アウトドア系ファッションやストリートスタイルの定番ブランドとして世界中で人気を博しているノースフェイスだが、その人気故に比較的偽物の流通量が多くなっている。公式ショップやオンラインストアであればまだしも、街中や海外の店頭で購入する際には十分に注意を払いたいところだ。
昨今の偽物はその精巧さを増しているものの、ホログラムやファスナー、タグ、ブランドロゴの印刷位置などに注意すれば、素人目に見ても偽者と正規品を判断する事は不可能ではない。今回はせっかくの買い物で偽物を掴まされてしない為に、ノースフェイスの偽物を見破るポイント・鑑定方法・本物の見分け方を紹介していく。ノースフェイスはある時期から一気に人気が高まっている。アウトドアブランドとしても誰しもが知るブランドだ。やはり偽物も年々多くなってきているので注意が必要である。
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ノースフェイスの偽物の生産地について
ノースフェイスの偽物には複数の流通経路が存在していると言われており、それぞれ偽物としてのクオリティに差が出ている。レベルの低い偽物であれば、作りの粗悪さから一目見て偽者と判別する事も出来るだろう。
しかし精巧に作られた偽物を正規品と見分ける為には、判別する為のポイントを押さえておく事が重要だ。ノースフェイスは世界的に人気のあるブランドであり偽物の生産国も多岐に及ぶが、偽物の主な流通元は2パターンに分類出来る。
中国で生産された偽物
1つは中国で生産されるパターンだ。中国はノースフェイスに限らず、複製品や模造品の生産や流通が多くなっている。日本におけるノースフェイスの偽物の8割が中国産であるとも言われている程だ。
ベトナムなどの東南アジアで生産された偽物
そしてもう1つは、ベトナムをはじめとする東南アジアで生産されるパターンである。タイやカンボジアなどでも比較的量産されるノースフェイスの偽物であるが、取り分けベトナムからの流通量が多い事に留意しておきたい。
ベトナムは中国に次いで、複製品のメッカとして有名なのである。ベトナムでは観光客向けの商店が建ち並び、店先でノースフェイスの偽物が堂々と販売されている事も珍しくない。観光の際には特に注意しておきたいところだ。
あくまでひとつの目安として考える
ノースフェイスの偽物に中国製やベトナム製の物が多いのは事実だが、生産国が中国やベトナムであるからといってそれが偽物とは限らない。実際、ノースフェイスの公式商品の中には中国やベトナムで生産されているものもあるのだ。
生産国や購入地域・店舗はあくまでひとつの目安としてとらえ、正規品と偽物の違いは自分で見極めるポイントを把握しておく事が重要である。パッと見わかる粗悪な偽物もありますが、スーパーコピー品も中にはある。一つのポイントではなく、何個かのポイントを把握して総合的な判断が必要となる。
ノースフェイスの偽物を見分けるポイント
ノースフェイスはファッションブランドとしてさまざまなアイテムを手がけており、その種類には枚挙がない。まずはアイテムを問わず使える、正規品と偽物を見極める為のポイントをご紹介する。
ファスナーメーカーがYKKであるかどうか/YRRには注意
ノースフェイスの製品で主に使用されているファスナーメーカーは「YKK」である。基本的にファスナー部分でYKK以外のメーカーが使用されている場合は注意しておきたいところだ。
ただし、一見YKKのファスナーを使用しているように見せかけている偽物も多い。偽物に使用されているYKKもどきのファスナーは、文字が潰れていたり歪んでいる物が多い事を覚えておこう。YKKの文字の上側部分が盛り上がっており、うっすらと「YRR」のように見える場合は要注意だ。
ブランドロゴの刺繍で文字同士くっついている場合は注意
ノースフェイスのチャームポイントと言えば、その特徴的なブランドロゴだろう。ノースフェイスのブランドロゴは左側にブランド名、右側にアーチを描いたドーム状のマークがあしらわれている。
偽者のブランドロゴは刺繍が全体的に粗悪な作りになっており、文字と文字の間につなぎ糸が見えてしまって文字同士がくっついているのが特徴だ。また、RやCといったカーブが多く刺繍が難しい文字が歪んで見えるものは偽物である可能性が高い。
同様の理由から右側のドームが歪んでいるものも怪しいとみて良いだろう。正規品のブランドロゴはひとつひとつの文字がハッキリと分離しており、カーブの多い刺繍でも歪みが出る事はないのだ。
タグの文章が機械的で不自然な文章でないか
ファッションアイテムに付いているタグには、使用されている素材や洗濯表示が表記されている。輸入品の場合は翻訳された文章が表記される事になるが、偽物は翻訳が機械的で不自然な文章になっているケースが多い。
メンテナンス方法の記載が短すぎないか
正規品に付いているタグには細かくメンテナンス方法が記載されている為、文字数が多くなっている。対して偽物の場合は形だけを取りつくろっているので、比較的短い文章になっている事も覚えておきたい。
タグに使用されている生地がザラザラとしていて、安物でないか
さらにタグに使用されている生地ひとつ取っても正規品と偽物を判別する手がかりとなり得る。正規品のタグは高級感のある生地で手触りが柔らかい。偽物のタグはザラザラとした粗い手触りで、いかにも安物といった生地が用いられているのだ。
購入の際に実物を手に取れる場合でも、タグまでしっかりチェックする人は少ないだろう。しかし、不自然な日本語表記や文章の量、タグ自体の手触りは分かりやすい判別ポイントになるので押さえておきたいところだ。
ノースフェイスは他のブランドとのコラボ商品も数多くリリースしているが、コラボ商品でも同様にタグのチェックは欠かさずおこなうと良いだろう。
ホログラム加工のデザインが正しく施されているかどうか
また、正規品の商品内側に付いているタグにはホログラム加工が施されている。ホログラム内にはノースフェイスのブランドロゴがプリントされているなど、手の込んだデザインとなっている事も覚えておきたい。
ただし近年はこのホログラム加工を模している偽物も多く出回っているので、あくまでいくつかチェックするポイントの内のひとつとして捉えておく方が良いだろう。
リュックの偽物を見分ける方法
ノースフェイスのラインナップの中でも、リュックは取り分け人気が高いアイテムの1つだ。それだけにやはり偽物の流通量も多くなっている。リュックには上記で紹介したアイテム共通のチェックポイント以外にも、偽物を見極める為のポイントが存在しているので押さえて欲しい。
リュックの底部分を触ってみて分厚くしっかりとした仕上がりかどうか
実物を触る事の出来るケースならば、リュックの底部分の感触を確かめる事で偽者と正規品を見分ける事ができる。正規品のリュックは底部分にも上質な素材が使用されており、使い勝手を考慮して丁寧に作りこまれているので分厚くしっかりとした仕上がりになっているのだ。
一方、偽物は底がペラペラと薄くなっており、手触りだけでも十分にその違いを感じる事ができる。偽物は基本的に目に見えない部分でコストダウンを図っているのだ。
バックルの留め具が平たいデザインになっていないか/留め具が隆起しているか
あまり知られていないポイントではあるが、ノースフェイスのリュックに採用されているバックルは緊急時に笛として利用出来るデザインが施されている。その為、バックルの留め具に隆起している部分があるのだ。
偽物にはこの笛部分を模していないものが多く、バックルの留め具は平たいデザインになっている。
細かいデザインの違いとして背中にあたる箇所に凹凸加工が細かく施されているかどうか
ノースフェイスのリュックには実用性を兼ねた細かいデザインが随所に施されている。例えば、リュックが背中に接地する部分には心地よいフィット感を演出する為に、細かい凹凸加工が施されているのだ。
偽物の場合はコストや技術力の問題から、こうした細かい凹凸加工が施されたものは少ない。また、ファスナーは開閉しやすいように持ち手が丈夫で大きく握りやすいものが採用されている。
偽物のファスナーは小さくチープな作りである事が多く、作りの粗悪さをごまかす為にノースフェイスのブランドロゴを配置しているものまであるのだ。
ジャケットの偽物を見分ける方法
ノースフェイスの人気アイテムとしてリュックと双璧をなしているのがジャケットだ。ジャケット特有の正規品と偽物を判別するポイントとしては、ノースフェイスのブランドロゴが配置されている位置があげられる。
ブランドロゴの配置がずれていないか/バックデザインの場合の位置に注意
ノースフェイスのジャケットに刺繍されるブランドロゴには定位置があり、基本的には左胸の部分にブランドロゴのマークが配置されている。この位置にブランドロゴマークがないものは要注意だ。もちろん、前述した刺繍のクオリティもあわせてチェックしておきたいところである。
ただしブランドロゴの配置には例外がある。それがバックデザインのパターンだ。バックデザインの場合、ブランドロゴのマークは右肩部分に配置される事になるので注意したい。
人気商品ゴアテックスは偽物が多い/異常に安い価格で売られていないか
ジャケットの人気商品「ゴアテックス」には要注意だ。ノースフェイスの根幹はアウトドアブランドであり、機能的に優れた商品をいくつもリリースしている。ジャケットもその例外ではなく、ゴアテックスと呼ばれる素材を使用した商品が人気だ。
ゴアテックスは防水機能と透湿機能に優れ、アウトドアジャケットにもってこいの素材となっている。その機能性の高さから相応の価格設定になっている事も多いが、セール品を装って偽者が多く出回るのだ。
商標ロゴ「GORE-TEX®」の文字がしっかりと特徴的な状態であるか
ノースフェイスのゴアテックス商品には「GORE-TEX®」の商標ロゴが刺繍されており、新旧2つのデザインが存在している。新しい商標ロゴは「R」の文字が特徴的なデザインとなっており、正規品と偽物を見分ける為には両方のデザインを把握しておきたい。
商標ロゴ「GORE-TEX®XCR」の後ろに®がついていないか
「GORE-TEX®XCR」シリーズの場合、偽物の商標ロゴにはXCRの後ろにも®が付いていることがある。商標を示す®はGORE-TEXの後ろにだけついている事を覚えておこう。
人気シリーズのゴアテックス商品を購入する際は、ブランドや商標ロゴの刺繍クオリティを特によく確認しておく事が望ましい。
通販サイト、鑑定サービス付きのフリマアプリでも大手なら安心とは限らない
ノースフェイスの公式ショップなどが近場にない場合、通信販売を利用する人も多いだろう。便利な反面、実際に手にとって確認できない分、偽者のリスクをともなうというのが現実だ。特に最近話題のスニーカーダンクなどの鑑定サービス付きフリマアプリであっても、偽物を本物として鑑定を通過してしまう事例が見られる。鑑定もあくまで人間がチェックする行為であるため、安心はなかなか難しい。
公式ショップや正規代理店を利用しよう
大手通信販売モールにはノースフェイスの公式ショップや正規代理店の他にも、さまざまな古着ショップが軒を連ねている。中には個人商店を名乗るショップも少なくないが、可能な限り公式ショップや正規代理店のGOLDWINなどを利用するのが良いだろう。
公式ショップ以外の店舗
公式ショップ以外の店舗では、価格競争を生き抜くためにノースフェイスのような有名ブランドであってもセール品として出品する事がある。消費者が偽物を掴みやすいのは、こうした商品が安くなるタイミングだろう。
通信販売で偽物を掴まされない為の方法としては、ショップに問い合わせてこちらが指定した任意の商品画像を送ってもらう事があげられる。例えばブランドロゴの刺繍や配置であったり、内部タグのメンテナンス解説部分やホログラムなど見た目だけで判断出来るポイントを指定すると良いだろう。
通信販売を利用する際にはこうした一手間で正規品である事を確認するのが重要だ。
なお、購入した上でフェイクバスターズという鑑定サービスのクイック鑑定やコンプリート鑑定に依頼してみるのも手であろう。
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まとめ
ノースフェイスの偽物と本物の見分け方をご紹介した。本物か偽物かを見極めるには、中国やベトナムで生産されたものかどうかをひとつの目安として、ファスナーやブランドロゴの刺繍、タグなどに注視してほしい。
また、リュックやジャケットは人気商品で偽物が多く出回るので購入の際は特に注意したい。公式ショップや正規代理店を利用せず、ネットで購入する場合は、ショップに問い合わせてこちらが指定した任意の商品画像を送ってもらうなどして正規品か偽物か判断してほしい。
近年の偽物は精巧さを増しているものの、素人目に見ても偽者と正規品を判断する事は不可能ではない。ご紹介したようなさまざまなポイントに注意しながら正真正銘の正規品を手に入れてほしい。
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