエアジョーダン
エアジョーダンはバスケットボール選手のマイケル・ジョーダンから名前を採ったバスケットボールシューズである。年1回のペースでモデルチェンジされ発売されるなど、現在でも人気が高い。
一大ブームとなったエアマックス
エアマックスは世界初のビジブルエアを搭載し、1987年に発売された。エアマックスはエアソールの分岐点となっており、このシューズの発売からエアソールを履くものに加えて見るものへと変えた。エアソールの目的は衝撃を和らげ、足への負担を最小限に抑えることで、舗装された道路でのランニングやトレーニング用のシューズとして最上位に挙げられている。
特に1995年に発売されたエアマックス95は爆発的に売れ、エアマックス狩りや偽物の流通など社会現象にもなった。これらによってナイキのブランドや製品の認知度は飛躍的に上がったとも言える。
ナイキの本物と偽物を見分ける方法
先にも述べたが、エアマックス95のように商品が売れ人気になると、店舗では品薄状態になる。そうなると人の心理として余計に手に入れたくなるもので、相場より高くても買う人が増えてくる。また、街中で履いている人がいれば力ずくで奪ったりする事件もあった。しかし悪質で注意すべきなのは、こうした人気に便乗して偽物を売って稼いでいる人たちだろう。
インターネットが発達してさまざまなことが調べられるため、本物と偽物を見分けることは容易になっているが、偽物を作っている側もそうした情報を持っているため、より本物に近く見分けにくいものを製造するようになっているから厄介だ。
しかし、ナイキ製品の本物と偽物を見分けるポイントはいくつかある。ここでは、主な製品のスニーカーに絞って見ていくことにする。ナイキスニーカーの偽物は人気があるのでかなり出回っている。スーパーコピー品もたくさん存在するので様々なポイントや角度から見ていただき総合的な判断が必要になる。
見た目に注目
まず比較的見分けやすいポイントとして、ロゴマークの大きさや太さ、ステッチの色、穴の数、ソールのロゴマークの位置、箱のフォントなどの違いが挙げられる。偽物は本物に比べるとロゴマークが太かったり大きかったりしてシャープさに欠ける。また同じモデルなのにステッチの幅や色が違ったり、靴紐を通す穴の数や大きさが違ったりすることもある。
あとは製造年によって異なることがあるのであまりアテにはならないが、箱に印字されている文字のフォントも本物と偽物を見分けるポイントのひとつである。これらはどちらかというと作りが雑な粗悪品によく見られるようなので、比較的見分けるのは簡単だろう。
知っていれば騙されない重要なポイント
偽造品もだんだんと精巧な作りになってきて、見分けるのが難しい場合もある。そんな場合でも偽物と本物の差が出るのが値段やサイズだ。
オークションやフリマなどで「カスタム品」「◯◯バージョン」などと謳って販売されているものは偽物と思って良い。ナイキではこういった製品は作っていないからだ。
同様に「サンプル品」と謳っているものはサイズで判断可能で、ナイキでは子供用が11.5cm、女性用は24.0cm、男性用は27.0cm、28.0cm、29.0cmのみサンプル品を作っている。そのため、これ以外のサイズのサンプル品は偽物と判断できるのだ。
安価すぎる商品には要注意
限定版やレアもの、と謳っているにも関わらず相場よりもかなり安価であったり、何足も販売しているサイトは偽物の可能性が高い。また発送から到着まで1週間以上かかる場合、偽造品の製造で知られている中国から発送される場合が考えられる。こういった製品はほぼ偽物なので、注文前によく確認すると良いだろう。
口コミや評判はじっくり確認しよう
そして正規店や公式ページからではない、インターネットでの購入は実物を見ることができないので、口コミや評判をよく確認すると良いだろう。明らかにレビュー数が少ない、良い口コミばかり並んでいる、口コミをしている人が新規の人ばかり、という場合は偽物の可能性が高いため注意した方が良い。
オークションやフリマアプリからの購入なら、できる限り詳細な写真や気になるところをアップで撮ってもらうのも偽物を掴まされないためには良いだろう。購入時期やどこで購入したのか、購入時の金額なども本物か偽物か特定する参考になる。
購入方法ごとのメリット、デメリット
見分け方が分かったといっても、購入方法はさまざまである。それぞれにメリット、デメリットがあるため、よく理解した上で購入すると納得のいく買い物ができるだろう。ナイキスニーカーは新商品やコラボ商品などを月に何回か発売していて、抽選や限定販売の品が多く、プレ値がつくことはよくある。新商品の出る頻度も多いので一時はプレ値がつくがすぐに値が落ち着いてしまうこともある。値段の変動が激しいのもナイキスニーカーの特徴でもあるので一つ売る時も買う時も注意が必要だ。このような相場の変動が激しいため、近年では投資目的でStockXやモノカブなどを通じて指値での売買も盛んとなって来ている。
正規店での購入
一番安心なのは公式ホームページや正規の小売店で購入する方法だ。この方法なら偽物を買わされるリスクはゼロに等しい。
ただし、ここでの購入は正規の値段なのでやや高く感じるかもしれない。また、過去のデザインや発売時期が古いシューズなどはすでに廃盤になっていることもあり、販売されていない可能性もある。
とはいえ販売元がしっかりしているので、実物を見られなくても安心して購入できるだろう。
大手通販サイトでの購入
楽天やZOZOTOWNなど、大手の通販サイトで購入する場合も比較的安心して購入できるだろう。大手通販サイトは出店する際のルールが厳しいため、偽物を販売している可能性は少ないと言える。
しかし、可能性がないわけではないので、購入する前には評価や口コミをきちんと確認すること、必要であれば発送元や商品の仕入れ先などを問い合わせてみることも重要だ。特に高価なものになるほど、偽物が流通している可能性は高まり、実物を見たことが内容なスニーカーほど、買った後も気づかずに履いているといった事態が想定される。改めて売ろうと思って買取店やネットオークションで売ろうと思った時に偽物であることが判明するといったリスクもあるのだ。尚、偽物をネットなどで販売することは違法となっているので要注意だ。
単にページを見ただけでは偽物か本物か見分けがつかない場合が多いので、購入するまでに少し手間がかかるのがデメリットだろう。
オークションやフリマアプリでの購入
オークションや最近利用者が増えているフリマアプリで購入する際のメリットは、過去の製品や古いもの、新品、中古関係なく売っていることだろう。
現在では正規の小売店や大手通販サイトで見かけないような商品も出品されていることがある。しかも中古品の場合は相場よりもだいぶ安価で購入することも可能だ。汚れや傷、人が使ったものに抵抗がない場合はお買い得と言える。
オークションとフリマアプリの違いは?
オークションは買い手がこのくらいの金額なら買ってもいい、という値段で入札するため、出品時と落札時の金額の差が激しいことも多々ある。価値があるもの、レア物などはオークション終了間際に金額が跳ね上がることも多い。
一方フリマアプリの場合は、売り手がこの金額で売りたい、という値段設定をして出品する。値段交渉は可能だが、人それぞれなので値引きしてくれる売り手もいれば、一切応じない売り手もいる。どちらにしてもフリマの場合は価格が上がることはない。
オークションとフリマアプリを利用する際のデメリット
これらの多くは個人の出品なので、お店のように在庫を抱えていることもなく、全く同じ商品はないに等しい。ほしいと思ったタイミングで購入しないと売り切れて手に入らないこともあるのだ。
また、中古品の場合は汚れや使用頻度がどれくらいか聞いておく方が良いだろう。せっかく安く買っても、破れていたり汚れがひどかったりして使えなかったら意味がないのだ。
あとは時折、業者のような出品者がいるのでこれには注意が必要だろう。こういう業者の中には偽造品販売を目的としているグループもいる。中国製の商品や、相場よりもやや安い値段、同じ写真の使い回しなどは偽物の可能性があるため避けた方が良い。
例えば、スニーカーダンク(スニダン)というサイトではダブル鑑定システムを導入しており、スニーカーダンク&フェイクバスターズの2社で鑑定を行う仕様が実装されている。鑑定の項目は以下のようになっている。
ダブル鑑定のチェックポイント
- ボックス、ラベルの鑑定(プリントや素材は正規品と相違がないか)
- 包装紙の素材やプリント、シューレースなどの付属品をチェック
- アウトソールの擦れ・履きジワ、履き染みを中心に着用の痕跡がないかを確認
- 中底の刺繍 ・シュータン裏やライナーに圧着・縫い付けられた内タグ
- アッパーの素材・色
- ステッチ(縫い目)の位置や精度
- ソールの高さ
- プリント・刺繍の精度や位置、滲み
- ライナー(内側)の匂い
- 箱のプリント・タグ
- ブラックライトにより発行する箇所に相違が無いか鑑定
- 鑑定士を変えて上記のチェックを二重で行う
リサイクルショップでの購入
フリマと似ているが、リサイクルショップでは偽物が売られている可能性は低い。知識があるかどうかにもよるので一概には言えないが、洋服やアクセサリーなどの買取をおこなっている業者であれば、本物の場合がほとんどである。
こういった買取業者はいくつも品物を見ていて、目利きができるスタッフも多い。また、偽物と本物を見分けるシステムができ上がっているところがほとんどなので、偽物の場合はそもそも買い取ってくれないのだ。そのため、店頭に並んでいるのはほぼ本物なので安心して購入できるだろう。
デメリットは、人気の商品はすぐに売れてしまうことだ。新品のようにいつでも入荷がある訳ではないので、ほしいものがあるなら店頭をちょこちょこ確認するしかないだろう。
ナイキの高価買取店を紹介
最後にナイキ製品の売却を考えている方むけに、おすすめの買取業者を紹介しよう。なんでも買い取っている総合リサイクルショップでは、安く買い叩かれてしまう可能性が高いので、ナイキを積極的に買い取っている良い買取店を見極められるように心がけよう。
【PR】リアルクローズ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランドのアパレル製品を中心に買取しているリアルクローズは、ナイキの取り扱いが多数ある。特に買取実績があるのはスニーカーで、箱なし、使用済みの物はもちろん、底減りや汚れ、傷あり、そしてスニーカーに多いトラブルの加水分解があっても買取が可能だ。大量のまとめ売りにも対応でき、スニーカー以外のナイキ製品も買取可能だ。ナイキのスニーカーは特に力を入れているブランドカテゴリーの一つだ。加水分解や大量買取などにも全国対応しているので、気軽に相談してみるのもよい。
買取方法は「宅配・出張・店頭」から選択できる。人気が高いのは宅配買取で、送料やその他手数料は無料。リアルクローズが用意してくれる段ボールに品物を詰めて送るだけのシンプルで簡単なシステムだ。ライフスタイルにあった形でより良いサービスを選択する事が可能である。
出張買取や店頭買取も費用は一切かからないので、売却したい品物の数量や、自身の都合に合わせて買取方法を選択しよう。
まとめ
スポーツブランドとして確固たる地位を確立しているナイキ。スポーツだけでなくファッションに取り入れることも定番となり、正規店以外でも数多く取引されているブランドの一つだ。
正規店で購入するのが安心ということは間違いないが、オークションやフリマを利用する際は今回紹介したポイントを確認しながら上手に使ってほしい。思わぬ発掘もあるかもしれない。フリマなどはやはり偽物に遭遇する確率が圧倒的に多いのである。値段が相場よりも極端に安いものには注意が必要だ。
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累計50万インストール突破のスニーカー専門フリマアプリmagiではスニーカーを安い手数料で売買することができ、購入者は鑑定・送料込で880円、出品者は5~6.6%という低い手数料でスニーカーを売買することができる。スニーカー鑑定サービスとして知名度のあるフェイクバスターズが実物を鑑定するため、偽物ではない本物をしっかりと購入することができ、匿名配送機能も用意されているので、安心して売買が可能となっている。
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